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( ^ω^)とξ゚?゚)ξが愛のあるセクロスをするようです。5

梅雨に入る前に太陽を惜しむかのように、この時期は日が空から地面に消えるのが遅い。
少し前まで、5時ともなればすっかり暗かったのに、今は7時でも薄暗い程度だ。

夕闇に委ねる公園の脇の小道に、ブーンとツンの姿があった。

ξ゚?゚)ξ「すっかり日が落ちるのが遅くなったねー」

夜へと移り変わる時の独特の匂いと気温の変化を感じながら、二人は湿った地面の感触を確かめるようにゆっくりと歩いていた。

付き合い始めて一ヶ月が過ぎた。
今のところ二人の関係は順調といったところか。
うまく時間を調整してなるべく会うようにしているし、手も自然につなげるようになった。
お互いの存在が、日に日に大切になっている。

ツンはいつもブーンの左側を歩きたがった。
明確な理由はツン自身も分かっていないようだが、自分の右側に誰かがいると落ち着くらしい。
逆に、自分の左側に誰かがいると違和感があるそうなのだ。
だからブーンはいつも左手でツンの手をつないでいた。

そんな今でも、ツンが時折寂しそうな表情をするのは以前とかわらなかった。
会話の間とか、バスを待っている時とか、買い物をしている時とか、
ツンはふと、誰にも見せた事のない表情を浮かべる。
二人一緒にいるのに、一人取り残されたような、意識がどこか他の次元に行っているような、そんな不思議な表情になるのだ。
以前はそういった顔を見せた時は心配して話し掛けていたが、今はその様子を見つめるようになった。
ツンの心の本質を見抜いてみたい。ツンが無意識のうちに瞳にうつしているのは何なのか、知りたい。
そこは自分が踏み込んで良い場所なのかは分からないが、きっと今の自分ならそれを受け止められる。

無意識のうちに、ツンとつなぐ手に力がこもる。
それに気付き、ツンもブーンの手を強く握り締める。

ξ゚?゚)ξ「じゃっ、また日曜日にね」

( ^ω^)「ばいぶー」

4日後の日曜日、一緒の休みを利用して出かける約束をした。
場所は先週行ったラブホテル。先に話を持ち出したのは、意外にもツンだった。

ξ゚?゚)ξ『ホテルすごく綺麗だったね!また行きたい!』

ツンは寝転がってゆったり過ごすのが好きだから、きっと理由はそれだけだろう。
しかしブーンにとっては、ツンと二人きりで一緒にいられる唯一の場所。
一緒にホテルに行けて嬉しいことにはかわりない。

ξ゚?゚)ξ『言っとくけど、変な気起こしたら殺すから』

ツンにそう釘をさされていたが、男たるもの好きな女とホテルに行って変な気が起きないわけがない。
恋人と肉体関係を持ちたいと強く願うのは、本能だから仕方がない。

とはいっても、それは自分の気持ちだけではどうにもならない。
お互いが同じ気持ちになって、初めて成立する関係なのだ。

4日後、いつものように駅前で待ち合わせをする。
ブーンが時間より少し送れて待ち合わせ場所に行くと、既にツンの姿があった。
コンビニで買い物をして、二人はホテルへと向かった。

( ^ω^)「今日はフリータイムを利用するお」

ξ゚?゚)ξ「フリータイム?」

( ^ω^)「休憩の料金で長い時間いれるお。
      日曜日のフリータイムは朝9時から夜7時までらしいお」

ξ゚?゚)ξ「1回行っただけなのにやたら詳しいね」

( ^ω^)「ホテルの部屋にあった説明書きを隅から隅まで読んだお」

ξ゚?゚)ξ「あんたって本当にマメね」

( ^ω^)「ツンはA型のくせに大雑把だお」

ホテルに着き、前回のように部屋を選び、狭いエレベーターに乗り込む。
そして今度は3階で降り、305号室へと向かった。

部屋に入ると、また自動会計機のアナウンスが流れる。ブーンが液晶画面の横にあるボタンを押すと、アナウンスが止まった。
これもどうやら説明書きを読んで学んだらしい。
二人はスリッパに履き替え、部屋の中へ入った。

ξ゚?゚)ξ「へぇー、前と全然違うんだね」

ツンは荷物を置くと、前回と同様部屋の中を見て回った。
同じ価格帯の部屋を選んだが、部屋の形やソファーやベッドの位置、バスタブの形まで、前回の部屋とは全く異なるものだった。

ξ゚?゚)ξ「へぇー、”部屋の明かりを消すと、天井に蛍光塗料でペイントされた星空が浮びます”だって!!」

ξ゚?゚)ξ「うわぁー!バスタブがまん丸だ!!」

ツンが一人ではしゃいでいる様子を見ながら、ブーンはコンビニで買ったジュースを冷蔵庫にしまったり、菓子類をテーブルの上に並べたりしている。

ξ゚?゚)ξ「そういえば今日はリラックスできるように部屋着持ってきたよ」

( ^ω^)「俺もだお。早速着替えるお」

ブーンがバッグからTシャツとジャージを取り出していると、ツンがバスルームに入っていった。
部屋着に着替えるのだろう。ブーンもその場で着替えた。

グラスを冷やす為に冷蔵庫入れた後、振り返るとツンがバスルームから出てきた。
グレーに小さなホワイトのドット模様の、丈が長めのルームワンピースだった。

( ^ω^)「その格好可愛いお」

ξ゚?゚)ξ「そお?」

ツンは返事もそこそこにソファーに座った。はしゃぎ疲れたのか、天井を見てボーッとしている。
ブーンがツンの隣に座ると、ツンがブーンの肩に寄りかかってきた。
ブーンは手をツンの肩に回し、優しく抱き寄せる。

( ^ω^)「疲れたお?」

ξ゚?゚)ξ「興奮しすぎた」

( ^ω^)「お茶でも飲むかお?」

ξ-?-)ξ「今はいい」

そう言ってツンは再びブーンの肩にもたれかかった。
ブーンが優しくツンの肩を抱く。おでこにそっとキスをすると、ツンのシャンプーの香りがした。

( -ω-)「ツン・・・」

ξ゚?゚)ξ「ん?」

( -ω-)「ん~・・・」

ブーンがツンの胸元に顔を埋める。

ξ;゚?゚)ξ「やっ!ちょっ・・・」

( -ω-)「んん~」

そしてツンの体をぎゅうっと抱きしめ、身を委ねる。

( -ω-)「甘えたい気分だお~」

そう言ってブーンは更にツンに寄りかかる。
それにしても、女性の体はなんて気持ち良いのだろう。柔らかくて、温かくて、なんか良いにおいがして、とても落ち着く。

ξ゚?゚)ξ「・・・・・・・・」

ブーンがツンを肌で感じているところだったが、ツンは急にブーンを引き剥がした。
そしてソファから立ち上がり、ベッドにのぼり布団の上に座り込んだ。

急に態度をかえたツンに、ブーンは訳がわからないまま一連の様子をただ見ているだけだった。

ξ;-?-)ξ「なんか違う!!」

(;^ω^)「何がだお?」

ブーンもベッドのふちに腰掛け、ツンの方を向く形になった。

ξ゚?゚)ξ「私は甘えられるよりも、どちらかといえば甘えたいタイプなの!」

( ^ω^)「そうかお」

ξ;-?-)ξ「だからあんたに甘えられても・・・」

( ^ω^)「俺だって甘えたいお」

ξ;゚?゚)ξ「・・・・・・・」

( ^ω^)「今だけいいかお?」

ξ;-?-)ξ「・・・うー・・・・・うん、いいよ」

( ^ω^)「うはwwwww」

ブーンはツンに近付き、先ほどのようにツンに抱きついた。

( -ω-)「落ち着くお」

ξ;-?-)ξ「・・・・」

そうは言いつつもツンも観念したようで、ブーンにされるがままになっている。
しばらくその状態が続いた後、ツンが「疲れた」と言ってブーンから離れ、布団の中に潜り込んだ。
ブーンもそれに続いて布団に入り、ツンの背中から抱きつく形で横になった。

ξ-?-)ξ「うーん・・・
      この状態なら甘えられてもまだ許せるかな」

(*-ω-)「そうかお」

ξ゚?゚)ξ「でもねぇ、あんた年上なんだから、少しは私にも甘えさせてよ」

( ^ω^)「俺はいつもツンの面倒見てるお」

ξ-?-)ξ「・・・・・・・・・もっと見てよ、一緒に寝てるときも、いつでも」

(*-ω-)「おk」

ツンは布団の中をもぞもぞと動いて体を回転させ、ブーンと向かい合わせになった。

ξ゚?゚)ξ「じゃあさ、あんたS?M?どっち?」

(;^ω^)「ちょwwwwwww突然何だおwwwwwwwwww」

ξ゚?゚)ξ「どっちかって聞いてんの」

(;^ω^)「・・・・・・・・・どちらかと言えばMだお」

ξ;゚?゚)ξ「え」

(*^ω^)「うはwwwwwwww」

ブーンは恥ずかしさを隠すように、またツンに抱きついた。

ξ゚?゚)ξ「うはじゃないわよ!」

(*^ω^)「ツンはどっちだお?」

ξ゚?゚)ξ「私も・・・・どちらかと言えばMかな・・・・」

(*^ω^)「そうかお。気が合うお」

ξ;゚?゚)ξ「気が合うって問題じゃないでしょ!M同士でどうすんのよ」

( ^ω^)「大丈夫だお、きっと何とかなるお」

ξ;-?-)ξ「・・・・・・・・・」

ツンははぁっとため息をつき、また布団の中をもぞもぞと動いて今度はブーンに背中を向けた。

ξ-?-)ξ「私たちってやっぱ合わないのかもね」

(;^ω^)「・・・・」

ξ-?-)ξ「あんたと話してるとストレスたまるわ。
     いっつも”なんとかなる”しか言わないじゃない」

(;^ω^)「・・・でもそんなもんだお。そんな深刻にならなくても・・・」

ξ-?-)ξ「そう言って自然に任せるつもりなんだろうけどさ、それって結局逃げてるってことだよね?」

(;^ω^)「・・・・・・」

ξ-?-)ξ「まぁ別に今回の問題は大したことじゃないからいいんだけどさ、
     あんたっていっつもそうじゃん。
     何に対してもそんなスタンスでいるのはどうかと思うよ」

( ^ω^)「・・・・・・俺もちゃんと臨機応変に考えてるお・・・いつも逃げてるわけじゃないお」

ξ-?-)ξ「そお?ならいいけど」

( ^ω^)「・・・・・・・」

( ^ω^)「ツン?」

ξ-?-)ξ「なに?」

( ^ω^)「ごめんお・・・」

ξ-?-)ξ「そうやって気軽に謝らないでくれる?謝ればいいと思わないで。
     ・・・・・・・・・つーか別に謝ってもらうほどのことじゃないし」

( ^ω^)「でも、ごめんお」

ξ-?-)ξ「ん・・・・」

ツンから小さな寝息が聞こえてきた。ブーンはツンの後頭部にキスをした。

ツンがブーンに苛立ったのには、実は理由があった。
先日、バイト先の店長のトリィにブーンの職業に関することを聞かれた時に、
未だに正社員にならずパートのまま働いていることを言えずに言葉を濁したことがあった。
ツンの本音は、今の状態に満足せずにもっとしっかりして欲しい、ということだったが、
当のブーンはやはり今の状態に何の疑問も抱いていなかった。

