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ただ愛した人のために 3章

「どっ、どっちがえっちな顔してるんだっ!!」と反論はしてみたものの、していなかったとは決して言える自信は無かった。「あれ、私もしてるの?えっちな顔」と瑛は不思議そうに首を傾げながら言った。どうも雰囲気が和んでしまい、互いに酔いも程々に覚めたので自分はそそくさと瑛の部屋を出て自宅へ帰った。それ以上は理性が保ちそうに無かった。いや、仮に保たなかったとしても自分からは何も手を出さなかっただろう。そんな恋愛感情的[スキ]が無い相手を抱いていいのだろうか?その場の空気に流されて、本能の赴くままに押し倒して良かったのだろうか?「だぁあああもうッ!何なんだよ、クソッ!!」自宅の玄関に立つと、そんな疑問という後悔と先ほどの瑛の顔が頭の中の思考回路を破壊してゆく。「とにかく寝て忘れてしまおう。あのときの瑛は酔ってたんだッ。」そう独り言を呟き、現実から目を背ける様に眠りへと堕ちて行った。ー翌日、目が覚めると瑛が横で寝ていた。そして軽く寝とぼけた頭が状況整理を始めた。窓の鍵は閉まっている。瑛は寝てる。特に変わらない見慣れた部屋が視界に広がっている。これまた見慣れた自分の裸姿が視界に広がっていた。「!!!!!」

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その他 | 【2020-01-21(Tue) 16:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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