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フィフティーンラブ~金網越しの青春

エロに目覚めたのは、テニス部の彼と付き合っていた高1のときです。
目覚めたというか、それ以前から妄想は半端なかったんだけど、あるきっかけで。
 
彼は真面目ぶった人で、彼もほんとは頭の中でいろいろ考えていたと思うけど、
私の前でエッチに興味がある様子を見せることはまだなかった。
私もそうだったので、よそよそしい関係が続いてて、なかなか進展しなかったです。
半年以上付き合ってて、まだキスもしてなくて、何かきっかけが欲しいなとは思ってた。
耳年増の私はオナニーという行為や、いろいろなやり方があるらしいことも知っていた。
でもあそこがむずむずすることはあっても怖くて恥ずかしくて、やってみたことはなかった。
 
彼とは学校は別々で、私は1年生、彼は2年生だった。
彼の高校のテニスコートは公道(裏通り)沿いにあるので、私は学校帰りに時々練習を覗いたりしてた。
金網越しに見る彼は一生懸命動いていて、足の筋肉の動きと汗だくの姿に萌え萌え(*´З`*)))
顔は正直かっこよくはないけど、彼の体型が好みだった。
いつかあの体に抱かれるのね(。v_v)ポッ♪などとむっつりエロ乙女な妄想をしてドキドキしたりしてた。
 
ところで彼は、試合が近くなると私にラケットを持たせて「パワー入れて!」
と言うのがお決まりになっていた。
私はラケットを抱きしめて、勝ちますように!とか適当にお祈りをする。
彼女の勤めみたいな感じってだけで、ご利益はあったりなかったりだったかな。
 
さて練習を覗いてたその日、普段練習中は私を見てくれない彼が金網の方に近付いてきた。
 
たまたまこれから練習試合するみたいで、ラケットにパワー入れて!と言われた。
金網越しには受け取れないので、
 
彼はラケットのグリップを
 
ひし形の金網の間から、
 
にょきっと突き出してきた…。
 
それがタマタマ股間の高さだったから!
私は彼のちんちんを連想してしまった!
 
真面目な女子を演じてきた心が、完全に折れたわけじゃないけど、
 
「何か変だね」と照れ笑いしてしまった。
 
彼は慌ててラケットを引っ張り抜くと、今度は胸の高さからグリップを出してきた。
かえってそれが、お互いに変なことを考えてしまったことを証明していた。
 
私は、彼の勃起したちんちんが金網越しに突き出されていることをイメージしながら、
両手でやさしくラケットのグリップを握って、頬ずりをした。
したこともないフェラチオを思い浮かべた。
私の顔をじーっと見ている彼に、意味ありげなつもりの笑顔で「勝ってね!」と言った。
 
彼は試合に勝った。
数段格上のはずの相手が、その日は彼に手も足も出なかった。
 
彼の躍動を見て興奮して、私は初めて、エッチな意味で体が熱くなるのを実感した。
自然に濡れてきてるような気がした。
思春期の女としての健全な性欲以上の、自分のエロい部分を悟って、
恥ずかしくて、体はむずむずして、いても立ってもいられなかった。
 
試合のあと整理運動も終わって、彼の部活は終了。
私はずっと外で彼を見つめていた。
 
このあと彼が学校から出てきたら、抱きつきたい!できたらキスしたい!
今日は絶対、一緒に帰りながら、ばいばいするときにキスまでは絶対する!と決めた。
気ばかり焦って、金網の外をうろうろしながら、彼を待ってた。
彼はなかなか学校の外に出てこない。
するとしばらくして、金網の内側から私に駆け寄って来た。
 
何で外に出てこないの~!
かっこよかったよ、大好き!とか言いながら抱きつくことを妄想してたのに、
また金網越しですかー(・д・`*)ハァ…と、ちょっとイライラ。
 
でも彼が照れながら恥ずかしそうな顔で「おかげで勝てたよ。ありがとう」
と言った時にきゅーん(*´ェ`*)となってしまった。
 
そして金網越しに初めてのキスをした。
ひし形の隙間にお互いの唇を合わせてちゅっちゅってした。
私は(彼も)ものすごく興奮してたと思う。
金網がなかったら思いっ切り抱きついて、舌も入れてたかも知れない。
金網のおかげで、かわいらしいロマンチックな場面になったと思う。
 
初めてのエッチはそれからしばらくして彼の部屋でだったけど、初めてのフェラチオは金網越しだった。
夜のテニスコートから裏通りに向かって飛び立つ精液はきらきらして見えて、とてもロマンチックだった。

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純愛・恋愛 | 【2016-04-14(Thu) 20:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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