そんなブーンの曖昧な状況を見ているツンは、日頃から少しずつストレスを溜めていたようだ。
そして今、少しだけ爆発してしまった。

ブーンはそんなツンの考えに気付いていなかった。
ツンはM同士のセックスがうまくいかないのではないかと案じているのだと、
論点のズレた考え方をしていた。

もっとも、このツンの考えがブーンに直接伝わるのは、もっと先のことになるが。

1時間ほど経って、ツンは背中に伝わるブーンのぬくもりを感じながら目が覚めた。
体を起こそうとするが、ブーンにしっかりとしがみつかれていて、身動きが取れない。

ふとツンは、ブーンに胸を鷲掴みにされているのに気が付いた。

ξ;゚?゚)ξ「!!!!」

ツンは驚いて振り払おうと思ったが、せっかく眠っているブーンを起こしてしまうのは可哀相だ。
それに悪気があってやっているわけではない。
仕方なくそのままの状態でいようと半分起こした体をベッドに沈めた時、ブーンが寝返りをうった。

やれやれ、ようやく解放された。
ツンはそう思いながら、ブーンを起こさないように細心の注意を払いながらベッドからおりた。
そして冷蔵庫からお茶を取り出し、グラスに注いでごくごくと飲み干した。

ベッドに戻り、再び振動に気を付けながら布団に入ろうとする。
しかし右膝をベッドに沈めた時の振動で、ブーンは目を覚ましてしまった。

( -ω-)「ん・・・」

ξ゚?゚)ξ「あ、ごめん・・・・起こした?」

( -ω-)「ん・・・・」

ブーンは寝ぼけたままツンの腕をひっぱり、布団の中に招いた。
そして向かい合い、ツンをぎゅうっと抱きしめた。

その時ツンは、何かが腹部に当たっているのに気が付いた。

ξ;゚?゚)ξ「ちょっとブーン・・・・なんかお腹に・・・・」

( -ω-)「お?」

ξ;゚?゚)ξ「お?じゃないわよ。お腹になんか当たってるんだけど」

( -ω-)「んー・・・」

ブーンは布団の中に手を入れ、もぞもぞとツンの腹部にあたっているものの正体を探り出した。

( ^ω^)「ちんちんおっきしてるお」

ξ///)ξ「やだっ!」

( ^ω^)「フヒヒ!フヒヒヒヒ!!」

ブーンはツンをよりいっそう強く抱きしめた。おのずとツンとの密着度は増していく。
ツンは離れようと必死にもがくが、ブーンはツンを離そうとしなかった。
そしてツンが暴れ動くたびにブーンの陰部は刺激され、固さを増していった。

ξ;-?-)ξ「あーばかばかしい」

やがてツンはもがくのをやめた。ブーンはその様子を見て、抱きしめる力を弱めた。

(;^ω^)「ツンごめんお、朝立ちだから仕方無いお」

ξ゚?゚)ξ「え?朝立ち?朝じゃないのに?」

(;^ω^)「どうやら寝て起きるとなるらしいお・・・俺も朝以外に寝起きでおっきしたのは今が初めてだお」

ξ゚?゚)ξ「へー」

その時、ツンが手を布団の中に入れたかと思うと、急にブーンの固くなったものを掴んだ。

ξ゚?゚)ξ「これが朝立ちねぇ」

(;^ω^)「ちょwwww急に何するおwwwwwwwwww」

ξ゚?゚)ξ「あんただってさっき私の胸掴みながら寝てたんだからいいでしょ」

(;^ω^)「え?」

ξ゚?゚)ξ「本当に固くなるのねー」

ツンはブーンのモノの固さを確かめるように、右手で強弱をつけながら握っていく。

(;^ω^)「ツ、ツン、そんなに触られると・・・」

ブーンのそれはもう、パンパンに膨らんでいた。
ツンはそれを知ってか知らないでか、ブーンのものを握り続けている。

緩やかな快感に困惑している時、ツンが尋ねた。

ξ゚?゚)ξ「気持ちいい?」

その突拍子もない質問に、ブーンは更に困惑した。

(;^ω^)「き、気持ち・・・いいです・・・・・・」

ξ゚?゚)ξ「ふーん」

ツンはそう言うと、ブーンのものから手をはなした。
そして上半身だけ体を起こし、ブーンを見下ろして言った。

ξ゚?゚)ξ「眠い」

ツンはそう言うと再び体を横にし、ブーンに背を向けて布団をかぶってしまった。

(;^ω^)「ちょwwwwwツンwwwwwwwwwwww」

ブーンはすぐさまツンの顔を肩越しに覗き込んだ。
ツンは一度つぶった目を少し開け、ブーンの方をチラリと見たが、特に興味を示している様子ではなかった。
その様子に焦心したブーンは、ツンの肩を揺さぶった。

(;^ω^)「これで終わりかお!?」

ξ゚?゚)ξ「え?なにが?」

(;^ω^)「俺のちんちんいじいじするのは・・・?」

ξ;゚?゚)ξ「え?え?何?
      掴んだだけじゃん」

(;^ω^)「一緒だお!もっといじってくれお!!」

ξ;゚?゚)ξ「やだっ!そういうつもりじゃなかったんだけど!」

(;^ω^)「あうー・・・俺のちんちん、こんなになってるお」

ブーンはそういってツンの目の前に向かい、立膝の体勢になった。
そしてズボンの股間部分の大きな膨らみをツンに見せつけた。

突然目の前を立ちふさがれたツンは驚き、勢い良く上半身を起こした。

ξ///)ξ「ちょっと!やめてよ!!」

(;^ω^)「先にツンが触ったんだお!責任取るお!!」

ξ///)ξ「・・・・・・・」

ツンは困惑した表情でしばらくうつむいた。
少しの間何か考えた後、ブーンの顔を一瞥した。

ξ///)ξ「・・・・・・・・・触るだけだよ」

ツンは顔を真っ赤にして、ブーンの前に座り込んだ。

その時、ブーンの脳裏に”ツンの事”が急に思い出された。

(;^ω^)「ツン、嫌だったら無理しなくていいお」

ブーンの股間に向けられていたツンの視線が、ブーンの顔へとうつされた。

(;^ω^)「無理言ってごめんお」

ツンは一瞬、ブーンの言っている事の意味が分からなかったが、すぐにブーンの発言の意図を掴んだ。
自分のことを心配してくれていることが嬉しくなったと同時に、ブーンが喜ぶことをしてあげたい、と思った。

ξ゚?゚)ξ「大丈夫だよ、無理してない」

そう言うと、ツンは恐る恐るブーンのものに手をかけた。

(;^ω^)「!!!!!!!」

ツンの手が触れた瞬間、ブーンの体中に快感が走った。
ただ無機質に握る先ほどのそれとは違い、今度は優しいタッチで触れ形にそってなぞっているので、快感の波は比べ物にならないくらいだ。
ブーンのものは、もうちぎれるのではないかと思う程に固く反り上がっていた。

ブーンがその快感に体を強張らせているところに、ツンが恐る恐る尋ねた。

ξ゚?゚)ξ「こ、こんなに上向くものなの・・・?」

( ^ω^)「今日はちょっと特別だお」

ξ;゚?゚)ξ「そ、そっか・・・・」

それでも、ブーンのものをなぞる指は止まらない。
形を確かめるように丁寧になぞり、ズボンごしに優しくしごいている。

ブーンの目はツンの手が触れている部分へと釘付けになっていた。
ツンが、頬を赤く染めながら自分の固くなった性器を触っている。
視覚的興奮だけでも絶頂に達してしまいそうなシチュエーションに、ブーンの腰が少しグラついた。

やがて男の欲望は、更なる快感を求め始めた。
ブーンはそれにとまどいつつも、口から発する言葉を止めることはできなかった。

(;^ω^)「ツン、直接触って欲しいお・・・」

その言葉を聞いたツンは、目をまるくし、口元を少し歪ませてブーンの顔を見上げた。

ξ;゚?゚)ξ「ちょ、ちょくせつ?・・・・・って、ナマで触って欲しいの?」

(;^ω^)「そうだお、できるかお?」

ブーンはここであえてツンの判断に任せた。
ツンの意志に任せれば、ツンに無理をさせることもない。
・・・と思いがちでは有るが、ブーンにはまた違った意図があった。
ここできっとツンは”断ったら相手に悪い”という思考に達するだろう。更に性的行為で思考回路は麻痺しているだろうから、
ほぼ間違いなくブーンの要求に応じるはずだ。
ブーンはこのことを、ほんの1秒足らずで心の中で考えていた。

ツンは少し目線をそらし、赤い顔をさらに赤くさせてつぶやいた。

ξ///)ξ「わかった、いいよ」

( ^ω^)「ほんとかお?大丈夫かお?」

ξ///)ξ「大丈夫ったら!でも触りにくいから、横になって」

ブーンは自分の願い通りになったのと、ツンがやりやすい方法を考えてくれたので嬉しさを隠し切れなかった。
ブーンは横になると、ズボンに手をかけ玉の下あたりまで下ろした。
そこには、下着が大きく膨らんでいるのが露になった。
ブーンが何も言う前に、ツンがその膨らみに手をかけた。ツンの手に、先ほどよりもダイレクトにそれの固さが伝わる。

ツンは、何も考えることができなかった。
自分が今している行為の異常さに、脳は考えるのを完全に止め、ただひたすら興奮物質を分泌しているように錯覚した。
一瞬ツンは目の前がクラッとしたように感じたが、それでもなおブーンの股間の膨らみを凝視し、手で刺激し続けた。

やがてブーンは我慢しきれなくなったのか、下着に手をかけた。
そしてほんの数センチ下着を下ろしたところで、ツンの顔を見上げて言った。

( ^ω^)「ツン、パンツ脱がしてくれお」

ξ///)ξ「ええっ!?」

( ^ω^)「お願いだお、我慢できないお」

そう言うブーンを見て、ツンは渋々とブーンの下着に手をかけた。
ゆっくりと下着を下ろすと、大きく膨らんだ性器のところでひっかかり、脱がす手が止まった。
ツンは一瞬とまどったが、今までよりもほんの少し力を入れて下着をひっぱった。

すると、その反動でブーンの大きく膨らみきった性器が勢い良く飛び出した。

ξ;゚?゚)ξ「!!」

ツンはその勢いの良さにびっくりした。ブーンの性器がまるで生き物かのようにぶるんぶるんと動いている。
授業でも習ったが、男性器とはこれほどまでに固くなるものなのか。
ツンは初めて見るそれに、何も考えることができなくなっていた。

ブーンはそんなツンを尻目に、ズボンと下着を完全におろし、ベッドの隅の方に脱ぎ捨てた。
そして再び横になり、ツンに触るよう促した。

ξ///)ξ「つーか、こんな間近で見るの初めてなんだけど・・・」

( ^ω^)「はじめましてだおwwwwwww」

ξ;゚?゚)ξ「このまま触って大丈夫なの?」

( ^ω^)「おk」

ツンは繊細なガラス細工でも触るかのような手付きで、ブーンの性器に触れた。
竿の部分に指先で優しく触れると、皮膚の柔らかな手触りの裏に、ものすごく固い感触があるのを感じた。

ツンは目の前にあるブーンの初めて知る部分をまじまじと見つめた。
先っちょの部分が亀頭という名前だというのは、中学の時にクラスメートが持ってきた女性向の18禁の雑誌に載っていたので知っていた。
その、亀頭という部分を見ると、パンパンに膨らんで何やら妙な光沢を放っている。
その下の竿の部分はとても固く、血管が浮き出ているのでびっくりした。

