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今の彼女

文章力ないため拙い物ですが、ご了承ください。

今の彼女と知り合ったのは、とある投稿掲示板だった。
投稿系のサイトなのだが、俺は普通の個人の会話板で遊んでいた。
正月三が日のある日、集まってくる人が誰も居なかったため、エッチ画像の投稿板を覗いた。
たまたま見た板にある女性が年賀状画像を配布しているということでメールをしてみると、
返信には年賀写メらしく新年の挨拶と、色っぽい画像が。
彼女は個人でもHPを管理しており、それからたまに絡みに行くようになった。

しばらく絡んだある日、彼女が俺と同じ県に住んでいることが分かった。
更に風俗に進学のために働くことを知った。
最初はなかなか指名がないということだったので、客先に行った帰りに何年か振りの風俗になるが、彼女のお店に行くことにした。
サブアドレスもこの頃は知っていたのでメールで出勤の確認をし、お店に行った。

お店に入る直前までメールでやり取りしていたが、店着いたときに先客の3人連れに指名され1時間待つこととなる。
ここまで来て帰っても仕方ないので、しばらく雑誌を見ながら時間を潰していた。
1時間ほど経ったであろうか、自分の番号札が呼ばれ、初対面を迎えることとなる。
彼女のHPで3サイズや、身長は知っていた。俺より若干高いはず。。が、実際には若干低かったので安心した。
(身長にコンプレックスがあるので…泣)

部屋に案内され、普通に風俗に来た感じでなく、お互い照れ笑いした。
『初めまして♪』
お互い改めて挨拶を交わす。それからはしばらくHPの話等をした。
15分くらいしたところで、シャワー、風呂、マットと一連のサービスを受けるが、元々責め好きなため、
彼女を4回ほど、潮まで噴かせて時間切れとなってしまった。
『こんなにイッたのは初めて♪』と言っていたが、社交辞令と聞き流していた。
再会の約束だけしてこの日は帰ったのだが、それからしばらくは仕事が忙しく連絡もご無沙汰となる。

と前置きが長くなり過ぎました。ここからが本題です。

仕事が落ち着き、久しぶりに彼女のHPを覗くと風俗を辞めたこと、彼氏に振られたことが書いてあった。
(風俗のお客だったみたいだが、風俗で働いたという点が彼氏は納得出来なかったらしい。)
かなりブルーになってたようなので、HP同様に久しぶりにメールをしてみた。
『辞めたみたいやね。。吹っ切れた?』みたいな簡単なメール。
直ぐに返事が来た。
『少しは落ち着いたよ』
前にメールしてた時より元気はないようだが、そこまで落ち込んではないようだった。
2,3日くだらないメールを繰り返してると、彼女から思いがけないメールが。
『Masatoとエッチしたぃ。。』
思いがけない内容に動揺した。
何でか聞くと心のモヤ?とは別に体のモヤ?が激しいらしく、前回逝かせたことを忘れてないらしい。
『体のモヤ?だけでも…』
と頼まれたが、どうも気が重い。そんなやり取りをしばらくした。
ついに俺は承諾してしまった。傷心の子を抱いたりするのは気が進まないが、断り続けるのも。。

その日、とある駅で待ち合わせし、ホテルへ直行。
(後で聞いたが既に濡れていたらしい)
ホテルに入って色々話を聞いたが、どうも彼氏は吹っ切れてる様子。単にエッチしたかっただけかなと思いつつ、色んな話を聞いた。
お店のお客のストーカーにあって、落ち込んでるなど。
その間もモジ?してるので、一緒に風呂に入ることにした。
彼女は今からのエッチに期待しているようでもあった。

彼女が服を自分で脱いでるときに、後ろからそっと抱きしめた。
ブラとバンツの姿だったが、上から軽く愛撫した。
『アッ…』小さな声が漏れる。
彼女は目を瞑り後ろから愛撫する俺に身を委ねている…胸全体を焦らすように揉むと、更に声は大きくなっていった。
『アアッ…』彼女は時折、体をガク?させている。。
ブラの上から乳首に到達すると既に突起しており、触る度に興奮していたようだ。
『あそこはどうなってる?』と意地悪な言い方で彼女に聞くと…返事はない。
パンツの上から触ってみた。既にパンツまで濡れていた。
『すごく濡れてるよ?』と聞くと彼女は…
『だったずっとエッチ我慢してたんだもん…』小さな声で答える。
俺が更にクリを触ると声が大きくなると同時に、ドン?濡れてくる。
もう彼女は立っていられなくなっていた。

ここで逝かせてあげても良かったがSな俺は焦らしたくなり、
『シャワー浴びようか?』
と彼女のブラとパンツを脱がし手を引いて、風呂場へ。
体全体を洗ってあげ、二人で湯船に浸かる。
彼女を後ろから抱っこする形で湯船に浸かって、後ろから胸に軽いタッチをして遊んでた。
あそこを触るとお風呂の中でもはっきり分かるくらい濡れていたので、クリをまた刺激してあげた。
『アアッ~』お風呂の中では声が反響し、俺は更に興奮した。
少しずつ激しく、後ろから淫靡な言葉を発しながらクリを触っていると…彼女は逝きそうになった。
既に1度焦らしてるので、今回は逝かせてあげようかと更に刺激を与えた。
『イッ、イキソ~』と言うと同時に彼女は1回目の絶頂を迎えた。

それからはベッドに移動し、クンニ、手マンとで彼女は何度絶頂を迎えたか分からない。
既にシーツはビショ?になっていた。おまけに潮まで噴いている。
そろそろ攻守交代とばかりに今度は彼女がフェラ…さすがに上手い…
フェラで逝き難い俺は彼女がやりたいだけやらせていたが、我慢出来なくなったのか…
『入れたい!』と俺に跨り、ゴムも着けずに騎乗位で挿入した。
はっきり言って俺のは大きくない。ただカリの部分だけが人より大きいと何人かに言われた。
その俺が…『キツッ!』と思うくらい締まるのである。
彼女が騎乗位で俺に抱きつくと…入り口が輪ゴムで何重にも縛られたような感じなのだ。
『キモチイイ…』と上で叫んでる彼女を見ると、続けてあげたいが…このままだと我慢出来ないと思い、正常位へ。
これも体を起こしていると大丈夫だが、抱きしめながら動くと…ヤバイ。。
彼女は相変わらず大声でよがっているが、本当にヤバイ!一生懸命我慢した。
今度はリクエストでバック…俺は我慢の限界です。
『もっと…もっと…』と彼女は言ってるが、それは無理な話で。。
『もぅ無理、逝くよ…』と言うと彼女はあっさり『逝っていいよ…』。
お言葉に甘えて、お尻にたっぷりと放出しました。

1回目の後に休憩ついでに聞いた話では、
?前戯でも今まで1日に1回しか逝ったことがない。
?挿入して逝ったことがない。
?俺が一番長持ちしたらしい。
最後に今までで一番気持ち良かったと言ってくれた。しかし中で逝かせてない俺は、逝かせようと2回目に突入。

前戯でまた何度か逝かせ挿入したが、やはり撃沈。
正直ショックでした。

その後、話をしてるときにストーカーにサブアドから、『○の彼氏だけど、お前しつこいねん!』と
しばらく大阪に居たので、偽関西弁でメールしたところ、ストーカー行為は一切なくなったそうです。

その日を境に頻繁にメール、電話をするようになり、彼女の告白から付き合うことになりました。
年が10歳も離れてるのですが、彼女はそれでもいいそうです。
最後にネタになりますが、未だに彼女を中で逝かせれません。長持ちするようにはなったものの…

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純愛・恋愛 | 【2018-03-28(Wed) 23:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)

あの頃に戻りたい(2)



私と菜穂子が付き合いはじめて半年近くが過ぎ、季節は冬になっていました。

私は正月を過ぎた鏡開きの日に行われる中学の柔道部の行事に参加しました。
久しぶりに旧友達と会い、近況の報告などをしましたが、菜穂子のことは一切話しませんでした。
まあ、話しても信じてはもらえないと思いますし。
昔の仲間と触れ合い、私は、
「ずいぶん長い間、菜穂子以外の同年代の人間と、笑ったり冗談言ったりしてなかったな~」と
しみじみ思いました。
行事から帰ってきて、そんなことをうっかり、菜穂子に話すと
菜穂子は真顔になって「友達と、もっと遊んでいいよ」「私は寂しいけど、少しでも毎日必ず会えれば、それで良いよ」
と言いました。私も「菜穂子も中学の時の友達と遊んだりしたら?」と言ってみました。
しかし、菜穂子は曖昧に頷くだけでした。

いずれにしても、この時から私は土日だけ少しづつ地元の友人と遊ぶようになりました。
何度か地元の友人と遊んでいるうちに、自然に菜穂子のことを自分の彼女だと話してしまいました。
予想通り誰も信じてくれず「冗談でも程がある」と真剣に怒り出す奴までいました^^;
私は悔しくなって「じゃあ、明日、菜穂子も連れてくるよ」と言いきって、
翌日、彼らと菜穂子を会わせました。みんなの、ぽか~んとした顔が今も忘れられません。
「圭ちゃんがいつもお世話になってます」と笑顔で挨拶する菜穂子に皆、信じられないものを見ている様子でした。
菜穂子はミスドでお茶だけしてすぐに帰ったのですが、
同級生といっても、ほとんど菜穂子と話したことが無い奴ばかりだったので、皆、かなり緊張している様子でした。
特に、庄司は、顔汗をびっしょりかき、シャワー浴びたみたいになっていました。

その頃の私と菜穂子の関係は、、、
付き合ってから半年近く毎日のようにHをしていたのは嘘のように、随分ご無沙汰になっていました。
私は、異常なくらい私に依存している菜穂子を若干ウザイと思うようにさえなっていたのです。
しかし、菜穂子を見た時の友人達の反応に優越感を感じた私は急に菜穂子に会いたくなり、
皆と別れた後、すぐに菜穂子を呼び出しました。最近、私から菜穂子に会いたがることが全くなくなっていたので
菜穂子は喜んで「すぐに、圭ちゃん家に行くよ」と言いました。
私は、自宅に菜穂子を入れると、すぐに菜穂子を抱きしめました。
最近、私がウザがっていることに内心は気づいていたのでしょう、菜穂子が「ど、どうしたの?」と驚いた様子で問いかけてきたので、
私は「今日は、ありがとな」と言って菜穂子に口付けしました。
菜穂子は嬉しそうに「一応、今日、シャワー浴びてきたんだ」と言いました。
抱かれなくなってからも菜穂子が私に会いに来る時、いつもシャワーを浴びてくることは知っていました。
この日、私は、久しぶりに時間をたっぷり掛けて菜穂子を抱きました。
終わった後、菜穂子は「友達に会うと良いこともあるね」と言って嬉しそうに服を着ていました。

それから、また少し経ったある日、
私は、毎日毎日私に会いたがる菜穂子のことを少し面倒になっていると、つい友人達に漏らしてしまいました。
それを聞くと、皆は「ふざけるな!」とか、「贅沢だ!」「しね」とか散々、私を詰りました
私は、そんな時も多少は優越感に浸っていたのですが、、、
突然、庄司が「それなら菜穂子ちゃん、なんとかならないかな?」と言い出しました。
「一度だけでいいんだよ、駄目かな?」と、、その場の全員が凍ったように動かなくなると庄司は
「いや、Hするとかじゃなくて、お前らがやってるのを見せてもらえるだけでもいいよ」と。
私は、それを聞いて「ふざけたこと言ってんじゃねえ」と思わず、大きな声を出してしまいました。
庄司が謝っている最中、私は、なぜあんなに腹が立ったのかを考えました。
私は菜穂子を見られることではなく、自分のSEXを見られることに嫌悪を覚え、思わず怒鳴ってしまったことに気づきました。
むしろ菜穂子が、こいつらに恥ずかしいことをされているシーンを想像すると、少し見てみたい気もしていました。
そんなことを考えていると、、庄司と大親友の高野が「小島菜穂子の裸が見れるなら、胸だけでもマージャンの負け分チャラにするよ」
と言い出しました。皆が息を飲みました。マージャンの負け分ってわずか3千円程度・・アホかと。
私が黙っていると、庄司が復活して、「俺のこと一生おまえの子分扱いにしていいよ」と言い出しました。
他の奴も「俺も」「俺も」みたいな感じになり、
私は、「じゃあ、菜穂子にお前らがマージャンの負け分チャラにする代わりに
菜穂子に裸になるよう言ってたけど、どう?」って聞くよ。と言いました。
すると、高野は慌てて「いや、それは止めてくれ~」と情けない声を出しました。
庄司は真顔になって「お前としては、、菜穂子ちゃんが俺らに見られても構わないの?」と言ってきました。
その場の全員が俺と庄司のやり取りを見守っていました。私が少し黙っていると
高野が「もしお前が許してくれるなら、この先、俺ら4人は、お前のためなら何でもする男になるぞ」と言いました。
4人というのは、庄司、高野、佐藤、そして、村松です。
これに私を入れた5人がよく一緒にいる仲間で、一番頭が良い村松がリーダー的な役割だったしょうか。。
私は、このやり取りに呆れて「負け額3千円のために、お前らの前で脱いでくれって、菜穂子が承諾するわけないだろw」と言いました。
すると、全員が計ったかのように「それを今から考えようよ」となりました。

そして会議が始りました。最初、マージャンの負け額を50万ってことにすればいいんじゃね?というアイデアが出ましたが、、
私が「それ、無理があるだろ」と言うと、庄司も私に強く賛同し「50万?有り得ないよ、菜穂子ちゃんなら500万だって安いよ」とか
訳の分からないことを言い出し、私の”無理”と全く意味が違うことに気づいていないようでした。
結局、庄司の訳の分からない勢いに皆が飲まれ、私がマージャンで500万負けたことにすることになりました。
私が「いくらなんでも、そんなアホらしいこと菜穂子に言えないよ」と言うと、
庄司が自分で菜穂子に言うと言い出し、皆、仕方ないかとい言う感じで「んじゃ駄目元」ということでと、OKしました。

週が開け交渉の日が来ました。菜穂子はこれから何が始るんだ~と不審そうに4人を眺めているようでした。
庄司が少しどもりながら話を切り出しました「圭(私)は、俺達にマージャンで500万負けたんだけど
親も金持ってなくて払えなくて困ってる、彼女の菜穂子ちゃんがなんとか出来ない?」と。
菜穂子はすぐに私に確認しました。私は「うん、ごめん」とだけ言いました。
菜穂子は「私だって500万なんて持ってないよ、どうしたらいいの?」と言いました。
全員が静かに庄司の次の言葉を待っていました。言うのか?自分達の前で脱ぐように言うのか?と
待っていると、庄司は慌てた感じで「菜穂子ちゃんと一緒に遊びたい」と言い出しました。皆、え?って感じになり、
菜穂子も若干呆気にとられ、「遊ぶって?」と聞き返しました。庄司は、何がなんだか分からなくなったのか・・・
「部屋で、映画を見たり、ゲームしたり・・」などと言い出しました。
堪らなくなったのか、高野が話を割って「少しはHなこともさせてもらう」と思わず言っちゃったよ、という感じで言いました。
菜穂子は高野を少し睨みながら、「少しって?」と聞き返しました。
高野も少し慌てて「少し触ったりとか・・」などと言いました。それを聞いて菜穂子は黙ってしまいました。
少し沈黙が流れましたが、すぐに菜穂子が沈黙を破りました
「私が貴方達に少し触らせれば、500万円もの大金を本当に無かったことにしてくれるの?」と。
意外にも菜穂子がOKしそうな雰囲気に見えたので、皆、驚いて、全員で「うん、無かったことにする」と言いました。
私も菜穂子を安心させようと「俺もその時、一緒にいるから」と言いました。
これを聞くと菜穂子の顔色が変わり、大きめな声で「それは絶対に嫌、圭ちゃんが絶対に居ない場所でなら、少しだけなら触らせてもいい」と
言い、「本当に500万無かったことにしてくるんでしょ」と念を押しました。皆が一斉に頷いたことは言うまでもありません。

そして、その日がやってきました。前日、菜穂子は「私が始めて圭ちゃんの役に立てるね」などと笑顔で言っていました。
場所は、何処にするのか散々話した結果、結局うちで行うことになりました。
菜穂子のことを配慮して慣れた安全な場所で、ということでした。
当然、当初の約束どおり私は家から追い出されてしまい、玄関は鍵とチェーンがかけられました。
そうはいっても長年住んだ我家です。私は台所側の扉から普通に入って2階に上がり、
私の部屋の隣の部屋(親父の荷物置き場みたいになってる場所)にコッソリと入りました。
当然、割と貧しい村人である我家は、安普請で隣の部屋の音が丸聞こえだったことは言うまでもありません。

別に壁に耳を付けなくても、隣の会話は聞こえるのですが、私はそれっぽく壁に耳を付けて、聞き耳を立てました。
中では、普通に会話をしているようでした。
菜穂子が「うん。圭ちゃん私のせいでクラスで1人ぼっちになっちゃったから、これからも仲良くしてね」という言葉が耳に入ってきました。
続いて庄司の声で「なんであんな奴と付き合ってるの?」という言葉が聞こえ、”あんな奴?”と若干腹が立ちましたが、
そこは抑えて静かに聞き耳を立てました。
菜穂子は割りと大きな声で「私の命なの!」と言っていました。皆、唖然としたのか、部屋の中が静かになりました。
少しして「これくらいは有りだよね?」と高野が言い、菜穂子が「うん」と言いました。
その後、何も聞こえませんでしたが、菜穂子が何処かを触らせているんじゃないかと想像しました。
他の奴らの声は、全く聞こえませんでした。
また少しすると菜穂子が「それは嫌っ」と言うのが聞こえて、高野が「服の上からなら胸も良いでしょ?」などと言っていました。
胸を触って拒否られたのかな?と思いました。
庄司が「足は?」と言うのが聞こたかと思うと、それを遮るように、村松が菜穂子に話しかけました。
「そういや、圭ちゃんも小島さんのこと愛してるって、いつも言ってるよ、高校卒業したら結婚するの?」と。私は完全に??でした。
全くそんなことを言った覚えはありません。
「まあ、俺達もそういうのがあるから、500万肩代わりして、なんて言ったんだけどね」と。
すぐに菜穂子は「それ本当なの?」と聞き返し、村松の声で
「本当だよ。今だって同棲と似たようなもんでしょ?圭ちゃんも色々考えてるみたいだよ」という返答が聞こえました。
少し間が空いて、村松は「だけどさ、圭ちゃん、結婚する女が、自分のせいで、俺達に体を触らせるのって嫌じゃないのかな?」と言いました。菜穂子は黙っているようでした。村松は更に「まあ、少しだけといっても、俺だったら嫌だな。今まで通りにはできないよ」と。
それを聞いて高野も「たしかに、そうかも。自分のミスで彼女が自分の友達に触られるって耐えられないかも」と言いました。
菜穂子は相変わらず黙っているようでした。村松は話を続けました
「小島さんが望むなら、俺達、今日、何もしなかったって圭ちゃんに言うよ。いざとなって緊張しちまって、普通に映画見てただけだって」。
「どう?」と。菜穂子は、それを聞いてすぐに「それ本当?そうしてもらいたい」と言いました。
村松は「そうしようよ、その代わり、予定よりも、、、少し良いよね?」と言ったかと思うと、菜穂子が「キャッ」と声を上げました。
すると、また村松が「良いよね?」と言いました。その後、菜穂子の声は聞こえませんでしたが、高野の声で「俺も俺も、、」
「おっぱいタッチ」という声が聞こえました。菜穂子は2人に胸を触らせているんだなと想像しました。
菜穂子以外の4人の少し緊張した声が「お!」とか「いいね」とかばらばらに聞こえ、
少しすると、菜穂子が「ちょっと待って!!」と声をあげました。
村松が「待てないよ、圭ちゃんに俺らに胸触らせたって言うの?」と言い、
庄司や高野も「絶対に言わないから大丈夫だよ」と言っていました。菜穂子の声は聞こえなくなりましたが、
代わりに皆の歓声が聞こえました「わおおおぉ」「菜穂子ちゃんの生乳だよ~」という声が聞こえ
高野が「小島さん、ほら大人しくして」と言い、「結構やわらかいな」とか、「堪らないよ、小島さんのおっぱい」などと
言う声が聞こえました。
誰とも無く「下もいこうぜ」と言っている声が聞こえ、
村松がトドメと言う感じで「小島さんが俺らに胸まで晒して好きに触らせたなんて、圭ちゃん知ったら、どうなるんだろ?
あまり、言うことを聞かないと、口が滑っちゃうかも~」と言いました。
その後、皆の一段と大きな歓声が聞こえました。庄司も調子に乗ったのか「おおお、菜穂子ちゃん、素っ裸だね~」などと言っていました
カーテンを開ける「シャー」という音が聞こえると、すぐに菜穂子が「嫌、閉めて!」と言っていました。
村松が「映画見終わったら、カーテン開けておかないとばれちゃうよ」と言いました。菜穂子は「嫌、嫌」と言っていましたが、
皆は「おおおぉ」「モロだよ」「凄いよ」とか言っていました。庄司が「菜穂子ちゃん、あまり嫌がると、このことも全部話しちゃうよ」と言ったのを切欠に菜穂子の声が聞こえなくなりました。代わりに、また男達の歓声が聞こえました。
「菜穂子ちゃん丸出し~」「凄げえ。俺初めてだよ~」とか声が聞こえ、菜穂子のすすり泣きが聞こえました。
その後、しばらくは、菜穂子は「嫌、やめて」とか「離して」とか言っていましたが、男達は、構わずに菜穂子を弄んでいるようでした。
そろそろ行くか~と村松の声が聞こえて、菜穂子が「嫌~」と言ったかと思うと、村松の「おっおっ」と言うような声が聞こえ、
庄司が「村松、入ってるの~?」といい、村松の「おう、入ってるよ、暖かいよ」と言う返事と、
「俺始めてだから、色々教えてね」と菜穂子に言っている声が聞こえました。菜穂子の声は全く聞こえませんでしたが、
高野が「小島さん、俺達初めてなんだから、もっと気持ち良さそうにしてよ、そんな態度だと、村松にやらせたこと言っちゃうよ」と酷いことを言いました。その後、すぐに菜穂子の「あっああっ、あん」といったいつもの喘ぎ声が聞こえてきました。
それを聞いて、皆、「おお!AVみたい、本物だよ」などと言っていました。
私は、私に絶対知られたくないという菜穂子の気持ちを思うと、出て行くこともできず、その場に蹲りまりました。
(つづく)



純愛・恋愛 | 【2018-03-28(Wed) 21:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)

あの頃に戻りたい(1)

私は外見も中身も平凡な、何処にでもいる普通の男です。
しかし、ただ一つだけ同級生の誰に言っても羨ましがられることがあります。
それは、私が高校時代に菜穂子という物凄い美少女と付き合っていたということです。

菜穂子とは中学も同じでしたが、全てにおいて、ぱっとしない私と
超の付くほどの美少女で、生徒会の副会長をしている優等生の菜穂子とでは、
全く接点もなく、町で擦れ違っても挨拶すらしない関係でした。
中学の時、生徒会役員である菜穂子が学校行事などで壇上に立つと、私も含め男達は皆、食い入るように菜穂子を見つめていました。
スケベな友人達と、初めてのオナニーは菜穂子がオカズだったとか、夏の薄着から透ける下着を見て股間がやばかったなど
よく話していたものでした。
恐らく、同級生のほとんど全ての男は、菜穂子に憧れ、菜穂子で初めての自慰を行ったのではいかと思います。
はっきりいって、菜穂子程の美少女は、普通であれば、私のような男が関わりを持てるような女性ではないでしょう。
しかし、、、現実では、普通でないことが起こったのです!

