窓からお尻を
(●高校2年生の時の体験)
「男性に見られることに興奮を覚えることに気づいたのは,高校2年生になったばかりのことでした。
その日,私は日直でしたので,世界史の先生の言いつけで,授業中に使用する資料プリントを教室まで運んでいたのです。
クラス全員の分ですから,両手で抱えるようにしなければ持てません。
職員室を出て,2階にある教室へ行こうと生徒玄関前の階段を登っている時です。
猛烈な春風が,戸を開けていた生徒玄関から入り込み,階段を伝って吹き上げたのです。
足に風が絡みついたと思った瞬間,フワッとスカートがまくれあがりました。
「キャー」
と叫んだものの,両手はプリントを抱えているのでどうすることもできませんでした。」
この時,智子さん(仮名)が声をあげ,慌てるのを見ていた一人のクラスメートがいた。それも彼女が憧れていた男子生徒である。
ただ,彼女がスポーツマンで優等生の彼に一方的に憧れていただけではあったが。
スカートがまくれ上がっている間,智子さんが驚いたように,彼も驚いた。そして,次に恥ずかしさからか,彼は顔を赤くしてうつむいてしまった。
「彼が恥ずかしいように,私も恥ずかしかったのです。
だって,パンティまですっかり見られてしまったからです。あの時は,確か白だったと思います。
でも,それと同時に,何やら不思議な感じがありました。
それは,私にさえ思いがけないものでした。
彼にもっと見てもらいたかったという感情なのです。
もっとじっと見てもらって,私自身,もっと恥ずかしい気持ちになってみたいと思ったのです。」
智子さんにとって,この恥ずかしさは,今まで感じたことのないものだった。
単に恥ずかしいというのではなく,他の感情と複雑に絡みあい,彼女自身にも理解することのできない魅力を持っていた。
それが,智子さんを引きずり込んでいく。
また,彼女の頭の隅では,その魅力に引きずり込まれまいとする考えもあった。
逆に,それが強くなればなるほどに,恥ずかしいめに会いたいという欲求も強くなってくるのだった。
(もう一度,彼にスカートの中を覗かれてみたい,そして恥ずかしい思いをしたい)
智子さんは,いつしかそんな願望を抱くようになった。
しかし,その願望も満たされることなく,智子さんは大学生になった。
そして,二年になった時の初夏である。
(●窓から隣の高校生へ)
「私は,テニスクラブに入っていました。
コートが近くにあったものですから,練習が終わるとテニスウェアのまま,家に帰り,シャワーを浴びるというのが日課でした。
ちょうど,私の隣の部屋がシャワールームなので,それを浴びた後はバスタオルを体に巻いて,自室でぶらぶらするのです。
ところが,テニスの後の火照った身体に,閉め切ったままの部屋は暑すぎてたまりません。それで,窓を開けはなったまま過ごします。
ちょうどいい具合に,私の部屋に向かい合った隣家の部屋は高校生の男の子のものだったため,日昼,居ることはなかったのです。」
智子さんは,いつものように,テニスの後シャワーを浴びて,窓を開けはなったまま,部屋の中にいた。
その日は,いつになく暑かったので,バスタオルを体に巻きつけるのさえ嫌に思えて,パンティ1枚の姿でいた。
音楽をかけ,ジュースを飲みながら,何気なく外を見た時である。
一瞬,隣家の窓に人影が見えたが,フッと消えた。
「私の部屋を隣の高校生が覗いていたのです。
私が見返すと,窓影に隠れ,壁にピタリと寄り添って,視線だけはこちらに向けているのです。
どうやら病気で学校を休んだらしく,パジャマ姿でした。
どうして,私が彼の服装までわかったかと言えば,彼の部屋には大きな鏡がかけてあり,緊張しながら,こちらを覗き見ている彼の姿が映っていたのです。
それに彼は気づかないらしく,じっとこちらを見ているばかりです。」
智子さんは,この時,高校生の姿を見て,忘れていた高校2年生の時の事件を思い出しました。
緊張に身を固くしている姿は,顔を赤くしてうつむいていた,憧れの彼と二重映しになって,智子さんに興奮を覚えさせたのである。
しかし,彼女は,すでにあれから,いくらかの性体験を積んでいた。高校2年の時のようなうぶな反応はなかった。