ツンがそれを手で包み、上下にゆっくりとスライドさせるようにしごいた。
すると、性器を包む皮膚が手の動きにあわせて上下した。
少し力を入れてそれをひっぱれば亀頭部分を包み込むし、下のほうに下げれば、亀頭とその皮膚に隠れている赤い内膜のような部分が露になる。
ツンはそれが不思議で、そして少しだけ面白かった。

ξ゚?゚)ξ「ねぇ、なんでこのまわりの部分、グニグニしてるの?」

( ^ω^)「それは皮だお。俺、仮性包茎なんだお」

ξ゚?゚)ξ「包茎?包茎って、皮かぶってるってこと?」

( ^ω^)「そうだお。でもちんちんおっきした時はむけるから、真性じゃないお」

ξ゚?゚)ξ「真性??」

ツンは初めて聞く言葉に首をかしげた。
その言葉の意味どころか、存在すら知らなかった。包茎にも種類があるのか。

ξ゚?゚)ξ「で、どれが皮だって?」

( ^ω^)「この、しごくと一緒に動く部分だお」

ξ゚?゚)ξ「え、この、皮膚みたいなの?」

( ^ω^)「そうだお」

ξ;゚?゚)ξ「ええーっ!!”皮”ってこんなに厚いの!?
      私、てっきり薄皮みたいなのがあるのかと思ってた!!」

( ^ω^)「皮のことは知ってたのかお?」

ξ;゚?゚)ξ「うん、稲中についてたから。
      でも、ゆで卵むく時に殻についてくる薄皮みたいなのが先っちょを包んでて、
      みんなしてそれを剥いてるのかと思ってた・・・」

ツンは、驚いた様子を見せつつもブーンの性器に興味津々のようで、
皮で亀頭を隠しては出し、隠しては出しを繰り返していた。

しばらくそうして性器を観察したところで、ブーンの方へ向き直って言った。

ξ゚?゚)ξ「気持ち悪い」

(;^ω^)「え?」

ξ;-?-)ξ「おちんちんってすごく気持ち悪い。なんでこんなにグロいの?」

そう言うとツンはブーンの隣に寝転がった。ブーンの顔とツンの顔が近付いた。

(;^ω^)「気持ち悪くなんかないお、すっごく可愛い奴だお」

ξ゚?゚)ξ「自分で言うな」

ツンはブーンの額に軽くチョップすると、枕に顔を埋めた。

(;^ω^)「ツン、終わりかお?」

ξ゚?゚)ξ「なんか飽きちゃった」

(;^ω^)「ちょwwwwwwwww」

ツンは眠るつもりなのだろうか、目が少しトロンとしている。
しかしここまでくると、ブーンはどうしても性欲を抑えることができなかった。

(;^ω^)「ひどいお、俺だって色々我慢してるんだお!」

ブーンはそう言うと、ツンの胸元へと手をやった。
そして服の上から大きく揉みしだいた。

ξ///)ξ「ちょっ・・・!!!!!!!」

ツンは突然のことに驚いて、ブーンの手首を掴んだ。

ξ///)ξ「イキナリ何するのよ!」

( ^ω^)「おっぱい触りたいお」

ξ///)ξ「え?そ、それは・・・」

( ^ω^)「ツンだって俺のちんちんいじったお。今度は俺の番だお」

ブーンのその言葉を聞いて、ツンは真っ赤になってうつむいていた。
ブーンの手首を掴む手は力をなくしている。

これは、触っても良いということなのか?ブーンは言葉で確かめず、そのままツンの胸を揉み続けた。
しかし、ブラジャーと服の上からでは感触は分かりづらかった。
ブーンは腕をツンの背中にまわし、そっと抱きしめた。そして裾の下から手を入れ、ブラジャーのホックを外した。

ξ///)ξ「!!!!!」

ツンは驚いていたが抵抗する様子は見せなかった。ブーンはそのままワンピースの前ボタンをひとつずつあけ、
片手がはいる隙間ができたところで、服の中に手を入れた。
ブーンの手にブラジャーがあたる。ブーンはブラジャーをたくし上げ、ツンの乳房へ手を伸ばした。

ツンの胸は小さく、てのひらで余裕で覆うことができた。
しかしそれはとても柔らかく、まるでマシュマロにでも触れているかのような感触だった。
ブーンはツンの胸を手で包み込むようにし、ゆっくりと揉んだ。

ツンはまだうつむいて下を見ている。視線の先に何があるのかはブーンには見ることが出来なかったが、
顔を真っ赤にしているのは確かだった。
ゆっくりと揉んでいると、てのひらに何か違うものの感触がした。
他の部分よりも少しだけ固くて、ぽっこり突き出ていて・・・。
ブーンはそれが何かすぐにわかった。そして、それを指で触ろうとした。

その時、ツンがブーンの手首を再び掴んだ。

ξ///)ξ「そっ、それはだめ!」

(;^ω^)「なんでだお?」

ξ///)ξ「おっぱいはいいけど、そこはだめ・・・!!」

おっぱいは良くて乳首はだめ?
どういう理由で乳首への刺激を拒むのかよく分からなかったが、ブーンはそれに素直に従った。
今のブーンには、ツンの胸の柔らかい感触だけで充分だった。

やがてブーンは、自分の性器が尚も固さを維持しているのに気がつき、ツンの手をそこへ導いた。
するとツンはそれを掴み、先ほどのように優しくしごき始めた。

(;^ω^)「おっ、おっ・・・」

ブーンは気持ちよくて仕方がなかった。
他人に性器を触れられるというのは、これほどまでに快感を伴うものなのか。
ただ手でしごいているだけなのに、オナニーの100倍気持ちいい。それが相手がツンだから、その気持ちよさは計り知れなかった。
ブーンはツンが性器をしごく様子をじっと見つめながら、快感に身をよじさせた。

それまでとまどっていたツンだったが、自分の手の動きひとつで体をふるわせ、
感じている様を露にするブーンを見ているうちになんだか楽しくなってきた。
その行為に慣れてきて余裕ができたのだろうか。ツンは口元にほんの少し笑みを浮かべた。

ξ゚?゚)ξ「ねぇ、こうすると気持ちいい?」

ツンはそう言いながら、ブーンの限界まで大きくなったものをブーンの目を見つめながら激しくしごいた。
既に我慢汁が出ており、手を上下させるたびに「クチュ、クチュ」という音が聞こえた。

(;^ω^)「気持ちいいお、すごく気持ちいいお」

ξ*゚?゚)ξ「じゃあ、これは?」

今度はてのひら全体で性器を覆い、強弱をつけながら上限に動かした。
手の動きを早くすると、先の方からする「クチュクチュクチュ」という水音も早さを増し、
ゆっくりとしごくと、ツンの手が亀頭に触れるたびに「クチュ、クチュ」という音がした。

(;^ω^)「ど、どっちも気持ちいいお!」

ツンのその挑発的な目に、ブーンは眩暈を起こしそうになった。
もっと、もっと激しい快感が欲しい。

(*^ω^)「ツン・・・もっと触って欲しいお」

そう言ってブーンは、左手で玉を触るように促した。

ξ;゚?゚)ξ「えっ・・・ここも、触るの?どうやって?」

(;^ω^)「優しく揉んでくれお」

ブーンがそう言うと、ツンは右手でそそり立つ性器をしごいたまま、左手で玉をゆっくりと揉んだ。

ξ///)ξ「・・・・・・・っっ」

ツンは両手でブーンを攻めているという状況にとても恥ずかしくなった。
でも今この手を止めたら、折角感じているのにブーンが可哀相だ。ツンは羞恥心と戦いながら、必死でブーンの性器をしごき、
玉を優しく揉みつづけた。

(*^ω^)「うはwwwwテラキモチヨスwwwwwww」

竿と玉の両方を刺激され、ブーンはもう限界だった。
この快感をずっと味わいたい気持ちもあったが、やはり絶頂に達してしまいたいという気持ちには変えられなかった。

(;^ω^)「ツン、俺・・・・もう・・・・・」

ξ;゚?゚)ξ「え?」

(;^ω^)「いっちゃうお!」

ξ;゚?゚)ξ「えっ?こ、これ、どうすればいいの?」

(;^ω^)「いくおぉぉっ!!!!」

ξ;゚?゚)ξ「・・・・っっ!!!」

ブーンの腰がビクンとうなりを上げた。
ツンはどうして良いか分からず、左手でブーンの亀頭部分を覆った。
その瞬間、ブーンの性器がビクンビクンと痙攣したのと同時に、ツンのてのひらに生暖かい感触がした。

この日、ツンは初めて男性の精液に触れた。

(;^ω^)「はあ、はあ・・・・」

絶頂に達したブーンは、射精後の余韻にひたりながら息を軽く整えた。

ξ;゚?゚)ξ「ブ、ブーン・・・」

( ^ω^)「なんだお?」

ξ;゚?゚)ξ「これ、どうすればいいの?」

そう言ってツンは、てのひらをブーンに見せた。そこにはブーンの精液がべったりとついていた。

( ^ω^)「ティッシュで拭くか、手洗えばいいお」

ツンはその言葉を聞くと、一目散に洗面所へと駆け出した。
ブーンはその様子を横目で見ながら、性器に残った精液をティッシュで拭き取った。
急に、射精後の倦怠感と性へ対する嫌悪感がブーンを襲った。

初めて他人からされる手コキは、思いのほか気持ち良かった。
そして、まさかツンにそれをされる日が来るとは。ツンとセックスをするよりも想像しがたかった行為なだけに、
ブーンは嬉しいような、恥ずかしいような、なんとも言えない気持ちになった。

ツンが洗面所から戻り、ブーンの隣に腰掛けた。
ブーンはツンの腰辺りに手を回し、もう片方の手でツンの頭を撫でた。

( ^ω^)「ツン、気持ち良かったお。ありがとうだお」

ξ///)ξ「・・・・・・っ」

ツンは先ほどの行為を思い出したのか、顔を真っ赤にして視線をそらした。
その仕草がたまらなく可愛くて、ブーンはツンを抱き寄せ、そっとキスをした。

その日は、部屋に備え付けてあるPS2を使って、フロントから借りたDVDを見たりして過ごし、夜7時にホテルを出た。
そしてファーストフード店で食事をした後、帰宅した。

( ^ω^)「そういえば色彩検定のこと、かあちゃんに聞いたお」

ξ゚?゚)ξ「え?どうだった?」

( ^ω^)「美容部員の場合だけど、やっぱり持ってた方が有利だそうだお。面接の時も有利だし、入社後は昇給の対象にもなるらしいお。
      入社後に3級を取らなきゃいけないメーカーもあるそうだお」

ξ゚?゚)ξ「そっか・・・勉強しといて良かった」

( ^ω^)「今度9月に検定あるらしいお。ツン受けるお?」

ξ゚?゚)ξ「うん、受けてみる」

5日ぶりに、二人は会った。
ブーンの仕事の都合もあるが、ツンが資格取得の為にバイトがない日は学校に遅くまで残って勉強していたため、
なかなか会う機会を作れなかったのだ。
聞くところによると、色彩検定の資格を持っている美術講師に、特別に試験合格の為に覚えていて有利な事項を教えてもらっているそうなのだ。

