ふんどし女
10数年前に、地方の神事に参加した時の話です。
ある地方の小さな町に、結婚前の若者が冬の海に入り神に一年の安全を祈る神事があります。
男性はふんどし、女性は白装束で凍るような冷たい海にズブズブ入って行き、
神主さんのような方が祈りをささげるというものです。
その町に親戚がいる私は、中学生の頃からタイミングが合えば参加させてもらっていましたが、
だんだん部活や塾通いが忙しくなり、敬遠するようになっていました。
しかし私が大学3年の年は地元の参加者が特に少なかったらしく、何度も誘いの電話が。
東京に住んでいる学生にとってその地方は簡単に行ける距離ではなかったのですが、
「交通費と小遣いを出すから」という甘い誘惑に負けて行くことにしました。
すると、驚くことというか嬉しいことというか、が待っていました。
10人ほどいた女性参加者のうち3人が、なんと「ふんどしに晒」姿でした。
ヤンキーとかギャルってわけでもなく、いたってフツーの学生風の娘たちです。
特別かわいいというわけではありませんでしたが、ふんどしのおかげで2倍増しに見えます。
あとで聞いたら、その3人は私のように県外から来た地元民の親戚だったのですが、
白装束を知らなかったわけではなく、気合を入れるために敢えてふんどしになったそうです。
もうこうなると男たちは神事どころではありません。
最初に浜で神主さんが簡単な儀式をするんですが、その間もずっとソワソワキョロキョロ。
いつもなら奇声を上げて我先にと海に入っていく男たちが女性たちの後ろについてモゾモゾ。
逆にいつもなら終わったとたんに我先にと出てくる男たちが、なぜか海の中でダラダラ。
そしてふんどし女性3人が海から出る時は、そのプリプリのお尻を凝視です。
待機してる係の人たちにすぐにバスタオルをかけられてしまうので一瞬も見逃せません。
前垂れがペタッっと張り付いて少し黒いものが透けてるようなところも目に焼き付けます。
私は海水の冷たさにも負けずビンビン。たぶんみんなそうだったと思います。
だってなかなか海から出ませんでしたから。
終わった後の宴会でも、ふんどし3人娘は男性陣に取り囲まれ大人気でした。
以後、その神事には3回参加しましたが、女性のふんどしを見たことはありません。
私はすっかり女性のふんどし姿フェチになってしまいましたが…。
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