私が育ったのは、田舎の”村”です。今はもう市に統合されて、無くなってしまった村です。
ただ、村とはいってもそこそこ人口もあり、1学年8クラスありました。
そんな村で村立中学校を卒業し、高校は県庁所在地にある高校に進学しました。
私は成績が優秀というわけではなかったのですが、たまたま体が大きかったため
部活道の柔道で、本当に偶然、県大会でBEST4に入りました。
その結果が大きく作用して、県内でも有数の進学校に入学することが出来ました。
うちの中学から、その高校に進学したのは、私と、(予想されているかもしれませんが)菜穂子の2人だけでした。
偶然にも、高1の時、私と菜穂子は同じクラスになりました。
3代に渡るお調子者家系に生まれた私は、すぐにクラスに溶け込み、また体が大きく全国的に強豪と言われる柔道部に入ったこともあり
クラスでも一目置かれる存在になっていました。しかし、同じ中学出身の
菜穂子はというと、、、中学時代のような皆にチヤホヤされる感じとは程遠い感じでした。
入学して1月経ったくらいでしょうか、、明らかに菜穂子はクラスで浮いた存在になっていました。
同じ中学出身者が、私(異性)しか居なかったことも原因であったと思います。
皆、最初は同じ中学の人で固まってグループになっていたから、出遅れてしまったのだと思います。
ある時、ある女子が菜穂子を”ヴィレッジャー”と呼んでいるのを耳にしました。
村出身であることを馬鹿にしているようでした。中学の時いつも元気で笑っていた菜穂子は、
いつも俯きかげんで、一人ぼっちでいるようになり、クラスで総スカン状態になっていました。
ある晴れた日、私は、教室の隅で、1人、弁当を広げる菜穂子に思い切って、声を掛けました。
「外で、飯一緒に食べない?」と、菜穂子は驚いたような表情になり、「いいの?」と言って
私の申し出を受け入れてくれました。それからは、毎日、一緒に弁当を食べたり、休み時間に話をするようになりました。
私と話をするようになったからという訳では、断じてないと思いますが、、、以前にも増して菜穂子は女子から総スカンになり
学校で話をするのは、完全に私だけ状態となってしまいました。
休み時間は、教室に居場所のない菜穂子のため、使っていない視聴覚室などの部屋や、屋上に続く階段など
あまり人と会わない場所で、2人で時間を潰していました。
あるとき、ふと菜穂子が、「圭ちゃん(私)が居るから、私、学校に行けるんだ~」とボソッと言いました。
私はそれを聞いて、行ける!と思ったのか、どうかは今は分かりませんが、、、菜穂子の肩を抱きよせてキスをしてみました。
予想外にも嫌がられはしませんでした。あの菜穂子にキスしてるんだ~と思うと
すごく興奮してきて、たまらなくなって私は、舌も入れてみようと試みました、しかし、歯を閉じられ完全に拒まれてしまいました。
それでも自分を押さえられず、今度は胸を触ろうとしました、しかし、これも酷く拒まれてしまいました。
このとき、私は何とも言えない衝撃を受け、悲しくなり「やっぱ、俺、不細工だから、キモイよね」と言って、
その場から逃げるように去りました。
その後、なんとなく気まずかったので、菜穂子に全く話しかけず、授業が終わってすぐに部活に行きました。
部活が終わって仲間と途中まで一緒に帰って、自分の最寄駅(無人)に着くと、菜穂子が待っていました。
菜穂子は心配そうに「キモイとかぜんぜん思ってないから」と言ってきました。
私は、悪い奴だな~と思いながらも、「話す気分じゃない」とか言って、無視して行こうとしました。
すると、菜穂子は、「ごめんね、ごめんね」とすがりつくようにしてきました。
私は、意識したわけではなかったのですが、駅の隅の人目に付かない場所に、いつの間にか来てしまっていることに気づきました。
私の中で悪い奴が目を覚まし、私は菜穂子を思い切り抱きしめました。
私の鼻腔に菜穂子の甘い香りが広がり、これだけでも堪りませんでしたが、菜穂子は抵抗するどころか、自分も抱きしめ返してきました。
これは!いけるか!と思い、私は菜穂子にキスをし、再び舌を入れようと試みました。今度は、予想通り、菜穂子は全く歯を閉じず、
舌を絡めかえしてきてお互いの唾液が行き来する状態になりました。
正直堪りませんでしたよ。中学校時代の奈緒子のことを思い出したりしながら、私は無我夢中で菜穂子の口内を味わいました。
すると、だんだん頭が冴えてきて、これは胸も行けるか!と思いました。
中学の頃から何度視線を向けたか分からない、憧れていたその胸に手を伸ばし
軽く持ち上げるように、揉んでみました。抵抗はないと予想していたのですが、菜穂子は手でガードしてきました。
私は少し残念な気持ちになったのと、少し試してみるか?という悪戯心から、
キスしていた唇を離して、菜穂子に言いました。「分かったよ、そんなに嫌なら、もうしないよ」そう言って帰ろうとしました。
(これは完全に演技です、本当はキスだけでももっとしていたかった)
すると予想通りの反応を菜穂子が示してくれました「ごめん、嫌じゃないよ、少し恥ずかしいだけ」と言ってきました。
私はそれを聞いて「恥ずかしいのは俺も同じだよ。これからもずっと一緒に居るから(この言葉、菜穂子が妙に好む)」と言いながら
菜穂子の胸に再び手を伸ばしました。今度は、菜穂子は顔を恥ずかしそうに背けただけで、全く抵抗はしてきませんでした。
私は天にも昇る気持ちでした。今、俺は、あの菜穂子の胸を自由にしているんだ、と。中学時代、菜穂子に告って撃沈したサッカー部の
イケメンモテ男、清水よ、ざまあみろ、と。そんなことを考えながら、菜穂子のさほど大きくはない胸を揉みしだきキスをしまくりました。
どのくらいそうしていたか分かりませんが、疲れて足がフラフラになるまで、菜穂子にキスしたり、胸を揉んだり尻を撫でたりをしていました。その日は、それでお終いでした。しかし、私は菜穂子の体が欲しくて欲しくて堪らなくなり、
翌日、菜穂子に「今日は部活休むから、うちに来ないか?」と誘ってみました。
無論、菜穂子を抱くためです。私の親は共働きだったので、放課後すぐに帰ると家に誰もいないのです。

菜穂子も私の目的を察したようで、一瞬躊躇した様子でしたが、「うん、行きたい」と答えてくれました。
その瞬間は、またまた天にも昇る気持ちでした。あと数時間もすれば、あの菜穂子が、自分の前で素っ裸になって
なんでもしてくれる、そう思うと興奮して授業など全く集中できませんでした。
しかし、そんなのは童貞の妄想であったと、、すぐに思い知りました。
家について、すぐに、菜穂子を抱きしめキスをしました。1分1秒でも惜しい感じに
菜穂子の唇を貪り、胸を揉みしだき、服を脱がせようとしました。
しかし、服を脱がせることは、どうしても、出来ませんでした。菜穂子が拒んだのです。ブラウスのボタンを外し、
白のブラジャーまでは拝ませてもらいました。でも、それだけでした。何度、裸を見せてと言っても泣きながら
それは嫌というばかりです。カーテンを閉めて部屋を真っ暗にするから、と言っても嫌がり続けました。
私は私を拒む菜穂子に苛立ち、強引に服を脱がせようとしました。
しかし、菜穂子は必死に抵抗し、その様子にたじろいだ私は、悲しい気持ちになり、結局、諦めました。
そして、愚かなことに「もう帰れ、お前なんか知らない!」と罵声を浴びせてしまいました。
菜穂子は服を纏めると急いで帰って行きました。あ~あ終わっちゃったか・・・という喪失感の様なものだけがその場に残りました。
私は翌日から菜穂子と話さなくなりました。それから3日くらい経った頃でしょうか、
菜穂子を嫌っている中心人物の島屋という女が私の席に来て「小島さんと喧嘩したの~?」と菜穂子に見せ付けるように話しかけてきました。
私は、もう奈緒子とは終わったと思っていたので自棄になって、菜穂子の前で島屋と楽しそうに会話をしました。
その後も何度か島屋グループと親しそうに話をしたと思います。それからどれだけ経ったか分かりませんが、7月22日という日にちは覚えています。
神は私を見捨ててはいませんでした。
7月22日、私は菜穂子に呼び出されました。無視しようかとも思いましたが気になったので待ち合わせ場所(校庭の隅)に行きました。
私を見ると菜穂子は泣き出して「圭ちゃん、島屋さんと付き合うの?」と聞いてきました。全くそんなつもりはないし、
そんな話すら全くないので、呆気に取られていると、菜穂子は「この間はごめんね、お願いだから、もう一度だけチャンスを頂戴」「今日、圭ちゃん家に行きたい」と言い出しました。私は、マジかよ!どうなってるんだ!と思いながらも、この降って沸いたラッキーに感謝し、あっさり部活を休むことにしました。

2人で私の家まで一緒に帰り、家の中に入りましたが、前回と違い全くお互いに触れ合おうとはせずに、お互い緊張しながら
私の部屋まで行きました。私は、緊張しながらも、菜穂子のことを盗み見ました。やっぱり可愛いい、超可愛いい。と心の中で思いながら
思い切って切り出しました。本当にストレートに言いました。「裸が見たい」と。童貞の私はHをするよりも、菜穂子の裸が見たかったのです。中学の頃から、菜穂子の裸を夢見てきました。正直な話エロ本なども恥ずかしくて買えなかったため女の裸をまともに見たことなかったです。
私のその言葉に、菜穂子は一瞬びくっとしましたが、すぐに、手をブラウスのボタンに持って行き、外そうとしました。
しかし、中々進みません。私は思い切って、菜穂子の手をどかして、自分でブラウスのボタンを外そうとしました。
抵抗するかと思いましたが、菜穂子は全く抵抗せず、私にブラウスのボタンを外されていきました。
私はそんな菜穂子の姿に愛おしさを感じ、唇に軽くキスをして。「これからもずっと一緒にいるから」と菜穂子の好きな台詞を言いました。
菜穂子はそれを聞くと「本当に?、私のこと嫌いにならない?捨てない?」と言ってきました。
私は、すぐに「捨てない、ずっと一緒にいるよ」と言いながら、手を菜穂子の背中に回しブラのホックを外しました。
そして、ブラを上に捲り上げました。感動でした!ついにあの菜穂子のバストが目の前に露になりました。
私の手のひらで隠れるくらいの小振りな胸でした。恥ずかしそうに顔を背ける菜穂子の姿が堪りませんでした。
私は菜穂子に「これからはずっと一緒だよ。俺らもう家族みたいなもんだよ」と言い、改めて「菜穂子のこと全部見たい」と言ってみました。
菜穂子はそれを聞くと、無言で、脱ぎかけてたブラウスを脱ぎ、ブラジャーを完全に取り去りました。
私は心の中で、おおぉ!と歓声をあげ、食い入るように菜穂子を見ました。
次に菜穂子は靴下を脱ぎ、立ち上がるとスカートに手を掛け、一気に降ろしました。
ついにパンツ1枚だけになってしまった菜穂子でしたが、最後のパンツだけは脱ぐことを躊躇っているようでした。
私は、菜穂子に恥じらいが出てこないように、あえて話しかけていなかったのですが、躊躇っている菜穂子を見て、試しに
「島屋とは、もう2度と話をしないよ」と言ってみました。それを聞くと菜穂子は私の顔をちらっと見て、
パンツに手を掛け一気に降ろしました。慎ましいヘアが私の前に晒され、菜穂子はついに全裸になりました。
私は、菜穂子の体をもっとよく見ようと、菜穂子のそばに行き、腕を掴んで頭の上に挙げさせて
「もっと見ていい?」と聞いてみました。菜穂子は恥ずかしそうに「うん」と答えたので、
顔、腋の下、胸と・・菜穂子の体を至近距離でじっくり見ました。
アソコも見てみたいと思い、カーペットの上に寝転がらせ、足首を掴んで足を開かせようとしたのですが
足の力が強く、中々開きません。。緊張もあったと思います。
私は「島屋に明日はっきり言うよ、菜穂子も立ち会ってくれ」と(別に島屋に告られてもいないのに)言ってみました。
特に作戦だったわけではないのですが、それを聞くと菜穂子は、少し弾んだ声で「本当に?」と言い、
明らかに足首から力が抜けるのが分かりました。私は、その瞬間を逃さず、足首を掴んでいた両手に力を入れ思い切り開きました。
7月の良く晴れた日でした。
真夏の陽射しが差し込む明るい部屋で、、、菜穂子は真っ裸になって足を全開に広げ、私の前で自分の全てを晒しました。
私は、ずっと憧れていた美少女が恥ずかしさで全身をピンクに染めながら、体を広げている姿を見て、
悪戯心が芽生え、もっと辱めてみたいと思いました。私は開かれた菜穂子の両足を上方に徐々に上げて行きました。
ちょうど菜穂子の整った顔の下に、菜穂子の尻の穴がむき出しになるような格好にさせて、菜穂子の顔、アソコ、尻の穴を同時に
見比べました。菜穂子は自分のしているあまりに恥ずかしい格好に、顔をイヤイヤと横に振って必死に耐えているようでした。
私は、菜穂子のイヤイヤに合わせてヒクヒク動く尻の穴に着目し、人差し指でそっと撫でてみました。
すると、菜穂子が「っあん」と小さい声をあげました。私は興味本位に尻の穴の周りから秘部にかけて、人差し指で撫でました。
丁寧に丁寧になぞるように何度も何度も撫でていると、撫でている場所が湿っぽくなってきて、菜穂子も「あっあん、あんっ」と首を振りながら小声でかすかに
鳴く感じなりました。
私は、菜穂子の体を弄くり回していると、自分の股間が破裂しそうになっていることに気づきました。
しかも、恥ずかしながら漏らしたかのように、パンツが冷たく感じるようになっていました。
私は、菜穂子に「いいよね?」と聞きました。菜穂子はあっさり「うん、いいよ」と小さく返事をしてくれたので、すぐに服を脱いで
菜穂子の足の間に私の体を入れて、破裂しそうな私の股間を、菜穂子の股間に当てて、ゆっくり挿入して行きました。
この間、菜穂子は目を硬く閉じ、私の手を思い切り握り締めて痛みに耐えているかのようでした。
私は、菜穂子に、「大丈夫か?」と声を掛け、頭を撫でてやりながら、さらに奥に挿入して行きました。
なんともいえない感覚が私を襲って来て、私は我を忘れて、腰を動かしました。
これが、私の童貞喪失、菜穂子の処女喪失の瞬間でした。
その後、私は部活を辞め、学校が終わると、ほとんど毎日、菜穂子とHをするようになりました。
私の趣味なのか、初体験時のトラウマなのか、今でも、その傾向はあるのですが、家に着くと、必ず、まず一番に
菜穂子はオールヌードになって、明るい所で全て広げ、体の隅々までを私に見せました。
15歳から16歳にかけての菜穂子の体が成長していく過程を、私は毎日事細かに見ていたことになります。

そんな生活をしていたからか、だんだん菜穂子だけでなく、私までもクラスで孤立するようになり、
学校は完全に2人だけの世界になってしまいました。
そんな日々が半年くらい経つと、菜穂子の私への依存度が異常に増し、家でHをした後も、菜穂子は自宅に帰りたくないと
言うようになり、私と結ばれてから明るくなった菜穂子に安堵したご両親も簡単に外泊を許すようになったため
(といっても、まさか男の家に泊まっていることは知りません。女友達が出来て明るくなったと思っていたようです)
菜穂子と私は1日のほとんどを一緒に過ごすようになりました。

菜穂子の私への依存度に比べ、私はというと、
半年以上も、ほとんど毎日、菜穂子を抱いて、
学校でも家でも、やりたくなったら、菜穂子の体を好きなように抱くようになっていたので、
いくら滅多にいないような美少女であっても、さすがに飽きてきていました。
時が経つにつれ、私と菜穂子とのお互いに対する温度差はどんどん開いていったのです。

後で、知ったことですが、菜穂子は、私が部活を辞めたり、クラスで浮いてしまったのは、
全て自分のせいだと思って、責任を感じ、思いつめていたようです。
この”責任”や”償い””私への依存”などの気持ちが、これから菜穂子を地獄のような毎日に突き落とすことになるのです。
(つづく)


先生・生徒・禁断 | 【2018-03-28(Wed) 20:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)

食い物を粗末にしてみんなから嫌われた男w

70さんのコーヒーぶっかけで思い出した大学時代の話。
共感してもらえるかどうかわからないけど…

私子と彼氏は大学で知り合い、彼から告白されて付き合いはじめた。
付き合いはじめてわかったことだが、彼はとにかく食べ物の好き嫌いが多い。

緑黄色野菜全般ダメ、きのこダメ、鮭以外の魚ダメ、薬味ダメ、すっぱいものダメ、苦いのもダメ
挽肉ダメ、りんごとみかんとスイカ以外の果物ダメ、チーズダメ、刺身・寿司といった生魚ダメ…

食べられるのはおにぎり、オムライス、牛丼、ピーナツバターのサンドイッチ、あんぱん
クリームパン、ジャムパン、チャーシューメン、カップラーメン、カップやきそば
スパゲティはカルボナーラのみ、焼き肉、餃子、その程度。
飲み物はお茶ダメで、コーラか午後の紅茶かポカリスエット。
お酒は甘いカクテルをガブ飲み。

彼の母親は、彼が「食べたくない」と言えば作らない人だったそうで
ずっと野菜なしの生活を20年も続けてきたそうです。
彼はいつも便秘で苦しがってたけど、原因が何かまったくわかってないようだった。

付き合い始めて、ちょっとでも彼の食生活が改善すればいいなと
頑張ってみた。
でも彼は鮭とツナ以外のおにぎりは受け付けず、具以外のところだけかじって、他はべしゃっと地面に捨てる。
便秘で苦しんでるのは知ってたから、ちょっとでも繊維質を取ってもらおうと
お弁当の卵焼きに菜っ葉やたまねぎのみじんぎりを混ぜてオムレツ状にしたり
田舎の両親に送ってもらったたけのこを炊き込みごはんにしてみたりしたけど、
彼は野菜だけ「ペッ」と外に吐いてしまう。
外だろうが部屋だろうがおかまいなしに「ペッ」とする。
ティッシュでそれを拭ってまわるたび、屈辱的で、ほとほといやになった。
食べ物を粗末にされるのも我慢できなかったし。

彼に思い切って「もう別れたい」と言うと
「お母さんの言う通りだなあ。やっぱり今の子って我慢がきかないんだね」
と言われた。
完全にいやになって
「そう。私あなたの嫌いな今どきの女だから我慢がきかないんだ」
と言って別れようとしたら、ゲンコでいっぱい殴られた。

その後半年にわたって、彼本人じゃなく彼の母親と、彼の姉から復縁メールが届いた。
内容は基本的に上から目線で、不愉快なものだった。

一番いやだったのは、彼の姉からの

「お弁当で男の気持ちを惹くような さもしい考えの女の子は
しょせん たいでえびを釣るような狙いの さもしいお嫁になるに違いありませんからね
あなたのような女に 釣られなかった弟は さすがに賢いです
その調子で 遺産まで釣られたらかないませんからね
若いくせに考えがいやらしいというか なんというか
あなたのような女でもいいと 弟は言っているのに 返事もよこさないとは 何さまなのでしょうかね
まったく水商売の娘は勘定高くて 生理的に 水があいいいれません」

というメール。

我が家は水商売ではなくただの大衆食堂です。
彼がなんと伝えたのか知りませんが、両親は彼のニート姉なんかに侮辱されるような人じゃない。
腹が立って腹が立って、くやしくて食事もとれずに痩せた。
まわりの友人が気づいて相談にのってくれ、相談が共通の先輩のところへ行きついて
「彼男にはもう近寄らせないよう、言っておくから」
と言ってもらえた。

>110
当時まだ子供で、そんな知恵がなかったんですよね…情けない。

数日後、学食で彼と会った。
彼はラーメンと牛丼の乗ったお盆を持ったまま、へらへらしながら寄って来て
「おまえのくそまずいメシ食わずに済むようになって、体重がもとに戻ったわwww」
と言った。
私が唖然としていると、横の友達が彼にビシャっ!とコップの水をかけた。
「うわ、何だよ、つめてっ」と彼。
すかさず別の友達も彼のTシャツあたりにコップの水をビシャっとかけた。
彼はみんながふざけてると思ったらしく、にやにやしながら
「やめろよお~」
と言ってたけど、周囲のみんなが無言で水をかけ続けていたので
だんだん空気が読めていったみたいだった。

最終的に彼が全身水びたしになって、
「なんだよぉ、おまえら、なんだよぉ~、なんだよぉ」
と言いながら逃げていったけど、向こうのテーブルにいた先輩たちのところへ避難して
「どうも~」と挨拶した途端、髪の毛とTシャツの中にいっせいに水を注がれていました。

先輩が
「私子にもうみっともない真似するなって言ったよな?
でもラーメンと牛丼だけは無事にしといてやったぞ。俺ら、おまえと違って食いもんは粗末にしないから」
と言うと、彼は意味がわかったらしく真っ赤になっていました。
床に垂れた水は友人がモップを借りてきてくれたので、皆で拭いておきました。

食堂の主任さんに「お騒がせしまた」って言ったら「あたしらもあいつ嫌い!!」って言われたから
彼は彼女らにも失礼なことしてたのかもしれません。

その後はすれ違うと舌うちされたり、大声で「あーああ!ケッ!」
「えらそーに!女のくせに!」とか言われる程度でした。
そのころには彼の友達はゼロになってましたが。

そして彼は卒業後まもなくして糖尿病になったそうです。
あの食生活じゃなあ…
そうだろうな…と思いました。

あの母親と姉じゃ節制させそうにないので、悪化してそうで
どうなったかな、とたまに思い返します。


純愛・恋愛 | 【2018-03-28(Wed) 16:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(1)

上司に寝取られた

上司に寝取られた

「おう、塩原君、ちょっといいかな」
久しぶりにかけられる声。塩原健太は振り返った。
「越久村部長、お久しぶりです」
やってきたのは長身の中年男だ。
社内でもやり手と評判の越久村竜治、前営業1部の部長であり現在は特別事業部という社長つながりの部門の長を務めている。
今でこそ健太は企画開発部に席を置いているものの、一時期は越久村の下で営業にいたこともあり、二人は顔なじみである。
たまたま用事があって営業部に顔を出した健太を越久村が見つけたのだろう。
健太はにこやかに越久村に会釈した。
「ちょっと話があるんだ。いいかな?」
「あ、はい。何でしょう」
健太は越久村に連れられて休憩室へ向かった。
「えっ?望美を復帰させてくれですって?」
健太は驚いた。望美とは健太の妻であり、結婚一年になる最愛の人だ。
もともとは会社の秘書課に勤務していた彼女を、健太がアタックして射止めたのだ。
清楚で美しい望美は、何人かの男に声をかけられたらしいが、健太の人柄に惚れてくれ、二人はめでたくゴールインしたと言うわけだ。
その後専業主婦になると言うことで会社を退職したが、ずいぶんと惜しまれたものだった。「ああ、生嶋君なら適任なんだよ」
越久村がタバコをふかす。
ヘビースモーカーの越久村は、部長室でも常にタバコをふかしているらしい。
生嶋と言うのは望美の旧姓だ。
「ああ、すまんすまん。今は塩原君だったな。何とか会社に復帰してもらえないかな」
「どうして望美なんですか?」
健太は缶コーヒーを口にする。
せっかく専業主婦として家庭にいてくれることになったのに、職場に戻っては欲しくない。

「実は今度特別事業部で新規プロジェクトが決まってな。いろいろと雑用が増えたんだ。そこで事務処理など雑務を手がける人を用意していいってことになってね。いろいろ考えたんだが塩原君の奥さん、望美君なら適任だと思うんだよ。彼女は以前秘書課にいて会社のこともわかっている。新人を教育している暇などないからな」
「でも、それなら秘書課から誰かを・・・」
「それは無理だ」
健太の言葉をぴしゃりとさえぎる越久村。
「今時期は秘書課も手一杯だ。今年は新人を一人しか入れてないしな」
越久村のタバコの煙が健太の喉を刺激する。
「ゲホッ、ゴホッ」
「お、タバコは苦手だったな。すまんすまん」
そういいながらも越久村はタバコを消しはしない。
「とにかく打診してみてくれないか? 君にも悪い話じゃないだろう。マンションのローンだってバカにはならないはずだ」
「ハア・・・」
痛いところを突かれあいまいに返事する健太。
それを見た越久村は仕事の内容や条件を一通り伝えると、にやりと笑って休憩室をあとにした。
「越久村部長の手伝い?」
「ああ、どうしてもって泣きつかれちゃってさ・・・もちろん望美がいやなら断るよ」
健太はとりあえず越久村の申し出を望美に伝えた。
きっと断るだろうと思っていたのだ。
望美が断ったのなら健太としても越久村に言いやすい。
「うーん・・・セクハラ部長かぁ・・・」
そうだ。それも健太の不安の一つである。
越久村は女子社員の一部からセクハラ部長と言うあだ名を付けられていると言うのだ。
どこまでホントかわからないし、越久村をやっかむ連中によるものと言う話もあるのだが、やっぱり気になることは気になるのだ。

「でも、越久村部長ってまだ部長だったんだ。仕事できる人って聞いていたからとっくに常務あたりになっていると思ってたわ」
「ああ、何でも常務昇進を蹴って特別事業部に移ったらしいよ。あそこは社長直属の部門だし、業績も上げているから、他の役員たちも越久村部長にあんまり頭が上がらないらしい」
特別事業部のことは健太もよく知らない。
ただ、今度の新規プロジェクトの噂は企画開発部にも入ってきていて、相当大きな動きになるような話らしかった。
「そうなんだ。それでお手伝いの期間はどれぐらいなの?」
「とりあえず半年って言うことだった。半年後に望めば更新と言うことになるらしい」
「やってもいいかな」
「ええっ?」
望美の言葉に健太は驚いた。てっきり断るとばかり思っていたのだ。
「い、いいのかい?」
「事務処理的なことならできると思うし、今のうちにお金を貯めておいても悪くないって思うわ。半年したらやめればいいんだし、少しでも健太さんの負担を軽くしてあげたいの」
にこやかな笑顔で健太に微笑む望美。
二十五歳という若さが美しさに花を添えている。
「望美・・・でもなぁ・・・」
「くすっ、心配しなくても大丈夫よ。セクハラ部長なんていわれてても、そう変なことはしないと思うわ」
くすくすと笑っている望美。健太は望美の笑顔が大好きだった。
望美の復帰の話は越久村の手でとんとん拍子に進められ、数日後には出社の運びとなる。
当面はパート扱いだが、状況によっては正社員への復帰もありうるという話しで、給料もそれなりのものになるということだった。
住んでいるマンションのローンも結構大変なこともあり、望美は少しでも健太の負担を軽くできると喜んでいた。
セクハラ部長などと言う噂のある越久村の手伝いなどと言う仕事を引き受けたのも、専業主婦として健太に負担ばかりかけるのは申し訳ないという思いからだったのだ。
当の健太はそれを負担だなどとはこれっぽっちも思ってはいなかったが。

「それじゃ行ってくるよ。望美も今日から出社だね」
「ええ、気をつけてね、健太さん」
玄関先でお別れのキスをする望美。
結婚して一年になるというのに、望美はお別れのキスを忘れない。
健太を愛しているのだ。いつも送り出すときはしばしの別れに切なくなる。
だからこうしてキスをして送り出すのだ。名残惜しそうな表情で健太が玄関を出て行く。
送り出した望美はエプロンをはずし、出社の支度を始めるのだった。
いつもの白い下着の上にブラウスを着、ナチュラルブラウンのパンストに紺のタイトスカ
ートと上着を組み合わせる。
まるでリクルートスーツのような感じだが、どうせ会社では制服を着るのだろうから気にしない。
鏡の中に映った望美は、まるで新人社員のころに戻ったような感じがした。
メイクを終えた望美は玄関の鍵をかけて家をでる。
久しぶりの朝の外出は、望美の気分を浮き立たせた。
会社までは電車で20分ほどだ。
実は復帰が決まって知ったのだが、望美の勤める先は健太のいる都心の本社社屋ではなく、ちょっと離れた新社屋だったのだ。
そこに越久村をはじめ、新規プロジェクトに携わる人員が詰めることになるのだという。
健太と一緒に仕事ができると喜んでいたのだがそうは行かないらしい。
新しいところでの復帰は多少不安だったものの、決まったからには仕方がないし、家に近い分遅く出ることができて家事には好都合だ。
早く帰れるし健太にも迷惑をかけずにすむだろう。
望美は意気揚々と新社屋に入っていった。

「おはようございます。うっ、ゲホッ」
越久村のいる部屋に入った途端、もうもうたるタバコの煙にめまいがする望美。
部屋の中がかすむほどの白煙が充満しているのだ。
ヘビースモーカーの越久村が朝からタバコをふかしているのだろう。
「ゲホッ、ゴホッ、お、越久村部長・・・」
咳き込みながら越久村のところへいく望美。
とてもじゃないがタバコの嫌いな望美には耐えられるものではない。
「ああ、おはよう、塩原君」
タバコをふかしながら机から顔を上げる越久村。
早くから書類と格闘しているのだろう。
「お、おはようございます。あ、あの・・・」
「君の席はそこだ。今日からよろしく頼むよ」
「えっ?」
望美は驚いた。てっきり別の部屋での仕事になると思っていたのだ。
まさか一緒の部屋でなんて・・・
望美はそう思ったが、今さら別の部屋でなんて言えるはずもない。
「あ、あの」
せめてこのタバコの煙を何とかして欲しいと思い、望美は越久村に声をかける。
「何をしている? もうすぐ始業時間だぞ。席についてくれないか」
「あ・・・は、はい」
言葉をさえぎられてしまい、望美はやむを得ず席に着く。
事務用品などは新しいものがそろえられており、内線電話も設置されていた。
「あ、あの・・・部長。制服に着替えたいのですけど・・・」
「ん?ああ、言ってなかったかな? 君には秘書的な役割をしてもらいたいので制服はなしだ。スーツで仕事をしてもらいたい」
「ええっ?」
望美はまた驚いた。てっきり制服で事務処理をするものだとばかり思い込んでいたのだ。
秘書課にいたとはいえ、秘書的役割につくなど思っても見なかったのである。
「これを頼む」
席を立って望美のところにやってくる越久村。
今まで自分が目を通していた書類を望美の机に置く。
「新規プロジェクトの見積もりだ。検算して問題なければ戻してくれ」
「あ、はい」
越久村の咥えタバコに辟易しながらも、望美は仕事を始めるのだった。
「ただいまー」
「お帰りなさい・・・」
仕事を終えて帰宅した健太をエプロン姿の望美が出迎える。
だが、その表情はすごくさえなく、憂鬱そうだったことに健太は驚いた。
「どうだった、初日だから何かトラぶったのか?」
カバンを手渡し靴を脱ぎながらも、健太は最愛の妻の心配をする。
「えっ?う、うん・・・その・・・ね・・・」
言葉を濁す望美に健太は何かいやなものを感じる。
「どうしたんだい?」
玄関先だが、望美の両肩をつかんで自分の方に向けさせた。
その望美の髪から強烈なタバコのにおいが流れてくる。
「えっ?これは?」
思わず望美の髪のにおいを確かめる健太。
間違いなくそれはタバコの煙のにおいだった。
「あ・・・やっぱりわかる? タバコのにおい。そうなの・・・部長が一日中ふかしているの。もう息もできないぐらいだったの・・・」
望美がタバコが嫌いなことは健太も知っている。
自分自身ヘビースモーカーだった父の影響でタバコが大嫌いな健太は、女性がタバコを吸うことにも抵抗があるのだったが、幸い望美もタバコが嫌いと知って大いに喜んだものである。