( ^ω^)「あと、専門学校に行く手もあるらしいお」

ξ゚?゚)ξ「専門学校?」

( ^ω^)「ヘアメイクの学校だお。有利になるみたいだお」

ξ゚?゚)ξ「なるほどね・・・学校で資料見てみよう」

よく利用するファーストフード店を出て、夜道をツンの家へ向かって歩く。
今日はあまり天気が良くない。大気は湿気をまとい、その湿気が身体にまとわりつく感じがする。
先日から梅雨入りしたそうで、すっきりしない天気が続いている。
更に海から吹く冷たい風のせいで、7月だというのに気温が驚くほど低い。
せっかく衣替えをしたのに冬服が恋しくなるのは、毎年のことだ。

ツンを家まで送り、ブーンは自宅へと向かった。
次に会う約束は、まだしていない。ツンが勉強に身を入れているようだから、ブーンは自分から誘うことを少し躊躇していた。
それにしても、試験まであと2ヶ月以上も前から勉強を始めているなんて、よっぽど受かりたいのだろう。

( ^ω^)「!」

(*^ω^)「・・・・・・・ひらめいたお」

この瞬間、自分はなんて頭がいいのだろうと思った。
ツンを応援するために自分ができること。しかも、目に見えるかたちで。
ツンの気分転換にもなるし、とても良いアイディアだ。

そうと決まればあとはツン誘うだけだ。
ブーンは帰宅後、早速ツンに電話をし、会う約束を取り付けた。

翌週の水曜日。ブーンはいつものように駅前のベンチに座っていた。
今日も天気がすっきりしない。じっとりとした空気が鬱陶しい。

コーヒーを飲み終え、空き缶を近くのゴミ箱に捨てに立ったところで、遠くでツンがこちらへ向かって歩いているのが見えた。
ブーンは空き缶をゴミ箱に入れると、ツンの元へ歩み寄った。

ξ゚?゚)ξ「おまたせー」

少し話した後、二人は手をつないで歩き出した。

なぜ平日の水曜日にブーンとツンが会っているかというと、土日に文化祭を兼ねた体育祭があり、その代休が今日だからだ。
それにしても、この時期に文化祭を、しかも体育祭も兼ねて行うというのはとても珍しいのだが、
VIP高は進学校で、行事をなるべく一度に済ませて後は勉強に時間を費やすという意図のもと、
このような妙な行事が生まれたのであった。

ξ゚?゚)ξ「ねー、どこ行くの?カラオケ?」

( ^ω^)「カラオケ行きたいかお?」

ξ゚?゚)ξ「え?うん、まぁ」

( ^ω^)「じゃあ神社に行った後に行くお」

ξ゚?゚)ξ「神社?」

ブーンは、中心街から少し歩いたところにある小高い丘にある神社へ向かって歩いていた。
というのも、ツンが試験が受かるように御守りを買いに行こうと思っているからだ。
これが、ブーンが先日ひらいめいた”とても良いアイディア”だ。
ツンとのデートにもなるし、試験が受かるように応援もできる。

15分ほど歩き、更に神社へ向かうゆるい坂道を登り、丘の上の神社に着いた。

普通の神社は初詣時期しか御守りや破魔矢の販売はいていないのだが、
ここは学問に特化した神社で、学生の参拝者が多く、年中御守りを購入できるのだ。
といっても、初詣時期以外は神社の隣にある小さな商店で御守りを販売している。
なんでも、この神社の関係者が経営しているお店らしい。
その商店は、受験シーズンになると御守りを買い求める親たちの姿が多く見受けられるようになる。

真っ赤な鳥居をくぐり、賽銭箱の前に立つ。
5円玉を投げ入れ、鈴を鳴らした後に手をあわせ、
ツンは「試験に合格しますように」と、
ブーンは「ツンが試験に合格しますように」と念じた。
そして二人は御守りのお店に入り、合格祈願と書かれた御守りを購入した。

ξ゚?゚)ξ「ブーン、わざわざ連れてきてくれてありがとね」

( ^ω^)「受かるといいお」

神社からゆるいカーブを描きながら伸びる坂は、まるで天界と下界をつなぐ掛け橋のようだ。
二人はその坂道をゆっくりと下っていた。

ξ゚?゚)ξ「専門学校のことなんだけどね、お母さんに相談してみる」

( ^ω^)「そうかお、きっと行かせてくれるお」

ツンの瞳は生気で溢れていた。合格祈願の御守りを手にし、まるで既に試験に受かったかのように、その表情は晴れ晴れとしている。

やがてその表情は空からふるひとしずくの水をとらえた。

ξ゚?゚)ξ「あっ」

( ^ω^)「?」

ξ゚?゚)ξ「雨じゃない?ほら、今一滴顔にあたった」

( ^ω^)「・・・・・本当だお」

ブーンは左手のてのひらを空にかざし、上を見上げた。
その瞬間、空から落ちるしずくはひとつ、またひとつを量を増やしていった。
そしてザアッという音とともに、束になって押し寄せてきた。

(;^ω^)「振ってきたお!」

ξ;゚?゚)ξ「傘持ってないよ!とりあえず走ろう!!」

二人は顔の上に手をかざし、早足で坂を駆け下りた。
どこか雨宿りできる場所がないか探したが、その周辺は民家ばかりで、立ち寄れそうなところは見当たらなかった。
二人がやっとコンビニに辿り着いた頃には、雨ですっかりびしょ濡れになっていた。

髪についた水分を少し振り洗ったが、それでも毛先から水滴がポタポタと垂れてくる。
服もすっかり濡れている。ズボンの裾はもう泥だらけだ。

ξ;-?-)ξ「すっかり濡れちゃったね・・・」

(;^ω^)「まさか突然降るなんて思わなかったお」

二人の間に沈黙が流れた。
とりあえずコンビニでビニール傘を買ったものの、軒下から歩き出す事ができなかった。

ξ゚?゚)ξ「どうする・・・?こんな状態じゃカラオケ行けないし・・・」

降り止まない雨を見つめながら、二人は途方に暮れた。
このまま帰宅するにしても、濡れたままバスやタクシーに乗る訳にもいかない。
八方塞がりだ、ブーンはそう思った。

ξ゚?゚)ξ「ねぇ・・・ここ、ロイヤルに近いんじゃない?」

ツンが小さく呟いた。
その言葉を聞いて、ブーンは中心街方面を眺めた。
民家やビルなどの建物の向こうに、ホテルロイヤルと大きく書かれた建物の姿が見えた。
今いるコンビニからホテルまで、歩いて2~3分といったところか。
ブーンはもう一度頭を振って髪についた水分を振り払うと、ツンの顔を見た。

( ^ω^)「ロイヤル行くお・・・?雨宿りにもなるし」

ツンはブーンの顔を見上げて目を合わせた後、その体勢のまま目線をそらして、少し考えた。
そして再び視線を合わせた後、顔を小さく縦に振った。

今日の雨は冷たい。
衣服に染み付いた水分は、どんどん身体の体温を奪っていく。
足の先まで冷え切ってしまい、ほとんど感覚はない。
歩き疲れたせいもあり、まさしく足が棒になったような感じだ。

ホテルへ向かう途中、ブーンの肩の下でツンが小さくクシャミをした。
そっと手を握ると、いつもの暖かなそれとは違いすっかり冷たくなっている。
ブーンはツンの手を温めてやりたいと思ったが、ブーンの手はそれほどの熱を持っておらず、
ただただツンの身を案じることしかできなかった。

やがてホテルに着き、自動ドアをくぐる。
暖房のあたたかな空気が二人をやさしく包んだ。なんだか気が安らぐ。

いつものようにパネルから部屋を選択してエレベーターに乗り込む。
そして2階で降り、205号室のドアを開けた。

部屋に入ると、ツンはバッグを床に置き、すぐに洗面所へタオルを取りに行った。
この部屋は今まで入った部屋とは違い、洗面所の前にちゃんと脱衣所があり、ドアで仕切られている。
ツンはドアを開け、洗面所のラックからバスタオルを2枚手に取ると、1枚をブーンに手渡した。

( ^ω^)「ありがとうだお」

ブーンはバスタオルを広げ、肩にかけて濡れた髪を拭く。
ツンも同じように髪を拭きながら、再び脱衣所に向かった。

ξ゚?゚)ξ「身体冷えたから、お風呂入るね」

( ^ω^)「俺も入るお」

ξ゚?゚)ξ「分かった」

ブーンとしては、さりげなく”一緒に入ろう”と誘ったたつもりだったのだが、ツンはきっと気付いていないだろう。
仕方ないと思いつつも、はっきりと言い出せない自分のふがいなさを呪いながら、ソファーに腰掛けた。

ξ゚?゚)ξ「私先に入っていい?」

( ^ω^)「いいお。でもまだ湯舟にお湯溜まってないお?」

ξ゚?゚)ξ「シャワー浴びてるうちに溜まるでしょ。 じゃーお先にー」

脱衣所のドアの向こうへツンが消えた。そして少しして、シャワーの水音が聞こえてきた。
ブーンはその音を聞きながら、自分も早くお湯で身体を温めたいという気持ちが高まった。

濡れた服がひんやりと肌を冷やしている。
いくら温かい部屋に入ったからといって、濡れた衣服をまとったままでは風邪をいいてしまいそうだ。
ブーンは着ているものを脱ぎ、下着姿になった。下着まで雨に濡れていないのが唯一の救いだ。
最後に靴下を脱ぎ、バスローブを着た。
布一枚だけではあるが、濡れた服とは比べ物にならないくらい温かい。
ブーンは脱いだ衣服をたたんで、とりあえず洗面所のかごの中に入れた。

ツンが風呂から上がるまで何をしていようか。
ブーンは、電子レンジなどか置かれているキャビネットの隅に立てかけてある、「サービスメニュー」の冊子を手にした。
1ページ目からじっくり見ていく。その冊子には、無料で貸し出ししている者やサービス内容の説明が書かれてあった。

パラパラとページをめくっていくと、「雨の日サービス」という項目があるのに気が付いた。
そこには、「雨の日だけ!濡れた服をクリーニングします(一名様一律500円)」と書かれてあった。
このサービスこそ、今の自分たちの状況にうってつけだ。
ホテルに入ったはいいものの、濡れた服をどうしようか悩んでいただけに、このサービスはまさに至れり尽せりであった。

冷蔵庫にホテルのサービスでペットボトルのウーロン茶が2本入っていた。
ブーンはそのうちの1本を取り出し、フタをあけて一口飲んだ。
そして先ほどコンビニで買ったジュース類を冷蔵庫にしまった。

しばらくボーッとしていると、ツンがバスルームから出てきた。

ξ゚?゚)ξ「お待たせ。あ~あったまった!」

さきほどまで血の一滴まで冷え切ってしまったのではないかと思うくらい青白かった頬や唇は
熱ですっかりピンク色に染まっている。
ツンは熱を帯びた表情でバスタオルで髪を拭きながらブーンのもとへ近付いた。

ξ゚?゚)ξ「お風呂いいよ。お湯いい感じだからすっごくあったまるよ」

( ^ω^)「ありがとだお。
      ところで、ホテルで濡れた服クリーニングしてくれるみたいだお」

ξ゚?゚)ξ「えっ、本当?」

( ^ω^)「一人500円でやってくれるみたいだお。頼むかお?」

ξ゚?゚)ξ「もちろん!でもどうやって服渡すの?」

( ^ω^)「俺がお風呂から上がったら電話して聞いてみるお」

ξ゚?゚)ξ「わかったー」

ツンが冷蔵庫からウーロン茶を取り出してごくごくと飲み始めた。
ブーンはソファから立ち上がると、脱衣所へ向かった。
ラックからバスタオルを取り出すときに、ツンの濡れた服が置かれているのが目に入った。
その瞬間、ブーンの脳裏には雨に濡れたツンの姿が思い出された。

