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浩美ちゃん

浩美ちゃん 
 1時間目 「洗濯機で」
 
朝。
(もう、早く終わらないかなぁ……)
胸までのびた2本の三つ編みと、端正な顔立ちの少女。
佐藤浩美は稼働している洗濯機をいまいましそうに見つめ、制服のジャンパースカートに包まれた腰に手を当てた。
家事全般は得意なほうだが、浩美はどうしても朝の忙しい時間の洗濯は好きになれない。
しかし洗濯機のタイマーを早回しすることは浩美の良心が許さないのだった。
 
「あ、ズボン引っ掛かってる」
父親の長ズボンが洗濯機内の注水口に引っ掛かって、他の洗濯物が絡まっている。
浩美が身を乗り出してズボンを引っ張ろうとすると、無意識のうちに股間が洗濯機の角に押しつけられた。
「うぐっっ!」
洗濯機の振動が股間に電気ショックを与え、無防備だった浩美はぺたんとその場にへたり込んでしまった。
(……な、なに?どうしたの?)
洗濯機へのいまいましさも吹き飛んでしまい、浩美は放心状態で洗濯機を見つめた。
今の一撃で全身が火照ってしまい、どくん、どくんと心臓の鼓動が下半身に響く。
浩美は股間に両手を押しつけ、その響きを無理に押さえ付けようとしたが、収まる気配もない。
「浩美、早く学校行かないと遅刻しちゃうわよ」
「……はーい!」
母親の声で我に返った浩美は急いで残りの仕事を済ませて玄関に走った。
 
授業中。
浩美は授業も上の空で、三つ編みを玩びながら考え事をしていた。
(すっかり忘れていたけど、もしかしたら…)
浩美は耳年増な友達があそこを擦ると気持ちがいいんだって、と言ってたのを思い出す。
おなにぃ、と言う言葉も知っていたが、浩美自身今まで全く興味がなかったのだ。
(でも今朝のは全然気持ち良くなんかなかったし)
気持ち良いというのとは全く異質の感覚だったこともあって、
自分の身体はおかしいのではないか、という不安が浩美の頭をよぎる。
かといって下手に友達に聞いてしまうと、
「え~っ、頭のいい浩美がそんなことも知らないのぉ?」と馬鹿にされるのがオチだった。
(……家に帰ってみたらまた試してみよう)
自分の身体がおかしい筈ないじゃない、その一心で浩美は結論を出した。
 
夕方。
「あら浩美、また洗濯してるの?」
「体操着汚れちゃったから今のうちに洗濯しとこうと思って」
母親に聞かれた浩美は何げない様子を装う。
明日は体育がないので翌朝に洗濯してもよかったのだが、
浩美は昼間の決心を胸に制服も着替えずに洗濯機を回していた。
 
(初めはそっと触るのがいいんだっけ)
唸っている洗濯機の縁に両手を付き、恐る恐る角に股間を押しつける。
細かな振動が股間を通して体奥に伝えられる。
「あぅ……っ……」
押しつけた瞬間にぴくんっ、と背筋が延びたものの、今の刺激は耐えられないものではない。
(これがそうなのかしら?単にくすぐったいだけのような……)
ジャンパースカートとショーツ越しに振動が伝えられ、股間の柔肉がぷるるるっ、と細かく震えている。
でも他にどうしようもなかったので、浩美は首をかしげながらも股間を押しつけ続けた。
やがて、振動から染み出るように快感が引き出されてくる。
 
「やっ…おしっこでちゃいそう……っ」
始めて味わう感覚に浩美には快感と尿意との区別がつかない。
それでもこの感覚を手放すのが惜しくてトイレに行く気にもならなかった。
お漏らししないようにお尻に力を入れると柔肉に受けている刺激がさらに強調され、
秘裂からじわっと蜜が滲み出てくる。
(やだ、「濡れ」てきてるんだ…)
知識だけで知ってた「濡れる」という言葉と意味。
自分がそのいやらしい蜜を出していると思うと、浩美の頬が熱を帯びてくる。
 
