なかよし撮影会
1987年、私、マリ子はS学五年生……って、完全にトシばれるじゃないの。
私はカメラに夢中だった。パパがカメラマニアだからその影響ね。
友達と遊ぶときはもちろん、時には小さなカメラをランドセルに入れて、学校で写真を撮ったりした。
今と違ってフィルムカメラだから、カメラは子どもが自由に使えるようなものじゃなかった。
私が持ってるカメラだって、オモチャに毛がはえたみたいなものだった。
でも、そのころ日本の小型カメラは毎週のように新しい機能を持った機種が登場してて、私は写真屋さんに行くたびにカタログをもらって、
「このカメラだと、どんな写真が撮れるのかしら。」
なんて思いながら見つめてた。
━☆━
7月近くになったころ、私は仲よしのユウ子といっしょに、クミ子ん家でお勉強会をしてた。
お勉強はウソで、ホントは自分達で書いたラブストーリーを見せ合ってたんだけどね。
クミ子ん家は一戸建て。それに自分だけのお部屋がある。
団地住まいの私やユウ子はうらやましく見てた。
しばらくストーリーについて話してると、ユウ子が私のルーズリーフをつついて、
「ねえねえ、今日は例のヤツ、持って来てるの?」と聞いた。
私がうなずくとクミ子が、
「例のヤツって何?」と食いついてきた。
私は「絶対ナイショだからね。」と言ってルーズリーフを開き、クミ子に見せた。
クミ「わ、これロリータヌードってヤツでしょ。」
私「そう。私達と同じくらいの外国の女の子がハダカになってるの。」
クミ「え……これってアソコを黒く塗ってないのね。」
ユウ「まだ子どものヌードだから、別にいいらしいよ。」
クミ「でも、この子なんかアソコに指を突っ込んでるよ……それに、この子達なんか……」
クミ子が指さした写真では女の子が二人、一人は座って股をひろげて、一人は立って、
クミ「オシッコしちゃってる…… すごい…… 外国じゃ、女の子はこんなエッチなことしてる写真撮ってるんだ……」
私はクミ子に言った。
「ねえ、クミ子もヌード写真撮ってみない?」
クミ子はヌード写真を見たまま黙ってる。
ユウ子がクミ子にささやくように言った。
「ほら、テレビでもよく女の人が『若い日の思い出にヌード写真を撮る』なんて事やってるじゃない。撮ろうよ。クミ子ちゃんなら、この子達よりずっとプロポーションいいし。キレイなヌードが撮れるよ。」
そう言うとユウ子は、スルスルと服を脱いでいった。私もパンティーまで脱いで、真っ裸になった。
私「ほら、私達 ハダカになったんだから、クミ子ちゃんも脱ごう!」
クミ子は私達の気迫に押されたのか、
「わかった……でも、脱ぐところはイヤだから、ちょっと待ってて。」
クミ子はベッドに座ってタオルケットを頭の上からすっぽりかぶった。
タオルケットの中でもぞもぞ動いてるクミ子を見ながら、私はカメラの準備をした。
━━☆━━
ベッドの上で、あお向けに寝たクミ子から撮影が始まった。
ユウ子が言ったとおり、クミ子のプロポーションは外国の女の子よりずっといい。
何よりカワイイ。
(こんなクミ子を、どんな風に撮ろうかしら……)と考えてると、ユウ子がいきなり、ベッドのクミ子に抱きついた。
「キャッ!」
クミ子が叫んでもおかまいなし。クミ子のおっぱいを軽くもみながらユウ子は、
「クミ子ちゃん、意外とボインやわらかいのね。」と言いながら、チラリと私を見た。
(そっか。『レズビアン』を撮れってことなのか。)
私はカメラを構えてシャッターを押した。
パシャッ!
フラッシュがベッドを真っ白に走る。
クミ子は身体をピクッと動かした。
ユウ子はおっぱいの先にキスをしながら私をチラリと見た。
パシャッ!
フラッシュが光ってもクミ子は目をぼんやり開いて、ユウ子がおっぱいを吸っているのを楽しんでる感じだ。
私はカメラをかまえながら、ふと窓の向こうが気になった。
「ねえ、そこのベランダで撮らない? 部屋の中だとフラッシュ光ってばかりで、電池なくなりそうなの。」
クミ子は身体を起こして言った。
「そうね……別にまわりにのぞかれそうな所ないし、そうしましょうか。」
ベランダと言っても、私ん団地のベランダとは違う。
ちょっとした部屋くらいの広さがある。
クミ子はベランダに置いてある椅子に座ってポーズをとった。
「どう、『エマニエル夫人』みたいでしょ?」
だいぶヌード撮影に慣れてきたみたいだ。
やっぱり明るい外だと、フラッシュに電気がたまるまで待つっていうイライラがなくてすむ。
それに……太陽の光の中で見るクミ子やユウ子のハダカは、すごくキレイに輝いている。
ふだん外の風を浴びることのない、アソコがとても嬉しそうな「表情」を見せてる。
私の このカメラは、1.2mまでしか近づけないのがすごくくやしい……
(クミ子とユウ子のキレイなワレメで、画面をいっぱいにしたいなぁ~)なんて思ってると、ユウ子が言った。
「ごめん、クミ子ちゃん。おトイレかして。オシッコしたくなったの……」
するとクミ子は言った。
「あら、ここですればいいじゃない。」
私もユウ子も頭に「?」マークがうかんだ。クミ子はつづけて言った。
「私もオシッコしたいの。だから二人いっしょにオシッコして、マリ子さんに撮ってもらいましょうよ。あの外国の女の子達みたいな感じで。そこに水道があるから、オシッコはあとで流せばいいでしょ。」
━━━☆━━━
数日後、私はユウ子と二人で写真屋さんの奥のソファーベッドに寝そべりながら、写真を眺めてた。
ユウ「やっぱりクミ子ちゃん、ハダカになっても品があるわよね。」
私「悔しかったわ……私、撮るだけだったもん。私だってクミ子ちゃんのおっぱいにキスしたかったよ~」
ユウ「また……撮影とは別にクミ子ちゃん家行ってエッチすればいいじゃない。」
私「う──ん、それじゃ物足りないよ~ やっぱり私、写真魔目指してるんだもん。」
そこへ、写真屋さんのオヤジがやってきた。
オヤジ「ほら、二人でオシッコしてる写真も仕上がってきたよ。」
私「ありがとう……やった~ 決定的瞬間も撮れてる!」
ユウ「ホント、クミ子ちゃんの立ちション 一直線で吹き出してるわね。」
ホントならこんな写真、写真屋さんで現像や焼き付けしてもらえるはずないんだ。
だけど私、小さい時からパパのお使いでよくこの写真屋さんに来て「お得意さん」だし、第一……
私はこのオヤジから頼まれて、カメラやフィルムをタダで使わせてもらって、学校の女の子達の写真を撮ってるんだ。
もちろん、ルーズリーフにはさんだ子どものヌード写真も、オヤジが私に貸してくれてる。
同じ年頃の女の子達が、ハダカでエッチな事してる姿を見せて、「自分もエッチな事ができる」気にさせていく……って。
………………
私「ねえ、次は誰がいいかしら。低学年の女の子ってのもいいわね。」
ユウ「また、私に女の子を勧誘させる気?」
これは、1987年って時代のお話。
こんなお話が、ずっと続きそうな勢いがあった時代。
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