バスルームに入り、シャワーのお湯を身体に浴びながら、ブーンは濡れた服をまとうツンの姿を再び思い出した。

今日のツンは、カーディガンの下に白いワンピースを着ていた。
突然の雨で慌ててコンビニの軒下で雨宿りをした時にツンを見て気付いたのだが、濡れたワンピースからはツンの肌がうっすら透けて見えていた。
それがとても色っぽく感じ、ブーンは無意識のうちにじっと見入ってしまった。
水もしたたる・・・とはまさしくこのことだろうと、この時ブーンは思った。

なんとも言えないモヤモヤとした気持ちがブーンの心にまとわりついた。
シャワーを浴び終え湯船につかり、その気持ちが落ち着くのをじっと待った。
少しした後、バスルームのドアの向こうから脱衣所のドアを開ける音がし、
そしてドライヤーの音が聞こえてきた。

自分がお風呂に入ってる時に俺が洗面所に入ったら怒るくせに・・・
ブーンはそんなことを考えながら、ザバアッという勢いのよい水音とともに湯船を出た。
そしてバスルームのドアを開けた。

( ^ω^)「いい湯だったおー」

ξ゚?゚)ξ「!!」

ツンのドライヤーで髪を乾かす手が止まり、鏡越しに目があった。

ξ///)ξ「なっ、何やってんのよっっ!!!!!」

( ^ω^)「身体あったまったおー」

ブーンは一糸も纏わぬ姿でツンの隣に立った。
ツンは目元に手をあて、ブーンの反対方向を向いてうつむいている。

ξ///)ξ「なんで私が髪乾かしてるのに出てくるのよっ!」

( ^ω^)「先にお風呂に入ったのは俺だお。そこにツンが勝手に入ってきたんだお」

ξ///)ξ「もうっ!!」

ツンはブーンの方を見ないまま、脱衣所を出た。

ブーンはバスタオルで身体を拭き、下着を履いてバスローブを着た。
そして今度は自分がドライヤーで髪を乾かし、ある程度乾かし終わったところで脱衣所を出た。
ソファーにちょこんと座っているツンは、厳しい目つきでブーンを睨んだ。

ξ゚?゚)ξ「あんたねぇ・・・」

( ^ω^)「俺のちんちん見たかお?」

ξ///)ξ「見るわけないじゃない!」

( ^ω^)「髪乾かさないのかお?」

ξ゚?゚)ξ「もう乾かしたからいい」

( ^ω^)「そうかお」

ブーンはベッドの脇にあるサイドボードの上の電話の受話器を手にとり、フロントの700番を押した。
ツンはその様子を横目で見つつ、コンビニで買ったスキンケアセットの封をあけた。
左手に化粧水をとり、顔全体になじませる。ツンは、化粧水に含まれるアルコールのスゥッとした感じが好きではなかった。
それでも、いつも使っている化粧水が手元にないから仕方がないのだが。

ブーンは電話で、クリーニングサービスについて尋ねているらしい。
やがて受話器を置いてツンの方を向いて言った。

( ^ω^)「脱衣所にあるカゴに服を入れて、部屋のドアの前にあるワゴンに乗せておけば
      すぐにホテルの人が持っていってくれるそうだお。
      それで、大体1時間半くらいでクリーニングが終わって、届けて欲しい時にまた電話すればいいみたいだお」

ξ゚?゚)ξ「そっか。カゴね」

ツンは脱衣所に向かい、服をカゴに入れて両手で持ち上げた。
ブーンはそれを受け取ると、部屋のドアを開けてワゴンが置いてあるのを確認した。
ワゴンは2段になってして、下の段にはカーテンのように布が張ってあった。
ブーンは下段にカゴを入れると、カーテンをしっかりしめて、部屋に戻った。

( ^ω^)「おkwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ξ゚?゚)ξ「なんかほんと便利だよねー。まさかクリーニングもしてもらえるなんて」

ブーンがソファーに座ると、ツンがグラスにウーロン茶を注ぎ、ブーンの前に差し出した、
ブーンはそれを受け取って一口飲み、テーブルの上に置いた。
ツンもソファーに腰掛け、ウーロン茶を飲んだ。

ツンはグラスをテーブルに置き、ブーンの肩によりかかった。
ブーンがそっとツンを抱き寄せた。

ξ゚?゚)ξ「今日はありがとね、神社連れてってくれて」

( ^ω^)「御守り買ったからきっと受かるお」

ξ゚?゚)ξ「うん、頑張るね」

ツンがぎゅっとブーンの身体に抱きついた。
そして離れ、ブーンと唇を重ねた。

ξ-?-)ξ「心臓の音聞こえる」

ブーンの胸元に顔を埋め、ツンは目を閉じている。

(*^ω^)「ツンとチューしたからドキドキしてるおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ξ-?-)ξ「私もドキドキしてる」

(*^ω^)「どれどれwwwwww」

ブーンはツンの胸の真ん中に手をあてた。
トクトクンと鳴るツンの心臓の鼓動が手に伝わってきた。

ξ゚?゚)ξ「ね、ねぇ、ブーン」

(*^ω^)「なんだお?」

ξ゚?゚)ξ「したい・・・?」

(*^ω^)「?」

ξ///)ξ「・・・・・・・・・どっち・・・?」

(*^ω^)「・・・・・・・・・?」

(;^ω^)「・・・・・・・・!!!!!!!!!!」

ツンが、体を許している。
ブーンはすぐには気付かなかったものの、ツンの表情からはっきりとそれを認識することができた。

(;^ω^)「えっ、そっ、それって・・・・・うえっ!?」

あきらかに狼狽している様子なのが、自分でも感じ取れた。
突然のことで頭が混乱している。そもそもツンは性行為に対して嫌悪感があるのではないか?

(;^ω^)「ツン?だ、大丈夫なのかお?」

ξ///)ξ「大丈夫かもしれないから言ってるのっ!!」

(;^ω^)「・・・・・・・・・」

(;^ω^)「ツンが大丈夫なら・・・したいお」

ξ///)ξ「・・・・・・・・・・・わかった」

(;^ω^)「・・・・・・」

ξ///)ξ「・・・・じゃあ・・・ベッド、行く?」

(;^ω^)「そっ、そうだお、行くお」

ブーンはソファーかた立ち上がり、ベッドにあがった。
ツンもベッドのあがり、ブーンに向かい合うかたちで座った。

ξ*゚?゚)ξ「えと・・・それじゃあ、よろしくお願いします」

(;^ω^)「こ、こちらこそ」

ξ*゚?゚)ξ「・・・・・・・差し当たって何をすれば・・・?」

(;^ω^)「うーん・・・・・・・・・・・」

(;^ω^)「とりあえず布団にでも入るかお?」

ξ*゚?゚)ξ「あ、そうだね・・・」

二人は布団に入り、横になって向かい合った。
お互いの顔が近くにあって、やけに緊張する。

ξ*゚?゚)ξ「あ、あの・・・、私、初めてなので・・・そこのとこひとつよろしく」

(;^ω^)「俺も初めてだお・・・・」

言葉がうまく出てこない。二人は沈黙した。

ブーンは心の中で、どうやって行為に持ち込もうか必死で考えていた。
何しろ初めての経験だから、どうすればスムーズに行為を行えるか、全く分からなかった。
頭の中で少ない知識を駆使して一生懸命段取りを組んでみるが、どうしても考えつかない。

ふとツンに目をやると、頬を赤く染めてじっとうつむいていた。
まつげがスラリと伸びて影を落としている。瞳はいつもより潤んでいるような気がした。

その慎ましさを感じる姿に、ブーンの心臓がドクンと高鳴った。
そして次の瞬間、ツンの上に覆い被さって唇を重ねていた。
無意識の行動だった。

お互いの舌が絡まりあう、濃厚なキス。
ツンの柔らかい舌の感触には麻薬のような魅力がある。ブーンは夢中でツンの唇と舌を味わった。
キスに合わせて、クチュ、クチュという音が部屋に響いてくる。
ブーンの耳に舌と舌が絡まりあう音がまとわりつき、頭に毒が回ってきたような錯覚に陥った。

ブーンはバスローブの上からツンの胸を揉んだ。
一瞬、ツンが「んっ」という声を漏らした。ブーンはその声に、更に頭がぼやけるのを感じた。
ブーンは唇をそっと離し、腰あたりにあるバスローブのひもをほどいた。
ツンは一瞬、抵抗の表情を見せたが、ブーンの手を制止させる動作をすることはなかった。

バスローブをゆっくりと脱がす。ツンの白い肌が露になった。
それはとてもなめらかで、手を触れると象牙のようにすべすべしていた。

その肌の美しさにのまれたが、ふと、左の鎖骨と乳房の中間あたりに何かアザのようなものがあるのに気がついた。
それはちょうどブラジャーのストラップに重なっていてよく見えなかったが、ブーンはそれに対して
何か嫌な感情が湧き上がるのを感じた。

( ^ω^)「ツン、これ・・・」

ストラップを少しずらしてよく見ると、まるいアザがはっきり見てとれた。
ツンのきれいな肌の上で、それは存在をはっきりと示していた。

ξ゚?゚)ξ「あ・・・それ、あの時に・・・・・・つけられたの」

(;^ω^)「!!」

ツンはあえて明言を避けたが、ブーンにはすぐに”あの時”の意味がわかった。
急に、名も顔も知らぬ男たちへ対する怒りの感情が込み上げてきた。
こんな、体の表面にキズをつけるようなことをするなんて、なんて最低な奴らなんだ。
ブーンの心がグラグラを煮えたぎっている。

( ^ω^)「で、でも、ツンは夏にノースリーブ着てたけど、全然気付かなかったお」

ξ゚?゚)ξ「毎日、傷専用のファンデーションを塗ってるの。薄着の時も、水泳の授業の時も、毎日」

(;^ω^)「・・・・・・」

ξ゚?゚)ξ「今日はまさかお風呂に入ることになると思わなくて・・・そのファンデ持ってきてなかったから・・・・」

(;^ω^)「ツン・・・」

ξ゚?゚)ξ「あのね、ブーンはきっと、なんで私がエッチしてもいいって言ったんだろうって思ってると思うけど・・・」

(;^ω^)「・・・・」

ξ゚?゚)ξ「確かにあんなことをされて男の人が恐かったし、何よりもそういう行為が恐くてたまらなかった。

      最初は、男なんてみんなそうなんだって思い込んでたんだけど・・・・。違うんだよね。

      そういう事を無理矢理する人はいるけど、みんながみんなそうじゃないし・・・・

      少なくともあんたは違うって・・・・。ブーンなら、体よりも心のつながりみたいなのを大切にしてくれるんじゃないかって、すごく思うんだ」

( ^ω^)「・・・・・」

ξ゚?゚)ξ「あんま上手く言えないけどさ、つまりあんたならいいよってことね」

( ^ω^)「ツン・・・・」

ツンがたまらなく可愛く、そして健気に見えて、ブーンは思わず唇を重ねた。
バスローブを脱がした後にツンの背中に手を回し、ブラジャーのホックを外そうとした。
しかしうまく外れなくて戸惑っていると、ツンが代わりに外してくれた。ブーンはブラジャーをそっと脱がした。