「あ、だめ…でも、もうちょっと……」
振動は完全に快感に置き換わっていた。
ショーツが湿ってぴったりと柔肉に付き、振動を直接伝えてくる。
浩美が本来の目的を思い出して洗濯機から身体を離そうと思っても、もはや肉体が言うことを聞かなかった。
逆に積極的に秘裂を角に擦り付け、さらに気持のいい場所を探してしまう。
「あ、あっ…そこっ……そこがいいよぉ……んっ……んっ…」
浩美はとうとう最も敏感な芽をみつけ、細かく上下にお尻を揺すり始める。
秘裂を下から上に擦り上げる度に口から溜息が漏れた。
うっとりした表情で薄く目を閉じて、快感に没頭しようとする。
 
「浩美、ずいぶん長く回してるのね。どう、汚れ落ちてる?」
ぴくっ!
母親の呼びかけに硬直した浩美。
「えっ!………ええ、それはもう。き、きもち、いいくらいに……っ!」
「泥汚れだとどうかしらねぇ。お母さん、みてみようか?」
「い、いや、ひとりっ…で、やる、から」
もし母親に見られたら、という緊張感が、ますます浩美の羞恥心をかき立て、溢れだした蜜がショーツの後ろまでベトベトにしていった。
「そう。じゃやってみなさい。落ちなかったら言うのよ」
母親の足音が遠ざかっていく。
ほっと緊張の糸が切れて洗濯機の縁を掴んでいる両腕の力が抜けると、ずんっ、と自分の体重で肉芽が痛いくらいに洗濯機の角に押し込まれた。
強すぎる快感に浩美は急速に高みに押しやられていく。
「あぐっ!……だ、だめっ……だめっ!……ああああぁぁぁっ」

悲鳴にも似た叫びをあげて浩美は達した。
同時に、ちょろっ、ちょろっと生温い液体がショーツとスカートを濡らしていった。
 
「はぁ……はぁ……制服も洗わなきゃ…」
浩美は動作を終えた洗濯機の傍らで肩で息をしていた。
2種類の液体に濡れたショーツに気持悪さを覚えながら。
 
02.01.13 執筆開始
02.01.19 脱稿  
 
    
    2時間目 「鏡で」

(やっぱり…教えてくれないのよねぇ)
暗幕が引かれた視聴覚教室のなか、浩美は退屈そうに頬杖をついていた。
雨で中止になった体育は保健の授業になり、浩美のクラスは視聴覚室でビデオを見せられていた。
ビデオで放映されている内容は生理の周期と避妊の話。
ただし、学校の授業で教えられなくてもその手の情報はどこからともなくやって来るもので、浩美もいつぞや母親から教えてもらった。
しかも、みんなが興味があるのは過激な断片的な情報の方で、生徒にとってこの授業は体のいい休憩時間だった。
隣の席の親友の京子は机に突っ伏して寝息を立てている。
(一体…何処が気持よかったのかしら?)
実は今日浩美が知りたかったのはこれだ。一通り教えてくれるんだったらこの疑問にも答えて欲しいわ、と思う。
この前の洗濯機で一人えっちしてしまったときは余りにも夢中だったので、浩美は結局何処が気持ち良かったのかわからなかったのだ。
 
結局浩美の疑問に答えることもなくピデオは終わってしまった。
蛍光灯が点くと、教師が質問を遠慮がちに募った。
(やっぱり聞けないよね…)
浩美が躊躇っていたところに教師と目が合いそうになったので、慌ててうつむいた。
ここで指されてはかなわない。
結局誰も質問することなく、授業時間を5分ほど残して保健の授業は終わってしまった。
教師が退室していった後で、ようやく京子が起き上がった。
自慢のロングヘアーが肩からこぼれ落ちていく。
「んーっ、良く寝たぁ……浩美ちゃん、どう?面白かった?」
大きく伸びをしながら寝ぼけ眼を浩美に向けた。
机についていた頬が楕円形に赤くなっているのがみっともない。
「面白いわけないよ。こんなの皆も知ってるし」
「ふーん…そういえばさ、さっき先生に何か聞きたそうだったけど、いいの?」
寝ぼけ眼でどう見てたのか、京子は妙なところが鋭い。
「い、いや、もういいの……」
慌ててぷるぷると首を振る浩美。心ならずも頬を染めてしまう。
「気にしなくていいんじゃない?こんなとこ試験に出そうにないし」
興味なさそうに京子は言った。
 