「越久村部長はヘビースモーカーで有名だからな。でもそんなにすごいのかい?」
てっきり別の部屋で仕事をしていると思っている健太は、まさか一緒の部屋で煙まみれになっているとは思いもしない。
「すごいなんてものじゃないわ。もう部屋が真っ白で目も痛くなるぐらいなの。正直つらいわ・・・それに・・・」
それに?望美は言おうかどうしようかと迷ってしまった。
それは越久村のセクハラだった。
越久村のセクハラ部長のあだ名は噂だけのものではなかったのだった。
望美が資料を探すなどで立ち上がったりすると、いつの間にか望美のそばにやってきてお尻をタッチして行くのだ。
望美がいやな顔をして部長とたしなめると、すまんすまんといって笑うだけ。
ただ、露骨に触ってくるのではなく、あくまでタッチ程度なので、我慢しようと思えばできないことも無い。
せっかくこの不況下に仕事に就いたのだし、健太の負担を減らしたいと思っているのだから、すぐに仕事をやめようとは思わない。
だったら、健太にはよけいな心配をかけないほうがいいのではないだろうか・・・
セクハラされているなんて言ったら、きっと健太は心配する。
下手したらそれが元で越久村との間に溝ができ、仕事がやりづらくなるかもしれない。
なんと言っても相手は特別事業部の部長なのだ。
ここは私が我慢すればいいことだわと望美はそう思ったのだった。

「ううん、なんでもないわ。初日だからちょっと疲れちゃったのよ。それよりもお風呂わいているから入っちゃってね」
カバンを持って健太を促す望美。
「うん、わかった。どうだい、望美も一緒に入らないか?」
ふわりと背中から抱きしめられる望美。望美はとても幸せな気持ちに包まれる。
「もう、そんなこと言って。私は食事の支度をしなくちゃならないの」
やんわりと断る望美。
「そうか・・・じゃ、残念だけど一人で入るよ」
「あ・・・」
部屋に着替えに入ってしまう健太。望美はちょっと寂しくなる。
形では断ったものの、そんなのは後でいいからと言われれば、一緒に入ってもいいなと思
っていたのだ。
あっさりとあきらめてしまった健太に、望美はちょっと落胆した。
******
望美が仕事に就き始めて一週間、十日と経つにつれ、仕事にも慣れやりがいも感じ始めると同時に、仕事場の環境にも慣れ始めていることに望美は気がついていなかった。
そして、越久村の仕事振りにだんだんと感心するようにもなっていたのである。
越久村はまさにできる男といった仕事振りだった。
部下を能率よく使いこなし、取引先との商談はうまくまとめ、新規プロジェクトの規格案にも目を通す。
まさに八面六臂の活躍で業績を上げているのだ。
望美はいつしか越久村の仕事振りを惚れ惚れと眺めていたりするようになっていた。

また、あれほどいやだったタバコの煙も、一日中一緒の部屋で吸っていると、特に気にならなくもなってくる。
お尻へのタッチも日常的に行われてしまうと、単なる日常の一コマですむようになっていた。
タバコとセクハラに対する嫌悪感はじょじょになくなってきていることに、望美はまったく気がついていないのだった。
「それでね、私が見てもこれはどうかなって思っていたんだけど、部長ったらピシャッて言ってのけるのよ。富田林課長ったら目を白黒させてたわ」
「ふーん・・・」
面白くなさそうに望美の話を聞いている健太。
このところ食事のときに部長の話を聞かされることがあるのだ。
先日までタバコを吸うからいやだって言っていたのに、このところは部長はすごいって言
ってくる。
自分の妻が他の男を褒めるのを聞かされて面白いわけがない。
だから健太は不機嫌だったのだ。
「ね、健太さんもそう思うでしょ? 越久村部長ってすごいわよねぇ」
「そりゃ仕事はできるとは思うけど・・・人間的にはどうなのかなぁ」
ついつい否定的な発言をしてしまう健太。
それはたぶんに嫉妬だとは思っているが、面白くないのは事実なのだ。
「あら、人間的にだってそう悪い人じゃないわ。部下の面倒見だっていい人なのよ。健太さんだって以前部下だったときにお世話になったんでしょ?」
「そりゃそうだけど・・・望美に他の男を褒めてもらいたくないよ」
口を尖らせて小さく言う健太。
それを聞いて一瞬きょとんとした望美だったが、次の瞬間にくすくすと笑い出す。
「くすくす・・・いやだ、健太さんたらやきもち妬いてたの?大丈夫よ。越久村部長のことなんかなんとも思ってないんだから」
そうしてすっと立ち上がると、望美は健太の耳元でささやきかける。
「私が愛しているのはあなただけ。愛する旦那様だけよ」
「望美」
すっと突き出された唇を受け止めてキスをする健太。
望美の愛をしっかりと受け止めはしたものの、タバコのにおいがうっすらと感じるのが気になった。

「おはようございます」
翌朝望美はいつもより遅れて出社した。
夕べは健太と熱い夜を過ごしてしまい、つい寝過ごしてしまったのだ。
遅刻とは程遠い時間ではあるものの、あわてて出て行った健太には申し訳ないことをしたなと思う。
「おはよう。今日の下着はなに色かな?」
すでに机についていた越久村が顔も上げずにさらっと言う。
それがあまりにもさらりとしていたため、望美はまったくいやらしい質問と感じることなく、かえっていつものお尻タッチと変わらない軽いセクハラだと思ってしまう。
「もう部長。いきなり朝からなんですか? いつも通り白ですよ」
望美もあっさりと答える。
こういうのは恥ずかしがったりすると逆効果で、かえって相手を喜ばせてしまうのだ。
あっさりと答えてしまえば相手もそれ以上には言ってこないもの。
望美はそう思っていた。
だが、望美があっさり答えたことに、越久村は心の中でほくそえむ。
「望美君、すまないが今日は残業してもらうから」
この十日ほどのうちに、いつの間にか越久村は望美のことを望美君と呼ぶようになっていた。
「えっ? 残業ですか?」
机について仕事を始めた望美は思わず聞き返す。
昨日は言われてなかったので、残業があるなんて思ってもいなかったのだ。
「突然ですまないがね、接待があるんでそれに付き合ってもらうよ。君は俺の秘書役なんだから」
「でも部長、いきなり言われましても・・・」
困るわと望美は思う。
健太にも何も言ってないから、きっと夕食などで困ることになると思うのだ。

「今朝決まったことなんでね、すまない。何か都合悪かったかな?仕事なんだから我慢して欲しい」
「都合は大丈夫なんですが健太さんに何も言ってこなかったので」
「塩原君のことなら心配いらんだろう。彼だって子供じゃないんだから。お昼にでも電話で知らせてやればいいさ」
「はい、そうします」
仕方ないと思い、望美はため息をついた。
『そうなの・・・いきなりなものだから・・・』
お昼休みに携帯にかかってきた電話は望美からのものだった。
「ふう・・・わかったよ。夜は外食で済ませるよ」
健太は思わずため息をついてしまう。
決して望美が悪いわけじゃないのだが、なんとなく怒りを覚えてしまうのだ。
『ごめんなさい。今度から部長によく確認するようにするわ。残業があるときは前もってわかるようにするわね』
「仕方ないよ。仕事だから仕方ない」
それはなかば自分に向けた言葉だ。仕事についている以上こういうことは仕方ない。
だからこそ健太は望美に専業主婦でいて欲しかったのだ。
「あんまり遅くならないようにね」
『ええ、それはもう。愛しているわ健太さん』
「ボクもだよ、望美」
そう言って切れた電話を健太はしばらく眺めていた。

「さて、行くぞ。望美君」
席を立つ越久村。望みは驚いた。まだ夕方の四時である。
六時半の接待にはまだ時間があるはずではないか。
「寄る所があるからね。すぐに支度をしなさい」
「は、はい」
望美ははじかれたように席を立ち、越久村の後に付き従った。
望美が連れて行かれたのは一軒のブティックだった。
「部長、ここは?」
望美には何がなんだかわからない。
なぜ部長はブティックなどに来たのだろう。
「ここは俺の知り合いがやっているお店でね、さあ、入って」
ドアを開け望美を促す越久村。仕方なく望美はお店に入っていった。
「これはいらっしゃいませ。こんばんは、越久村様」
ブティックの店長と思しき女性がやってくる。
さすがにブティックの店長なだけあって、ブランド物のスーツを優雅に着こなしているが、内面から何か滲み出てくるような雰囲気を漂わせていて、望美は少し気圧された。
「すまないね。これから接待があるんで、彼女に合う服を用意してやってくれないか?」
「ええっ?」
思わず望美は声を上げてしまう。
まさか自分の服を用意するためにここへ来たなどとは思ってもいなかったのだ。
「かしこまりました。なかなかお美しいお方ですね。すぐにぴったりなものを用意させていただきますわ」
そう言って店長は望美の服を見繕い始める。
望美はただそれをあっけに取られて見ているだけだった。

「部長・・・私・・・困ります」
「いいんだ。これも仕事のうちだから。制服のような物だと思えばいい」
「せ、制服ですか・・・」
「そうだ。ほら、呼んでいるぞ。行ってきなさい」
越久村が店長のほうを指し示す。
「は、はい」
望美はふらふらと店長のほうに向かって行くのだった。
越久村の意味ありげな笑みを知らずに。
「ええっ?下着もですか?」
「ええ、ドレスを見繕うにはまず下着から合わせて行きませんと」
「で、でも・・・」
望美は恥ずかしさと部長に対する申し訳なさで真っ赤になっている。
「大丈夫ですよ。ぴったりのをご用意いたしますから」
にこやかに微笑む店長に負け、望美は下着からすべて用意してもらうことになった。
やがて店長が用意したのは、ワインレッドのブラジャーとショーツ、それにガーターベルトだった。
望美は顔から火が出るほど恥ずかしかったが、それでもシルクと思われるその下着の美しさには心が惹かれてしまうのだった。

しばらくして越久村の前に姿を現した望美は、先ほどまでとは一変していたといっていいほどだった。
派手さを感じさせる赤のタイトミニのワンピースに、黒のガーターストッキングを穿き、エナメルレッドのハイヒールと言う妖艶な女性に変貌していたのだ。
思わず越久村が見入ってしまうほどであり、望美の美しさがあらためて引き出されたようだった。
「素敵だよ望美君。とても美しい。惚れ惚れしてしまう」
越久村の顔に賛嘆の表情が浮かんだことに、望美は何か言いようのない喜ばしさを感じていた。
鏡を見たときに感じた自分の姿に対するちょっとした誇らしさと、地位のある男性からの賛美の眼差しとは、望美の心を多少ゆがめていくには充分なものだった。
「ありがとうございます、部長」
望美は優美な足取りで越久村の元へ行く。
「下着も取り替えたかね?見せてごらん」
「えっ?は、はい・・・」
望美はスカートを持ち上げる。
そこにはワインレッドのショーツとガーターベルトが望美の白い肌を彩っていた。
「いい色だ。その服はプレゼントしよう。これからも俺の目を楽しませて欲しい」
「はい・・・」
望美は知らず知らずにそう返事をしていた。
今まで着ていた服などを紙袋に入れてもらい、望美たちはブティックを出る。
先を歩いて行く越久村に、望美は寄り添うようにつき従う。
商店街のショーウインドウに映るミニスカート姿の自分が急に恥ずかしく感じ、思わず周りを意識してしまう望美。
「あ、あの、部長」
「何だね?」
タバコに火をつけ、接待の場所に向かって悠然と歩くその姿は堂々としていて頼もしい。
「ちょっとこの服装・・・派手じゃないですか? なんだか恥ずかしい」
「そんなことはない。あの店長の見立てはたいしたもんだ。とても綺麗だよ」
振り返りはしないものの、ショーウインドウなどを通して望美の姿を確かめているのがわかる。
恥ずかしいけれど、綺麗だと言われるのは望美はとてもうれしかった。
「あ、ありがとうございます」

「普段の君は地味すぎる。君は本当の自分と言うものを知らないのだ。本当の君はまばゆいばかりの美しさを持っているのだから、このぐらいの服装は当たり前なのだよ」
越久村の言葉に望美は思わず苦笑する。
「部長、そう言ってくださるのはうれしいですけど、褒めても何にもでませんわよ」
「ふ・・・まあいい。今日の接待には俺が君の本来の姿であると思うその姿で過ごしなさい。それで納得できなければ明日からは元に戻せばいい。まあ、君はそんなつまらない女じゃないとは思うがね」
望美は一瞬ドキッとする。越久村につまらない女と思われたくない。
その思いが確かに望美の心の奥底で芽吹いていたのだった。
接待そのものは滞りなく行われた。
取引先が越久村に便宜を図ってもらうために宴席を用意したのだ。
最初は料亭での食事だったが、その後はクラブへ繰り出すという算段だ。
取引先は最初望美の存在に驚いたものの、越久村の秘書だという言葉に納得したのか、望美にももてなしを始めるのだった。
ただ、望美にとっては最初のうちは接待相手の男たちの無遠慮な視線にさらされ続け、居心地の悪さを味わっていた。
決して大きくはない望美の胸だったが、タイトミニのワンピースは胸を強調するつくりになっており、男どもは少しでも望美の胸が見えないだろうかといやらしい視線を投げつけ、さらにはガーターストッキングに覆われた太ももにもちらちらと視線を這わせてくる。
だが、越久村の秘書である望美に何かできるはずも無い。
越久村も笑いながらうちの秘書には手を出さんでくれよといい、取引先の男たちはただ望美にいやらしい視線を送るだけだった。

取引先との接待を終えたときには、時刻は夜の十二時を回っていた。
普段は飲まないお酒を飲んだことで、望美は少し酔っていた。
「さて、接待も無事すんだ。どうだったかね?」
「はい・・・なんだか怖かったです」
「怖い?」
望美は越久村の言葉にうなずく。
「なんだか私を見る目がぎらぎらとして・・・まるで獣のような・・・」
お酒のせいもあるのかもしれないが、望美は感じたままの事を言った。
「ふふ・・・獣ね。なに、心配することはない。あいつらは餌を前にしてお預けを食らった犬のようなものだ。君を見てよだれをたらすしかできないやつらさ」
「まあ、部長ったらいいんですか? 取引先をそんなふうに言って」
思わず望美に笑みが浮かぶ。
先ほどまで感じた緊張や恐れといったものはこの瞬間に吹き飛んだ。
「いいんだよ。所詮あいつらはうちとの取引に群がる犬だ。君は俺と同じようにあいつらを犬として見下して笑ってやればいい」
「うふふふ・・・そう考えると彼らも哀れな感じがしますね」
「だが、哀れだからといって情けをかけてはいかんぞ。俺の秘書として望美君もあいつらのしつけをしっかりとしてもらわないとな」
「はい。がんばります」
望美は力強くうなずいた。
「ただいま」
灯りの消えている玄関に入り、小声でそっと言う。
タクシーで送ってもらったとはいえ、すでに深夜の一時に近い。
静まり返った家の中は、健太がすでに寝入っていることを示していた。
望美はそのことにどこかホッとするような気持ちを持つと同時に、どこか寂しさも感じてしまう。
起きて待っててくれたらなと思ってしまうのだ。
もちろん明日も仕事がある以上遅くまで起きてなどいられない。
いつ帰るかわからない望美を待っていられなかったのだろう。
望美はそっと自分の部屋にいくと、一人暮らしのときに手に入れ、将来子供ができたときに子供用にしようと思っておいてあるベッドに腰掛ける。
今日は寝室には行かない方がいい。
お酒のにおいもするだろうし、せっかく寝入っている健太さんを起こしてしまう。
今日はこのベッドで寝よう。望美はそう決めて、パジャマに着替えると眠りについた。

翌朝、望美はやはり多少機嫌のよくない健太に遅くなってしまったことを詫び、多分しょ
っちゅうあることではないと思うので、部長にも前もって言ってもらうようにすることを伝える。
健太としてはかつては自分も営業職だったために接待の必要性は感じており、仕方ないという気持ちではあったものの、やはり夜遅く帰る妻は心配なことに違いはなかった。
だが、朝から望美と口論する気にもならず、いい気分ではなかったものの一応納得して出かけていく。
その様子に望美も今度は遅くならないようにしようと思うのだった。
昨日越久村に買ってもらった服をしわを伸ばしてハンガーにかけ、望美はいつものようにおとなしめのスーツとストッキングを身につける。
越久村はああ言ってはいたものの、やはりこうしてみると昨日の服は派手な気がして望美の趣味には合わないのだ。
こうしたおとなしめのスーツが仕事をしているようで気持ちがいい。
望美は身支度を整えると、会社に向かって家を出た。

「おはようございます」
望美はいつものように部長室に入り、越久村の出勤前に手早く掃除などを済ませていく。
契約の掃除会社が掃除はしてくれているので、机の上を拭いたりするぐらいだが、躰を動かしながら一日の予定を頭の中で確認したりするのだ。
そうしているうちに越久村が出社する。
「おはよう、望美君」
「おはようございます部長」
一礼する望美。
「うーん・・・望美君困るなぁ」
苦笑いしながら越久村が席に着く。
「えっ? 何かありましたでしょうか?」
望美は何のことだかわからない。
「服装さ。君はそんなつまらない女だったかな?」
望美はドキッとした。やはりこんな地味な服装ではいけなかったのだろうか?
でも、仕事をする上であまり派手なのは・・・
「昨日の服を着て来いとは言わんよ。だが、君もあんな感じの服ぐらい持っていないのかな?」
「す、すみません。私あんなに派手な服は持ってなくて。それに今日は接待ではないと思いましたし」
頭を下げながら言い訳のように越久村に言う望美。
「望美君。君は俺の秘書であるということをわかってないのかな。新規プロジェクトに絡んでうちと取引したがっている会社はいっぱいある。いつ接待で呼ばれるかわからないのだよ。そのときになってあわてるつもりかい?」
ハッとする望美。言われてみればその通りだ。
このところ越久村のもとへは各企業の担当者が挨拶に訪れている。
そのいずれもが、今度一席設けますのでと越久村を誘っているのだ。
いつ接待が入るかわからなくなってきている今、それに備えておく必要があると越久村は言っているのだ。
「す、すみません。思い至りませんでした」
今度は深々と頭を下げる望美。

越久村はタバコを取り出すと火をつけて一服吸う。
「まあいい。これを持っていきなさい」
望美の前に一枚のカードが差し出される。
「これは?」
「俺のクレジットカードだ。昨日の店は覚えているかい? あそこで店長に数着選んでもらいなさい。そんな地味なスーツじゃ取引にも影響する」
「は、はい」
おずおずとカードを受け取る望美。
「今から行ってもまだやってないだろうからお昼休みに行きなさい。戻るのが遅れてもかまわないから」
「はい」
望美はうなずくと席に戻って仕事を始める。
だが、内心では越久村に指摘されるまで服装のことに思い至らなかった自分が望美は恥ずかしかった。

お昼休み、望美は外出して昨日のブティックに寄る。
昨日同様美人の店長にわけを話すと、店長はにっこりとうなずいて望美の衣装を見繕い始めた。
望美は一着だけのつもりだったが、店長は着まわすことも考えてとりあえず五着用意するといい、
そのいずれもが扇情的で丈の短いミニや胸の開いた躰のラインをかもし出すような服を選び出して行く。
「昨日のは確かに派手めだったけど、少し抑え目にしたからあなたならこのぐらいは充分着こなせるわ。メイクも少し変えてみてはいかがかしら。それに下着だってそう。こちらに変えてごらんなさい。きっと自分でもびっくりするほど綺麗になれるわよ」
そういいながら店長は下着やアクセサリーも見繕う。
「下着もですか?」
「下着を変えると気持ちも変わるわ。身も心も引き締まるわよ」
店長の言葉には説得力がある。確かにそう言われればそんな気もするのだ。
「メイクを変えると気持ちが変わるのはわかるでしょ?下着も同じなの」
「同じ・・・」
「別に男をたらしこむとか媚びるとかじゃないのよ。下着は女性の内面を磨いて輝かせるためのものなの。いわばそのための道具ね。さしずめビジネスウーマンの武装って所かしら」
「武装・・・ですか?」
「そう。ビジネスに向かう自分を鼓舞するための武装よ」
店長の言葉にうなずく望美。
目の前に置かれた黒や赤の派手な下着は望美でも驚くほどのいやらしさを感じさせる。
今まで健太との夫婦生活にこんな下着を身につけたことなど一度もない。
だが、確かにこれをつけた自分は何か変わるのかもしれないと思う。
それだけに何か一種の魔力を持つような魅力を望美は感じるのだった。

店長にいろいろと見繕ってもらったあと、望美は下着も服も言われるままに取り替える。
昨日と同じように美しくなっていく自分を見るのは、望美にとっても気持ちのいいものだ
った。
「あなたの内面はまだまだ磨かれていない原石のようなもの。こういった下着やメイクがあなたを磨きたててくれるわ」
「やはりメイクも変えたほうがいいんですか? 多少派手目に」
「派手にするというのとはちょっと違うわ。あなたの美しさを引き出すのよ」
店長はそういいながら望美の顔にメイクを施して行く。
あまり濃いメイクはと思った望美だったが、店長によって施されるメイクは望美を見事に変えて行く。
確かに家庭に入って以来メイクをナチュラル系に抑えてきた望美にすれば濃い化粧と言えるかもしれないが、決して濃くも派手にも見えないのだ。
付ける前までは派手だと感じていたアイシャドウや口紅も、店長の手にかかれば望美に新たなる輝きを付け加える彩りに過ぎなくなる。
派手な感じなど微塵も与えず、それでいて望美を妖艶に引き立てる、そういう類のメイクだった。
最後に耳にはピアスをつけてもらう。
なんでも店長はピアスの資格のようなものを持っているとかで、ピアシングニードルで耳たぶに穴を開け、綺麗なピアスをつけられた。
一瞬健太がどう思うか気になった望美だったが、健太とて望美が美しくなるのはうれしいだろうと思い、ピアスをつけてもらったのだ。
すべてが終わった望美は、まさに見違えるように美しかった。
それはさながら蝶の幼虫が成虫に羽化したかのようでもあり、望美も自分の美しさに酔いしれるほどだった。

しかし、いくらなんでもこれは買いすぎだ。
望美は今着ているものだけを購入しようと思い、それも自分のカードで買おうと思ったが、店長は首を振る。
「越久村さんに連絡はもらっているわ。会社の制服のようなものだから気にしないように
って。越久村さんのカードをちょうだい」
「でも・・・それならせめて半分でも」
「あなたは越久村さんに期待されているのよ。越久村さんのために一所懸命に尽くせばそれでいいんじゃないかしら」
「期待だなんて、私はただ部長のあとについて回るだけの秘書代わりですから」
望美の言葉に店長が微笑みかける。
「越久村さんが無能な人に秘書役なんかさせるわけないでしょ?違います?さ、カードをくださいな」
店長に言われて仕方なく越久村のカードを手渡す望美。
これではいくらかかったかわからないが、相当な金額になるのは間違いないだろう。
だが、それだけ自分は期待されているんだと思うと、望美は誇らしくまたうれしかった。
無能なものには秘書役などやらせないという店長の言葉が望美はとてもうれしかったのだ。
「今着ているもの以外は宅配便でご自宅に送りますわ。お仕事にお戻りください」
望美はそう言われ、住所を告げてブティックを出る。
道行く人々が望美の美しさに振り返り、望美は最初は気恥ずかしかったものの、賛美の視線が心地よかった。

「ただいま戻りました」
望美が戻ると、越久村は満面の笑みを浮かべた。
「おお、見違えたよ。さすがは望美君だ。とても美しい」
「うふっ、ありがとうございます部長」
越久村の賛辞は望美にとってはとてもうれしい。
それだけで恥ずかしい思いをしたかいがあるというものだった。
「その服は君の制服のようなものだ。これからも俺の秘書であることに誇りを持って頑張
ってくれよ」
「ありがとうございます部長、すごくたくさん買ってしまったんですけど、本当にいいんですか?」
「かまわんよ。これも仕事のうちだからね。美しい秘書を見て相手が取引したいと思ってくれれば安いものじゃないか」
美しい秘書と言う言葉がとてもうれしい。
それに越久村はあくまで仕事であるという姿勢を崩さない。
そのため、望美も仕事だからこの服装なんだと納得することができるのだった。

次の日から望美は見繕ってもらった衣装に店長に教わったような美しいメイクをして出社するようになった。
見る者に妖艶さを感じさせるような衣装ではあるものの、これはあくまでも仕事着であり、突発的な接待などにも対応できる衣装だからと望美は納得していたし、何より自分に向けられる視線が心地よかった。
ただ、会社に行く途中に痴漢に遭ってしまった事があり、そのことを知った越久村がわざわざ朝迎えに来てくれるようになる。
そのことが部下を大事に思ってくれる越久村の思いやりに感じて望美はとてもうれしかった。
健太は望美がそんな妖艶さを漂わせる服装で出勤していることなどまったく気がついていなかった。
越久村の新規プロジェクトに伴う新規開発で企画開発部門はてんてこ舞いの忙しさだったのだ。
自然と夜も遅く帰ることが多く、夜十一時ごろになることもしょっちゅうとなっていた。
当然夕食を家で取ることも少なくなり、望美も夜を外食で済ませるようになっていた。
朝は望美の出勤前に健太は家を出てしまい、夜も望美の方が早いために、望美の服装の変化など判るはずもなかったのだ。
******
「おはようございます」
いつものように越久村の車の助手席に乗り込む望美。
タイトスカートから伸びる脚が越久村の目を楽しませる。
黒のストッキングがなまめかしい。
越久村は望美が近所の人の好奇の目にさらされるのを案じて家までは迎えには来ない。
最寄の駅の近くで待ち合わせをしているのだ。
「おはよう望美君。いつも綺麗だよ」
「ありがとうございます。部長も素敵ですわ」
車を走らせる越久村の手が望美の太ももに伸びて行く。
「あはっ、もう・・・部長ったら」
最初は驚いていた望美だったが、特に太ももから股間に手が伸びてくるのでもなく、どちらかと言うと撫でてもらっているという感じが強かったので、最近はお尻タッチと同じくほとんど気にならなくなっていた。
むしろ自分の脚を褒めてもらっているようでうれしくさえあったのだ。
「おっといかんいかん。運転中だったな」
そう言って大げさに手を引っ込める越久村。二人の笑い声が車内に広がった。

「えっ?出張ですか?」
「そうだ。今週末に一泊で金沢へ行く。望美君も一緒だ」
「私もですか?」
望美は驚いた。まさか出張に同行するなど考えたこともなかったのだ。
「当然だろう。君は俺の秘書なんだからな。手助けをしてもらわないと困る」
「で、でも・・・」
望美の脳裏に健太のことがよぎる。
このところゆっくり顔をあわせていないので、週末は映画でも行こうかと話していたところだったのだ。
「週末は・・・」
「重要な仕事だ。よろしく頼むよ」
越久村にそう言われては望美には断れない。それに今は仕事が楽しかった。
健太との休日はまた今度も機会があるだろう。そう思った望美は越久村にうなずいた。
「ただいま。ふう・・・」
この日も健太の帰宅は夜十一時を過ぎていた。
「お帰りなさい、健太さん」
パジャマに着替えていた望美がちょっとかげりを浮かべた表情で出迎える。
「ただいま」
疲れているのだろうが、それでも健太は笑みを浮かべた。
愛する望美の顔が見られれば、疲れなどは吹き飛んでしまう。
望美は健太のカバンを受け取り、リビングに入る健太のあとに続く。
「お食事は?」
「いらない。会社で食べてきた」
ソファーに腰を下ろす健太。
このところの企画開発部門の忙しさは社内でもバックアップ体制がとられており、残業にはちゃんと夕食が用意されるようになっている。
だから健太も夕食は会社で取っているのだ。