再びツンと唇を重ね、濃厚なキスをする。
そして唇を外すと、今度は胸のアザにそっとキスをした。何度も、何度も。

ツンの小さな胸をてのひらで覆い、ゆっくりと揉む。
そして親指と人差し指の腹で、乳首をそっとつまんだ。
その感触は柔らかく、つんと固くなると想像していた通りではなかった。
何度か親指の腹で刺激をすると、それはだんだんと固くなった。
指の腹を使い、くにくにと刺激する。ツンは口元に手をやり、その刺激に必死に耐えているようだった。
そして今度はそれを口にふくみ、舌で転がした。舌に固い感触がした。

ツンの口から息が漏れ始めた。身をよじらせて、その刺激に耐えている。
ブーンは、固くなったツンの乳首を吸ったり、舐めたり、舌でつついたりして弄んだ。
そして左手でもう片方の乳首を刺激する。

ξ///)ξ「・・・・・・・んん・・・・」

ついにその刺激に耐えかねたのか、ツンが小さく喘いだ。
しかし再び口をかたく食いしばり、身をこわばらせている。
ブーンはそれへの刺激を続けた。ツンの息がだんだん荒くなる。それに呼応するように、ブーンの興奮も高まっていった。

ブーンの右手は、ツンの下腹部へと伸びていった。
下着越しに線をなぞるように指をすべらせると、ツンの体が少しピクッと反応した。
しかし、本などで書かれているように「下着にシミを作るほど濡れている」状態ではなかった。
こんなものなのか、それとも本のようにシミを作るほど濡れるものなのか、ブーンには分からなかったが、
とりあえず下着の中に手を入れた。

ξ゚?゚)ξ「あ、ブーン」

( ^ω^)「?」

ξ゚?゚)ξ「あんま引っ張ると伸びちゃうから・・・・」

(;^ω^)「あ・・・・」

ツンに言われ、ブーンは下着に手をかけて下ろそうとした。
ツンは少し抵抗したが、ブーンは気にとめることなく、全部脱がせた。

ξ///)ξ「うわ・・・・恥ずかしい・・・・」

ツンが恥ずかしそうな表情を浮かべる。その恥ずかしさを実感しない為に、ブーンがしていることをなるべく視界に入れないよう
ずっと右手を口元にやり、顔を横に向けていた。

ブーンは、ツンの閉じた脚をそっと開き、指でふたたび線をなぞるようにツンの陰部に触れる。
ふと、指先にぬるっとした感触がした。それが出ているであろうところに触れ、そこを中指の腹を押し付けて刺激する。
ツンはそれに反応して脚をとじた。ブーンは脚を閉じさせまいと、左手でツンの脚をおさた。
ツンは相変わらずそっぽを向いて黙っている。

中指と薬指で、濡れている部分をこするように刺激すると、クチュクチュクチュといういやらしい音が聞こえた。
その部分は刺激する度にぬるぬるとした感触を増していき、熱を帯びていった。

ξ///)ξ「ね・・・恥ずかしいってば・・・・もう・・・・・」

ツンが途切れ途切れに言葉を発する。

( ^ω^)「止めたいって言ってももう遅いお」

ブーンは、ツンの陰部への刺激をやめなかった。それどころか、刺激は更に激しさを増した。

ξ///)ξ「やっ・・・・・・・・んっ・・・・・・・・・」

クチュクチュ・・・クチュッ・・・・クチュ・・・・・クチュクチュ
ツンの下腹部の更に下の方から、今まで聴いたこともないようないやらしい音が聞こえてくる。
音を聞いただけでイッてしまいそうだ。
ブーンは中指を、柔らかい部分にぐっと押し入れた。

ξ;゚?゚)ξ「いたたたたた!!!!!」

その瞬間、ツンが勢い良く飛び起きる。
ブーンは驚いて、その指を一旦ひっこめた。

(;^ω^)「ごめんお、場所間違えたかお?」

ξ゚?゚)ξ「いや・・・合ってたけど・・・・・痛くて」

(;^ω^)「そうかお」

ξ゚?゚)ξ「もっと優しく、お願い」

( ^ω^)「おk」

ツンは再び身を横にする。ブーンも、右手の中指を再び先ほどと同じ場所に押し入れた。
今度は、ゆっくり、そっと。

ブーンの指が入る隙がないのではないかと思うくらい、そこは締まりきっていた。
なんとか爪が隠れるくらいまでは入ったが、そこから先は恐くて入れることができない。
ツンの顔には、苦悶の表情が浮んでいる。

(;^ω^)「ツン、痛いかお?」

ξ;゚?゚)ξ「う、うん・・・・」

ツンが不安そうな表情でブーンを見る。
さてどうしようか。自分は、指先のテクニックで痛みを和らげる術を知らない。

ブーンはおもむろにツンの乳首を口にふくみ、舌でころころと舐め転がした。

ξ///)ξ「んっ!・・・・・・・・・・・・・・」

ツンが小さく喘ぐ。一瞬、指が入っている部分が緩まったのを感じたので、下で乳首を舐めながら、指をゆっくりと入れていった。
大分入った気がしたが、まだ第一関節までしか入っていなかった。
ツンの眉間にはしわが寄っている。

(;^ω^)「ツン、痛いかお?」

ξ゚?゚)ξ「・・・・・さっきよりは痛くない。大丈夫・・・・」

ブーンはその言葉を聞いて、乳首への愛撫をさらに激しくした。
そして、指をゆっくりとツンの秘部へと埋めていった。

ξ///)ξ「んん・・・・」

ずぶずぶずぶ・・・と何かが入ってくる感じが、ツンを惑わせた。
ブーンの乳首への激しい刺激による快感が、挿入の際のかすかな痛みを和らげてくれている。
やがて第二関節まで入ったところで、ブーンはゆっくりと指を出し入れし始めた。

クチュッ・・・クチュッ・・・・クチュッ
ブーンが指を動かす度に、水音が部屋に響いた。愛液がどんどん溢れてくる。
あたたかく、そして柔らかい妙な感触にブーンは少しとまどったが、身をよじらせて快感に耐えるツンの様子を見て、更に刺激を続けた。

チュッ・・クチュクチュッ・・・
ツンの耳にも、確実にそのいやらしい音は聞こえていた。

ξ///)ξ(うー・・・気持ちいい・・・・)

右手を軽く握り、それを唇に押し当てる事で、ツンは声がもれるのを防いでいた。
初めての経験だから、喘ぎ声を出すということができなかったのだ。
乳首と愛液があふれる秘部への止まらない愛撫に、ツンは快感に耐えるのに必死だった。

ξ///)ξ「ね、ねぇブーン」

( ^ω^)「?」

ξ///)ξ「も・・・・いれて・・・・・」

(*^ω^)「!」

ξ///)ξ「あ、ゴム必要だよね・・・」

ツンはそう言うと枕もとにあるコンドームへ手を伸ばした。

ξ゚?゚)ξ「これ、どうやってつけるの?」

( ^ω^)「うーん・・・」

ブーンは着ていたバスローブを脱ぎコンドームをツンから受け取ると、封をやぶいて中身を取り出した。
このコンドームには、個装されている袋の片側に「こちらがおもてです」と書いてあった。
ブーンはその表示の通りに、自分の陰部にあてがった。

ξ゚?゚)ξ「ゴムって裏表があるんだね」

( ^ω^)「俺も初めて知ったお」

くるくると根元までおろし、完全に装着させた。そして再びツンへ向き直り、陰部を膣にあてがった。
右手で陰部を持ち、腰をぐっと押し付けた。

入らない。
ブーンはつい焦り、腰に入れる力を強めた。

ξ;゚?゚)ξ「痛い痛い痛い!!!!」

ツンが、先ほどよりも更に勢い良く起き上がる。ブーンはまたびっくりして腰をひっこめた。

ξ;゚?゚)ξ「痛いです!」

(;^ω^)「ごめんお・・・」

ξ;゚?゚)ξ「つーかよく考えたらそんなモン入るわけないよ」

(;^ω^)「でも指入ったお・・・」

ξ;゚?゚)ξ「指とソレを比べないでよ」

(*^ω^)「俺のちんこテラデカスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ξ;゚?゚)ξ「指と比べたらってハナシしてるの!」

(;^ω^)「あうー」

ξ;-?-)ξ「指でさえ痛かったのに・・・」

(;^ω^)「大丈夫だお、ちょっとずつ入れればなんとか・・・」

ξ;゚?゚)ξ「そうかなぁ・・・・じゃあもうちょっとやってみる?」

(*^ω^)「そうするお」

ツンが再び横になる。ブーンが秘部に触れると、かろうじてまだ濡れていた。
陰部をそこにあてがい、腰にくっと力を入れた。
ツンが上の方で苦悶の表情を浮かべていたが、ブーンは全く気付かなかった。
少しずつ力を入れて押し込めていく。
しかし、やはり入らない。手で陰部を持って、入り口を広げるように動かしてみた。

ξ;-?-)ξ「いたい・・・・それやめて」

しかしそれは逆効果だったようだ。ツンの脚に力がこもる。
ブーンは少しずつ腰に力を入れ、ツンの中に入れようとする。
しかし、どうしても入らない。先っちょすら入っていかない。

ブーンが更に力を入れた瞬間、ブーンのそれがツンの中にニュルッと入っていった。

(;^ω^)「!!!!」

ξ;゚?゚)ξ「!!!!!」

ブーンの亀頭が、ツンの中に埋もれた。

(;^ω^)「入ったお・・・・・」

ξ;゚?゚)ξ「うん・・・・」

ブーンが動かそうと腰をほんの少しひいた瞬間、ブーンの腕をつかむツンの手に力がこもった。

ξ;゚?゚)ξ「痛いっ!」

(;^ω^)「え」

ξ;゚?゚)ξ「動かすと痛い!動かさないで!」

(;^ω^)「そう言っても・・・・」

ブーンは抜こうとして腰を少しひいたが、ツンはまた痛がった。
ツンのそこはブーンのものを締め付けている。だんだんブーンの陰部も痛くなってきた。

抜けず動かせず、しばらくその状態でいるうちに、ツンのソコはすっかり渇いてしまっていた。

( ^ω^)「ツン・・・もうやめるかお?」

ξ;-?-)ξ「うん、やめる」

(;^ω^)「じゃあ抜くお」

ξ;゚?゚)ξ「ゆっくりね」

ゆっくりと、ツンの中からブーンのものを引き抜く。
それは今まで体験したことのない繊細は作業で、ツンを配慮しながら少しずつ少しずつ抜いていくので、完全に抜き終わるのにかなりの時間を要した。

やっと抜き終わると、ブーンはツンの脚をそっと下ろし、枕もとに倒れこんだ。

(;^ω^)「疲れたお・・・・」

ξ;゚?゚)ξ「入らないもんだね・・・つーか思った以上に痛かった」

(;^ω^)「あう・・・・疲れたお・・・・」

ξ;-?-)ξ「うん、疲れた・・・・」

ブーンはふと時計に目をやると、14時半を表示していた。
確かベッドに入った時は12時をちょっと過ぎたあたりだったような・・・。

(;^ω^)「2時間もやってたのかお・・・」

ブーンがその事実に気付いて驚愕していたが、ツンからの反応がなかった。
不思議に思ってツンを見ると、いつの間にか眠りに落ちていた。
その様子を見て、ブーンはバスローブを着て、眠りについた。