放課後。
(授業よりもこっちの方が役に立ちそうね)
浩美は帰宅するなり居間の本棚にある家庭医学書を引っ張りだした。大きさといい、重さといい、浩美の腕力で片手で持ち上げるのはきつい。
浩美は分厚い本を両手で抱え、そのまま自室に直行する。
「あぁ重いこと」
どさっという感じで医学書を床に置き、浩美も床のじゅうたんにぺたりと座る。
ぱらぱらと医学書の泌尿器の項目を開くと、授業のビデオよりも格段にリアルな女性器の絵が載っているのだった。
怖いもの見たさという面もあるが、浩美は興味本位で何回かこの本を開いたことがあったが、今日のように詳しく見てみようというのは初めてだった。
この本の数ある挿し絵の中で、この絵が一番グロテスクだと思う。
(で、わたしのは…?)
浩美は立ち上がって制服のジャンパースカートをショーツを脱ぐ。
しわになると嫌なので、ジャンパースカートはハンガーに掛けた。
床に座ってM字に足を開き、傍らにあったスタンドミラーをもって来た。
ブラウスをたくしあげると浩美の秘部が鏡に映る。
一本の筋から少し複雑になりつつあるが、開脚してもぴったりと閉じたままの割れ目。
産毛から卒業しつつある浩美の陰毛は、恥丘はもとより割れ目の両側にも少しづつ生えている。
(これじゃよくわからないよ)
自分の秘肉を両手でぐにっと押し開いて、視線を鏡と傍らの医学書と交互に往復させる。
(うわ…でも、絵とすこし違うな…)
浩美はまじまじと鏡をのぞき込んだ。
初めてみる自分の性器に浩美は少々引いてしまうが、持ち前の好奇心からじっくりと観察し始める。
膣口は処女膜に覆われており、狭くて丸い穴が開いている。
割れ目の上端には敏感な芽を覆う包皮が延びていた。
その両側に控える花びらはわずかしかなく、しかも綺麗なピンク色。
医学書の絵のように長く延びていたり色素の沈着もまだなかった。
 
(「気持いい器官」なんて載っちゃいないか。でも、これは…?)
割れ目の上端の膨らみが目につく。この部分は医学書には陰核と書いてあるが、本の絵とは違って被っている皮しか見えない。
解説を読んでも何の役割をする器官か書いておらず、浩美はもどかしさすら感じてしまう。
秘唇を拡げていた片手を離し、人さし指で突いてみると、ふにふにと柔らかい感触がする。
(この皮ずれるわ…)
浩美の指が偶然包皮を剥き上げた。つるりと敏感な芽が外気にさらされる。
丸くてピンク色をした肉の粒が、てらてらと光っている。
浩美は包皮を剥き上げたまま、もう一方の手の人さし指で触ってみた。
「あうっ……!」
突然の強い刺激に、思わず浩美は声を上げてしまう。
恐る恐るちょん、ちょんと軽く触ってみても、その度に太股がぴくん、ぴくんとけいれんするように動いてしまう。
どうも浩美にとって直接触るのは刺激が強すぎるようだ。
(ん……これなら大丈夫かな…)
今度は包皮を元に戻し、上からゆっくりと揉んでみると、さっきの肉の粒が皮越しに指に触れる。
中のこりこりした感触が心地いい。
(ふ……あっ……ここが、「気持いい」の……?)

