ロリ系な姉6
[時すでに遅し]という言葉が今の状況のことを差すんだと冷静な自己満足的感情とは裏腹に、なぜか裕美姉ははにかんでいた。「どうしたの?裕美姉。」とストレートに疑問をぶつけると裕美姉は我に返ったかの様に肩でリアクションをした。「ふぇ!?なっ、何でもないよ!!誰も、圭ちゃんとの甘ーい日々を想像してたなんて言わないよ!?」いや、普通に漏れてますよ?本音。「はぅ!?喋っちゃった。圭ちゃんいつの間にそんな技を?お姉ちゃん、聞いてないよ?」と、裕美姉は頬を膨らまして言った。イヤまぁ、貴方の完全なる自滅ですよ?ハイ。「えへへ・・・お姉ちゃんと圭ちゃん、<コイビト>になったんだよね?」裕美姉は幸せを噛みしめる様に呟いた。「うっ、うん・・・」心境は先ほどとは一変、気恥ずかしさで胸が一杯になる。「これからもずっと一緒に居ようね、圭ちゃん♪」その日、その時に自分の胸の内に強く誓いをた立てたのは、俺しか知らないのであった。
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