どれほど眠っただろうか。ブーンはふと目を覚ました。
心地良い眠りだった。その余韻が残ったまま、目を開けた。
ツンが眠っていた場所に目をやると、そこには誰もいなかった。ブーンは少し驚いて部屋を見回すと、冷蔵庫の前にいるツンの姿を見つけた。

( ^ω^)「ツン・・・・」

ξ゚?゚)ξ「あ、ブーン起きた?何か飲む?」

( ^ω^)「うんお」

ツンはグラスにお茶をついで、ベッドまで持ってきた。
ブーンは体を起こして、枕によりかかるような形で座った。ツンもベッドに上がり、同じ体勢になった。
ブーンはツンからグラスを受け取り、お茶をごくごくと飲み干した。何故か、ものすごく喉がかわいていたのだ。
部屋が乾燥しているせいもあるだろうが、それよりも寝る前にした行為の方が原因として濃厚な気がした。

( ^ω^)「ツン、痛いのはどうだお?」

ξ゚?゚)ξ「あ、もう痛くないよ。てゆーか私いつの間に寝ちゃったんだろう」

ブーンが時計に目をやると、16時半を過ぎていた。2時間も寝ていたのか。
ブーンは、ふうーっと息をはいてベッドに寄りかかった。ふと、ツンの視線がブーンの顔から外れた。

ξ゚?゚)ξ「ブ、ブーン・・・あの・・・」

( ^ω^)「お?」

ブーンがツンの視線の先を見ると、バスローブを押し上げてブーンのものが大きくなっているのが見えた。

(;^ω^)「うはwwwwwwwwwwwwwwwwww朝立ちwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ξ///)ξ「もー!」

ツンは恥ずかしそうにそっぽを向いた。
それにしても自分でも信じられない。あんなに疲れたのに、再びこんなに固くなるなんて。
いや、疲れたおかげで再び元気を取り戻したのだろう。

ξ゚?゚)ξ「あんたって・・・・」

(;^ω^)「仕方ないんだお。これは生理現象だお」

ξ゚?゚)ξ「まー別にいいけど」

ツンは特に気にする様子もなく、ブーンの肩によりかかった。ブーンはツンの肩に手をまわした。
ツンを抱き寄せながら、ツンに手コキをしてもらった時のことを思い出した。

ブーンの股間が、更に膨らんだ。

(;^ω^)「あう」

ξ゚?゚)ξ「あんた・・・立ちすぎじゃない?さっきより大きくなってるよ」

(;^ω^)「そんなこと言うなら触ってくれおー」

ξ;゚?゚)ξ「はぁ!?」

(;^ω^)「前ホテルに来た時にイカせてくれたお」

ξ///)ξ「あっ、あれはっ・・・・!」

あの時のことを思い出したのか、ツンは恥ずかしそうにうつむいた。

ξ///)ξ「私ってSなのかな・・・」

( ^ω^)「?」

ξ///)ξ「ブーンの触った時にちょっと思った」

(*^ω^)「女王様ktkrwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ブーンは、あの時のツンの挑発的な目を思い出した。あの目はなかなかエロかった。

(*^ω^)「あの時ツンはこうやって俺のちんこ触ったんだお」

ブーンはそう言うとツンの手をつかみ、自分の性器の方へ誘導した。

ξ///)ξ「やっ・・・!」

ブーンはツンに性器をつかませ、その上に自分の手を覆ってしごかせた。緩やかな快感が、ブーンの下半身に走った。
ツンは戸惑いながらも、それを拒むことはしなかった。しごき続けるよう促すと、ツンはそれを受け入れた。

(*^ω^)「あうー、気持ちいいお」

その快感に、ブーンは思わずベッドによりかかる。ツンは困惑した表情を浮かべながら、ブーンのものをしごき続けた。
その時、ツンの手が止まった。ツンの視線はブーンの顔へ移された。

ξ゚?゚)ξ「ねぇ、フェラってどうやるの?」

(;^ω^)「!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

思いも寄らない言葉が、ツンの口から出た。ブーンは驚いたが冷静なフリをした。

( ^ω^)「お口でパクッとするんだお」

ξ゚?゚)ξ「口で・・・?」

ツンはブーンの言葉を聞くと、ブーンの股間へ顔を近づけた。
そして、大きくそそり立つブーンのものを口にふくんだ。生暖かい感触に、ブーンの脚に力がこもった。
ツンはそれを口にくわえたまま、頭を上下に動かした。

(;^ω^)「いたたたた・・・歯が!」

ツンの顔が上下する度に、亀頭に歯が当たった。ブーンはその痛みに、つい大きな声を出してしまった。
ツンは訳が分からない表情で性器から口を離し、ブーンの顔を見た。

(;^ω^)「ツン、歯があたってるお」

ξ゚?゚)ξ「え?歯立ててないよ?」

(;^ω^)「立ててないつもりでもあたってるお。もうちょっと優しく・・・」

ξ;゚?゚)ξ「う、うん。わかった」

ツンが再びブーンのものをくわえ、歯があたらないよう注意して上下に動かした。
しかしまだ軽く歯があたり、亀頭にかすかな痛みをもたらした。

痛みはあったが、その光景はブーンを興奮させるのに充分だった。
ツンが、自分のものをくわえて一生懸命フェラチオをしている。なんて意地らしく、そしていやらしいのだろうか。
ブーンはツンを枕もとに戻るよう促すと、そこに寝かせた。
そしてツンに覆い被さり、首のあたりに口付けながら、ツンの胸を触った。

ξ;゚?゚)ξ「ま、またするの・・・?」

( ^ω^)「・・・・・・ツン見てたらムラムラしたお」

首から胸元にかけて口付けをし、そして乳首を舌でペロッと舐めた。その瞬間、ツンの体がピクリと動いた。
舌で転がしていると、ツンの乳首はすぐに固くなった。それを吸ったり舐めたりしていると、ツンの口元から押し殺すような喘ぎ声が聞こえてきた。

ξ///)ξ「・・・ん・・・・・んっ・・・・・・・・ん・・」

ペチャペチャと乳首を舐める音が聞こえると、ツンの息が荒くなった。
一生懸命身をよじらせて耐えている。

( ^ω^)「ツン、我慢しなくていいお」

ξ///)ξ「だって・・・・・あっ・・・」

ツンが喋るのにあわせて、わざと乳首への愛撫を激しくしてみた。すると、読み通りツンの口からはっきりとした喘ぎ声がもれた。
バスローブを脱がすと、すぐにツンの裸体が現れた。どうやら下着はつけなかったらしい。
ブーンはツンの陰部に指を這わせ、既に濡れているのを確認した。
こんどはゆっくり、丁寧になぞって愛撫する。愛液が出る部分のもっと上の方に、何か固い感触がした。
ブーンは、これがクリトリスかと察した。中指にツンの愛液をたっぷり取り、クリトリスに塗りつけた。そして、指の腹で押し付けるように刺激した。

ξ///)ξ「・・・・っっ!!!!!」

ツンは、相変わらず喘ぐのを我慢している。口元に手をあてて声を出さないようにしているのに気付き、ブーンはツンに右手で性器をしごくよう促した。
ツンがブーンの性器に手を伸ばし掴むと、それはとても大きく、固くなっていた。優しく持ってしごく。
その快感にブーンの手は一瞬止まったが、また愛撫を再開した。

ξ///)ξ「んっ・・・・・」

ツンがブーンのペニスをしごき、ブーンはツンの秘部を愛撫する。
お互いの大事なトコロを弄ぶ行為に、二人は興奮を禁じえなかった。

クチュックチュッ・・・クチュッ・・・
ツンから、とめどなく愛液が溢れてくる。ブーンが触れるツンのソコは、快感の為か、すっかり熱を持っていた。
やがて入り口で指の腹で刺激する愛撫の手が止まり、今度は指がツンの中に入った。
先ほどとは違い、ぬるっとスムーズに入っていった。

ξ///)ξ「や・・・・入った・・・・」

ブーンの指が、ツンの中に埋まった。中指をそこに入れて、そのまま動かさないで、親指でクリトリスをぐりぐりといじった。

ξ///)ξ「やあっ!・・・・・・んっ・・・」

親指でクリトリスを擦る。その手の動きに合わせてツンの中に入れている指が動き、そこからグチュグチュといやらしい音が聞こえた。
ブーンはツンが痛がらないか心配になったが、何も言ってこないのと愛液の量を見れば、その心配もないだろうと判断した。
そして、ツンに入れている指を、そっと動かした。

ξ///)ξ「・・・・・っっっっ!!!!!!」

そっと指をひくと、愛液をべっとりとまとわせた指がツンの膣から出てきた。
その指を再び押し入れ、そしてまた引き出し・・・・。ブーンの指は、ツンの膣に入ったり出たりを繰り返した。
その度に、グチュ、グチュ、という音が聞こえた。

下半身からじわじわと熱くなるような快感に、ツンは呼吸を荒くした。そして少しずつ、呼吸に声を入れ混ぜて快感を味わった。

ξ///)ξ「ぁっ・・・・ん・・・・・・・・んんっ・・・・・・・・・・・あぁ・・・・・」

それは無意識だった。自分では喘ぎ声を出しているという意識はなかったし、
何よりもさっきあんなに痛かった行為がこんなにも気持ちよくて、ツンの頭は真っ白になった。
指で恥ずかしい穴をグチュグチュといじられ、同時に乳首を指でクニクニとつまんだり、舌で舐め転がされる。
色んな部分を同時に愛撫され、ツンは喘ぐのを止めることができなくなっていた。

ツンは体中を愛撫されながら、枕もとに手を伸ばしコンドームを手につかんだ。
そしてその袋をあけ始めた。
ブーンは右手はツンに入れたままで左手で自分の性器をしごき、その時にそなえた。

ξ///)ξ「ね、これどうやってつけるの?」

( ^ω^)「ここにかぶせるんだお」

ブーンがツンの手の届くところに股間を差し出すと、ツンは性器にコンドームをあてがい、さきほどブーンがしていたように根元までかぶせた。
最後にブーンがしっかり装着されているか確かめたあと、ツンの脚を広げ、すっかり愛液で溢れているソコへあてがった。

そしてゆっくり腰に力をいれ、少しずつ少しずつ挿入していった。

ゆっくり、焦らずにブーンのものをツンに埋めていく。本当にゆっくりではあるが、確実にツンの中へ入っていった。
ツンは口に手を当ててブーンを受け入れている。少し痛みはあったが、我慢できる程度だった。
そしてブーンの性器の付け根とツンの脚の付け根があたり、ブーンの動きが止まった。

( ^ω^)「ツン、全部入ったお」

ξ*゚?゚)ξ「えっ・・・本当?」

ツンが自分の性器に手をあてて確かめると、そこには確かにブーンの陰部が完全に埋もれていた。

ξ///)ξ「ほんとだ・・・」

( ^ω^)「動かすお」

そういってブーンが腰をひいて性器を少し引き出した瞬間、ツンの下腹部の奥に痛みが走ったが、
次にブーンがペニスをツンの膣癖に押し付ける時には、それは快感にかわっていた。

( ^ω^)「痛くないかお?」

ξ///)ξ「痛くない・・・・・」

ブーンがゆるゆると腰を動かす。それにあわせて、ツンの体も揺れ動く。
始め、腰の動きとツンの体の揺れとのタイミングがあわず上手く動かせなかったが、すぐにコツを掴んだ。
そして、ペニスの出し入れを繰り返した。