ソフトな刺激がじきに快感に変化していく。
右手の人さし指と中指で包皮をくにくにとスライドさせるように芽を刺激すると、くすぐったいような気持ち良さが込み上げてくる。
初めて自分自身が作り出している快感に没頭していく浩美。
包皮に包まれたな芽が少しづつ大きくなっているのがわかる。
鏡に映った浩美の秘唇は、芽を揉んでいる指の動きでくにくにと形を変えていく。
 
(生理の穴から、何か垂れてくる……)
浩美が再び両手で秘唇を拡げてみると、
膣口が物欲しそうにひくん、ひくんと動いて、中から透明な蜜がとろりと溢れだして来た。
今まで浩美にとって、「生理の穴」は経血が出てくる憂鬱な存在だったのだが、
その部分の予期せぬ動きに、浩美は強く引かれてしてしまう。
(ここに、おちんちんが、入るんだっけ……)
昼間の保健の授業のせいで嫌でも意識させられてしまう。
じらすように敏感な芽を刺激しながら、浩美は唾を飲み込む。
自分で思いだした「おちんちん」という言葉にさえ浩美は興奮してしまう。
ちょっと怖い気もしたが、なによりもそこが、「何か入れて」とおねだりしているように見えた。
 
「くぅっ……」
浩美は中指で膣口を優しく揉みしだき、その指をずぶずぶと第一関節まで挿入する。
胎内へ侵入してくる冷たい指の感触は、わずかな痛みを伴った甘酸っぱい刺激として浩美に伝えられる。
(あん、中に入ってくるぅ……)
浩美はさらに第2関節まで挿入させる。
自分の指をくわえ込んでるアソコの穴が鏡に映った。
(いやらしい…)
思わず赤くなってしまう浩美。自分の秘部の卑猥な姿に鏡から目を逸らすことが出来ない。
押し込まれた指の隙間から新たな蜜がさらに溢れだしてくる。
指に触れた内壁はざらざらしていて、興奮のせいか、ぐにぐに動いたり、ねじれたりする。
まるで指の侵入を待ち焦がれていたような動き。
(中がこんなに動くなんて……)
浩美本人が予想だにしなかった胎内のいやらしい動きにさらに興奮してしまう。
「いたっ……けど、止らないよぉ……」
浩美が細かにピストン運動を始めると、くちょ、くちょと湿った音が辺りに響く。
思わず声をだしてしまう浩美。指が胎内と擦れる感覚はとても甘美で、膣口が無理に広げられる痛みすら癖になりそうだった。
敏感な芽を摘んで包皮の上から扱くと、じゅうたんに一滴、二滴と蜜が垂れていく。
「あ、あ、ああっ、ああああっ!」
摘んだ指に力を入れて芽をつねり上げると、膣が挿入された指をきゅううっと締めつける。
浩美は鏡の前で屈み込むようにして達してしまった。
 
浩美が我に返るとと下半身裸のまんま屈み込んだままだった。
自分のあられもない姿に思わず赤面し、慌ててショーツとスカートを履く。
(気持ちいい所はわかったけど、こんなの試験に出ないわね)
浩美は制服のブラウスを脱ぎながら、京子の言葉を思いだして苦笑した。
 
02.01.17 執筆開始
02.02.09 脱稿  

 

 3時間目 「教室で」

「私、やっぱり毛深いみたい…」
浴槽につかりながら、自分の股間を見て浩美はつぶやいた。
股間に手をやってゆっくりと触ってみると、恥丘はもとより割れ目の両側にも生えているようだ。
この前鏡で見たとおりで、触ってみても減りはしないことは浩美も知っている。
実は浩美の言う「やっぱり」は去年行った移動教室で見た結果だった。
浩美は1年近くも「自分のアソコの毛は濃い」と思い続けていたのだが、
先日鏡で見たのがよっぽどショックだったらしく、最近は毎日のように触って確かめていたのだった。
実のところ「生えたか生えないか」と言うネタで去年のデータなんぞ当てになるものではないのだが。
そんなこととはつゆ知らず、浩美の考えは次のステップに跳んでしまう。
「確か……大人の女の人って無駄毛処理ってするのよね。剃ったり抜いたりするんだっけ?刃物は嫌だしなぁ……でも、抜くのってすごく痛そうじゃない……?」
ぶつぶつ言いながら考えを進める浩美。
無駄毛処理と言う言葉は知ってても具体的にどうするかは良く知らないのだった。
ものは試しと、恥丘の陰毛を1本摘んで引っこ抜いてみる。
「痛っ!」
(やっぱこんなの無理……剃るしかないみたい)
こんな痛みを百回単位で味わうのはまっぴらごめんだった。
 
