す・・す・・好きなんです②・・・4
私の<初めて>。
大介さんと…私の<初めて>。
ずっと、望んでた。
子供の頃からの夢…だったから。
好きな人とスルこと…、夢だったから…。
大介さんに、捧げることが出来て…、
嬉しかった。
凄く、嬉しい。
大好きな人と、初めてを出来るというコトは、
幸せなコトでした。
「じゃあ、帰るよ。」
あの扉を開けて、…帰ってしまう、大介さん。
貴方が好きだと言えずにいたら、
きっと、立ち去る貴方に、
何も言えずに、
ただ、見送るだけだった。
側にいれたらいいのに…って、思うのに、
貴方に似合わない私は、
大好きなその背中を、ただ…、見送るだけだった。
今、
貴方がいてくれて、嬉しい。
微笑んでくれて、嬉しい。
話せて、嬉しい。
優しくしてくれて、嬉しい。
貴方がいてくれて、嬉しい。
そうして。
私はまた、
大介さんを、独り占めに、するのでした。
「ごめんね。
来てもらって…。」
「いいよっ。
どうした?」
「…うん。」
「何かあった?」
「・・・・・。」
「・・話したかっただけ・・。」
「・・・・・。」
ぎゅぅ…。
「会いたかった だけ・・。」
「…俺も、会いたかったよ…。」
ぎゅう…。
「あ…。」
大介さんも、抱きしめてくれる。
「・・・・・。」
「・・・・・。」
あぁ…。
ドキドキ…してる。
もう、男性…知ってるのに…。
もう、何度も、大介さんと…シテル(恥)…のに…。
なのに、初めての頃のままみたいに…、
女の子の頃みたいに…、ドキドキしてる…。
そっか。
…大介さんだから…なんだ。
男性を知らないとか、じゃなくて、
好きな人…だから。
大介さんだから…、なんだ。
こんなにドキドキしちゃうのは…。
…でも ね。
今日の私…、
ずっと、「おあずけ」ばっかりだったから…ね?
いぢわるな大介さんに、
「おあずけだよ」…って、永~……い間、
されてたから…。
凄~……く、お腹、空いちゃってるから…。
大~……好きな私の、
イケナ~……イご主人様に、
…お仕置き…
しちゃおうと、思ってるの…。
鍵だって、
もう、かけちゃったんだからね。
ぎゅぅ…っ。
「大介さん。大好き…。」
…凄~…く、お腹、
空いちゃってるんだから… ね…。
・・続き、書きます・・
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