「そう・・・」
何か言い出そうとしているようで言い出せないでいる望美に気がつく健太。
「どうしたんだい? 日曜日のことなら大丈夫だよ。明後日までに一区切りつければ明後日は休めるから」
「そのことなんだけど・・・ごめんなさい」
望美が頭を下げる。
「ど、どうしたんだい?」
「土曜日に出張が入っちゃったの。土日で金沢に行かなくちゃならないの。だから映画はまた今度・・・」
望美の思いもかけない言葉に絶句する健太。
どうにかがんばれば日曜日は休めるということを励みにして仕事してきたのだったが、それが無駄になってしまったのだ。
「どうして望美が出張しなくちゃならないんだ? 望美は単なる雑務を処理するための採用だろ?」
「私も今では越久村部長の秘書みたいなものなのよ。だから部長の仕事の手伝いをしなくちゃならないの。ごめんなさい。来週は大丈夫だと思うから・・・」
すまなそうにしている望美だが、健太はどうにも心が収まらない。
「いいよ。どこへでも行ってこいよ」
ふてくされてはずしたネクタイを放り投げる健太。
おもむろに立ち上がると、冷蔵庫からビールを取り出す。
「ごめんなさい。仕事だから・・・」
健太が怒るのももっともだと思う望美はひたすら頭を下げるしかない。
「いいって言ってるだろ。二言目には仕事仕事って、そんなに仕事が大事なのか?」
「だからごめんなさいって言ってるでしょ。仕方ないじゃない。健太さんだって仕事で休めないときぐらいあるでしょ」
健太の態度につい口調が荒くなってしまう望美。
謝っているのに、受け入れてもらえないのはつらくなる。

「ああ、だからいいっていってるだろ。もういいって!あーーあ、つまんねえなぁ」
缶ビールの口を開け、ごくごくと飲み干して行く健太。
言っちゃだめだとは思うものの、どうにも収まりがつかないのだ。
今は何を言っても無駄だと思った望美はそっと部屋を出る。
「望美、なんだかタバコくさいぞ。シャワー浴びてんのか?」
「なっ?」
望美は驚いた。
健太の帰りがいつになってもすぐ出迎えられるようにシャワーを浴びずに待っていたというのに、その言いようはあんまりだった。
望美は半泣きになりながらシャワーを浴びる。
出てきたときにはすでに健太は寝室に行ったあとだった。
望美は結局寝室には行かずに、自分の部屋のベッドで眠るのだった。
翌朝は健太も望美も無言のままだった。
健太も悪かったとは思っているものの、やはり素直には謝れない。
だいたい仕事仕事と男性社員じゃあるまいしとも思ってしまうのだ。
結局健太は無言で朝食を済ませ、身支度を整えて出かけてしまう。

望美は健太が出かけたことでホッとしていた。
息詰まるような雰囲気がどうにもいやだった。
確かに仕事が入ってしまったことで約束を破ってしまったことは申し訳ない。
でも、それをいつまでも子供みたいに拗ね、その上タバコくさいなんて言われるとは思わなかった。
部長ならあんなことは言わないに違いないわ・・・
タバコなんて一本も吸ってないのに・・・
それにタバコのにおいってそんなに気になるものかしら・・・
望美は首を振っていやな思いを振り払う。
これから仕事に出かけるというのに、暗い思いを引きずっていてはいられない。
望美はいつものように少し淫靡さを感じさせる下着を身につける。
家では決して着けない下着で、これを身に着けるだけでなんだか気分が引き締まる。
そして、あの日以来時折寄るようになったブティックで手に入れた衣装を身に付ける。
多少扇情的ではあるものの、躰のラインを綺麗に見せ望美の美しさを見事に引き出す衣装だ。
最後は最近手馴れてきたメイクで表情を引き締める。
メイクが終わるころには望美はもう健太とのいさかいなど忘れていた。
これから越久村と仕事をするのだ。そう思うと自然と気持ちが浮き立った。
「おはようございます」
「おはよう、望美君」
越久村の車に乗り込むころには、望美はもう普段の望美に戻っていた。
タバコの煙が充満する車内だったが、なぜか望美はホッとしたものを感じていた。
ここにはいつもの空間がある。仕事に向かうときのちょっと高揚するような気持ち。
やりがいを感じる充実した毎日の始まりなのだ。
その象徴ともいうべきタバコの煙を、望美は好きになっていた。

「何かあったのかな?」
望美は驚いた。
普段と変わらないつもりでいたのに、どうして越久村にはわかったのだろう?
「どうしてわかるんですか?」
「俺が鈍い男に見えるかい?毎日君の顔を見ているんだよ。何かあったかぐらいはすぐにわかる」
「あ・・・」
越久村に見守られているようで望美はすごくうれしくなる。
心に温かいものが広がって行く。
「健太さんとちょっと言いあいをしちゃったんです」
越久村には素直に夕べのことが言えてしまう。
「塩原君と? いったいどうしたんだい?」
心から心配してくれているような越久村の言葉が、望美はすごくうれしかった。
「実は・・・週末の出張のことを言ったら健太さんが機嫌を悪くしちゃって・・・」
「どうしてだい? 仕事だから仕方が無いだろう」
「ええ、私もそう言ったんですけど、健太さんたら納得してくれなくて・・・」
夕べの健太のことを思い出すと、約束を守れなかった自分が悪いというよりも、健太がわがままな子供に感じてしまう望美。
「それは塩原君も大人気ないな。いい大人なんだから妻の仕事を理解してやらなくちゃ」
「ええ、そうですよね。私が我慢してって言ったのに聞いてくれないし。それにすごく失礼なこと言うんですよ」
「失礼なこと?」
越久村が眉をひそめた。
「あ、これは部長が悪いとか言うんじゃないんですから誤解しないでくださいね。健太さんたら私のことタバコくさいって言ったんです」
タバコのにおいなんてそんなに気になるものかしらと望美は思うのだ。
「それはひどいな。こんなに美しい君を捕まえて」
「まあ、部長ったら。お世辞でもうれしいです」
微笑を浮かべる望美。

「世辞ではないよ。しかし塩原君もちょっと神経質すぎるんじゃないかな。望美君はタバコのにおいは気になるかい?」
「いいえ。最初はちょっとむせるような感じでしたけど、今は気になりません。部長のお
っしゃるとおり健太さんは気にしすぎるんだと思います」
「そうだな。ちょっと塩原君は周囲に甘えているところがあるからな。わがままで神経質なところがあるんだろう」
「そうなのかもしれません・・・ふう・・・あんな人だったかしら・・・」
なんとなく健太への思いに幻滅を感じてしまう望美。
それに反比例するように、越久村の男らしさやたくましさに憧れを感じてしまうのだ。
望美は知らず知らずのうちに、タバコを吸う越久村の横顔に見惚れていた。
「望美君ご苦労さん」
終業時間が近づいた望美に越久村が声をかける。
「あ、部長もお疲れ様です。明日は出張ですね。私で勤まるでしょうか・・・」
「心配は要らないさ、出張といっても顔つなぎのようなものだから難しいことは無いよ。いつもどおりでいればいい」
「はい。ありがとうございます」
越久村の言葉は本当に心強い。
少しでも越久村の役に立てるならこんなうれしいことは無いとも望美は思う。
「塩原君は今日も遅いんだろう?」
「ハイ、そう思います。このところ忙しそうですから・・・」
「だったら帰りに食事でもどうかな?望美君も一人で食事は味気ないだろう」
「えっ?」
望美は驚くと同時にうれしくなった。
越久村が食事に誘ってくれたのがうれしかったのだ。部長は私を気にかけてくれている。
そう思うと、望美の返事は決まっていた。
「はい。喜んで」
望美は大きくうなずいていた。

食事は楽しかった。雰囲気のいいレストランでワインを飲みながらの食事。
越久村との会話は仕事の話題が中心ではあったものの、ワインの酔いも手伝って望美にはすばらしい時間となったのだった。
越久村の車で送ってもらうとき、越久村の手がいつものように太ももに伸びてきたが、望美はそれがすごくうれしかった。
伸びてきていた越久村の手を握り締め、その温かさに酔いしれる。
このまま越久村と別れるのは寂しかった。
家の近くまで来て車が止まったとき、望美は越久村の手を強く握り締めてしまう。
「望美君」
「部長・・・」
望美は黙って目を閉じた。やがて望美の唇には、越久村の唇が重ねられるのだった。
「ただいま」
今日も帰りは夜の十二時近かった。
「ふう・・・」
「お帰りなさい」
玄関まで健太を迎えに出る望美。疲れ果てた表情の健太がカバンを差し出してくる。
望美はそれを受け取り、健太がリビングに向かうのについていった。
健太は言葉を捜していた。いや、探す必要はなかったはずだった。
ただ一言ごめんといえば済むのだ。
仕事に振り回されるのは会社員なら当たり前のことだ。
望美が自ら予定を入れたわけじゃないのだから、仕方ないと割り切ればいいだけだったのだ。
だが、どうしても言葉が出ない。結局健太は無言でリビングに入っていく。

「ふう・・・」
いつしか望美もため息をついていた。
無言でリビングに入っていく健太の後姿は、どう見てもさえない感じだったし、部長のような男らしさを微塵も感じさせないのだ。
部長ならもっとシャキッとしているのに・・・
そう思うと健太に多少の幻滅を感じてしまう。
こんなに彼って覇気のない人だったかしら・・・
望美は無言の健太をリビングに置き去りにしてカバンを健太の部屋に置きにいく。
二人の住むマンションはそれなりの広さを持っており、健太も望美も一部屋ずつを持っていた。
カバンを置いた望美はリビングに戻る。
うつむいた健太の疲れきった様子に望美はますます幻滅するのを感じていた。
「お疲れ様・・・ビールでも飲む?」
「いや、いらない。ふう・・・疲れたよ」
そんなのは見ればわかる。
でも、せめてもう少し男なら格好付けでいいから疲れた表情など見せないで欲しい。
部長なら絶対にこんな顔は見せないわ。別れる間際の口付けが思い出される。
ほんの少し健太に対して心が痛んだが、疲れた表情の健太にはただ哀れさを感じるだけだ
った。
「なあ・・・望美・・・」
「ねえ、健太さん」
二人はほぼ同時に声をかける。
「う、望美からどうぞ」
健太が一歩譲る。彼はただ夕べのことを誤ろうと思ったのだ。
その上で仲直りをして来週にでも映画に行けばいい。
だが、それを自分から言うのはどうも気が引けた。
望美が何をいうのか確かめてからでもいいと思ったのだ。

「えとね、ほら、私最近越久村部長のタバコにさらされててタバコくさいって言ってたでしょ?今日からちょっと寝室分けようかなって思うの」
「えっ?」
「シャワー浴びたりもするけど、健太さんの気に触ったりしたらいやだから、私の部屋で寝るわ。それならタバコのにおいは気にならないでしょ?」
望美の言葉に健太は唖然とした。そんなつもりじゃなかったのに・・・
「いや、だ、大丈夫だよ。望美がタバコくさいなんてことないから。寝室分けることないよ」
「ううん。私がもっとちゃんと気がついていればよかったのよ。健太さんタバコ嫌いだもんね。ごめんね。越久村部長ったらヘビースモーカーだから私もそれに慣れちゃっていたところあるし。だから別にしましょ。そのほうがいいわ」
望美にとっても寝室を別にして少し健太と距離を置きたかったのだ。
部長の言うとおり、少し距離を置くことでお互いに見えてくるものもあるかもしれない。
そう思ったのだ。
健太はもう何もいえなかった。望美はまだ怒っていると感じたのだ。
だったらもう勝手にしろと言う気がわいてくる。
「わかったよ。好きにしろよ」
健太はそう言って望美から顔を背けた。
「そう・・・それじゃおやすみなさい」
望美はふうと一つため息をつき、自分の部屋に入っていった。

「おはようございます」
出張用に少し大きめの荷物を持った望美が越久村の車に入り込む。
健太との朝の気まずい陰鬱な時間も過ぎ、これから越久村と二人になれると思うと、自然と表情がほころんでくる。
「おはよう望美君。ほう、今日は素敵なワンピースだね。よく似合っているよ」
越久村の言葉が望美の心を浮き立たせる。
紫の躰にぴったりしたワンピースは、望美の見事なプロポーションを浮き立たせ、なまめかしさをかもし出していた。
「ありがとうございます部長。うれしいですわ」
望美は最高の笑みを越久村に向ける。
今までこの笑みは健太に向けられていたはずなのに、いつしか望美の笑みは越久村に向けられるようになっていたのだ。
「ベージュのストッキングがとてもよくマッチしているよ。実に美しい」
「うふふ・・・部長にそう言ってもらえると本当にうれしいです。健太さんならそんなことちっとも言ってくれませんから」
「塩原君にも困ったものだな。望美君の美しさがわかっていないんだな」
わかっていない?そうかもしれないと望美は思う。
タバコのにおいとか妙なことには細かいくせに、ピアスをしたことには何も言わなかったりするのは、私をよく見てないのかもしれない。
もしかしたら健太にとっては、そばにいるのが望美でなくてもいいのかもしれない・・・
空気のようにそこにありさえすれば誰でもいいのかも・・・
「さて、それでは行こうか。一度会社に寄ったらすぐに出かけるぞ。準備は問題ないね?」「はい。出張に持っていく資料は昨日のうちにまとめてあります」
「さすがだ。君がいてくれて助かるよ、望美君」
「ありがとうございます」
飼い主に撫でてもらった仔犬のように、望美は越久村に褒められてとてもうれしく思うのだった。

金沢への出張は久しぶりの遠出とあって、望美にとっても楽しみだった。
颯爽とした越久村と並んで歩いていると、とても心が浮き立つのだ。
航空機で小松空港に降り立った二人は、手配してあったレンタカーに乗り金沢市内へと向かう。
綺麗な日本海を左手に望みながら走っていると、いつしか越久村の手は望美の太ももを触
っていた。
あ・・・うれしい・・・少なくとも部長は私を必要としてくれている。
部長は誰でもない私をそばにおいてくれている。
そう思うと望美はすごくうれしくなる。
望美は越久村の手に自分の手を重ね、昨日と同じようにそのぬくもりを味わった。
取引先との会合は、まったく問題なく終了した。
越久村の秘書として寄り添い、ストッキングに包まれた脚を優雅にそろえていた望美の姿を、取引先の男どもは意識しないようにしながらも盗み見ることをやめられないようだった。
望美にはそれが手に取るようにわかり、あえて脚の位置をずらしてみたりする。
すると男どもの視線がそれに連れて動いているのが見え、とても楽しいのだ。
何とか気を落ち着けようとしてタバコを吸う彼らと越久村自身のタバコの煙とが交じり合い、応接室は白くかすむほどだったものの、望美にとってはかえってその香りが心地よか
った。
「いやぁ、どうもありがとうございました。わざわざ金沢まで来ていただいて恐縮でした。どうです?もし良かったらこの後一席設けてありますが・・・」
そう言って引き止める取引先に、越久村は首を振る。
「いやいや、先日も申し上げたとおり今回は辞退させていただくよ。また折があればということで。そうそう、今度はこちらへおいでなさい。そのときにはいい店を紹介するよ」
「このまま手ぶらで返したとあっては、私が社長にどやされます。どうか一席・・・そ、そうですか・・・」
再度申し出ては見たものの、越久村の意志は固いようではねつけられる。
結局、その場で取引先と別れ、越久村と望美は二人きりになるのだった。

「よかったんですか、部長?接待を蹴ったりして。取引に支障が出たりしませんか?」
堅苦しい接待からまぬがれてホッとした気持ちがあるのは確かなものの、このことが何か差し支えることにならなければいいと望美は思う。
「ふん、どうせそれほどたいした取引先じゃない。切られて困るのは向こうの方さ。せっかくの金沢の夜を接待なんぞでつぶされるのはごめんだ」
越久村はそう言って笑った。
二人はレンタカーで夕方から夜にかけて金沢市内をドライブする。
いつもの仕事に向き合う越久村とは違い、名所を回りつつも金沢に生まれた高名な文学者の故事などをさらりと口にしたりする今日の越久村に、望美は彼の新たな面を見出すとともによりいっそうの憧れを感じてしまう。
そしていつしかレンタカーは郊外へ向かい、一軒の落ち着いた雰囲気を漂わせる和風のお屋敷に到着した。
「ここは?」
望美は一瞬その雰囲気に飲まれたように立ち尽くす。
「料亭旅館とでもいったところかな。今夜はここに泊まる。食事も楽しみにしているといい」
越久村が笑みを浮かべて歩き出すのに合わせ、望美もその後をついていく。
金沢出張ということで、望美もいくつかの有名どころをピックアップしていたのだが、これはまったくの予想外だった。
「こんなところが・・・」
落ち着いた雰囲気がとてもよく、先ほどまで気圧された望美ではあったものの、すぐにここが気に入った。

この旅館は、かつては武家の屋敷だったという。
豪華なお風呂でゆったりと気分を癒し、用意された食事を越久村と二人で楽しく味わうのだ。
無論食事も内装同様にすばらしく、加えて決して押し付けじゃない行き届いたサービスは、望美を十二分に満足させてくれた。
お酒も入ってほろ酔い気分の望美は、いつしかこんな素敵な旅館を用意できる越久村の奥深さにも酔いしれていることに気がつかなかった。
日常から離れた旅先という環境が望美の思考を鈍らせる。
越久村に乞われるままに酒を注ぎ、肩を抱かれてその酒を口移しで飲まされる。
越久村の口から注がれる液体は、とても甘美で美味しかった。
やがて越久村の手は浴衣姿の望美の懐に入り込む。
風呂上りのすべすべの胸を越久村の手が荒々しくつかみ、思わず望美の口から声が漏れる。
風呂でもお酒でもない熱が望美の躰を燃え上がらせ、あそこがじんわり濡れてくる。
抱きかかえられるようにして用意された布団に寝かされ、越久村の手で望美の浴衣ははだけられた。
「望美」
「あ・・・だめ・・・です・・・」
言葉だけとなった拒絶を無視し、越久村の指は望美の敏感なところを刺激する。
ピクンと体が反応し、いつしか越久村の首に両手を回していることにも気が付いてはいなかった。
「あ・・・」
猛々しいものが望美の躰を貫き、全身を走る快感が少しの後ろめたさをかき消していく。
越久村のほとばしる欲望を体内に感じたとき、望美は確かにエクスタシーを味わっていたのだった。

越久村の胸に顔をうずめたまま余韻に浸る。
たくましく厚い胸板は望美を暖かく包んでくれるものだった。
部長にならどうされてもいい・・・そんなことさえ思ってしまう。
ふわっとタバコの煙が顔にかかる。
越久村が吸うタバコの香りがなんだかとても心地よい。
「ん? 目が覚めたのか」
「あ、はい、部長」
越久村の目が望美に向けられ、望美は思わず微笑んだ。
「どうした?」
「くすっ・・・部長がタバコを吸うのを見てました。美味しそうに吸うんですね」
「ああ、とても美味い。食事の後や仕事中の一服も捨てがたいが、何よりすばらしい女を抱いた後のタバコは最高の味だ」
「うふふ・・・お世辞でもうれしいです」
お世辞とわかっても悪い気はしない。
越久村のような男にすばらしい女性と言われるのは光栄なのだ。
「君は最高の女だ。そうでなければ俺は抱かん。どうだ、一本吸ってみるか?」
「えっ?」
越久村が差し出したタバコを見て望美は一瞬ためらった。
「美味いぞ。吸ってみろ」
望美はずっとタバコは嫌いだった。
だが、越久村がタバコを吸う姿は見ていてとても素敵だったし、タバコの煙も今ではほとんど気にならない。
吸ってみようかな・・・望美はおずおずと手を伸ばす。
差し出されたタバコを受け取って咥え、越久村が差し出したライターで火をつける。
「すう・・・ゴホッ、ゲホッ・・・」
「ハハハ、慣れないとそんなものだ。ゆっくりと吸ってごらん」
いきなりでむせた望美に越久村が笑う。

望美は言われた通り今度はゆっくりと吸ってみた。
タバコの煙が肺の奥に流れ込み、とても美味しく感じられる。
「すう・・・ふう・・・こうですか?」
「そうそう。そうすればむせないだろう?」
「はい、そうですね。結構美味しいかも」
もう一度タバコを深く吸い込む望美。
なんとなく越久村とよりいっそう近しい存在になれた気がして、望美はうれしかった。
「ふう・・・うふふ・・・これで部長とおそろいですね」
「ん? ふふふ・・・そうだな。おそろいだ」
意味ありげに笑みを浮かべる越久村。
望美が思い通りに彼好みの女になってきていることに満足していたのだ。
「ふう・・・美味し。タバコってこんなに美味しいんだ。はまっちゃいそう」
望美はあっという間に一本吸い終わると、越久村の差し出す二本目に火をつけるのだった。
翌朝、越久村に再び抱かれて火照った躰を風呂で洗い流した後、望美は自販機で越久村と同じタバコを買い求めた。
部屋でタバコを吸っていると、越久村のぬくもりを感じられるようでとても心地よい。
タバコの味がすっかり気に入った望美は、続けざまに二本三本と吸っていき、越久村がなぜあれほどタバコを吸うのか理解できたような気がして、また一歩越久村に近づけたような気分になっていた。
「おやおや、望美もすっかりタバコが気に入ったかな」
遅れて風呂から上がってきた越久村が、窓辺でタバコを吸っている望美の姿に目を留める。
風呂上りの浴衣姿でタバコをくゆらす望美の姿は、越久村を充分に満足させるほど美しか
った。
「お帰りなさいませ部長。ええ、タバコって美味しいですね。今まで嫌って吸わなかったのがバカみたい」
タバコの煙を吐き出しながら、越久村に向かって笑みを浮かべる望美。
望美と呼び捨てにされることがうれしい。
妖しい美しさに包まれた望美は、健太には想像も付かないものだったに違いない。
この美しさを引き出すことができて、越久村は充実感を味わうのだった。

旅館を出た二人はレンタカーで空港へ向かう。
運転を始める前に越久村は、助手席に座った望美の肩を抱いて抱き寄せ、そのまま唇を重ねていく。
舌を絡めあう濃厚なキスが交わされることに、望美はまったく抵抗を感じない。
たった一晩の出来事が、望美の心を大きく変えてしまっていたのだ。
ドライブの最中も、越久村の手が太ももから股間に伸びてくるのを拒むどころか、多少恥ずかしがりながらも太ももを広げてその奥に触れることを許してしまう。
健太といるときには想像もしなかったときめきが、望美の心を支配していたのだった。
自宅近くで越久村と別れたとき、望美ははっきりと越久村と別れたくないと感じていた。
このままどこかへ行ってしまってもいいとさえ思ったのだ。
だが、家が近くなり、健太の顔を思い出したとき、望美は罪悪感が募るのを感じていた。
夫のある身でありながら、別の男と一夜を過ごしてしまったことに罪の意識を感じたのだ。
「ただいま・・・」
なんとなく後ろめたさを感じながら玄関をくぐる望美。
まるで反応をうかがうようにしばしその場で立ち尽くす。
出張を無事終えて帰宅した安堵感と、夕べからの出来事の罪悪感が混じり合い、複雑な思いが望美の中を駆けめぐった。
健太さんに何か言われたらどうしよう・・・
そんな思いとは裏腹に、玄関に健太が出てくることは無かった。
出かけているのかしら・・・望美は荷物を抱えて家の中に上がりこむ。
リビングにも健太の姿は無く、望美はなんとなく気が抜ける。

お土産に買った金沢名物をテーブルの上に置き、自室で服を脱ぎ捨てて一息入れる。
越久村に素敵だと褒められたワインレッドの下着も脱いで、地味な白の下着と落ち着いたゆったりした服に着替えると、なんともいえない安堵感に包まれる。
出張に行ったままの服装では、なんとなく健太に会いたくはなかったのだ。
落ち着いた気分になった望美は、窓辺に椅子を持ってきて窓を開け、タバコを取り出して一服する。
煙が肺にいきわたり、とても美味しく感じてしまう。
灰皿用意したほうがいいわね・・・ああ・・・でも健太さんがうるさいかも・・・
家では吸わないほうがいいかしら・・・
でも・・・こんなに美味しいとは知らなかったわぁ・・・
わずかの間に望美はタバコの虜になってしまっていた。
望美がタバコを吸い終えて、着替えた服を洗濯機に入れていると、リビングに健太が姿を現した。
「あ、帰ってたんだ。お帰り」
健太にとってのなんでもない一言が望美の心をいらだたせた。
「ただいま・・・」
妻が帰ってきたのだから、家にいたのなら出迎えてもよさそうなものなのに・・・
「ごめんごめん、部屋でヘッドフォンで音楽聞いてたんだ。気がつかなくてごめんよ」
健太が笑いながら頭を下げる。
「いいのよ、気にしてないわ。それお土産。後で食べてね」
いつもならこういったものは一緒に食べようというはずなのに、今の望美にはそういうことができなかった。
「ごめんなさい。ちょっと疲れたの。少し部屋で休んでいるわね」
健太と一緒にいるのがやはり気分的に重くなった望美は、自分の部屋に戻ってしまう。
ベッドにごろんと横になると、越久村との一夜が思い出されてくる。
いけないと思いつつも、望美の心は越久村を求めてしまうのだ。
私・・・健太さんの妻なのに・・・
思わないようにすればするほど越久村のことが思い出されてくるのだった。
夕食は味気ないものだった。
無言で料理を作る望美に、健太は何か変だなとは思ったものの、出張で疲れたという言葉に無理に納得して言葉をかけるようなことはしなかった。
気分のよくないときには無言になるものだ。そう思い、そっとしておこうと思ったのだ。
自然と夕食時も会話は無く、もくもくと食事を終えた望美が後片付けもそこそこに自室に入るのを、ただ黙って見送ったのだ。
相変わらずかすかににおうタバコのにおいが、越久村のヘビースモーカーぶりをうかがわせる。
タバコの嫌いな望美が、一日中越久村のそばでタバコの煙を吸わされているとなると苦痛だろう。
今は仕事への義務感から我慢しているに違いないが、半年の期限が終わればきっとやめるに違いない。
そのときは二人でどこか旅行に行ってもいいな。
有給を三日なり四日なりとって、北海道へでも行こうか。
いやいや、秋口の北海道よりも海外のほうがいいかなぁ。
そんなことを考える健太だった。
「はあ・・・」
思わずため息をついてしまう望美。どうしても健太の顔がまともには見られない。
越久村との時間は確かにすばらしいものだった。でも、自分は健太の妻なのだ。
出張という普段とは違う環境で、きっと自分を見失っていたに違いない。
もう忘れなきゃ・・・そうは思うものの、忘れられるはずも無い。
いつしか望美の手はタバコを求めてさまようが、朝に旅館で買ったタバコはすでに空にな
っていた。
タバコが吸えないことに気がつき、いらついてしまう望美の心。
空のタバコの箱を握りつぶし、そのままくずかごに放り投げる。
タバコ・・・吸いたいなぁ・・・望美はいらつく心を抑えようと目を閉じる。
やがて眠りが望美を闇の中へと誘っていった。