(でも、どんな感じに剃るんだろ……)
風呂椅子に座り、浩美はひげ剃りを握りながら視線を自分の股間に落とした。
(えーと……たしか、水着特集でやっている……)
浩美はTVや雑誌でみるハイレグの水着をぼんやりと思い浮かべた。
あれを基準に取ると、浩美の陰毛はずいぶんはみ出ているように思えた。
実は浩美の印象に残っているのは、記事の中でも1、2を争うきつい角度のやつなのだが、本人は気づくはずもない。
(ずいぶん剃るのね。取りあえず両脇を剃って……でも失敗したら嫌だしなぁ……)
浩美の頭の中には早くも完成予想図が出来上がってくる。が、失敗できないことを考えるとさすがの浩美もためらってしまう。
(そうだ!まず試しにこっちから剃ってみよっ)
浩美の視線はもっと下……秘密の割れ目の脇に生えてる毛に注がれた。
こっちはただ全部剃るだけだから簡単なはず。予行練習としては申し分ない。
浩美は我ながらいいアイデアだと思った。
 
(もっと拡げないと、剃刀が入らないよ……)
浩美は風呂椅子を退けてタイルの床に直接座り、両脚をこれでもかと拡げると、
傍らにあるシェービングクリームを自分の大陰唇の陰毛に塗り付けていった。
シェービングクリームの泡が秘密の割れ目に染み込み、敏感な粘膜を刺激する。
(あんっ、すーすーするよぅ)
メントールの爽快感はことのほか刺激が強かったが、浩美は構わず自分の大陰唇に指を当て思いきり引き伸ばした。
ぐにっと秘裂がゆがんで中の粘膜まであらわになる。
浩美は自分の股間をのぞき込んで剃刀の刃を当てた。
硬い刃の感覚に思わず唾を飲み込む。
ぞりっ。
息を殺して下から上に剃刀を動かしていくと、シェービングクリームと共に陰毛が掃けるように剃られていった。
(横に動かさないようにっ……と)
浩美はひげ剃りで秘部を何回か掻いては、傍らの洗面器でひげ剃りを洗うという動作を繰り返した。
しょりしょりと、浴室に剃刀が滑る音だけがしばらく続く。
「終わったわ……」
前座の大陰唇の毛を剃り終えただけで、浩美はぐったりと力が抜けてしまった。
 
次に浩美は剃刀を散髪に使うはさみに持ち替え、また自分の股間とにらめっこをする。次は本番の恥丘の毛だ。
(まずは、髪の毛を切るのと同じじゃないかな?)
ぱちん、ぱちん。
浩美の髪を切る母親のはさみさばきを思いだして、下から上へはさみを滑らせる。
切られた陰毛がはらはらとタイル地の床に散っていった。
目分量で見当を付けて、さらに2、3度はさみを往復させる。
(こんなもんかしら…)
再び剃刀を手にした浩美は今度はビキニゾーンを剃り始める。
シェービングクリームを陰毛に塗り付け、剃刀で剃っていく。
浩美の額から汗が垂れ落ちるのもお構い無く、剃刀の動きを注視している。
「もうちょっとかな……?」
浩美ははさみと剃刀を交互に持ち替えて少しづつ切っていったが、所詮は初挑戦。
見下ろすような格好で、自分の陰毛を左右均等に切り揃えるなんてうまくいくはずがなかった。
「うわあぁ、どうしよう……」
浩美が壁の鏡に向かって立つと、無様に刈られた自分の陰毛が映しだされた。
あまりの惨状に、浩美は呆然と自分の股間を見つめてしまう。
(これなら毛深いほうがまだましだわ……)
今さら取り返しがつくはずもなく、浩美はしばし立ち尽くすことしかできなかった。
 
