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ソウルからヨボセヨ 異論に耳を塞ぐ社会

ソウルからヨボセヨ 異論に耳を塞ぐ社会
2012.9.803:17[韓国]
 以前、日本で『親日派のための弁明』(金完燮(キム・ワンソプ)著)という本がべストセラーになった。韓国人の若い評論家が日本による朝鮮半島支配、統治の歴史を肯定的に評価したもので、韓国では“発禁”状態だったため日本で翻訳出版となった。

 著者は名誉毀損(きそん)などで裁判にかけられ法廷では傍聴人に殴られた。国会内での糾弾セミナーに呼ばれた際も参加者に殴られたが、いずれもマスコミは事件を報道しなかった。

 韓国では時にそうした“異端”が現れる。最近も日韓関係が大揺れのなか、インターネットで韓国批判、日本擁護の「親日サイト」が登場したが、当局によってたちまち閉鎖処分になった。韓国の国旗を侮辱する場面があったのが理由というが。

 国際週刊誌『ニューズウィーク』(アジア版)の最近号についても、竹島問題特集が日本寄りだといって問題視され韓国語版では削除された。とにかく日本がらみとなると“異論”に耳を貸さない、いや耳も口も塞いでしまう。

 中国で日本大使の車の日章旗を奪った犯人が行政処分になり、韓国でも日本大使館にトラックで突っ込んだ“反日テロ”が執行猶予になった。しかし中国では要人が「あんな行為は愛国ではない!」と堂々と発言しているが韓国ではそんな声はとんと聞かれない。(黒田勝弘)

ソウルからヨボセヨ 良心的日本人
2012.9.503:18[外信コラム]
 韓国メディアでは、日韓の歴史認識や領土問題に関して韓国に都合良く日本に批判的な見解を示す日本人を「良心的日本人」と呼び、発言をしばしば引用するなど重宝がっている。ノーベル賞受賞者の大江健三郎氏などが代表的存在だ。

 問題なのはこうした人々が広めた韓国にとって都合がいい“日本人のものの考え方”が韓国人の対日観をゆがめ、日韓関係をこじらせているところにある。

 李明博大統領が竹島に上陸し天皇陛下の訪韓に言及して謝罪を要求したところ、日本側の反発が尋常ではないと韓国政府やメディアは驚いている。

 彼らは「日本は右傾化した」などと説明しているが、そうではない。彼らが聞き丁寧に伝えてきたのは、自分たちに都合がいいことを言う日本人の話ばかりだ。

 「慰安婦」問題をめぐり見直しの議論が出ている「河野談話」を出した河野洋平氏が事務所を通じて韓国紙、朝鮮日報の取材に応じ「私の立場に変わりはない」と述べている。同紙は談話が「極右派の政治家」から批判を浴びていると伝えているが、批判しているのは「極右派」だけではない。

 韓国メディアは“良心的日本人”のステレオタイプを脱して日本人の良心を正しく伝えていただきたい。(加藤達也)

【外信コラム】
ソウルからヨボセヨ “朝日”が大問題に
2012.9.103:12[外信コラム]
 韓国で「朝日」が大問題になっている。朝に昇る太陽、つまり朝日は「旭日」ともいう。だから朝日をかたどった旗を「旭日旗」といい、時には「旭日昇天旗」などといったりする。威勢がいいので日本では戦前、軍旗にも使われ、現在は海上自衛隊が自衛艦旗に使っている。

 ところが韓国では日本軍国主義の象徴と信じ込まれ何かというと非難の対象になる。そのとばっちりで、先のロンドン五輪の際、日本の応援客が「旭日旗」を振っていたのはケシカランとか、女子体操選手のユニホームの朝日をあしらったデザインは「軍国主義イメージ」で問題だ、といった反日嫌がらせ議論が執拗(しつよう)に続いている。

 サッカー銅メダルの韓国選手が「独島は韓国の領土」と書かれた紙をかざして「政治行動禁止の五輪憲章違反の疑い」で問題になった事件の一種の“報復”である。「旭日旗は軍国主義の象徴だから政治的行為だ。日本は問題にならないのか」というわけだ。

 31日の韓国紙は東京での女子サッカー日韓戦のスタンドで「旭日旗」が振られた風景を1面トップ記事で大々的に非難報道している。いつもの思い込みによる反日報道だが、いやはや。ところで朝日新聞はこの「旭日」を社旗に使っているのだが、問題ないのかしら。(黒田勝弘)

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