「おはよう」
テーブルについて新聞を読み始める健太。
望美はすでに起きて朝食の支度をしてくれている。
熱いコーヒーで目を覚まし、新聞に目を通すのが朝の日課だ。
「おはよう健太さん・・・」
なんとなく望美の声は元気が無い。
疲れが取れないのか表情もうつむき加減でよく見えない。
「大丈夫かい?」
「えっ? な、何が?」
健太がいたわるように声をかけると、望美はびっくりしたように振り返る。
「いや・・・まだ疲れが取れないのかなと思って・・・」
「あ、え、ええ。出張なんて初めてだったから疲れが抜けないの」
ぎこちない笑みを浮かべる望美。素敵な笑顔だが、多少のかげりを帯びていた。
「そうか。無理はしないようにね」
「ええ、大丈夫」
そう言うと、望美はすぐにキッチンにもどって行く。
健太もそれ以上のことは言わずに、朝の支度に没頭した。
内心の動揺を気づかれなかったかとどきどきする。
健太に声をかけられたとき、真っ先に思ったのは越久村との夜のことだったのだ。
健太を裏切って別の男に抱かれたという事実が、望美の心を苛んでいく。
だが、もう二度としてはいけないと思いつつも、これから会社に行くことを考えると、望美の心臓は高鳴った。
そのことがまた望美の胸中を複雑にし、健太の顔をまともに見られなくしていたのだ。
健太が朝食を食べ終え、身支度を整えて出勤していったとき、望美は心の底から安堵する自分に気がついた。

健太が出かけてしまうと、望美の心は羽ばたき始める。
いそいそと下着を脱ぎ、黒の淫靡さを漂わせる下着に取り替える。
化粧台に向き合ってメイクをし始めると、いつしか健太のことは望美の心から消えていく。
越久村に会える。越久村と仕事ができる。
そう思っただけで、望美は胸がきゅんとなる。
もう過ちはしてはいけないという思いが、もう一度抱かれたいという思いに塗りつぶされていく。
「部長・・・」
赤く塗られたつややかでなまめかしい唇が、思わず越久村を呼んでいた。
仕事にはあまり似つかわしくない胸元の開いたスーツに身を包むと、望美は越久村の待つ待ち合わせの場所へと向かっていった。
「おはようございます」
にこやかな笑顔で助手席に乗り込む望美。
車内に充満するタバコの煙がなんとなく心地よい。
待ち合わせ場所の近くの自動販売機で買ってきたタバコを、望美は早速取り出した。
それを見た越久村が笑みを浮かべてライターを渡してくる。
「ありがとうございます、部長」
自分でもバッグからライターを取り出そうとしていた望美は、越久村の心遣いに感謝する。
タバコに火をつけた望美は、深々と煙を吸い込み、タバコの味を堪能する。
「ふう・・・美味しい。夕べは吸えなかったから美味しいわ」
脚を組み、タバコをくゆらす望美の姿は美しい。
越久村もその姿には思わず目を奪われそうになる。
「ふふ。やはり塩原君の前では吸えないか? かわいそうに」
「あの人タバコが嫌いなんです。こんなに美味しいのに。ふう・・・」
そういう自分も先日まではタバコが嫌いだったのだ。
今から考えるとバカみたいな話だと思う。
何事も知らないで嫌うのはよくないことだわね。
「塩原君はまじめだからな。タバコを吸うのは不良とでも思っているんじゃないか?」
「うふふふ・・・そうかも」
他愛も無い会話だが、越久村との会話は楽しかった。
望美の心の中に健太の占める割合がどんどん小さくなっていっているのを、望美は気づくことすらなかったのだった。

月曜日ということで、越久村の仕事も忙しい。望美にとっても細かな仕事が多くなる。
いつしか望美は仕事中にもタバコを吸っていた。
タバコを吸うと頭がすっきりして、仕事がはかどるような気がするのだ。
一本二本と吸っていき、無くなると買ってくる。
越久村の机に置かれた灰皿も、望美の机に置かれた灰皿も、みるみるうちに吸殻がたまっていた。
それでも忙しいとはいえ、段取りのよい越久村のこと夜の七時には仕事は終わる。
「塩原君は今日も遅いのだろう? 食事にいこう」
明日の段取りを整えていた望美に越久村が声をかける。
「えっ?その・・・」
一瞬のためらいを見せる望美。やはり健太のことが気になるのだ。
「どうした? 何か気になることでもあるのかな」
「・・・部長、お誘いいただいてありがとうございます。本当にうれしいです。でも・・
・私は人妻です。塩原健太の妻なんです。これ以上ご好意に甘えるわけには・・・」
うつむいている望美。
「望美は何か誤解しているんじゃないか? これは上司と部下がコミニュケーションを図
っているに過ぎないんだよ。心配はいらない。存分に甘えてもらってかまわないんだ」
「えっ?」
望美は思わず顔を上げる。上司と部下のコミニュケーションに過ぎない?
「ここは会社だ。上司と部下がコミニュケーションを図って何が悪いのかな?」
越久村の笑顔に望美の心は揺れていく。
健太のことを考えていたのがスーッと消えていくのだ。

そうだわ・・・私は部長の秘書役だもの。
一緒に食事をしたりすることは何もおかしいことではないじゃない。
むしろお互いの仕事上必要なことではないだろうか。
そんなことも気がつかないなんて・・・望美は自分の浅はかさに恥じ入ってしまう。
それと同時に、そのことを気づかせてくれた越久村にあらためて心酔する。
健太にはとても感じられない魅力に、望美は心を奪われていたのだ。
これは上司と部下のコミニュケーション。望美の心が軽くなる。
「そうだろう、望美?」
もはや望美にためらいはない。
「はい、部長。喜んでご一緒いたします」
二人は連れ立って夜の街に向かっていった。
週明け月曜ということもあり、企画開発部はてんてこ舞いの忙しさだった。
健太は夕食を食べる暇もなく、買ってきておいたパンをかじりながら業務をこなしていき、ようやく会社を出たのは夜の十二時近かった。
「ふう・・・」
ため息をつき帰路につく健太。ここからは電車で40分ほどかかる。
それでも都心に近いところに家があるおかげで、通勤に一時間も二時間もかからないのは助かるが。
健太が家に帰ってくると、部屋の窓に灯りがついているのが見える。
望美が起きているのか?
愛する妻が起きて待っていてくれたことに、健太はすごくうれしくなる。
先ほどまでのしかかっていた疲労感も軽くなったくらいだ。
健太は足取りも軽く、マンションの入り口をくぐるのだった。

「ただいまぁ」
そう声を出し、リビングに入ってくる健太。
「あ、お帰りなさい」
バスタオルで髪を拭きながら健太を迎える望美。
シャワーでも浴びていたみたいだが、その顔はほんのりと赤い。
「起きていたのかい? もう一時だよ。先に寝ててもよかったのに」
望美が起きていてくれたのがうれしいくせに、健太はついついそう言ってしまう。
望美が寝不足で体調でも崩したらと思うと、起きて待っている必要はないと思うのだ。
「ええ、先に寝かせてもらうわね。私もさっき帰ってきたものだから」
「えっ? さっき?」
健太は驚いた。どういうことだ?こんな遅くまで仕事だったのか?
「あ・・・え~とね、越久村部長にお付き合いして取引先の人を交えて飲んできたの。接待みたいなものなのよ。いやになっちゃうよね」
望美がふいと目をそらす。
「お食事はしたの?何か食べる?」
「あ、いや、いい」
健太はネクタイをはずしながら申し出を断る。酒を飲んできたという望美。
顔が赤いのはそのせいか・・・それにしても・・・
セクハラ部長ともあだ名される越久村部長と、どこか知らないが取引先のオヤジたちに囲まれてお酒を飲む望美。
その光景を想像しただけで胸が苦しくなる。
雑務を処理するだけのはずだったのに・・・
そんな接待のようなことも業務に入るなら断ればよかった。

望美に言おう。もうやめてと言おう。
「望美・・・」
「それじゃおやすみなさい」
健太が何か言おうとしたのもつかの間、望美はその声を聞きとめることも無く部屋に行ってしまう。
あ・・・まあ、いいか・・・明日言えば・・・
健太は何かがおかしくなっているような気がしながらも、どこがおかしいのかわからなか
った。
「ふう・・・」
ベッドに横になった望美は、自分があっさりと嘘を言ってしまったことに驚いた。
越久村との付き合いは上司と部下のコミニュケーションだと越久村に言われてから、望美はすごく心が軽くなったのを感じていた。
帰りに越久村と二人で食事をし、お勧めの店でカクテルを飲んだのもすごく楽しくて、時間が経つのを忘れるほどだった。
そう・・・
彼の言うとおりこれは上司と部下のコミニュケーションの一種に過ぎないのだ。
ただ、健太によけいな心配をさせたくないための方便なのだ。
二人きりで食事をしたといえば、いくら健太でも気にするだろう。
もしかしたら彼のところに何か言ってくるかもしれないし、仕事をやめろって言われるかも・・・望美はぞっとした。
仕事をやめるなんて考えられもしない。
越久村と過ごす時間は、それほど望美には大事な時間となっていたのだ。
そう・・・健太なんかといる時間よりも・・・

「望美、ちょっといいかな」
翌朝、健太は望美に夕べの考えを切り出した。
「どうしたの、健太さん?」
朝の忙しい状況の中だが、望美は健太の話に耳を傾ける。
「うん、仕事のことなんだけど・・・接待やらタバコやらで望美も大変そうだなって思うんだ。だから、望美が大変ならやめていいんだよ」
なんとなく正面切ってやめろとは言いづらい。
でも、こう言えば、望美はきっと仕事をやめてくれるだろうという思いが健太にはあったのだ。
「大変なんかじゃないわよ。やめるつもりなんて無いわ」
「えっ?」
健太の顔に驚きが浮かぶ。
「こちらからやりますって言って契約してもらったのにやめられるはずないでしょ?それに結構仕事は面白いのよ。越久村部長にだってずいぶん頼りにしてもらっているんだから」なんとなく気分を損ねたような望美の口調に健太は戸惑う。
美味しそうなトーストが出されたが、健太は食欲がなくなっていくのを感じていた。
「そ、そうか?でもずいぶん帰りも遅いようだし・・・」
「健太さんも遅いしいいじゃない。仕事だから遅くなることもあるわ。仕方ないでしょ」
自分のトーストを食べ始める望美。
その行為が無言でこれ以上の会話を拒否しているかのようだった。
「望美が大変じゃないんならいいんだ。ただちょっと大変かなって思ったから・・・」
「大丈夫。心配しないで」
もくもくと食事を続ける望美。健太にはそれ以上の言葉は出せなかった。

迎えに来てくれた越久村の車の助手席に乗り込み、脚を組んでタバコに火をつける望美。
タバコの煙が肺に染みとおり、心がとても落ち着いていく。
「ふう・・・やっぱり美味しいわぁ。タバコを吸うと落ち着きますよね」
「ああ、いいものだろ、タバコは」
「ええ。今まで吸わずにきたなんてバカみたい。もっと前から吸っていればよかったわ」
タバコの煙を満足そうに吐き出す望美。その様子に越久村も思わず目を細める。
「そうそう、聞いてください部長。健太さんたら今朝とんでもないこと言うんですよ」
「ん?どうしたんだい」
「私に会社をやめろって言うんです。冗談じゃないわ。やめるなんてありえない」
思い出して気分が悪くなったのか、吸い終わったタバコを灰皿で押しつぶし、さらに一本火をつける。
「私、今のこの仕事が気に入っているんです。私、部長のお役に多少なりとも立ってませんか?」
「多少どころか、望美は充分に役立っているさ。感謝しているよ」
越久村の手がいつものように太ももに伸びてくることに望美はとてもうれしくなる。
「うれしい・・・部長の手、温かい」
「望美のここはいつもいい手触りだ。ストッキングを穿いた脚は素敵だよ」
「ありがとうございます部長。私の脚、もっともっと触ってください。触られるのってすごく気持ちいい・・・」
健太に対して感じたとげとげしい気持ちが、越久村の手によってほぐされる。
望美の心と躰は越久村によってどんどん変えられてしまうのだった。

「望美、ちょっといいかな?」
「はい、何でしょうか部長」
仕事をしていた望美は吸っていたタバコを消し、越久村のそばに行く。
「今朝の件だが・・・塩原君とすれ違いが多くなってきているんだろう。このままでは望美にも塩原君にもよくない状況になりかねない」
「そうかもしれません。最近健太さんたら私のことを理解してくれてないみたいで・・・」
望美は素直にうなずいた。
「ああ、このところ企画開発も残業続きだからな。そこで考えたんだが・・・」
「はい」
「プロジェクトの一環の業務を塩原君にやってもらおうと思う」
「健太さんにですか?」
望美は驚いた。
特別事業部の新規プロジェクトは社長の肝いりで行われるプロジェクトだ。
実際に取り仕切るのは越久村だが、そこに参加する人間は社内でも優秀な人材に限られる。
健太が選ばれれば望美にとってもうれしいことだった。
「ああ、彼は営業の経験もあるし、企画開発でも一定の成果を収めている。能力としては問題ないだろう」
「ありがとうございます。彼に代わってお礼を言わせていただきます」
「なに、望美の頑張りに対する褒美みたいなものだ。ただ、そうなると、塩原君にはちょ
っとの間こっちを離れてもらわなければならないな」
少し気の毒そうな表情を浮かべる越久村。
「あ・・・それは仕方ないですわ。もし嫌がるようなら健太さんは私が説き伏せます。部長が与えてくださったこんなチャンスを逃すようなら、それこそ罰が当たります」
「彼とてそんな愚か者じゃないだろう。心配ないとは思うが、万一のときは頼むよ。俺としては塩原君は将来的には部門を任せられる男だと思っているのでね」
「ありがとうございます。健太さんもきっと喜びます」
望美が頭を下げたとき、越久村の顔には笑みが浮かんでいた。

「札幌?」
健太は目を丸くする。
課長に呼び出されたから何事かと思えば、いきなりの出向命令なのだ。
「特別事業部からの依頼でね。企画開発からも人を出してくれということなのだ。しかも君を指名だよ」
「ボクをですか?」
「そうだ。二ヶ月ほど行ってくれ」
「二ヶ月ですか・・・」
健太は少し考え込む。
二ヶ月ならウィークリーマンションかビジネスホテル住まいということだろう。
望美と別れて暮らすことに対する不安が頭をよぎったのだ。
一人で大丈夫だといいけど・・・とはいえ、これはチャンスだ。
特別事業部の業務に参加したとなれば、後々有利になることは間違いない。
断る理由はないのだ。多少の不安を抱えながらも、健太は受け入れるほかなかった。
「札幌?」
「うん、来月から二ヶ月ほど。企画開発から出向かなくちゃならないんだ」
今日も遅くに帰ってきた健太が、寝ようとしていた望美に切り出した。
越久村との食事を終え、タバコのにおいをシャワーで洗い流し、もう寝るばかりだった望美は健太の言葉に驚いていた。
昼間越久村が言っていた事がもう実行に移されたのだ。
あらためて越久村のすばやい行動力に感心してしまう望美。
それに比べれば健太はまるで子供のようだ。
「すごいじゃない。越久村部長の特別事業部のお声がかりなら出世間違い無しよ。がんば
ってね」
お祝いとばかりに冷蔵庫から缶ビールを取り出して健太に手渡す。
「ありがとう、望美」
缶ビールを受け取る健太の表情が今ひとつさえないのが望美の気持ちをいらつかせる。
健太さん不満そうだわ・・・いったい何が不満なのかしら?
せっかく部長が取り計らってくれたのに・・・

「どうかしたの?」
自分もご相伴に預かるべく缶ビールのふたを開ける望美。
一口飲んだが、越久村と飲む酒の味とは雲泥の差があった。
「二ヶ月とはいえ、望美と離れるのは・・・なあ、向こうで一緒に暮らさないか?短いけどアパートでも借りて」
「えっ?」
望美は耳を疑った。
たった二ヶ月も一人で暮らすことはできないのだろうか?
それほど彼は自立できない男だったのだろうか?
「これがうまく終わったら、ボクも少しは給料が上がると思うんだ。だから越久村部長の雑用なんかやめて一緒に行こうよ。離れたらなんか望美が遠くへ行っちゃいそうでいやなんだよ」
「何を言っているの?そんなことできるわけ無いって言ったじゃない。私はどこへも行ったりしないわ。ここで健太さんの帰りを待っててあげる。たった二ヶ月じゃない。すぐ終わるわ」
何を駄々をこねているのかしらと望美は思う。
私がどこへ行くというのだろう・・・
部長の秘書である私がどこへも行くはずなんてないのに・・・
「・・・・・・そうか・・・」
予想していたことだったが、健太は落胆してしまう。今の望美は仕事が面白いのだ。
結婚を機に専業主婦になってもらったけど、もともと望美は秘書課の仕事が好きだった。
だから久しぶりの仕事が楽しくて仕方ないんだろう。
そうじゃなきゃ越久村部長のそばで仕事なんてできやしない。
下ネタの冗談やタバコが嫌いな望美が我慢してまで仕事を続けているのは、仕事が面白いのと頼まれた期間中はしっかり仕事を果たすという責任感に違いないのだ。
健太はそう自分で納得する。
缶ビールを飲み終えて部屋に向かう望美の背中を、健太は黙って見送った。

月末までの一週間ほど、業務の引継ぎや札幌での新業務の把握など、健太は殺人的な忙しさに見舞われた。
帰りもほとんど午前様となり、自宅に帰ったときには望美は自室で就寝中という状況だった。
朝に顔を会わせても口数は少なく、疲労困憊の健太も黙々と食事を済ますだけという日が続く。
出向の準備こそ、望美がしてくれるおかげで健太はほぼ何もせずに済んではいたが、一人だったらとてもそうは行かなかったに違いない。
一人じゃないんだという喜びと、これからしばらくは独りになってしまうという寂しさを、健太は同時に味わっていたのだった。
この一週間ほどの間にも、望美の生活はじょじょに越久村中心に変わっていっていた。
仕事帰りには越久村と二人での食事が当たり前になり、時にはホテルで時間を過ごす。
早く帰ったときこそ健太のために出向の準備をしたりするものの、それは義務感から行な
っているに過ぎなくなり、望美の心からは健太は急速に失われていっていたのだった。
「がんばってね。たった二ヶ月だからすぐ戻ってこられるわ」
札幌への出発の日、望美は羽田に健太を見送りに来ていた。
すでに大まかな荷物は先に送ってあり、ほとんど躰一つでの出発は楽なことには違いない。
「行ってくるよ。一人で大変だと思うけど、何かあったらすぐに戻ってくるから」
「大丈夫よ。心配しないで。子供じゃないんだから」
健太に抱きしめられ、望美はちょっと躰を硬くする。
そのことが望美の初々しさを思わせて、健太はなんとなくうれしくなった。
残念だったのは、夕べせっかく札幌出向前の最後の日で、望美を抱きしめたかったのに生理だと言われてしまったこと。
このところ望美と抱き合ってなかったので、前回の生理を忘れていたのだ。
望美の肌のぬくもりを感じられなかったのは残念だけど、戻ったときにはいっぱい抱きしめてあげよう。
そう思う健太だった。

「そろそろ行かないと。搭乗手続きが始まるし私も仕事だから」
やんわりと健太を押しのける望美。今日の望美は何だかとても美しい。
決して派手というわけではないのだが、化粧のせいか妖艶という感じですらあるのだ。
こんな望美は健太には初めてのことだった。
服も見慣れた感じの落ち着いたものではなく、多少胸元が広く躰にぴったりした感じであでやかだ。
そのことを言うと、健太さんの見送りにつまらない格好はできないでしょとうれしいことを言ってくれた。
羽田へくるときも車でと主張した健太に、行き帰りに万一事故でも起こしたら困るし、機上の健太さんによけいな心配をかけたくないからと公共交通機関でここまで来たのだ。
これから会社に戻るのにも大変だろうけど、その心遣いが健太はうれしかった。
「それじゃ行ってくる」
健太の唇が望美の唇に触れたとき、望美はまたしても身を硬くしてしまう。
ここしばらくの越久村との逢瀬は、望美の心をすっかり変えてしまっていた。
越久村と肌を合わせることに幸せを感じてしまった望美は、健太のことを生理的にも受け付けなくなってきていたのだ。
とっさに生理と嘘をついて健太に抱かれることを逃れたのもそのためで、こうして抱きしめられること自体を苦痛に感じてしまうのだった。
「行ってらっしゃい」
健太の抱擁から解放された瞬間、望美はホッとしてしまう。
搭乗口に消えた健太を見送ったあと、望美は足早に空港ターミナルをあとにしたのだった。
「塩原君は無事に出発したようだね」
空港駐車場の待ち合わせ場所で、越久村の姿を見つけた望美は思わず駆け寄ってしまう。
「はい。無事に済んでホッとしました」
「うん、さあ行こうか」
越久村がすっと腕を差し出す。
「はい、部長」
望美はまるで恋人同士のように越久村の腕にすがりつき、車に向かって歩き出す。
車に乗り込んだ二人はあらためてキスをすると、都心に向けて走り去った。

******
二ヶ月という期間は、望美を完全に変えてしまうのに充分な時間だった。
望美は家に帰ることもなくなり、越久村の家から一緒に通うようになってしまう。
電話は携帯に転送するようにセットされ、帰りが不規則なので健太からの電話をいつでも受け取れるようにしたのだとごまかした。
タバコも常に吸うようになり、越久村と一緒で一日三箱は吸うほどのヘビースモーカーになってしまう。
お酒もよく飲み、毎日越久村と楽しむようになっていた。
何よりも二人を結びつけるのはセックスだった。
越久村と望美の躰の相性は抜群だったらしく、望美は今まで感じたことのないエクスタシ
ーに溺れていった。
越久村の言うままにおへそにピアスを入れたりもし、越久村に抱かれることで毎日がとても充実していったのだった。
「塩原さんこんにちは」
出向も間もなく終わろうとする時期、健太は札幌に出張に来た営業の後輩と顔をあわせる。
「大下じゃないか。久しぶりだな。みんなは元気かい?」
「ええ、元気ですよ。塩原さんもお元気そうで何よりです」
久しぶりの出会いに話が弾み、二人は夜居酒屋へと繰り出した。
「そういえば、先日新社屋の特別事業部に顔を出したんですが、すごく美人の秘書さんがいるって知ってました?」
「えっ?」
思わず健太は聞き返す。
「越久村部長の秘書さんなんですけど、望美さんって言ったかな?もうすごい綺麗な人なんですよ」
大下は思い出してはうっとりする。それほど望美の姿は印象的だったのだ。
一歩越えれば水商売の女となりかねないほどのきわどい衣装でありながら、それをスマートに着こなして妖艶さを漂わせている。
化粧も濃過ぎず派手過ぎずぎりぎりのところで最高の美しさを引き出している。
まさにそんな女性に思えたのだ。
「きびきびしていて、越久村部長にはかいがいしく尽くして・・・なんかもう恋人以上って感じなほどラブラブかと思えば、きりっとした表情でタバコを吸う姿はキャリアウーマンって感じで」
「それは・・・本当に望美という女性・・・なのか?」

健太には信じられない。それは健太の知る望美では断じてない。
大体望美はタバコなど吸うはずがないのだ。
「そう言ってましたよ。噂では越久村部長と恋仲だとか。まあ、部長は今独身ですから、いずれは一緒になるんじゃないですか?」
健太は目の前が暗くなっていくのを感じていた。
電話で話した望美はいつもと変わらぬ応対だった。
家に一人でいるとのことだったし、タバコも吸ってないし誰かと勘違いしたんじゃないかと言う。
だが、健太の胸の奥底に湧いた疑念は晴れることがなかった。
「塩原君か?」
越久村が望美を抱き寄せる。
携帯を閉じてタバコをくゆらせていた望美は、その腕にいざなわれるように越久村の胸に寄り添った。
健太との電話も越久村のベッドの中で受けていたのだ。
「ええ・・・なんだか疑っているみたい。感じ悪いわ」
「ふふふ・・・嘘が上手になったじゃないか」
「だってぇ・・・竜治さんとずっと一緒にいたいんだもの」
越久村の口に自分の口を重ねる望美。舌が絡み合い官能の炎が燃え上がる。
「そろそろ塩原君も気づくだろうな。彼の出向ももうすぐ終わる」
「いやだわ・・・もう戻ってこなければいいのに・・・」
今の望美は健太に対して嘘をつくことも平気だったし、彼を切り捨てることにもためらいはない。
「そうだな・・・また何か手を考えようか」
「うふふ・・・うれしい。愛してるわ、竜治さん」
越久村の首に両手を回し、再び唇をむさぼる望美。
彼女の心に健太はすでにいなかった。

健太の心のうちに湧いた疑念は、晴れるどころかますます健太を苦しめる。
思い悩んだ健太は、ついにある行動に出ることにした。
高校のときからの友人に疑念を打ち明け、望美のことを監視してもらったのだ。
友人は自営業をやっているため、多少の時間の融通が利く。
望美との結婚式にも参列してくれた友人は、親身に健太の悩みを聞いてくれ、早速調べてくれるということだった。
******
札幌での業務も一段落し、いよいよ本社への帰還が迫った日。
健太の元に友人から電話があった。
祈るような思いで望美の潔白を望んでいた健太にとって、友人からの電話は衝撃的なものだった。
電話の向こうから告げられたのは、望美が毎日越久村の家から一緒に出社していること、まるで恋人同士のように親密な雰囲気であること、夜も一緒に帰ってきているらしく、おそらく男と女の関係になっているであろうことだった。
無論素人の友人の調べでは詳しいことはわからない。
しっかり調べるには興信所のようなものを使うしかないだろうというものだったが、一応越久村に寄り添う望美の写真は撮ってくれたという。
健太にはそれからの記憶がない。
気がつくと受話器を握り締め、ただ泣き喚いているだけだった。

羽田に降り立った健太を出迎えてくれたのはその友人だった。
望美には電話をしたものの、仕事があるから迎えには行けないとそっけないものだった。
一縷の望みを抱いてはいたものの、あまりにもそっけない望美の言葉に健太は絶望を禁じえなかった。
大丈夫かと心配する友人を手で制し、撮ってもらった写真だけを受け取ると、健太は久しぶりの自宅に帰る。
望美のいない家はがらんとした感じを受け、薄ら寒くさえ感じた。
荷物を置いてへたり込むようにソファーに腰掛けた健太は、友人が取ってくれた写真をテ
ーブルに広げて行く。
そこに写っているのは望美ではなかった。
少なくとも健太の知っている望美ではなかった。
姿かたちは望美にそっくりだが、妖艶さをたたえ別の男に甘える一人の女の姿だった。
脚を組んでタバコを吸う姿や、越久村の腕にぶら下がって媚びた目で見上げている姿は以前の望美からは想像も付かない。健太は涙があふれるのをとめることができなかった。
望美が帰ってきたのは夜八時を過ぎていた。
健太が札幌から戻ってくるので早めに帰宅したのだろう。
友人の話では夜は越久村と食事をし、そのまま越久村の家に帰ることが多かったそうだから。
「ただいま健太さん。遅くなってごめんなさい。最近は業務が忙しくて・・・お腹すいたでしょ?すぐに食べられるようにお弁当買ってきたわ」
健太の好きなから揚げとビールを持っている望美。
笑顔が以前の望美を思い起こさせる。
「どうしたの?何かあったの?」
無言でうつむいている健太に望美も何かを感じ取る。
テーブルに広げられた写真が、望美の目に飛び込んだ。

