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少年実話 8

知り合いのモデルエージェンシーに彼女はいました。
所属モデルと言っても大半の子は全く稼げずに、レッスン料を払う
生徒のようなものです。仕事はギャラの安い地方の会社・観光・チラシが
殆どで写真を撮ってもらえるだけでも、あり難いレベルでした。
その日も大袈裟に”打合せ”と証して、何人かの女の子達が狭い
事務所内に集められていました。
確かに、全員が街中を歩いていれば振り返るようなイイ女でした。
そこの社長に「一応、全員OKな子なんで、よろしく。」と言われ
服装の小奇麗な子を3人車に乗せました。
「この仕事をすれば、モデルとして使ってもらえるんですよね?」
「何系の業界の人が一番よく来るんですか?」
東京には様々な夢を追い求め地方から若者達がやってきます。
彼女達も同じでした。しかし、あまりにも無知な為に大人に利pされている
自分に気付きません。この時、俺はいわゆる会員制の高級DC
(デートクラブ)の手配師をしていました。
ただ、1人だけ彼女が「いくらになりますか?」と聞くので、
その質問にだけ「2時間で君の取り分は10です。」と答えました。
普段、事務所に連れていき、ポラロイドを数枚撮るのですが、
タマに写真の趣旨を勘違いしている子がポージングなどをします。
さっきの彼女だけ、終始暗い表情のままでした。
写真の下にプロフィールとサイズを書きこみ、仕事の内容を簡単に説明し
そのままお客の待機場所まで直ぐに彼女達を連れて行きました。

この日は新人希望の客が多かったので1日中”同行”でした。
現地に到着すると彼女達にラウンジでコーヒーを飲ませておいて
俺はお客の部屋へ入りポラロイドを見せて選択を待ちます。
遊び馴れている客ばかりなので、直ぐに決まります。
そのまま選ばれた子だけに部屋番号を伝え残りの2人を連れて
次に向いました。道すがら彼女が後部座席から身を乗り出し、
「次の客に私はなんでもOKと言って。」と素人らしからぬ事を
言うので「そんな変態の客はいないよ。一応伝えるけど。」と
流して答えました。次のお客には彼女の言った通りに伝えました。
そう言われて断る男はいないので、即決で彼女に決まりました。
最後の子を無理やりセッティングして車に戻りタバコを吹かした時に
携帯がなりました。2番目の彼女の客からでした。
「イイ子だからアップに変更するよ。」と上機嫌で電話を切りました。
アップとは朝までで、金額にして60です。
翌朝、事務所に戻ってきた彼女が笑顔だったのでビックリしました。
「お疲れ様。」と彼女の取り分40を渡すと彼女は現金をカバンに押し込め
次に中から包を取りだし、「もらったの。やりますか?」と”S”らしき物を
俺に手渡してきたので、ただ、ラリってただけなのか…。と思い、
「今後、仕事の時は使用するな!」と怒鳴ると部屋を出て行きました。

その後、彼女には出勤の度にアップが付きました。
愛想の無い彼女がここまで稼ぐとは正直予想していませんでした。
ある日、携帯に彼女から「狙われている。助けて。」と連絡がありました。
自宅に呼び寄せると、シドロモドロの彼女には中毒症状が表れていました。
暴れる彼女を風呂場に連れていき、水をたらふく飲ませました。
数時間後、素面に戻った彼女に事情を聞くと、初めての客に薬を教わり
そのまま止められず、もう、どうしようもない。と告白されました。
直ぐに、その客に電話を入れペナルティーとして200振込む様に伝えました。
”S”の中毒は病院で手当てを受けないと完全に克服するのは不可能。
彼女がパクられるとこちらも危ないので、闇医者を呼びました。
適当な治療の後、闇医者は「もう、無理だよ。諦めろ。」と言いました。
寝ている彼女のカバンから、免許証を取りだし本名・住所を確認して
彼女の携帯から、自分の番号のメモリー&リダイヤルを消去して
翌日、けだるそうな彼女を起こし、銀行に行きお金を200全額引出し、
「どう、使うかは、君の自由や。」と付け加え彼女に渡しました。
赤坂見附の駅で「見捨てないで!」と狂った様に懇願する彼女の声を
聞きながら、TAXに乗りました。

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先生・生徒・禁断 | 【2017-07-28(Fri) 00:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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