繰り返される快感に、ツンは思わず声を出した。途切れ途切れではあるが、ツンは確実に喘ぎ声を上げていった。

ξ///)ξ「あっ・・・・・・んっ・・・・んっ・・・・・・ああっ・・・・・・・」

吐息に混じって微かに聞こえるツンの喘ぎ声にブーンは興奮した。
体位を変える余裕もなく、ブーンは、性行為とツンのいやらしい姿に酔いしれた。
必死で感じているツンの姿が可愛くて、ブーンは思わず唇を重ねた。
ペニスの出し入れを繰り返しながら、二人はお互いの舌を舐めあった。舌と舌が絡まりあう様子は、今の二人の心の状態を表しているようだ。

激しいピストンを繰り返し、ブーンはその快感に充分に味わった。そして、絶頂に達したいという願望がブーンの心を支配した。

(;^ω^)「ツンッ・・・・俺もう・・・・」

絶頂を告げようとツンの顔を見た時、異変に気がついた。
ツンの瞳が、薄い照明に照らされて大きな輝きを放っている。
やがてそれは一筋の光にかわり、ツンの頬から耳元にかけて流れ落ちた。

(;^ω^)「ツンッ・・・!?」

ブーンは腰の動きを止め、つながったままツンの顔に近づいた。

(;^ω^)「ごめんお!痛かったお!?」

ツンはブーンを一瞥し、涙を指で拭うと、首を横にふった。

ξ;?;)ξ「ううん・・・違うの・・・・」

ツンの視線が一瞬別の場所に移り、またブーンの方へ向いた。
その瞳にはまだ涙が溜まってる。

ξ;?;)ξ「・・・・・・・・・・・嬉しくて」

(;^ω^)「嬉しい・・・・・?」

ξ;?;)ξ「私・・・・ブーンとひとつになれたんだって思って・・・・嬉しくて・・・・・」

(;^ω^)「・・・・・・・・ツン・・・・・・・」

ξ;?;)ξ「こんなこと、一生できないと思ってた・・・・・幸せな気持ちになんて・・・・・なれない・・・って・・・・」

(;^ω^)「・・・・・・・・・・・」

ξ;?;)ξ「ブーン、ありがとう、ありがとう、本当にありがとう・・・ありがとう・・・ブーン・・・・」

うわごとのようにお礼の言葉を繰り返しながら、ツンは静かに涙を流した。

( ^ω^)「ツン・・・・・俺の方こそ・・・・・・」

ツンではない他の女性と付き合っていたら、こんな気持ちになれただろうか?
自らのつらい経験による苦難を乗り越え、自分と向き合ってくれた女性に、ブーンは感謝の気持ちでいっぱいになった。

ツンがブーンの首のうしろに手を回し、ぎゅっと抱きついた。
その様子がたまらなく愛しく思え、ブーンもツンをぎゅっと抱きしめた。
そして再び、絶頂へ向かう準備を始めた。

ペニスが出し入れされる感触を感じ、体をゆらゆらとゆらしながら、ツンは涙を止めることができなかった。

やがてツンの顔に、ポタッ ポタッ と、冷たいものが落ちてきた。
1滴、また1滴と、その冷たい感触がツンの顔に当たる。
ツンはその正体を確かめようと目をしっかり見開いた。

涙と頭の熱でぼやけた視界に、ブーンが体を動かしている様子がぼんやりと見えた。
ブーンは泣いていた。
自分の上で体を動かしながら、ブーンの瞳からは涙が流れていた。体を動かすたびに、涙が雫となりツンの顔を濡らす。

( ;ω;)「ツン・・・ツン・・・・・」

ξ;?;)ξ「ブーン・・・・」

二人は夢中で口付けあった。もっと深くつながれるように、一つに溶け合えるようにと願いながら
お互いのことで頭が支配されていき、やがて真っ白になった。

コンドームの空の袋をゴミ箱に投げ入れ、ブーンは布団に横になった。
そしてすでに横になっているツンと向かいあい、ぎゅっと抱きしめた。

( ^ω^)「ツン、痛くなかったかお?」

ξ゚?゚)ξ「うん・・・・あの時は痛く感じなかったけど、今ちょっと痛い」

(;^ω^)「ごめんお、今度はもっと優しくするお」

ξ゚?゚)ξ「大丈夫だよ、きっとすぐ慣れるよ」

( ^ω^)「・・・・・」

ξ-?-)ξ「ありがとね・・・・」

ツンはそう言ってブーンの胸に顔を埋めた。
ブーンはツンの額にそっと口付けをし、頭を優しく撫でた。

時計が19時を回る少し前、二人はホテルを出て、中心街に向かって歩く二人の姿があった。
お腹がすいたからご飯でも食べて帰ろうか、なんてことを話しながら、手をつないで歩いていた。

ツンの胸のアザは、カーディガンのボタンをしめることで完璧に隠れていた。
ツンはきっと、今までずっとつらかっただろう。強姦されそうになったという精神的苦痛だけではなく、
目に見える傷によるプレッシャーは、ツンを相当苦しめたに違いない。
でも、自分に打ち明けてくれたことで、少しはそのつらさが和らいだのではないかと、ブーンは思っていた。
ツンの表情は、今までにないくらい晴れ晴れとしている。

ξ゚?゚)ξ「あのね、このアザのことなんだけどね・・・」

二人が歩く道に人通りが少なくなったところで、ツンがおもむろに口を開いた。

ξ゚?゚)ξ「実は、レーザーで消せるらしいんだよね・・・」

( ^ω^)「そうなのかお!?じゃあなんでやらなかったんだお?」

ξ゚?゚)ξ「勇気が出なかった。きっと病院に行けば、アザができた理由も聞かれるでしょ?
     あのことを他人に打ち明けることができなくて・・・」

( ^ω^)「・・・・」

ξ゚?゚)ξ「でも行ってみようと思う、病院。今ならきっと言えそうなんだ。
     不幸をさらけ出して同情を買うって意味じゃなく、自分と向き合えそうっていう意味ね」

( ^ω^)「そうかお」

ξ゚?゚)ξ「まぁ、ちゃんと就職して自分の保険証を持ってからだけどね」

( ^ω^)「じゃあ検定頑張らなきゃだお」

ξ゚?゚)ξ「そうだね」

ブーンの手をにぎるツンの手に力がこもった。

ξ゚?゚)ξ「でも・・・アザを消すのって、正しいことなのかなぁ?」

( ^ω^)「なんでだお?ない方がいいに決まってるお!
      アザなんて消えた方が、ツンも俺も安心するお!」

それまでブーンに向けていたツンの視線が、足元に落ちた。ツンの声のトーンが、少し下がった。

ξ゚?゚)ξ「私ね、あの時のせいで、タバコの匂いを嗅ぐとすごく気分悪くなってたんだ」

( ^ω^)「・・・・・・・そうだったのかお」

ξ゚?゚)ξ「でもね・・・・・最近は平気なの・・・・。タバコの匂いがしても、前ほど気分悪くならないの」

( ^ω^)「良かったじゃないかお!良くなってるってことだお」

ξ゚?゚)ξ「うん・・・・けど・・・・
      あの時のあの男たちを恨む気持ちも、だんだん薄れてるんだ。
      あんなに恨んであんなに憎んで、あんなに泣いたのに・・・・・
      あの時の気持ちも流した涙も嘘じゃないのに、確実に薄れてるの」

( ^ω^)「・・・・・・・・・」

ξ゚?゚)ξ「アザを消したり、タバコが平気になったりして、あの時の気持ちを、私は忘れちゃうのかなぁ・・・・
      忘れちゃっていいのかなぁ・・・」

( ^ω^)「・・・・・・・・・」

ξ゚?゚)ξ「それがよく分からなくて・・・・」

言葉を発するごとに、ツンの声のふるえが多くなっていく。ツンの顔が完全に下を向いた。
涙がひとしずく、ツンの足元にポツリと流れ落ちた。

ブーンはツンを励ますように、つなぐ手に力をこめた。

( ^ω^)「忘れていいんだお」

ξ゚?゚)ξ「・・・・・・・・・えっ?」

( ^ω^)「ツンはもう充分悩んだお。充分涙を流したお。
      俺は知ってるお、ツンが突然寂しそうな顔をするの、ずっと前から知ってたお」

ξ゚?゚)ξ「・・・・・・・」

( ^ω^)「もうあの時のことは忘れて、かわりに俺との思い出をたくさん作るお!」

ξ゚?゚)ξ「・・・・・・」

( ^ω^)「いっぱい楽しいことするお」

ξ゚?゚)ξ「うん・・・・」

ツンの顔が笑顔になった。一筋に流れる涙が、ツンの笑みを一層輝かせた。
それ以来、ツンが不意に寂しそうな表情を見せることはなくなった。

そして今現在も、ツンはとびきりの笑顔で俺のそばにいてくれている。


ツンと出会ってから5年、付き合い初めてちょうど3年が経った。
かわったことと言えば、ツンの髪がショートになったことくらいかな。
背が伸びるように努力をしたらしいが、残念ながらそれは身を結ばなかったみたいだ。
透き通るように白い肌も、ピンク色の頬も、愛らしいえくぼも、あの時とかわらない。

あの後、ツンは見事色彩検定に受かり、高校卒業後に化粧品メーカーの美容部員になった。
親に専門学校への進学を反対されて、メイクアップアーティストへの道は諦めたようだけど、
美容部員は美容部員でそれなりに楽しいらしい。

俺の方は、山田さんが怪我から復帰した後に微糖園のバイトをやめて、1ヶ月かけて車の免許を取った。
そして新しくできたスーパーのオープニングスタッフになり、今では売場のチーフを任されている。

ドクオは、最近ホーソンでのバイトを辞めて、農家の仕事を手伝っているらしい。
いっそのこと本業にしようか、なんて言ってた。

ジョルジュは、かねてから志していた教師への道を一歩一歩進んでいるようだ。
今は大学院に行っているらしい。この事をツンに話したら、あまり興味ないような顔で聞いていた。

あと、高校3年間担任でもあり、生徒会顧問だった流石は、赴任先の臨時講師と結婚したらしい。
去年の暮れあたりに、「電撃結婚しました」なんてメールがきてびっくりしたなぁ。
「ゲーオタでも結婚できるんだ」って、ドクオが言ってた。

そして俺たちの関係はというと、相変わらず喧嘩をしつつも仲良く付き合っている。
今は無理だけど、いつかツンと結婚したい。そんな話をツンにしたら、「してあげてもいいよ」って言われた。

この小さな手を、いつまでもいつまでも握っていたいと、手を繋ぐ度に思う。
ツンを抱く時も、いつまでも一緒にいれるようにと、心の底から祈っているんだ。

後にも先にも、泣きながら行為を行ったのはあの時だけだが、あのおかげで俺たちはひとつになれたんだと思う。

泣きながらセックスをし、二人の間でお互いの存在を確認しあうことしかできないちっぽけな存在だけど、
俺たちはこれからも喜びを分かち合い、悲しみを共有し、喧嘩して、愛を感じながら体を重ねていくだろう。
お互いの幸せを、何よりも願いながら。

( ^ω^)とξ゚?゚)ξが愛のあるセクロスをするようです。【完】



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その他 | 【2015-09-28(Mon) 05:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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