「ふう・・・そういうこと・・・」
提げていた袋をテーブルに置き、健太の向かい側に腰掛ける。
そして脚を組むと、ポケットからタバコを取り出して火をつけた。
ふうと煙を吐く望美を唖然とした表情で見る健太。
それがいかにも間が抜けたようで望美は嘲笑が浮かぶのを止められなかった。
「望美・・・」
「何?」
「君は・・・その・・・部長と?」
くすっと笑みを漏らす望美。今さらそんなことを聞いてくるなんてバカな男。
「調べたんでしょ?つまらない男ね。ええ、そうよ。私はもう竜治さんの女なの。竜治さん無しでは生きられないわ」
わざとにタバコの煙を吹きかけてやる。煙たそうな健太の顔がまた哀れっぽい。
「の、望美・・・君は・・・ど、どうして・・・」
「どうして?あなたがつまらない男だからに決まっているじゃない。竜治さんの仕事ぶりを見たことある? あなたとは雲泥の差よ。それに・・・」
望美はそこでわざと区切る。
「それに?それになんだって言うんだ!」
「ふっ」
思わず声を荒げる健太に対し、望美は妖艶に微笑んで見せる。
「言葉にする必要なんてないんじゃない?今の私を見て。あなたが私をここまで変えられると思うの?私を家に閉じ込めるだけで満足していたあなたが・・・」
「の、望美・・・」
健太は言葉を失う。目の前の望美は確かに妖しい魅力をたたえ、美しかったのだ。
「竜治さんが私を抱いてくれるかなんてどうでもいいの。だって、彼はあの仕事ぶりだけで私を何度もイかせてくれるんだもの。あなたには到底無理なことよね。つまらない人」
口元に冷たい笑みを浮かべ、望美はさげすみの目で健太を見つめる。
そこにはかつての望美はかけらたりとも見出すことはできなかった。
「望美・・・お願いだ。目を覚ましてくれ。君は越久村部長にだまされているんだ。仕事をやめて主婦に戻ってくれ。頼む」
健太はそう思うしかなかった。これは悪い夢だ。悪夢だ。
越久村部長のせいで望美は別人にされてしまった。
でも、きっと元に戻るに違いない。
「仕事をやめる?バカなことは言わないで。私は竜治さんの秘書なのよ。やめるはずがないじゃない」
タバコを携帯用の灰皿に入れ、また一本火をつける望美。
あれほどタバコを嫌っていた望美がこんなにタバコを吸うなんて・・・
「望美・・・」
健太は言葉を失うばかりだった。
「で、どうしたいの?別れて欲しいなら喜んで別れてあげるわよ。慰謝料だって払ってあげる。そうね・・・五百万ぐらいでどう?」
「えっ?」
狐につままれたような表情をする健太。
別れを切り出されるなんて想像もしてなかったのだ。
越久村のもとから引き離せば・・・仕事さえやめてもらえば・・・
それしか考えられなかったのだ。
「なんだったら主任ぐらいにはしてあげるわよ。北九州か札幌辺りへ行って戻らないって約束ならね」
これは望美が越久村と相談したことだった。
慰謝料を払ってでも健太と別れることを望美は考えるようになってしまっていたのだ。
「望美・・・」
「うふふふ・・・どうしてって顔しているのね。今のプロジェクトが成功すれば竜治さんは専務になるつもりなの。今までだって専務になっていておかしくなかったけど、そろそろ昇格してもいいかなって思っているみたい。社長は竜治さんに全幅の信頼を置いているし、そうなれば人事面でもいろいろと融通が利くってわけ。私も専務秘書になるのよ」
すらっとした美しい脚をこれ見よがしに見せ付ける望美。
妖しい魅力が健太をも苛んでいく。

「ねえ、それで手を打ちなさいよ。悪い話じゃないでしょ?」
望美は健太がこれで引き下がると踏んでいた。
どうせ仕事以外に取り得のないつまらない男なのだ。
昇格と慰謝料をちらつかせればうなずくに違いない。
だが、健太の反応は望美の予想とは違っていた。
「望美・・・いやだ・・・いやだ・・・僕は別れない。僕は望美と別れたくない」
「えっ?」
望美の目の前で、健太は首を振る。
「望美・・・お願いだよ。別れるなんて言わないで。僕は望美と別れたくないよ!」
「健太さん・・・」
涙を浮かべて別れたくないと言う健太に、望美は唖然とした。
この男は何を言っているのかしら・・・
「ボクは君を取り戻す。越久村部長と戦ってでも取り戻す!」
健太はそう言って立ち上がる。
竜治と戦ってでも取り戻すという健太に、望美はただただ哀れみを感じるだけだった。
******
「望美、次の予定は?」
「はい、専務。二時から舞方物産の社長がいらっしゃる予定になってます」
いつものように越久村に予定を告げる望美。
美人の優秀な専務秘書として、社内でも評判が高い。
「二時か。まだ時間があるな。こっちへ来い」
机で呼ぶ越久村に、望美は嬉々として歩み寄る。
「今日の下着は何色かな?」
今朝も一緒に出てきた越久村にとってはわかりきった質問だが、望美は薄く笑みを浮かべてスカートをめくる。
「竜治さんの好きな黒のレース付きですわ」
ぬけるような白い肌にへそピアスがきらりと輝き、黒い下着が淫靡さを漂わせている。
「ふふふ・・・いやらしいやつだ。来い、可愛がってやる」
「ああ・・・竜治さん・・・」
招かれるまま望美は期待に胸を膨らませて越久村の胸にしなだれかかる。
オフィスは一時愛を交わす場所になるのだった。

「それで?塩原君はどうなったんだったかな?」
舌を絡めあうキスを交わしながら、越久村は意地悪く質問する。
「うふふ・・・バカな男ですわ。あの時私の申し出を受け入れていればよかったのに。竜治さんから私を取り戻すなんていうから・・・うふふふ」
椅子に座る越久村の上にまたがりながら、望美は深い快感に浸っていく。
「札幌でただ働き同然の状況ですわ。せっかく順調だったプロジェクトが、あの男のせいで台無しになるところだったんですから当然ですけれど」
得意げな表情でふふんと鼻を鳴らす望美。
「ふふふ・・・哀れなやつだ。望美が後ろで糸を引いていたとも知らずに」
越久村の顔にも嘲笑が浮かぶ。
「思ったとおり、あの男ったら簡単に罠にはまってくれましたわ。特別事業部の膿もかぶ
ってくれましたし・・・うふふふ」
越久村のモノに貫かれながら、口元に持ってきた指に舌を這わせる望美。
その姿はなんともいえず妖艶だ。
「ふふふ・・・怖い女だ」
「あん・・・竜治さんのおかげですわぁ・・・竜治さんがくずどもの扱い方を教えてくださったんですもの。でもあの男、クビにしなかったんですけど、かまいませんでしょ?」
腰を動かしながら、より深く快楽をむさぼっていく望美。
「それはかまわないが・・・まだあの男のことを思っているのか?」
「まさか。クビにして自棄でも起こされたらたまりませんもの。当分は飼い殺しにしてやりますわ。不穏分子は監視下にという竜治さん、いえ、越久村専務のお教えですもの」
越久村の首に両腕を回し、むさぼるように唇を重ねていく。
「ははは・・・そうだったな。まあ、やつに死なれでもしたら寝覚めが悪いしな」
「うふふ・・・そういうこと。あん、竜治さんは最高。愛してるわ」
たくましい越久村に奥まで貫かれ、望美は今、絶頂とともに深い幸福感を味わっていた。
                                      -終-


幼馴染・親友・友達 | 【2018-03-28(Wed) 12:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(1)

不思議通販

僕の名前は秀幸、都内の私立高校に通う一年生だ。土曜日の夜だった、テレビを見ながら『明日何しようかなぁ?秋葉原にでもいこうかなぁ?』そんな事を考えながらうとうとと夢うつつになって寝てしまった。すると夢の中・・・テレビで(貴方の希望を叶える)といった宣伝文句の大袈裟な通販番組がやっていた。『ははは!ンナ夢のようなはなしがあるか!』夢だし・・・『まぁあえて希望するなら、透明人間になりたいな。』「それでは本日の商品をご紹介します。HK事務所からの自信作!(トウメイパンチ!)ズバリ!透明人間になれちゃいます!」『ほっっっ!!!!』僕はあまりの急展開で言葉を失った。「只今無料お試し期間を設けております!是非この機会に!」『欲しい!!!』僕は思わず叫んでしまった。番組が終わり、五分余り突然部屋の窓がカタカタ、コンコン!『だれ!!!』「ごちゅうもんありがとうござぃぃぃ!!ひっひっひひひひひ!ここにおいとくぞい!ひひひっ今は夜・・試すんなら今かと・・・ひひひひ・・・あっ初回注文特別品でトウメイパンチに加え以下の物をサービスしたっす!(ダミー人間・テレポートの輪・トウメイモドル・スイミー)ひっひっひ!!スイミーは一定時間その場にいる人間を眠らせることの出来る首輪だす!ひっひっひ!これとテレポートの輪で君の憧れのあの子を・・・・・。ふひぃぃぃ~!っひっひっひっひっひ!・・・・でわ」『・・・・・。』僕は終始無言だった・・。決して落ち着いていたわけではない。あの業者の奇怪さと陽気さと・・なにより胸の高鳴りをおさえられなかった。そしてついに・・・僕は敢行した!美香の寝込みを・・・・!!犯す!!

只今午前三時・・、美香の寝室・・いい香りのする美香の部屋、寝顔を見ると学年1・2の顔はとても可愛く今にも飛びつきたくなる衝動を抑えるのが精一杯だった!「んんん~・・・。」あぁ!美香!何時間でもコウシテいたかった。スイミーを使って眠らせるか、このまま犯すか!僕はこのまま犯そうと美香のかわいいパジャマに手をかけた、唾をのみこみながら美香の90近くある豊満なおっぱいはとてもいい感触だ、「ふうぅぅぅん・・・」あぁ!美香の側にいるだけでこんなに幸せなのに・・こんなこと・・。僕はパジャマをめくるのが怖いくらいだった。20分余り美香の乳首・胸を楽しみ、いよいよパジャマをめくった!美香のおっぱいが僕の目の前にあらわれた!あああぁぁぁ!!綺麗だ!美香!絹のような輝き!ピンク色の乳首!夢のまで見た君そのままだ!!僕のちんちんははちきれんばかりに勃起していた。美香はそれはヤリマンで有名な淫乱女だったが、その綺麗さには驚かされた。やはり僕は美香のおっぱいを堪能したいがタメ、スイミーを使い、一時間くらい美香の胸を楽しもう。美香の首にスイミーをかけた。ではいただきます!「ちゅっ、ちゅちゅうぅぅぅぅ~ちゅくちゅくちゅくくちゅちゅ!」あぁこれが美香なんだね、美香だはぁぁぁぁぁぁ!僕はさながら桃源郷にでもいるようなこの世の至福のときを楽しんだ。美香の胸に顔をうずめ、パイズリ、射精、美香の綺麗な顔にかけただけで美香を支配した気分に酔いしれた。さぁいよいよ美香のオマンコの出番だよ!ぼくは寝息をたてる美香のオマンコにてをかけ、上下にさすった、ふっくらした感触、ヤリマンのマンコはこうも感触がいいものか、ズボンをおろし目の前に広がる宝の丘に僕は更なる幸福を目の前に気絶寸前であった。

美香の体に触れること、温もりを感じること、これが僕にとってどれ程の至福の
事であるか、それが現実に成った今!度を越えた興奮と快楽に僕のリミッターは
振り切れまるで操り人形、いや、意志をもつサイボーグの如く美香の魅力を肌で
感じていた。美香の史上最高傑作ともいえる胸をたっぷり味わった僕は、止まる
ところを知らない沸き上がる性欲を紙一重で押さえつつ、自分の四肢を美香のお
まんこえと移行させ、滝の関を切ったかのように性欲リミッターを解除した!!
『むほぅぅぅ~!むほっ!むほっ!むほっ!むふぬほほほほぉぉ~!ほぉ』まるで餓えた野獣では説明がつかない程、僕は狂い果て、自我を失い、幾年分の
性欲を美香の四肢にぶつけた。『宝の山じゃぁぁぁ~!!むふわぁ~はっはっは
っはぁぁ~。』・・・・救いようの無い馬鹿である。このまま放って置けば人格
すら変わってしまうであろう。しかし人間ときにはこういった馬鹿をやらかすも
のである。しかしこいつの場合は歯止めが効かない。『ぐほっ!むほっ!まほほ
ぉぉ~ん!』そしてこの大馬鹿野郎もついにパンドラの箱ならぬパンドラの扉に
手を掛けた!美香は眠っているとはいえそのおまんこは男を受け入れるには充分過ぎる程濡れていた。そして美香のパンツを捲り、この男が夢にまで見たパ
ラダイスを目の前にした瞬間、『ぎゃあぁぁぁぁぁぁ~!!よっしゃぁぁぁ~!
』思わずガッツポーズ、まるで天下を取ったつもりであろうか、この男は本物の
馬鹿になってみせた。『美香ちゃぁぁん、ついに君と一つに成るときがきたよ、
夢にまで見たこの瞬間、暫らく浸っていたいが今の僕は抑えが効かないよ。ここ
で僕を満たす一つの提案をしよう、僕は嫌がる女を無理矢理っていうのが好きな
んだ。』そう言いおわると馬鹿はスイミーをとった。

『ぐっ・・・ぐふふふふ。』ついに夢の又夢にまで見た美香の秘密の楽園に届く
ときがきた!秀幸は美香のレースのパンティに両手を掛けた。『美香、この手を
引けば君のマンコが表れるんだよ、夢にまで見た君のおまんこ、トクト拝ませて
もらいまひょかぁぁぁ!!!。』ズリズリ、ズリ『!!!!☆彡ムフオフォ~ホ
ホォ~ホオ~!宝の山だぁぁぁぁ。』「・・・!!!!いやっ!!あぁぁ!だれ??えぇぇぇ??」美香のおまんこは薄い毛に覆われ、まんぐりがえすとトテモトテモ綺麗なパックリ割れた秘宝が姿を表した。美香の魅力は
素晴らしい、男の気を狂わせ、理性を吹っ飛ばすほどに。「!!!秀幸君??なんで?ここに??」『妖術を使い、君を頂きに来たんだよ、さぁ淫らな君を存分に、見せてオクレヨ☆。』「信じランない!最低!」『何とでもいいたまえ、このことは忘れさせてあげるから。』「さっきっからナニわけのわからない事いってるの?妖術だのわすれさすだの!!」『言いたい事は終わったかい?じゃぁ大丸出しのおまんこを味和させてもらうよ!!』美香の両足を持ち上げまんこにむしゃぶりついた。

このときをどんなにまったであろう、いや、幾ら待っても決して叶わぬ夢物語だ
と思っていた。『美香!僕は毎晩君のおまんこ想像しながらおなにーしてたんだ
よおぉ~。』
「やめて!気もちわりぃな~!離せよ!」強気な態度は学校で
も見かける。
『どんなに暴れても無駄だよ、君はもはや籠のなかの
鳥同然だ。』「くそ!!おぼえてろよ!」『覚えてないよ、このことは綺麗さっ
ぱり忘れさせてあげるから。』そう言いおわると早速美香のおまんこに手をのば
し、さすった、クチャ、濡れている。指を一本挿入。
クチュ、そのまま一気に加速!!クチュクチュヌチュヌチュ、ヌチャクチャクチ
ャ、「あぁぁあ~!くそぉ~!」無抵抗、いや、抵抗できない女を犯すのはこん
なに甘美なものか、今度は二本、ズチュゥ~、スビズチュズチャビチャビチャ、
ズブズビズビズチャ、「んんぐぁぁぁ~あっくぅぁ~!!はぁぁはぁ!」『感じ
ているのか?美香、やっぱり淫乱だったんだな、想像そのままで嬉しいよ。』ズ
チャグチュグチュ。「んはぁ、いやぁはぁはぁ、んんん~、くはぁ!」美香の
体は完全に俺に快楽を求めていた。学校では見せない美香の一面を見ながら
俺もさらなる快楽を求める獣となっていった。手マンはこの程度にして今度は直
に美香を味わおうと美香のおまんこに直接口をもっていった。「・・・あぁ、は
ぁぁはぁぁぁ・・。」なんと感じやすい子なんだろうか、手マンでこんなに感じ
てしまう子は初めて見た。クンニしたらどんなに淫態をさらすのか、楽しみだ。




その他 | 【2018-03-28(Wed) 05:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)

従姉妹の みっちゃん(6)

 バイクは、田舎の町によくある、
高速インターチェンジの近くのラブホテルが点在するエリアに向けられていました。

 迷いに迷いながら。

 コーナーを曲がるたびに
(えーい いちかばちか。どうにでもなれ!)

 と心で叫びながら、それでも迷いがおそってきて、
(決定的な拒否をされたとしても、そのときのことだ)
 と言い聞かせました。

 やがて、薄暮の中、そのエリアの一角にたどり着きました。
ラブホテルに入ったことが無いために戸惑いが隠し切れず、
胸の鼓動が跳ね上がって、
口を開けば音が中から聞こえてくるほどに激しくなっていました。
 それでも迷いや躊躇を放棄することを決意し、
ネオンや看板の色使いが一番控えめなホテルの駐車場に、
文字バイクのまま通り飛び込みました。

 エンジンを止めてスルスルと惰性で走って、駐車場の一角にバイクを停止させると、動かない(動けない)時間が少しあって、益々僕は焦りました。
 みっちゃんが黙ってバイクを降り、
それに続いて僕が。みっちゃんがヘルメットを取ると、
肩までの髪が一瞬なびきました。
 バイクのエンジン音が消えた周辺は虫の鳴き声があちらこちらで響き渡っていました。

 ゆきちゃん、、、本気?

 そう言われて一瞬立ち尽くしました。

 僕は慌てて、

「ふたりになれるところと思って。。。

 こうゆうとこ来たことないし、

 それだけだよっ」
 
 口先から辛うじて出たでまかせ。。。

 わたしも来たこと無いよ。。。
 ・・・・じゃあ、行ってみよう。

 その後どうやって部屋を選んだのか良くわかりませんが、
彼女の一言がなんとなく遊び半分な雰囲気にしてくれて、
僕は少し救われたような気がしていました。

 部屋に入ってから、
しばらくあちらこちらをお互いの興味のままに探検(物色?)しました。

 完全に中が丸見えのガラス張りの浴室に驚き、
ベットの上の複雑な機械やつまみに興味を奪われ、
ボタンを押すとTVがつくとはしゃぎ。

 エロビデオが置いてあって、
みっちゃんが「ゆきちゃんもこうゆうの見るの?」と聞くので、
僕がかぶりを振ると、
「ほんとうぅ?」と例の美しい目で僕を射抜かれ、
「友達の家で見たことはある」などと答えたり。

 ゆきちゃんもこうゆうの見るんだ~

 そういわれるだけでまたしてもみっちゃんに主導権を取られていく感じがしました。

でも、今日ばかりはどうしても、狂ってしまいたいくらいみっちゃんが欲しくて、
心が折れそうになるたびに『もうこんな機会はないんだ』と言い聞かせました。

 空気が変わったのは、なぜかみっちゃんが窓を開けたときでした。

 (たしか)2枚の窓があり、それをみっちゃんが開けたときです。
 僕は(窓なんか開けちゃ、だめだょ~)と半分絶望的な気持になりました。
それは、窓を開けることで密室ではなくなってしまうことで、
決定的な行為に至ることを、無言で拒否している
みっちゃんからのメッセージに感じたからです。

 でも次にみっちゃんの後姿から聞こえてきた声はまったく別のものでした。

 なんとなく絶望的になりつつもみっちゃんの隣に立ち、
窓の外の薄ら黒いシルエットになっていく山や畑を見ていると

 ・・・・だもんね(よく聞こえなかった)
 いいよ。ゆきちゃん。
 ゆきちゃんの言うこと、なんでも聞く。

 
 一瞬ゴクリと唾を飲みました。

 「え? なんでもっ・・・・なに?」

 ゆきちゃんだから、いいの。 

 僕は思い切って「それって、・・・どんなことでも?」
 と聞きました。

 どんなことでも。いいよ。

 「・・えっちなことでも・・?」

 えっちなこと?
 ・・・・うん・・・・。
 ・・・どんなこと?
 
 
 そう言った時初めてみっちゃんが僕に顔を向けました。
 憂いを秘めたような表情でした。
 でも、本当にかわいい。美しい人だと思いました。

 このとき意識したわけではないのですが、
なんとなくこれが最後かもしれないというニュアンスがあったのかもしれません。

 僕は出来る限りの、ありったけのことを、
思い切って全部してみたいと思ったような気がします。
そう意識していなくても、
僕の中であの日以来、妄想の中であらゆる方法で辱めてきたみっちゃんを、
リアルなこの場で見たい。
 そう思ったのです。

「・・・・見たい」

 みっちゃんは軽い吐息を吐いて、「ちゃんと言って」と言いました。
 
「みっちゃんの裸がみたい」

 
 ゆきちゃんて、かわいいね。

「なにそれ」

 ちゃんと言って。言う通りにするから。
 どうしたらいい?

 ちゃんと言って。このふたつの同じ一言が、
僕のエンジンを確実に強く燃焼させ始めました。

「脱いで・・・」

 しばらくの沈黙のあと、ふいにみっちゃんが僕に微笑みかけて、
そしてくるっという感じで背中を向け、窓辺から一歩踏み出し、
上着のボタンを外しはじめました(というように見えました)。

 その姿を見ながら、僕は突然に

 (自分で脱がせたい)

 と思いました。
 みっちゃんのブラのラインが、肌に直接触れている姿が見えて、
窓から宵の口の気持の良い風と虫の音が部屋に入り込んだとき、
僕の衝動が弾けたのです。

 僕はみっちゃんの露になった肩をつかんで再び僕の方へ手繰り寄せ、
さっきと同じ窓辺に立たせました。

ブラウスを脱ぎかけてまさに手から離れようとしているその肌は
目眩がするほど美しく、匂いがするわけでもないのに、「匂い立つ」という感じです。

 
 え・・・っ?

 と戸惑うみっちゃんの背後から更に胸が窓に正対するように立ち居ちを変えて、
僕はブラウスを手から開放しました。

(世界中にみせびらかしてやりたい)

 そんな気持なのだと思います。
 外には人の気配などありませんが、外から見たら、
ブラジャー姿のみっちゃんのおへその上くらいまでの全てが、
晒されていたことと思います。

 みっちゃんの戸惑いをよそに、僕はスカートのホックとチャックを探り出し、
かつての不器用さがうそみたいなスピードで、みっちゃんのスカートを下ろしました。下ろした、というより、落とした。というほうがいいでしょう。

 僕の位置からこの状態ではどんなパンティかはよくわからないのですが、
それは確か化繊生地の真っ白なもので、
みっちゃんのイメージに良く合う控えめな刺繍が施されたものだったと思います。
 ブラジャーも同様に白でした。

 スカートが下ろされた瞬間、みっちゃんがびくっとしたように感じました。

 ゆきちゃん・・・?

 (外から)見えちゃうよー・・・・

 いつも強いイメージのみっちゃんが困った様子になっているのが
逆に僕を興奮させたような気がします。

 みっちゃんはわずかな力でその場を脱出しようと試みましたが、
僕は動かないように肩を押さえました。
そうすると彼女の露になった脚が内股にバランスを取ろうとします。

「大丈夫だよ。誰もいないよ」

 僕はみっちゃんのブラのホックを2,3度のトライで外し、
今度はゆっくりと腕にそってラインを移動させました。

 みっちゃんは手を胸元にもっていっていたので、そこで制動されたのですが、

「みっちゃん、手。。。」
 ぇー・・・ 
「お願い。」
 ・・・・・・・。
「お願い、聞いてくれるんでしょ」
 えーーーーーーっ?

 控えめに声を出すみっちゃんの手をすり抜けるようにブラのラインを通して、
とうとう上半身が裸になったうえ、手だけで曖昧に胸元を隠すみっちゃんの姿が、
窓から開放されました。

 その姿は以前のみっちゃんのそれを髣髴とさせるもので、
しっかりと隠す、というよりただ曖昧に全体を覆うという感じでした。

 僕は手をどけてもらおうと、背後から両腕をつかんで胸から腕を開放しました。

 やだ っ

 焦りにも似た緊張したみっちゃんの声。

 すると次の瞬間、くるっと振り返り、僕に抱きつくような体勢になりました。

 いじわるなんだな

 とても可愛らしい反撃のひとこえ。
 僕の胸板のところに彼女の顔がうずくまるようにあって、
細くて柔かい髪が風にゆれ、髪のにおいが僕をいい気持にさせてくれました。

 永遠に触れてはいけないもののように思えていた彼女。
いつのまにか僕のほうがはるかに身長が高くなっていたとしても、
彼女がどんなに可愛らしくても、
そこで生じる感情はどうやら「愛しい」というものではなく、
いつまでたっても女優とかアイドル相手に感じるだろう「神聖さ」や、
修学旅行のような「特別な時間」のような感覚だったと思います。
そしてこのときも。
 だからなのか、なのになのか、僕は随分思い切っていました。

 ゆきちゃん、ずるいぞ

「じゃあ、脱がして」

 精一杯のやさしい口調を心がけてお願い(というか命令?)をすると、
まもなく僕の胸元で内職をするようにベルトに手をかけた彼女は、
スマートな手つきでボタンを外しチャックを下ろしました。

 そのタイミングで僕もやや前かがみになって彼女の股間に手を伸ばし、
一直線に彼女のあそこに手を伸ばしました。

 !!!!!!