恥ずかしい姿態を見てもらいたいという欲望とともに,悪戯心がうずいた。
「私はわざわざ,パンティ1枚の裸体をセクシーにくねらせてみたりしたのです。
鏡に映っている彼の姿は,いっそう緊張度を増して,唾液を飲むのさえわかりました。
あー,私の裸を見て興奮している男性がいる。
そんな思いが頭をよぎると,胸の鼓動が次第に速まってくるのでした。」
彼が興奮度をあげていくのに連れ,彼女も次第に興奮しだし,パンティの中に指を入れ,一番感じる部分を刺激し始めた。
すると,とうとう彼は堪えきれなくなってしまったのか,パジャマのズボンとブリーフを脱ぎ捨て,勃起したものを握りしめた。
「私は,この時ほど,見られていることを強く感じたことはありませんでした。
刺激を加える指先よりも,物陰から見ている彼の視線が,まるで,今,彼が握りしめているもののように突き刺してくるのがたまらなかったのです。
私は,彼の視線に囚われたい欲求で,パンティを脱ぎ捨てました。
そして,もっともっと,視線で犯されたい。そんな思いが体中を駆け抜けたのです。
私のアソコから彼の目が入り込み,興奮して火照っている私の体の奥川まで覗いてもらいたい。
赤い肉襞や,お尻の穴,そして内蔵までも彼の前に晒してみたくなったのです。
そんな思いで,彼の部屋に向かって,太腿を拡げ,股間を突き出すようにして,指でアソコを左右に開いたのです。
でも,彼が覗いているのを,私が知ってやっているのを気づかれては,気の弱そうな彼のことですから,もう,覗かなくなってしまうかもしれません。
それで,いかにも,オナニーの延長のように演技する必要もありました。」
智子さんが,股間を晒しながら,鏡に映る彼の姿を見る。
彼は,懸命に自分自身のものを握りしめている。
その姿に彼女はますます興奮を覚え,同時に,体の奥の奥まで晒したい衝動に駆られた。
そして,彼が放出した瞬間,彼女は性交では得られない,快感を味わったのである。
「彼の精液が放出された時,私の股間にも熱いものが飛び散ったような感じでした。
彼の目で,私の肉襞が,肛門が犯され,しだいに赤く熱く燃えだしてきて,彼の放出するのを見た瞬間,見られていた個所が,一気に爆発したような感じだったのです。
その熱い爆風が,腸を駆け登り,胃の中にまで達して,胸をぎゅっと締めつけるような快感があったのです。」
この事件をきっかけにして,智子さんは,彼にこんな形で10回くらい,体の内部を見せつけたのだった。
が,秋になり寒くなり始めると,むやみに窓を開け放つこともできなくなり,仮に,開けはなったとしても,露出狂と思われるのには抵抗があった。
しかし,智子さんから秘部を晒したい欲望が消えたわけではない。
日増しに,募ってくるばかりなのである。
テニスウェアも,以前着ていたスカートよりも短めのものを付けるようになった。
また,テニスで知り合った彼とのセックスの時でも,彼に秘部をじっと見てもらうのであるが,彼はすぐに,
「見るより,した方がいいに決まってる」
と言って,智子さんにかぶさってくる。
そんなセックスでは,彼女は満足できなかった。
彼にそんな思いを告白すると,智子さんを「露出狂」呼ばわりして,つきあうのさえ止めてしまったのである。
(秘部を男性の眼前に晒し,視線で犯されたい)
そんな思いは,とどまるところなく,彼と別れてからますます激しくなってきたのである。
隣家の高校生も,地方の大学に入ってしまったらしく,夏休みもクラブの合宿とやらで家に戻ってくることはない。
期待していた智子さんの楽しみも,かなえられずじまいである。
大学を卒業して,会社員になったものの,自分の露出癖がばれてはと思い,苦しく悶々とした日々を送っているというのである。
「私の苦しい思いを察してもらえないでしょうか。
私自身,見られるということで興奮を覚えること自体,異常なことだとは思っていません。
ただ,他の女性より,その面が強いだけなのです。
編集部の皆様,どうか私の切実な願いをかなえてください。重ね重ねお願いします。」
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