す・・す・・好きなんです・…1
「ねぇっ。
海に行こっ。」
「息抜き…、付き合って?」
「息抜きか…。
いいよっ。付き合うよ。」
海まで、ドライブ。
割と長い道のり。
大介さんの隣…、助手席で。
「ごめんね。突然、付き合せて…。
海…見たくって。」
「いや…っ。いいよ。
定番だよな。息抜きに海っ…ていうのは。」
「俺も息抜きになるし。」
「ありがと。
…これ、お礼…。」
「出たな。みかん!」
「ふふふ。」
楽しい、海までの、割と長い道のり。
綺麗な景色と、楽しい会話。
運転してくれてる、私の友達、大介さん。
…さん、付けなのは、年上だから。
海まで、あっという間でした。
「風、少し…強いな。」
「そうだね。
でも、気持ちいい…。」
「そうだな。
こういう風も、海に合う。」
波打ち際を、歩く。
二人で、歩く。
綺麗な、海だ。
「悪い。ちょっと待ってて。…トイレ。」
「うん。行っトイレ。」
「…風のせいか。少し寒いのは…。」
「ふふふ。」
楽しい、海での時間。
「お待たせ。
ノド、乾いたから。ついでにっ。
…はいっ。」
「ありがとう。
出た。…みかんジュース。」
「好きだろ。みかん。」
「う…、うん。」
クスクス笑ってる。
車で食べてた私への、イタズラ…。
イタズラ好き…?な、私の友達、大介さん。
楽しい、海での時間。
日が暮れそうな時間に…。
「今日…ありがと。」
行きより、紅く色付いた車内。
忘れないうちに、お礼を…。
「いいよ。
俺もしたかったトコロだから。
息抜き、ね。」
「ホント?良かった。」
「うん。」
「……。」
こういう歌、好きなんだ。
車内には、歌が、流れています。
私も、好きだな。…この歌…。
「…………。」
「ねぇ。この後、
…空いてる?」
「空いてるよ。
…どうした?飲みたいとか?」
「そういうのも、いいけど…、
教えて欲しいことがあるんだ。
ちょっと、寄って行ってくれる?」
「いいよ。」
「場所はね…。」
場所は…、
…あの、場所…です。
…続き、書きます…。
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