 そんな衝撃が同時に二人を貫きました。
 その感触はまさに「ぐちゅっ」という感じでした。
彼女のあそこはすでにヌメヌメになっていて、
オイルの上を布で撫でるようにするすると滑りました。

 やだ。。。

 みっちゃんは僕の手を引き離そうとしましたが、
僕が頑としてポジションを手放さないので、
彼女は今度は僕のズボンを下ろしにかかりました。
 
 彼女の秘部は強くなぞればなぞるほど濡れてきて、
僕の指先にもパンティーを通して湿り気が伝わってきました。

 すぐに脱がしてしまおうかと思いましたが、
僕はパンティにたくさんみっちゃんのいやらしい汁を染み込ませたいと思い、
その湿地の奥を突き刺すような動きを交えながら、中指を動かしました。

 
 ああ、、、 あん、、 ぃゃ。。。
 あん  くぅん くぅん  っん っん ・・

 時々彼女の腰の力が脱力仕掛けて、
そのたびに僕の手を離そうと試みますが、やはりそれもハンパに終わり、
今度は僕のズボンを下ろすと、トランクスの上から、固くいきり勃ったちんぽを
手のひらで下から押し当てるように撫でてくれるようになりました。

 もっと汚したい。

みっちゃんの汁をもっと擦りつけて、ビショビショにしてしまいたい。

そう思いながら必死で擦りました。

 僕の付き合っていた彼女が、
ここまでぐしょぐしょに濡らしたことは今までありませんでした。

 みっちゃんが激しく濡れれば濡れるほど、
どんないやらしいことでもできるような気がしてきました。

 僕はもう一度、みっちゃんを窓に向かって向き直らせ
、後ろから左の手でおっぱいをまさぐり、
右手は彼女の前方に絡みつかせるようにまわして、
パンティーの上からクリトリスのあたりを刺激しました。

 外の空はもう紫色に沈殿していて、
遠くの山の斜面や、正面の雑木林は闇に覆われて、
相変わらず虫の声ばかりが響き渡っていました。

 部屋の中ではスタンドの明かりがついていたので、
外に万が一人がいたりしたら、部屋は本当に丸見えだったろうと思います。

(もし外に人がいて見られていても、  かまわない)
 むしろ、そうかもしれない状態に僕らは興奮していました。
そうゆう興奮はこのときが(少なくとも僕は)初めてでした。

 そして、こんなところまで着てしまった僕は、
本当にこれが最後かもしれないという予感を抱きつつ、夢中になっていました。
 最後かも知れないこの場で、この後次々と僕にとって初めてのことがおこるのですが。。。

 みっちゃんは後ろの僕にもたれかかるように適度に脱力しながら、そしてまた子犬が鳴くような声で
 っんっ っんっ ぁん・・
 と悩ましい声をもらしていました。

 きっと声が外にもれることを警戒した声なのだと思いますが、
以前の倉庫の中のみっちゃんを彷彿させるようなその控えめなあえぎが、
僕をますます興奮させました。
 みっちゃんの柔らかな髪が肩に触れるだけで、ぞくっとするような気持になります。
 
 もはやみっちゃんは、
見られるかもしれないという警戒心から開放されているようで、
それについては何も言わず、ただ感じてくれているようでした。

 そして、みっちゃんが声をもらすたびに、
ますます下のほうはいやらしい液が漏れてきているようでした。

 みっちゃんの脱力した体から左手が後ろに差し出されて、
僕の股間をまさぐり、堅くいきり立ったそのモノを探り当てると、
今度は後ろ手で裏スジ全体を覆うように撫でてくれました。

 

 そして僕は彼女のパンティーの中に手を忍ばせました。

 ぁっ 

 という声とともに彼女の体全体がピクッと小さく痙攣しました。

 ゃ・・・っ

 
 このとき僕の右手に伝わった感触は忘れ得ぬものでした。
パンティーの中はまるで、卵の白身が落とされたみたいにぐちょぐちょとしていて、
少し動かしただけで音を立てるくらいになっていました。

 ぁぁぁぁ・・・ん

 僕はぐちょぐちょのみっちゃんのおまんこを想像しながら、
斜め後ろからみっちゃんの横顔をのぞきこんで、
その美しい横顔と股間で起こっていることのギャップを確認していました。
 僕は彼女が体を支えようとして窓枠についた右手をやさしく拾い上げ、
彼女の右手の手首をもって、僕が今入れていたパンティの中へ、
彼女の右手を誘い入れました。

 やだ。。。。   ・・・恥ずかしい。。。

 みっちゃんは手をパンティの外に出そうとしましたが、僕はそれを許しませんでした。

「すごい濡れてる・・」

 やだ・・・  だめ・・・
 いじわるなんだから、、、、っあっ・・

「このままにして」
 彼女の指先を導き、
彼女の指先がぐちょぐちょの源泉を探るような位置に動かしてみました。

 んっ あぁぁ・・・

 ため息のような彼女の声。

 すると今度は彼女が僕のパンツの中に、器用に後ろ手で手を差し入れ、
何とか平静を保とうとするため息混じりの声で、

 ゆきちゃんだって濡れてるぞ・・ 

 今日初めて彼女の素肌が僕のモノに直接触れて、何とも言えない快感が走りました。
僕はそのまま身をゆだねたい気持を押さえて、
今度は彼女のパンティーの中に入れたヌルヌルになった右手を取り出すと、
その濡れた指先を彼女の唇にあてがいました。

 それは自然に出た行動で、
全身をぐちょぐちょにしたい僕の衝動がさせたことでした。

 みっちゃんは少しびっくりしたようでしたが、
やがて僕のチンポを後ろ手に弄りながら、僕になされるがまま、
彼女の唇は彼女自身のおまんこ汁で、僕の指によって塗りたくられました。

 僕は2度3度、指先を彼女の股間から彼女の唇へ運びました。
3度目は塗りながら彼女の口先に押し込みました。
すると彼女が僕の中指を舐めました。

 向き直り、僕らはキスをしました。

最初僕は、彼女の唇についた彼女のお汁を舐め取るように丁寧に唇をなぞりました。
彼女はそれを制するように僕の中に舌を入れてきました。

 いやらしい気持は頂点を目指して一直線でした。
 こんなにぐちょぐちょな状態で、お互いにキスを迫ったことは、
今までの僕にはありませんでした。
キス自体がこんなにいやらしく、感じるものだったことも気が付きませんでした。

 
 彼女の体からだんだん力が抜けていくみたいになって、少し二人が離れたとき、

僕は

「みっちゃんのはだか
 ちゃんと見せて」
と言いました。

 え  ?

 僕は彼女を、窓の脇にあるソファーのところまで移動させ、
スタンドの明かりの近くに立たせました。そしてひざまづくと、
彼女のパンティーを、意識してゆっくりと下ろしました。

 ゆっくりと下ろされるパンティーは、
秘部のところが濡れているために粘着していて、
まるで塗りたての糊のようにとろーんとしてから剥がれました。

 ・・・もう。。

 剥ぎ取られた後に残った三角地帯は、
以前見たときより毛が濃くなっている印象でしたが、
僕の付き合っている彼女のそれより薄く見えました。

 胸も以前より大きくなっていましたが
、乳首がまぁるく柔らかそうな丘の上にきちんと乗っていて、
腰のくぼみからキュッと締まった足首にかけて、
悩ましい曲線を見事に描いていました。

「きれい  だょ」
 なんだかそういわなきゃいけないような気がして思わず言った言葉でしたが、
その言葉が彼女の肢体の美しさを100%形容しているとは到底思えず、
とんちんかんなことを言ってしまったような気持になりました。

 僕は彼女の体を正面から見ながら、
そのとき思い立ったことをそのまま言いました。

それはきっとあの日、
トイレで目撃したみっちゃんの姿が蘇ったからに違いないと思います。

 もぉ、、、そんなに見ないでいいよぉ。。

「みっちゃん、、、、、
 ・・・・・自分で触って・・・(この一言にはすごく勇気がいりました)」

 ・・えっ?  

「みっちゃんが自分でしてるとこ、見せて」

 ・・・そんなの  ・だよ。。

「前みたいに・・」

 ・・まえ?

「一緒にエッチなことしたとき」

 ・・んもう。。。

 ・・ちょっとまって、
 ゆきちゃん、本当にあのとき、、やっぱ見てたの?

「えっ?」

 ・・ゆきちゃん言ってたでしょ? 見たんだ(知ってる)って。
 ・・のぞいてたの?

「(あっ、トイレ・・・?) えっ?」

 あーっ(ため息のような)
 やっぱ 本当なんだ・・・
 ・・・・ぁぁ、、、ひどい・・のぞいたなんて

「えっ  でも、、、ちゃんと見えてないよ。。」
 
 
 ああん。。どうしよう。。。

 僕は何を言うべきか考えながら、彼女の顔を見ていました。
彼女は過去の記憶の中で、その恥ずかしさに動転しているみたいでした。

 もぅ。。。
 ぃいよ。。。ゆきちゃんだから。

 でも、絶対に秘密だよ。

・・そんなこと誰に言うわけが無い。と思いつつも
彼女を見上げながら僕はうなずきました。
 

 ・・じゃあ、ちゃんと言って。
 
「?(なに?)」

 ゆどうしたらいいか、言って、、

「みっちゃんが自分で触ってるところ、見せて」

 ここ?(手を黒の三角地帯にあてがって。。心なしか
 声がか細くなっていました)
 
「うん」

 ・・それで?

「もっと奥・」

 ・・ちゃんと。。。

「え、、、・・ゃんとって・・」

 ・・・エッチな言葉で言っていいよ。。

「!っ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 ん・・こ   ・・おま、、、、

 おまんこ さわって、、、」

 ・・・さわっ  て
 そして・・?

「・・・・・自分で動かして・・
  自分で・・・オナニーして・・」

 彼女からの過去の事件の追及があったことによって、
ほんの一時クールダウンしかけそうになったものが、
この一言で再びヒートアップしました。
 その意味で彼女との空間は今までも奇跡の連続で、
その奇跡は彼女と僕との間でなければ為しえない、
しかも彼女の魔法が無ければ成立しないものだったように思います。

 
 僕は初めて女性の前で「おまんこ」とか「オナニー」と言った。。

 僕はしばらくその衝撃的な快感に全身が痺れました。
一気に射精してしまったような感覚に近いものでした。

 彼女がそうゆうテンションになるのは僕の前だけだったのか、
前の彼がそうゆうことを彼女に求めたのか、その後の彼女がSEXのときに、
そうゆうスタイルを好んだのか、もはや知る由もありません。

 でもこのとき確かに、能管から全身にむけて痺れるような感覚がありました。
優等生で有名大学へ通っている、美しいみっちゃんの全裸の前で、、
絶対に言えない筈のいやらしいことを僕が言って、突き抜けるものがありました。
 しかもそれは彼女が導いたことであったことが、刺激的過ぎました。
 
 みっちゃんは息を吐き出すように「うん」と言って、
右手をその内股の股間の奥に忍ばせ、ゆっくりと動かし始めました。

 そして大きな息遣いが聞こえてきて、
 彼女はその吐息の中で

 ゆきちゃんも、見せて。

 と言いました。
 僕は彼女から少し離れて、ベッドの際まで下がって立ち上がり、

「ちゃんと言って」

 と言いました。

 僕の問いかけに答えようとしてくれたのでしょうが
、どうしても言葉をつまみ出せなかった様子のみっちゃんは、
すぐ後ろのソファーに ペタッ としゃがみこんでしました。

 ソファーに浅く浅く腰掛け
頭部を斜めにうつむかせた状態のみっちゃんの股間には、
まだ彼女の指が入り込んでいました。それはなんだか、
股間から溢れるものを止めようとしている姿にも見えました。

「開いて、

 触っているところ  みせて」

 ゆきちゃん、、感じてる?
 ゆきちゃんも一緒じゃなきゃやだよ。。。

「触ってる。。。よ。。。

 感じてるよ」

 ぁ・・・ ゆきちゃんも脱いで

「何を?」僕はわざと言ってみます。

 ぱんつ・・

「みっちゃんも、見たい?」
 こうゆうことを言いながら、みっちゃんにせまることに、
完全にときめいてしまっていました。
 いつもは絶対にかなわないほど、
完璧で、強い光を持つ彼女が、まるで無防備に、華奢な女の子になっている。

 やぁだ、、、

「じゃあ、このまま・・・でいい?」

 だめ、、、

「言って。。」 いじわるだぞ。。「言って」 ・・・見たいよ?

「何を?」・・・・ゆきちゃんが感じてるとコ・・「どこが?」

・・・・ぇ~ん  ・・ぁそこ  ! 「どこ?」 

・・いまゆきちゃんが触ってたとコ 

「なに?」 ・・ぁ~ん  ぉ・・んぃn ・・ 「言って」

 ぉちんちん

 もう、顔が合わせられないっ 
という感じでうつむくみっちゃんに、僕はまた近づきました。

 実は僕は、みっちゃんが
 おちんちん とか おまんこ という言語を認識しているということが、
どこか信じられないのです。

 どこで彼女はそんな言葉を、いつ覚えたのだろう? 
彼女に言わせることにときめいていながら、実は心のどこかで、
それらの言葉を彼女に認識させた何かに嫉妬する気持が湧いたりしました。

 僕はときめきとも嫉妬ともつかないような気持のまま、
みっちゃんの目の前に立ちました。
 彼女は顔を上げました。

「脱がして」

 そういうと、彼女は(もうっ)という表情をして、
いつのまにか股間から開放されていた両手をパンツのゴムに手をかけ、
ゆっくりと下ろしてくれました。

 久しぶりに感じた感触。
みっちゃんに脱がされるときの何ともいえない開放感が脚から背中へ、
背中から後頭部へ駆け抜けました。こうゆう感覚は、
今の彼女とのぎこちない(どこか飾った)SEXでは、感じたことがありませんでした。

 初めてみっちゃんの前でチンポが晒されたときと全く同じように、
ずり下ろされた瞬間に僕のチンポが反動で弾け、
自分のへそを隠すくらいの勢いでそそり立つ姿が出現しました。
 その瞬間、僕はため息が出ました。

 
 ・・す・・ 

 スだけしか聞こえないような声でしたが、
(すごぃ)という口調の吐息が聞こえ、
次の瞬間僕は腰掛ける彼女のやや斜め前にしゃがんで、
可能な限り強くやさしく、彼女の股間をこじ開け、指を入れ、
彼女にもたれかかるようにまた陰部を刺激し始めました。

 勢いあまってソファに倒れ、背もたれに体重がかかり、
首だけが背もたれにかかる格好になっていました。

 僕は反射的に顔を彼女の股間にうずめ、
もはや獣のような勢いでビラビラの中心部に向かって舌を這わせ、
その勢いで陰唇全体を舐め上げました。

 なつかしさというより、大人になったみっちゃんという感じでした。
幼さのエキスが消え、僕の彼女より洗練された女性の愛液の匂い、汗、が
僕の鼻腔を刺激しました。

 彼女は あん  と最初今までで一番大きな声をあげ、
舐めまわすたびに 

ぁん ぁん 

と小刻みに声をもらしました。

 ゆきちゃん、、、 あんまり、、、
 きれいじゃないから、、、

「そんなことないよ」

 小さなまともな会話をはさみつつも、僕はそれこそ興奮の坩堝の中、
ありとあらゆるところを舐めまわしました。

 脚の付け根をトレースして、できる限りお尻の穴のほうまで進み、
お尻の割れ目の外から再び下と鼻先を突き刺して、
クリトリス方面へ舌先を広げながら滑らせました。

 その動きをふたつ続けると、今まで聴いたことが無かったような 
 あぁ~~ n という悩ましすぎる声が聞こえました。
 
 今度は脚の付け根というより太股の内側の柔かいところ周辺を舐めて、
再びお尻の穴付近の谷間を目指して下を這わせ、
さっきよりも強く舌を押し込んで舌を這わせました。

 今度は明らかにアヌスを経由した感触が僕の舌先に伝わり、
僕自身も気がおかしくなりそうになりました。

彼女もほぼ同時に腹部にキュッと力が入ったかん時の軽い痙攣を起こして、
とても大きなため息に近い 

 はぁ~ん 

 という声と、 

ハァ ハァ 

という息継ぎを思わせる激しい息づかいが響きました。

 だめ・・・

 何度かそういわれながら、僕はふとももや陰毛の中を這い、
プクッとひかえめに膨れたクリトリスを集中的に刺激しつづけたりしました。

 みっちゃんの股間はもはや、彼女の愛液と僕の唾液でぐしょぐしょになって、
なんとも悩ましい匂いを発しました。

 やがて僕は腹部から胸までをくまなく這うように舌を這わせながら上り詰めました。みっちゃんの身体全体がいやらしい液にまみれるための儀式みたいな気持ちでした。
首筋へ到達したころ、右手の指先は再びみっちゃんの股間へ向かいました。

 彼女の身体は、今までの「無抵抗」という感覚よりもむしろ
「開放」に近くなっているのを、僕は感じ取っていたかもしれません。
幼いころと今との違いを、なんとなく感じていました。

 右手の指先はクリトリスをそつなく見つけ出し、
指で挟んだり、小ねずみがピーナッツをむさぼるようなめまぐるしいスピードで
クリトリスの突起を爪先で往復させたりしました。

 アッ アッ アッ ・・・
 あっ あっ あっ

 息遣いの延長みたいだった声が、声そのものに変化していきました。
 首筋に僕の顔があるので、その声は僕の耳元にダイレクトに伝わります。

みっちゃんもぼくも、「自分が自分でなくてもよい状態」になれる
この二人の空間が好きだったのですが、
「完全に自分じゃなくなりつつある」という開放へ、
ますます向かう気がしました。だから僕も、彼女を刺激しながら、

「あぁ・・」「どぅ?」「うっ」と、

自分の声が漏れるがままにしました。

 指先をおまんこの穴のほうへ忍ばせ、
僕の中指は、液があふれる源泉を探そうとする探検家になりました。
勇気をもってその漆黒のホールへ指を入れてみます。

 やぁぁぁ・・・

 進入をさけようと彼女の腰が少し回転しましたが、
僕が覆いかぶさるようになっているのでそれもかなわず、
あるいは反射的にそうしてしまっただけかのようにたちまち股間の力は抜けて、
もはや彼女の下肢は神経が通っていないかぐらい力が抜けていました。

彼女を見ようとしましたが、みっちゃんは目を合わせてくれませんでした。
というより、目をつぶっている感じでした。

 中指はホールの中、奥へ奥へと砂を書き出すような動きで侵入し、
意外と広がりがある空間を囲うやわらかい内壁をぐにゃぐにゃといじくりました。
どこから液があふれるのか、ゆびの付け根は、
ホールの中を刺激するたびに激しくぬれていきました。
 ホールの内側から、彼女の陰毛の生える腹部へ向かって思い切ってドリルしたり、
スポッと指を抜いてお尻のスジを伝い、
お尻の穴に触れる刺激を楽しんでから指を挿入したりしました。

 濡れ濡れになった彼女の陰部の中にある、
クリトリスの突起とアヌスのなんともいえないクレーターに触れる感覚は、
言い得ぬ刺激を僕に与えてくれました。女性のアヌスに触れたのは、
生涯でこの日が初めてです。

 彼女も僕の指がクリトリスを通過するたびに、
  
  あんっ 
 
 と声を漏らし、
 アヌスを経由するときには体のどこかが ピクッ と反応し、
 
  はんっ

 と声にならない声が聞こえ、おまんこに指が入るたびに

  う~~ん  ああっ

 という深い吐息になるのでした。

 指先はふやけてしまうくらいびしょびしょでした。
 これらの行為を断続的に(おそらく少なくとも5分くらいは)続けました。

 ああーっっん ぃや、、  
 

 僕は非常に驚いたのですが、みっちゃんのおまんこはいつのまにか、
まるで水をたっぷり含んだスポンジを握ったみたいな感じで、
すごい勢いで液が溢れ出してきていました。

 そしてその液は、あっという間にっソファーの上や彼女の太ももを、
今までとは全く違うレベルでびしょびしょにしていました。

 このときこそ、僕は彼女がおもらしでもしたのかと思いましたが、
手のにおいを嗅いでもおしっこの匂いなんてしないし、
何が起こったのかわかりませんでした。

 
 みっちゃんは、潮を吹いていたのです。

 僕はすごい勢いで周り中が濡れていることに正直あわてました。
指を取り出して、びしょびしょがどのくらいの規模なのか、
手探りで確認しようとしました。

 僕の様子が変化したのに気づいたみっちゃんが上体を起こして僕を見ると、

 やだ、、、 どうしよぅ。。

「みっちゃん、これどうしたの?」

 僕は「身体の具合がどこかおかしいの?」
というニュアンスに近い気持ちで聞いたのですが、
彼女はそうとは受け取らなかったようで、

 ほんとうにいじわる。。。

 ゆきちゃんが、、上手だからだよ・・・・

 つきあっている彼女とこんなに興奮しあったことはないし、
「上手」という言葉がかみ合わなくて、
事の次第を理解しようと一瞬考えているときに、
 今度はみっちゃんが、静かに獲物に近づく豹のしなやかさと動きで僕に迫っていて、

 恥ずかしいからあまり見ないで。 だめ。

 と僕をやさしくベッドの方面へ押し戻して、
僕はベッドの側面にもたれるような感じになりました。

 なんとなくながら状況理解ができかけた僕は、
彼女が迫ってきた勢いをそのまま利用して彼女をきつく抱きしめて、
そしてベッドの上に協力して這い上がりました。

 ベッドの脇から這い上がったので、ベッドに横たわった二人は、
90度横向きになっています。が、そんなことはお構いありません。
 
 僕は彼女にもう一度キスをして、上になり、
 堅く激しく勃起しているちんぽを、彼女の股間に押し当てながら、
その両足を広げてもらうように導く動きをしました。

 みっちゃんは自然に任せる感じでしたが、ふと

 まって。  と言いました。

 ちょっとした空白の時間ですが、

(やっぱゴムつけなきゃだめだよね。)

と思ったとき、

 ゆきちゃん、今日がきっと最後だね
 そうしないとね。

 と言って僕を見ていました。
 その目は少し憂いを持っていましたが、
やっぱり僕の大好きなみっちゃんの強い目でした。

「本当はいや」

 うん
 だから、・・・ぃっぱぃエッチになって

「みっちゃんも」

 でも、(ゴム)つけてくれなきゃだめだよ。

「・・・持ってなぃょ。。?」

 ベッドのとこに置いてあったの見たよ
 ・・・あそこ。

「ほんとだ・・これタダなの?」

 ゴムは2枚あり、そのひとつを取り出そうとすると、

 つけてるところ、見せて

 と言ってきたので、僕は躊躇することなく

「いいよ」

 と返しました。

 でも、結局つけるのに失敗してしまって、
ゴムが破れ、もう一枚を取り出そうとするときに
なんとなくちんぽが手持ち無沙汰だったので、

「みっちゃん、触っていて」

 とお願いしました。彼女は 

「こう?」

といいながらやさしくシゴいて(というかさすって)くれました。

 かたい。。
 やっぱり、大きくなったね。

 僕に話しかえるというより、ちんぽに話しかけているみたいな感じで、
その姿がすごくかわいらしく見えました。
 

 ゴムを取り出し、みっちゃんつけて。
とお願いしてみると、少し戸惑ったようですがゴムを手にとって、
二人で協力して、それを装着することができました。

 彼女を倒し、正常位の状態に。
「入れていい?」
 というと、みっちゃんがふざけ混じりに

 なにを?

 と聞くので、僕は耳元で「ちんちん」とささやきました。

 彼女の足を両方に広げ、その間に僕がおさまると、
僕の目の前にはまるで
おむつを替えるのを待っているような状態のみっちゃんがいて、
その画は彼女の普段のイメージを逆転させるに
十分すぎるほどショッキングな構図でした。

ぱっくりと開いた股間からは、
さっき僕がビカビカにしたおまんこが目の前にあり、
格好そのものも、見えているものも、
本来なら絶対にあり得ないと思わせるそれでした。

 僕はさらに興奮しながら、
鋭く突起した自分自身を彼女の股間に近づけて、
 「ここ?(に入れればいいの?)」
と意地悪く聞こえるように言いました。

 こくっ と彼女がうなずき、
 また一歩近づけたあと、

「ここって?」

と迫り、
 再びうなずいた彼女に

「言って」というと、

 僕の首に手を回して精一杯僕に近づいた彼女が耳元で

 おまんこ・・

 と小さくささやきました。

 股間が完全に広げられているみっちゃんの、
そのあまりにも無防備な姿は、やはり僕にとってはとても強い衝撃の映像でした。
 

 ゆきちゃん。。  ・・・今日だけだよ。
 ・・だから、、

「うん」

 そう言われたことと、
その言葉のもつ意味を、
僕はそのときあまり考えていなかったようです。

それは僕が恐れながらも疎欲と覚悟をしていたことで、
むしろそうでなければ自然が破壊されるようなじんわりした恐怖が未来にあるかもしれないことを、
想像していたからかもしれません。

 それより僕は、彼女が初めてではないことが明白であることと、
今まで誰かが、こんなに恥ずかしいみっちゃんの姿を見たことがあるののだ思う気持に、今更ながらに揺れていました。

 みっちゃんがこんなに大またを広げることがあるのかと思うと、
嫉妬に狂いそうになります。 

 その気持と光景は、頭の中に深く焼きついていて、
今でも時々それがフラッシュバックします。
 これだけ月日がたった今でも不思議と色あせていません。

 右手で慎重に自分のちんぽを、その股間の付け根に導き、
クリトリスの先に裏スジを軽く押し当てて、ゆっくりと下ろしていきながら、
力をこめていきます。

「い  入れるよ」

 みっちゃん対して「入れる」という表現が初めてだったことが、
またしても僕を興奮させました。
 右手に誘導された僕のちんぽが、
おまんこの位置を探し当てると、僕はみっちゃんの顔をみながら、
ゆっくりと挿入しました。

 あんっ! クッ!

 みっちゃんの体が首元を中心として一瞬エビ反りのように後方にしなって、
次の瞬間に息を吸い込む呼吸音が聞こえました。

 入れた瞬間、入り口の狭い扉をこじ開ける刺激がちんぽの付け根を駆け抜けました。
 そしてみっちゃんが思わず漏らした声は、
さっきまでのそれとは全く違う異質の音量と音色で、
声とともにのけぞる時に見えたあごの裏側とその美しいラインが放つ刺激に、
思わずイキそうになってしまいました。

 
 いきなり射精しないように気をつけながら更に奥を目指します。
僕のちんぽと、みっちゃんのおまんこはぴったりとフィットしていて、
中のほうでも絡みつくような感覚でした。
僕は、プラスのドライバーでネジを押し込むような慎重さと力強さで
ゆっくりとチンポを押し込みました。

 激しい刺激が収まり、ゆっくり腰を動かすと、 

 クチュ 

 クチュ
 
 絡み付く股間から悩ましい粘着音が聞こえてきて、それに呼応するように

 あン ・・・・ あン ・・・

 とみっちゃんの吐息が。。

「みっちゃん、、  入ってるよ・・・  
 入ってる。   どう?」

 あ、っ   うん ・・・
 ゆきちゃんのが、、、入ってる。。

 ぃぃ・・・っ

 いい という言葉にも嫉妬に近いものを感じて、
僕は少しずつ腰の動きを早めていきました。

(「いいっ」って他の時にも言っていたのか?)

 僕はその言葉をもっと聞きたくて、
ぐわん ぐわん という感じのスイングで腰を押し込みながら、

「どう? どう?    どう?」

 と問い詰めます。

 ああーっ  あ、 あん  ぃぃよ 
 ゆきちゃん、、、 いい、、 ああん

「みっちゃん、 ハア どぉ  ?
 こぉ ?  ハア ハア ハア ・・」

 夢中で腰を動かしていると、みっちゃんが僕の右腕をつかんで、
握りつぶすみたいな力を込めてきました。

 みっちゃんの動作と、喘ぎ声は、言葉を失っていく。。

 ハア ハア  ああっ あんっ あぁっ ああっ あんっ

「あんっ」という声と唇の動きがとても可愛らしく見えました。
 時々目を開けたりするものの、
視点はあまり定まらない感じで、僕のチンポが奥をつくたびに
、目をつぶって少し顔をしかめながら、  あんぅ と声をあげました。

 女性が感じているとき、どうしても眉をしかめるタイミングがありますが、人によってその表情は美醜に二分されると思います。
 僕の彼女はどちらかというと本当に苦々しい表情になってしまっていたのですが、
みっちゃんのそれは、悩ましい美しさでした。
それが僕を感動させました。

 みっちゃんって、どんなときも本当に可愛い。と。

 僕はみっちゃんのおまんこの穴の中のあちこちを徹底的に突くイメージで、
腰をラウンドさせたり、スピードを変えたりしました。

 特に、みっちゃんの下腹部めがけて激しく突きながら、
その部分に手を押し当てると、
内部から表面にチンポの衝撃や形が浮かび上がるような感触があり、
僕はその感覚を楽しみました。

 ハア ハア ハア 

 激しさを倍増させると、

 ああっ! ああんっ  ああぅ あん

 と呼応し、僕は彼女の口をふさぐように夢中でキスをしたり、
おっぱいをわしづかみにしたりしながら、腰を振りつづけました。

 もっと奥へ

 彼女の脚を、僕の腰に絡むようなところまであげたりすると、
やがて彼女の脚は、僕が何もしなくても僕の傍らの高い位置で
ぶらぶらと浮遊しました。

 なんて姿なんだろう。みっちゃん!
 みっちゃん! 
 すごいょ・・・!
 もっと奥に入れたい! もっと声を出していいよ
 エッチになって

 そんな思い。
 言葉にはうまく出てこなくて
「みっちゃん ・・・  ハア ハア ハア」
 と繰り返しています。

 も・・・ああーっ  ぅぅん  ああっ 

 どのくらい夢中で突きまくったでしょう。
 みっちゃんが

 ああっ  だめ・・  もう・・・ムリ・・ ああん  アン アン
 ゆきちゃん  ・・・!