「くしゅん!」
どのくらい見つめていただろう。浩美は自分のくしゃみでやっと我に返った。
「ここから何とかするのはもう無理だわ。仕方ない……」
浩美はがっくりと肩を落とし、シェービングクリームを自分の恥丘にたっぷりと塗り始めた。
秘裂にシェービングクリームがいく筋も流れ込んでいく。
残りの毛を剃るのは、形を整える必要がないので早かった。
(まさに骨折り損ってやつね……)
軽くお湯を流すと浩美の股間があらわになる。
大人びた顔立ちの少女のそこはつるつるに剃られ、青い剃り跡が痛々しい程だった。
(しばらくは移動教室も水泳もないし、延びるまで待っていればいいかな)
取りあえず気楽に考えることにした浩美だった。


翌日の学校の休み時間。
浩美は落ち着きなさそうにもじもじしながら席についていた。
「浩美ちゃん、どうしたのぉ?体育の時間も何か変だったよねぇ?」
小島京子が心配そうに声をかける。
「そんなことないよ」
少々不自然なイントネーションの浩美の返事に、京子は舌足らずな声でさらに続けた。
「変だよぉ。やたらとブルマー気にしてるし、走り出したらいっきなりハードルに激突するし」
「あぁあれはタイミングを外しただけ。うん」
「そうかなぁ。でも障害物走得意だったよねぇ?」
「別に得意ってほどでも……」
京子がのぞき込むと、浩美はぎこちなく視線を逸らした。
「……何か顔赤いよぉ。熱あるんじゃない?」
京子は無造作に浩美の額に手を当てる。
「なっ、な・ん・で・も・な・い・のっ」
浩美は慌てて京子の手をつかみ、額から退かした。
「へんなのぉ」
やれやれという顔をして京子は浩美の席のすぐ後ろの自分の席に戻っていった。

 
チャイムが休み時間の終わりを告げた。
(いやだなぁ、ちくちくするよ……)
浩美が落ち着かない理由は、全部剃ってしまった陰毛がまた延びてきて、浩美の秘密の部分を刺激するからだった。
普通に歩いているだけでも辛いのに、体育の授業は今日の浩美にとって苛酷すぎた。
激しい運動に加えて汗が剃り跡に染みて、痛がゆいような感覚に、火照ったような熱が加わってくる。
授業始めの礼ですら今の浩美には苦痛だった。
 
「今日から新しい章だな。教科書の55ページを……」
ごくありふれた授業風景。
いつのも授業のはずだが、浩美はじっとしていると余計に秘部のちくちく感が気になってしまった。
(かゆいなぁ、もう……)
浩美は両足を少しばかり拡げて椅子に秘部を押しつけて、かゆみだけでも静めようとする。
「ん……」
痛がゆくなっているその部分を、かくように椅子にこすり付ける。
押し付けられた秘部から、わずかに快感が染みだしてくる。
(うそ、感じてきちゃった……!)
浩美の秘部は絶え間ない刺激でいつもよりずっと感じやすくなっていた。
慌てて動きを止めるが、今度は痛がゆさがぶり返してくる。
授業中アソコを擦りつけて快感に悶えてしまうのと、痛がゆいのを我慢するのとどちらがいいか?
浩美にとってはどっちも選びたくない選択肢だった。
(いや……授業中なのにぃ…!)
ところが、浩美の意志とは関係なくお尻が勝手に前後に動き始めてしまう。
秘部が形を歪めるごとに浩美に快感を伝えていった。
浩美の頭に急速に霞ががかかっていき、とろりと胎奥から蜜が湧き出てくる感触。
(いけない、スカートに染みがついちゃう……)
浩美はとっさにジャンパースカートのお尻の部分をたくしあげ、ショーツで直に椅子に座る。
厚い布が除かれた分、椅子の硬さがダイレクトに秘部に伝わった。
(んっ、これ……気持ちいい……)
お尻を揺する動きがさらに大きくなってしまう。
 
