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露出マゾの妄想3

『催眠術』

とある会場に集まった千人を超える観客。
その舞台に、今カリスマ美人催眠術師として活躍する引田天子がショーを繰り広げていた。
「ピーピー! ピーピー!」
「はい!」 (パチン)
「はっ、あたし、今」
「あなたは今、鳥になっていたのよ」
天子の見事な催眠術に会場から拍手が送られる。
「キャー!  天子さん素敵~!」
「彼女に掛かれば、誰でも操り人形にされちゃうわね」
会場は、ほぼ九割が天子に憧れる女性客たちで占められていた。
そんな中、
「へっ、どうせ芝居でもさせてんだろ!」
「とんだイカサマ催眠術師だぜ!」
と、いちゃもんを付ける声が上がった。
声の主は中学生の男の子二人。
「フッ、必ずいるのよね、そういうこと言う人。 そう、じゃあ自分自身で確かめてみたら?」
「俺たちが?」
「そうよ、舞台へどーぞ」
「よーし、俺たちで化けの皮を剥がしてやろうぜ」
「おう!」
舞台に上がった男の子二人に、会場からブーイングが上がる。
「二人とも掛からない自信があるみたいだけど、今まで催眠術を掛けられたことはあるの?」
「ないけど」
「やっぱりね、そんな根拠のない自信振りかざしてると痛い目見るわよ」
「さっさと掛けてもらおうか」
「それじゃ二人とも目を瞑って」
天子は、目を瞑った二人の頭を軽く揺さ振った。
「はい! 目を開けていいわよ」
二人が目を開けると、
「ほら、もう掛かっちゃったわ。 目を見れば分かるのよ」
天子の言葉に、会場から歓声が沸く。
「じゃあ先ずは、私に暴言を吐いた罰として、二人には豚にでもなってもらおうかしら。 さあ、君たちは豚よ!」
「ブヒ! ブヒ! ブヒ!」
男の子二人が豚の鳴き真似を始めると、会場から大歓声が上がる。
「はい、次は猿よ!」
「ウッキー! ウッキッキー!」
「お次は犬!」
「ワン! ワンワン!」
「はい、お手!」
「キャハハハ!!」
天子の言うとおり、次から次へと動物の鳴き声や仕草を真似する男の子二人に、会場は大爆笑。
「じゃあ最後に、この会場は女性が多いみたいなので、フフッ、とっておきのショーをご覧にいれるわ」
天子の言葉に、会場が一瞬静まり返る。
「じゃあ君たちは5才児で、私はお母さん。 さあ二人ともお風呂に入りなさい!」
すると二人は、おもむろに衣服を脱ぎ始めた。
その行動に、会場は大盛り上がり。
男の子二人は、何の躊躇もなく衣服を脱いでいった。 本当に5才児のように。
そして二人がパンツを脱いだ瞬間、会場から今日一番の歓声が上がる。
「あら~、二人とも、おチンチンの方は本当に5才児みたいね」
天子がそう言って、男の子たちのおチンチンを携帯カメラで撮った。
一部の男性客から、やり過ぎだという声が上がったが、九割を占める女性客たちの歓声に掻き消された。
そして暫くの間、男の子二人は、大勢の女性たちの前に全裸フルチン姿を晒したのだ。
「じゃそろそろ催眠術を解いてあげるわ。 どんな顔するか楽しみね~」
(パチン)
天子が指を鳴らすと、男の子二人が我に返る。
「はっ、えっ、わあああああ!!」
二人は、自分たちが素っ裸なのに気付くと、慌てて股間を両手で隠した。
その仕草が面白かったのか、会場は大爆笑。
「どう? 私の催眠術、これで信じてもらえたかしら。 これが芝居なら君たち露出狂ね」
天子の言葉にまたまた会場は大爆笑。
男の子二人は、脱いだ衣服を掻き集め、逃げるように会場を出て行った。
ショーは最高潮に盛り上がり、会場からは天子に拍手喝采が送られた。

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純愛・恋愛 | 【2024-03-18(Mon) 16:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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