  だめ、、、  おかしくなっちゃう。。 あっ あっ 

「みっちゃ・・  みっちゃ  
 気持いい? ・・・」

 ああん うん  うん  

「言って・・教えて・・」

 うん  きも・・ちいい よ アン あん 

「ハア もっと教えて ・・ハァハァ  ハァ、、入ってる の」

 んんっ  ゆきちゃ・・ ちんち・・ ん ぁぁ  
 きも ・・いいよ

「!!もう、、、出ちゃいそう!!」

 ぁたしも・・・!  ・・ん・・でちゃぅ・・・
 いッテ ゆきちゃん ああっ  いっていいよっ

(「いって」なんて、、、みっちゃんが言うのかよ~
 ※僕は今まで「イク」という表現をしたことがありませんでしたし、
付き合っていた彼女も遣いませんでした)
 
「いいの・・?  ハァ ハァ アアアぁ!
 ハァ ハァ  あ・・い、 いくよっ」

 ぃぃよ  ああっ アン  きてっ

「(「きてっ」!? もう、悩ましすぎー!)
 ああぁぁっぁ いくっ!」

 きてっ

(どぴゅっ! どぴゅっ! どぴゅーっ!)

 ずうっと正常位のままでしたが、激しく逝きました。

 



純愛・恋愛 | 【2018-03-28(Wed) 00:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)

従姉妹の みっちゃん(2)

 当時の僕の家は平屋建ての古い家屋で、
家と同じくらいの大きさの庭があり、庭の先に2階建ての倉庫がありました。
その倉庫は親の知り合いの持ち物で、
知り合いが経営する雑貨・金物店で使っていた商品陳列棚や工具、
品出しされずに放置され埃をかぶっている梱包された商品のダンボールが眠るところです。
シャッターの出入り口付近にフォークリフトが置いてあり、割と大きな空間です。
時々鍵がかけられていましたが、
僕が引っ越す直前に取り壊されるまでは、僕らの恰好の遊び場でした。
 以前触れましたが、そこは小3くらいのころ、友達とぬがしっこをした思い出のある倉庫です。

 僕のたくらみは、その倉庫へ彼女を誘い込むことと、
その前にもうひとつありました。
古い平屋建てのトイレは家の北側にあり、奥に引っ込んでいるため、
庭に客人が入ってきてもそこから視認することはできない場所にあります。

ぼくはそこに先回りしようと思っていました。
 トイレは和式で水洗でしたが、室内の床付近に小さな片側30cmくらいの
曇りガラスの引き戸がありました。
部屋からは廊下を伝い、木の扉を開けるとそこがトイレですが、トイレは段差があり、入って右に一段上って便器をまたいで用を足す構造になっています。
その段の下、扉の正面の床の先にその小窓があり、
普段は鍵がかかっていないその扉をめがけて、僕は急ぎました。
もし空いていれば、僕はみっちゃんの左斜め後ろ、下方からやや見上げるように、
無防備な彼女の姿を覗き見ることができると思ったからです。

 
 扉の鍵がかかっていないことを確認すると、飛躍的に胸が高まりました。
すごーくイケナイことをしているという罪悪感。
でも、もうどうにでもなれというハイな状態。
何をしても、今日は許されるような気がするという、
何かに包まれているような無敵感。
それらが交錯する中、僕は曇りガラスに姿が映らないようなポジションを慎重に定め、ほんのわずか、
絶対にばれないギリギリの隙間を窓に作り、みっちゃんを待ちました。

 待つ、という時間が0に近いぐらいの本当にどんぴしゃのタイミングで、
みっちゃんが入ってきて、「ビクン」とのど元が鳴りました。
 

 窓の隙間から、完全に全体を捉えることはできないまでも、
ブラウスとスカートを着ていることを確認した僕は、なぜか少しがっかりしました。
 バレないかな。大丈夫かな。神に祈りながら慎重に腰を落としています。
これから見てしまうシーンが、実は絶対に見てはいけないもののような気がして、
もしかしたら後悔するんじゃないか。
罰があるんじゃないか。とも思えて引き返したくなりました。
でもここで動いたら、足元の砂利の音が
僕の存在をみっちゃんに発見させることになるという確信があって、
身動きが取れなくなりました。

 

 そして、次の瞬間から僕が目撃したことは、
生涯でもっともインパクトがあった出来事のひとつと言っても過言ではありません。
それは当時の僕の想像の範囲をまったく超えていました。
今まで覗き見た世界がいくつかあったとしたら、
これこそが「覗いた」先に見え、た世界。というべきものでした。

 みっちゃんはトイレの扉を静かに閉めると、
その扉にそっと体重をかけ、もたれてしまいました。
 そして、トイレにまたがろうとせず、一瞬たたずんだ感じから、
手にもったティッシュを口元(僕にはそう見えました)に持っていったのです。
その動きがまるで予想と違うのもだったので、
全ての動きがかなりスローモーションに感じました。

 ほんのしばらくティッシュが口元で静止した後、
なんだか全身の骨が柔らかくなりすぎたようなふらっとした動きで、
みっちゃんの細いうでがやわらかく宙をただよい、
その手にあったティッシュが便器の上にそっと放たれました。

 そして、ふっ と深いため息をついたような感じがあり、
ティッシュを手放した手が、スカートの裾の方へ伸びていったのです。
 
 
 前にも書いたように、全てがスローモーションのようでした。

 みっちゃんの手が膝の方に伸びて、
膝下あたりまであるスカートの裾をゆっくりとたぐりよせ、内股に閉じた
まさにさっき僕が触れた白くなめらかな太ももを、そおっと、あらわにしました。

 (絶対に見つかってはいけない)

 緊張感が走りました。
 もっとよく見えるようにもう少し開けたい。でも、そんなことしたら、、、
 
 
 彼女は目をつぶって(ふせ目がちにしていたのでそう見えたのかも知れません)。
 少し大きな呼吸をしたような肩の動きがあって。
 ブラウスのボタンは上のほうが2つか3つ外れていて、
首元がルーズな感じになっていて、そして彼女は顔を、
左肩のあたりにうめるようにして。
(彼女のその鼻先は、さっき僕が汚したあたりに違いなく)
 両手がスカートの中に忍び入っていて。

 見ると、彼女のその手が、腕が、コロッケの具をこねるような、
小さくてそして深い前後の動きを始めましたのを見ました。

 ・・ん・・ん・・・ん・・

 聞こえるか聞こえないかぐらいの  うめき・・?

 なんだかすごくまずくないか。。。
 そんな気持ちが走ったのも確かです。

 一瞬聞こえた、みっちゃんの声にならない声は、それが
『本当はしてはいけないことで、
 しかも、していけないとよくわかっていることでもあって、
 でも誰にも知られないのなら、、ということで自分だけの秘密としてやってしまう』
ような行為。
であることを、僕に知らせているように感じたからです。

「コキッ  ・・・ジャーーーーーーー」

 声を消そうと思ったのか、トイレの蛇口をひねる音と、
水が勢いよく流れる音が響きました。

 背信行為。
 何に対して背信なのかよくわかりませんが、
そのトイレの音がまるで絵空事のような眼前の世界を切り裂き、
一気に現実感が押し寄せて、僕の脳裏に異様な嫌悪感を呼び起こしました。

 絶対に見てはいけないものを見てしまっている感覚。

 おしっこをするところを見るのは、おそらく
いたずら心満載の、覗きの延長だったわけです。勝手ながら。
 でも、今見ているものは、
たとえば親友や尊敬する上司が麻薬の注射を打っているところを目撃してしまったような、
そんな筆舌に尽くしがたい、すぐさまリアクションがとれないようなショックを、
一時的に僕に与えたのだと思います。
そして、これが現実であることを否が応でも呼び起こす、
トイレの水が激しく流れる音。

 
 見ると、さっきよりもみっちゃんの頭が下がって、
うつむいたみたいになっています。
 僕には、具合が悪いのを我慢してるみたいな感じにも、見えました。
 でもすぐ次の瞬間には、それは具合が悪いんじゃない。
ということが、何の疑いもなく自然に理解できてしまっていたように思います。

 トイレの水の音が消えかかって、でもまだ水の音が残っているころ、
 スカートの中に入れた重ねた手が、少し開き気味になり、
そこからどう動かしたのかよくわからなかったのですが、
腰やお尻が小さな周回運動のような動きを見せたかと思うと、
彼女のパンティーが、膝あたりに係留していることに気づきました。

(みっちゃんが、自分でパンツをおろした。。。。)

 両手は再びスカートの中に進入しています。
 僕のところからは、スカートがさえぎってしまって、
肝心の場所で具体的に何が行われているか目撃することが出来なかったのですが、
彼女が膝まで下ろしたパンティーが、
さっきまでのみっちゃんとのドキドキの時間に感じた空気感を僕に呼び起こさせ、
一瞬前に感じた罪悪感が嘘のように晴れて
、僕のエロ心が再び息を吹き返しました。
というより、すぐにも暴走を始めるくらいに、熱くなりました。

 「あのみっちゃんが! 今! 僕の目の前で! 自分のおまんこを自分で触っている!」

パンティーが見え、そのことは、まったくもって、
生々しいくらい明らかなことでした。

「みっちゃんが、自分で自分が気持ちよくなることをしている」

(こうゆうことは理屈でなく、天から啓示を受けたがごとく
、一瞬で理解できしまうものなのだなとつくづく思います)

 僕は窓枠の端に左手をかけ、自分の体重を支えながら、
右手はすでにジャージの中に手を入れていて、みっちゃんの深い動きと同じように、
円を描くように自分のちんぽをこねくり回していました。

 トイレの水が完全に流れ終わったころ

 みっちゃんの手の動きは、さっきパンティを脱ぐ前より、
小さな動きになっていました。

 窓越しに、

 ん・・・ ぅん・・・ 
 
 とほんの、ほんの少しだけ、声が漏れてきます。
 

 みっちゃん・・・・

 思わず口から声にだして言いそうになりました。

 やがて、小さな腕の動きはさらに小さくなり、
ぎゅっと体全体を縮めてスカートの中の手をきつく挟み込むような感じになって、
動きが完全に止まりました。

 この間、実際に経過した時間は2分とかそんなもんだったと思います。
だから、みっちゃんは時間の経過を気にしたのか、途中で止めたんだと今は思います。
 でも、そこまでは当時の僕にわかるはずがありません。
 

(みっちゃんがトイレから出てくる)

 そう思ったので、みっちゃんがトイレから出たら移動しようと思って、
もう少し、このちょっと無理な体勢を続けなきゃ。と思った矢先、

 みっちゃんは膝まで降りていたパンティーを、
さっきの倍くらいのスピードと身のこなしで全部下ろし、
両足から外してしまいました。
そのパンティーをどうしたのか見えませんでしたが、
今度は一段高いトイレに脚をかけて上がり、
トイレをまたいでスカートをササッという感じでたくしあげて、
そのまましゃがみこみました。

 なんと、みっちゃんが僕の目の前で、おしっこを始めたのです。

 連続的にまったく光景が変わったことと、スピード感の違いに、
ぼくはちょっとついてきそびれました。
 
 でも、すわったあとのみっちゃんは、すこしぼんやりしたような感じに見え、
おしっこもすぐには出てこない様子で、僕はもう少し見えるように、
慎重に慎重に窓の隙間を広げにかかりました。

 一段低い、高さも15センチくらいの窓枠ですので、
どんなにがんばってギリギリまで開いても、
さらに白いお尻の全体が見えるのが、限界でした。

 うう、、、なんだか残念。

 と思いましたが、
さっきまでの背信(背徳)とその先に見た花がいやらしいくらい咲き乱れるようなニュアンスを感じた光景と、
このいたずら行為から感じるニュアンスに違いがありすぎて、
瞬時にはギアが変わらず、まだあまりピンとこないというのが正直なところでした。

 でも、次の一瞬、

シャーッ・・チョロチョロ 

という音が恥ずかしげに聞こえてきたとき、僕は正直に興奮しました。

 みっちゃんが  おしっこしてる。。

 そう頭の中で反芻すると、興奮が高まるような気がしました。

 前に回って、前から見たらどんなだったのかなぁ。透明人間になりたーい。
なんて思ったりして。

 でもその恍惚に浸れる時間もほんのわずかなもので、はかないものでした。

 みっちゃんは、出し終わると同時にすぐに紙をたぐりよせ、
おしりの方まで2回か3回コシコシッとそこあたりを拭いました。
 それはさっきタオルケットやティッシュを扱った繊細でしなやかな動きと全く違っていて、
逆にちょっと乱暴な動きにも見え、意外な感じを受けました。
 どこかイメージと違う違和感を覚えながらも、
それでも、そんな違うみっちゃんの一面を垣間見たような、
興奮と優越感(?)も都合よく感じました。

 彼女がトイレを後にしたのを確認してから慎重に、
音を立てないように窓を閉めました。
 今にもみっちゃんが現れるであろう玄関先に移動すべく、
まだ少し興奮しているおちんちんが擦れる違物感を感じながら、
ぼくはそこへ急ぎました。



純愛・恋愛 | 【2018-03-27(Tue) 23:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)

部下のお見合い3 何度も逝く!

の続き

ベッドでぐったりとしているミキを少しやすませる。
その間、優しく髪の毛を撫でていた。

ミキがキスをせがんできた。
私はミキを受け入れ、唇をあわせた後に舌を忍び込ませた。
ミキは私の舌を思いっきり吸い、そしてミキの舌を絡ませる。
私たちは深いキスを求め合った。

私はミキを抱き起こし、後ろから抱きしめ耳たぶにキスをした。
「あん・・・」
ミキは身を捩りながら喜びを表した。

そして、その手は背後の肉棒を撫でている。
器用にチャックを降ろし、パンツの上から輪郭をなぞるように形を確かめていた。

私はスカートのフックを外し、ファスナーを少しずつ降ろし始めた。
そして、おへそ側からパンストの中に手を入れる。
ミキの陰部はおびただしく湿っていて、すぐにそこが蜜壺だと分かった。

ふっと目を前に向けると、私たちの姿が短冊の様に配置された鏡に写っていた。
「ミキ、見てご覧。二人の姿が映ってるよ。」
「あっ、本当・・・イヤらしい・・・。よく見ると素敵なお部屋ね。」

私はミキの蜜壺をパンティの上から優しくさする。
「あぁ・・・いい・・・」
スカート、パンスト、パンティとゆっくりと脱がしていく。
部屋の電灯にミキの白いお尻がまばゆい。
ゆっくりとお尻の頬に舌を這わせた。
「あん・・・あぁ・・・」

ミキがベッドに手を付き、お尻を突き出す格好になった。
私の舌は、ゆっくりとした速度で蜜壺を目指しながら進む。

そして指は股の間からクリトリスに優しく触れてみる。
ミキの蜜壺から愛液をたっぷりと指に擦り付け、円を描くようにゆっくりと愛撫した。

「あぁぁ・・・いい・・・」
顔が少し斜めになりながらも、アナルの横を通り花びらに舌が届いた。

「うぅ・・・あぁ・・・・」
私は跪き、ミキのお尻を見上げるような格好となりながら舌をゆっくりと動かした。
どのくらい続けたのだろう・・・ミキがピクピクしはじめた。

「すごい・・・あぁ・・・いい・・・あっ・・・」
私はペースを崩さずに、ゆっくりと舌を指を動かしている。

「あっ・・・いく・・・ぁぁぁ・・・」
ミキが切なく叫ぶ。
すると、私の指を一筋の愛液が伝わった。

私はその愛液を舌ですくいながら立ち上がる。
そして、今度はいきり立った肉棒をミキの蜜壺にあてがう。
血流をしっかりと受け止め硬く大きくなった肉棒が少しずつ飲み込まれていく。

「あぁっ・・・・あぁぁ・・・・」
ミキが仰け反り、お尻だけが一層突き出される。

クリトリスで2度も絶頂を迎えたミキが待ちこがれた瞬間だった。
私はゆっくりとそして深いストロークを始めた。
くびれた腰をしっかりと引き寄せ、ロングストロークを楽しむ。
時に奥深くに留まり、腰をローリングさせる。
ミキの蜜壺は入り口を強く締め付けた。

「あぁぁぁ・・・すごい・・・・いい・・・いい・・・」
カリで引き出すように蜜壁を擦る。
そして亀頭でミキの奥深くを貫くように押し込んだ。
ミキの両手を掴み、ピストンに併せてミキの身体ごと引き寄せる。
乱れる姿が鏡に写る。
私はその光景を見ながら、夢遊病者のように腰を振り続けた。

「いぃ・・・いく・・・あぁ・・・いっちゃう・・・」
「いく・・いく・・・いくぅ・・・あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ミキは身体を仰け反らせ、何度目かの絶頂を迎えた。

私たちは布団に入り込んで少し休むことにした。
ミキに話しかけても目がとろんとしていて要領を得ない。
こんな時は少し休ませよう。
私はミキを抱きしめ、髪の毛を優しくなで続けた。

少し休ませた後、うつ伏せに寝かせ背中全体をマッサージする。
私の得意なマッサージは整体だ。
ボキッボキッと骨を整えていくのだが、
背骨を触ると矯正の必要は無かったので緊張した筋肉を解きほぐすように、
ゆっくりと手のひらで血流を整える。
グッタリとするミキが正気にもどるまで、ゆっくりとマッサージを続けた。

「あぁ~~気持ちいいぃ~~~」
ミキの思考回路が元に戻った(爆)

「私、お見合いしなきゃいけなくなったとき、結婚しちゃっても良いかなって思ったの・・・今の自分を変えたいなぁ~ってね。」
少しずつ話をはじめたのだった。
私はマッサージの手を休めず、ミキの話を聞いていた。

「でもなぁ~~、やっぱり相手は大切よね。あなたみたいにエッチな人じゃないと、ずっとあなたを欲しがっている自分が居ると思うんだ。 ねぇ、、、私たち何時までも愛し合えるかなぁ?」
いきなり核心を突いた質問が来た。

「ん~~~、どうだろう?ミキ次第かな?俺はミキの幸せが一番だと思っているから、ミキが決めることだよ。」
少しずるい回答をしながら、ミキの身体全体を覆い尽くすように後ろから抱きしめた。
私はミキの幸せを本心から願っていた。そして、ミキとの至福の時間も心から欲している。
しかし、それがミキの足かせになるのなら、きっぱりと別れる決意でいた。

「何にも考えず、エッチしているときが一番幸せなの。」
「うん、俺もだな。ミキの幸せそうな表情が大好きなんだよ。」
「うれしぃ~~!」
ミキは上体をひねり、私に口づけをせがんできた。
背骨が折れ曲がるほどに上体をひねったミキを抱きしめる。
そして、手のひらでバストを優しく包み込んだ。
お互いの舌を求めあい、深く愛情たっぷりの口づけが続く。

雰囲気のあるキスは感じるものだ。
私のペニスにも大量の血流が流れ込む。
そして肉棒と化した巨大なペニスをミキのお尻に押しつけた。
「わぁ~、元気ねぇ~~。」
ミキは少し腰を持ち上げ、挿入を促す動きをする。
私はミキの腰に腕を廻し、腰をさらに持ち上げた。

そして、ゆっくりと蜜壺に肉棒をあてがうと、
ミキの蜜壺はまるで大好物に食いつくように肉棒を飲み込んだ。

「あぁ~~、気持ちいいぃ。。。」
ミキはさらに腰を突き出し、肉棒を奥深くまで導くのだった。

「ミキ、ココはどう?気持ちいい???」
私は腰を持ち上げていた手でクリトリスを優しく擦り始めた。
ピストンはせずに奥深くのミキを感じていた。

ゆっくりと円を描くように弄ばれるクリトリスからの刺激を
ミキはじっくりと堪能していた。

「うぅ~~。。。」
ミキの腰がベタンと落ち、両足を閉じるような格好となる。
そして腰を左右にローリングするように振り始めた。

ミキが動き始めると、肉芽の位置をキープするのが難しくなって来た。
私は用意していた「和盆リズム」を手に取り、ミキのクリトリス付近に押しつけてみた。
和盆の良いところは、被せてある素材が柔らかく振動を上手く散らしている所だろう。
普段は先端部分をピンポイントで当てるのだが、今回は全体を押しつけ素材の柔らかさで感じてもらおう。

ミキのクリトリスを和盆に任せ、私はゆっくりと長いストロークを始めた。

「あっ・・・あっ・・・いい・・・あっ・・・」
肉棒を奥に押し込む度に、ミキの口からは歓喜の声が漏れる。

「ぁぁぁぁぁああああ・・・・だめぇ・・・・あぁ・・・・」
私も徐々にストロークを早め、奥へ奥へと自らの肉棒を押し込んでいく。
ミキの身体毎押し込むような動きに、ミキは移動させられてベッドの宮部分に頭を押しつけられ窮屈な態勢になってしまう。
それでも私のストロークは止まることなく、ミキを壁に押しつけるような力強さを増していった。

「あぁぁ・・・だめ・・・声が・・・あぁ・・・大きく・・・・あぁぁ・・・だめ・・」
ミキは声を抑えようと必死だが、和盆の刺激と蜜壺への挿入で意識がもうろうとしているようだ。
私も自らのフィニッシュに突き進もうと、ストロークを早めていた。

「あぁぁ・・・いい・・・いく・・・いく・・・いっちゃうぅ・・・」
「俺もだ・・・いきそうだよ・・・あぁ・・・うぅ・・・」
「いく・・いく・・・あぁぁぁぁっ・・・・・」
「うぅっ・・・・・・・」
二人の雄叫びにも似た声が延々と続いた。
その声を聞きながらさらに興奮度は増していく。
たまらずにミキが先に果て、少し時間をおいて私も果てた。

私は背後からミキを抱きしめ、果てた肉棒を抜き取りもせず
肌を合わせたまま眠りについた。



アナル・SM・アブノーマル | 【2018-03-27(Tue) 21:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)

部下のお見合い2 欲しいの!

の続き

「今から逢えますか?」
家族団らんの時間帯にミキからのメールは珍しい。
いや、初めてだと思う。

私はもちろんミキを迎えに行くことにした。

「おう、どうだった?」
「うぅ~~ん、どうってこと無いって感じ」
「何だそりゃ・・・」
二人はシートベルトを締め、再びホテルを目指す。

「あのね・・・また逢うことになったの。」
「それは先方が気に入ったと言うことか?」
「どうかなぁ?・・・わからないや。」
私はお見合いの経験が無いから、TVでのイメージしかない。
後は。。。若い二人で・・・とか言いながら、庭園を散歩するあれだ。

「今はね、そんな感じじゃ無いのよ。もっとラフ。」
「ふぅ~~ん・・・俺さ、来賓の挨拶考えておく」
「バカ・・・呼ばないよぉ~だ。」
二人は大笑いした。

お気に入りのホテルに着くと、ミキをベッドに座らせた。
日中は、たっぷりとクンニしてなかったからしたくてたまらない。

でも、我慢が必要だ。
私はミキを舐めるように見つめた。
日中に激しく犯したミキの服装は、なんら乱れた形跡はない。

ミキを座らせ、そしてベッドに足の裏を付けさせた。
パンストのままM字に開かせ、私は指を太股に這わせながら聞いた。

「お前はお見合い前にたっぷりと私の肉棒をくわえ、その後、すぐに他の男とお見合いをしていた女だな。」
「はい・・・」
「そして、お見合いが終わってすぐに私を求めた女だ。」
「はい・・・」

パンストの上から指を這わせる。
太股の内側をゆっくりと舐め上げるように・・・。

少しずつ進むその速度はとても遅い。
遅いどころか、後戻りすることもあるのだ。

「あぁ~~・・・あっ・・・・うぅ・・・・・」
ミキは身をくねらせながら、じれったさに耐えながら声をあげる。

「お見合い中に、少しは濡れたか?」
「いいえ・・・」
「嘘をつけ!お前は俺に抱かれた余韻を持ってお見合いにいったのだから、もっと欲しいと思っただろ?それに相手の男はお前のお○んこから臭う女を感じ取ったんだぞ。」
「いいえ・・・そんなこと・・・」
少しずつ蜜壺に近づくと、ミキも呼吸が荒くなってくる。

「正直に言いなさい。お前は相手の男に犯されたかったんじゃ無いか?」
「いいえ・・・ありません・・・」
「ここを、こうされたら・・・どうだ・・・」
私は近づけた指を蜜壺に添えてみた。

「あっ・・・」
「どうだ?相手にこうされたら・・・」
「気持ちいい・・・」
「ほら・・・こうされたかったんだろ?」
「いいえ・・・あぁぁん・・・」
私はクリトリスをいきなり圧迫した。

「ぁぁ・・・気持ち・・・いい・・・」
ミキは私に抱きつき口づけを求めてきた。

私は顔を振りキスを阻止しながら尚も続けた。
蜜壺の入り口とクリトリスを擦りながら少し圧力を高めている。

「あっ・・・」
ミキの蜜壺は既に十分潤っている。
パンティを濡らし、パンストからもはっきりと湿り気が分かった。

「あぁぁぁ・・・・感じる・・・・」
蜜壺からクリトリスの間を優しく撫でる。
何度も何度も往復し、時に口を開けた花びらの輪郭をなぞるように愛撫する。
繰り返されるゆっくりの愛撫に耐えているミキも可愛い。

少し刺激を高めてみよう。
私はクリトリス周辺を3本の指で押さえつけ、皮ごとゆっくりと擦り始めた。
身体の芯まで届くように、少し圧力をかけながら腕全体を使って振動を与える。

「ああ・・・・あぁ・・・・」
ミキは仰け反りながらベッドに倒れ込む。
私もベッドに上がり、態勢を入れ替えミキの横に座る。
押さえた場所は変えず、徐々に振動を強めていった。

「あぁ・・・あぁ・・・あぁ・・・あぁ・・・」
ミキの喘ぎ声は間隔を狭め、次第に身体の奥底からの歓喜に変わる。
クリトリスを筋にたとえ、筋ごとグリグリするような感じで、更に速度を速める。

「あっ・・・あぁ・・・だめ・・・あぁ・・・」
「いい・・・いい・・・あぁ・・・い・・・・あぁ・・・」
ミキの言葉が叫び声に聞こえてくる。
布が擦れる音がBGMをかき消すように大きくなる。

「あぁ・・あ・・・あぁぁ・・い・・いく・・・いっちゃう・・・」
ミキは腰を上げ、逝く態勢に入った。
私は指の動きを一旦止め、再びゆっくりと振動を始めた。

「あぁ・・・あぁ・・・き・・きもちいい・・」
振動と圧力を押さえると、ミキも絶頂を迎えないまま感じ続けていた。

何度も何度も強めたり弱めたりを繰り返す。
ミキはその都度絶頂手前で引き戻されていた。

「もっと・・・あぁ・・・ねぇ・・・」
私は無視をして、遅い振動を続けている。
するとミキは少し落ち着きかけたようにも見えるが、
燃えさかる官能の炎は沈下しては居なかった。
少し振動を強めるだけで、すぐに絶頂を迎えようとするのだ。
自然と強い振動時間は短くなり、ミキを焦らすような愛撫が長くなる。

「あぁ・・・ほしい・・・ねぇ・・・」
徐々に強める振動に、身をくねらせながら自らの腰を押しつける。
そして私の股間に手を伸ばし、肉棒を探し始めた。
片方の手は、枕をしっかりと握っている。

何度も我慢させたから、そろそろかな?
私は何度目かの高速振動に入る。

「あっ・あぁ・だめ・・・あぁ・・あぁ・・」
「いや・・・いや・・・あぁ・・・いく・・・いっちゃう・・・」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
もう曲がらないだろうと言うほどに仰け反り、苦悩の表情を浮かべながら絶頂を迎えた。
ミキの頬には涙の筋が光っていた。

ミキは中で逝けるようになる前は、クリトリスの愛撫でしか逝けなかった。
その頃の得意技を使ってみた。
今より激しい愛し方だが、ミキの身体は私の愛し方を覚えていた。

普段は、クリトリスで逝った後、間髪入れずに肉棒をねじ込み、
奥の奥まで突き上げるとフワフワして最高!とミキのお気に入りなのだが、
今回はパンストの上からだから無理だ(爆)

後でたっぷりクンニしてあげるからな(^^)v

つづく


その他 | 【2018-03-27(Tue) 20:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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