(ん?浩美ちゃん、スカートしわにしたいのかなぁ?)
浩美の不審な行動に京子が首をかしげた。
 
(だめだってば……!)
制止の言葉はもはや口先だけで、身体には伝わらなかった。
机の上にあったシャープペンをつかみ取り、左手がスカートの中にするりと忍び込む。
浩美が慌てて周りのクラスメートを盗み見ると、どうやら気づいていそうな者はいないようだ。
浩美が安心する間もなく、左手がシャープペンの丸くなったキャップの部分で、秘密の割れ目をなぞり始める。
(はあっ……!もうぬるぬるしてるぅ)
ふにっとした柔肉独特の感触がシャープペン越しに感じられた。
浩美の秘部はさっきよりも熱を帯びて、割れ目はすでに愛蜜で潤っていた。
待ちこがれていた刺激を与えられ、膣口がひくんっと動いてさらに愛蜜を溢れさせた。
浩美がシャープペンのキャップを敏感な突起に押し付けてみると、右や左に硬くなった突起が逃げる。
(あっ……あっ……あんっ……手が動いちゃうぅ)
今度はシャープペンをくるくると動かして突起を追い回してみると、ペン先に突起がこりっ、こりっと当たり、
そのたびに浩美の眉が快感にゆがんだ。
 
「…I have to go to a city office to get………」
クラスメートが教科書を音読している。
浩美と教壇に立っている教師との視線が一瞬交差したような気がする。
(先生に気づかれちゃう……でも……ああんっ……もっとぉ……)
まどろっこしい動きをしていたシャープペンを投げ出して、
左手がショーツの上から強引に、人さし指と薬指で秘密の割れ目を拡げた。
中の粘膜に濡れたショーツがぴったりと貼り付いて冷たい。
ショーツはすでに愛液で濡れそぼっていて、粘膜のピンク色が透けて見えるほどだった。
浩美が中指を押し広げられた粘膜に押し当て、ゆっくりと上下になぞっていくと、
縦に並んでいる2つの穴と1つの突起の感触までもが、ショーツ越しにもはっきりとわかった。
(……これが…おしっこの穴……この上が……)
先日鏡で見たのを改めて復習するような気分。
浩美が中指を何回か往復させると、くちっ、くちっという水音が頭の中に響いた。
中の粘膜の感触をたっぷり味わった後、浩美は膣口の入り口をくすぐるように愛撫して、溢れだした愛液をからめ捕った。
それを上の花びらに塗り付けるように撫で回す。
「あ………はぁ………………」
指が花びらをなぞるだけで指紋の凹凸が粘膜を震わせて快感を与えていく。
浩美はもう一回愛液をすくい取り、今度は敏感な突起の上にもまぶしていく。
ついでに突起を包皮の上からつん、つんと突いてみる。
「んっ……………んんっ…………」
刺激に合わせて膣口がひく、ひくと収縮し、新たに愛蜜を吐きだした。
さらに中指を突起に押し当てて、包皮の上からこねるようにして、連続的に快感を得ようとする。
「あ……は……ぁっ…………」
(ああんっ……まだ足りないよぉ……そうだ…)
浩美の頭は完全に理性を失い、あえぎ声を抑えることも難しくなっていた。
浩美は左手の動きはそのままに、右手でも愛撫しようと秘裂に向かって伸ばし始めた。
その時突然、
「せんせぇ!」
真後ろから飛んできた舌足らずな声。
びくんっ!
浩美は驚いて身体を硬直させた。
左手を急いでスカートの中から出し、両手で乱れたスカートを太ももに撫で付けた。
「先生、ひろ……佐藤さんが!」
(まさか……京子が……!?)
脂汗が浩美の額をつたう。
今までの快感も一気に吹き飛んでしまい、濡れたショーツの感触が気持ち悪かった。
京子の次の言葉を聞くのが余りにも怖くて、浩美はぎゅっと目をつぶってしまう。
「どうした?」
京子の教師とのやり取りがスロー再生のように間延びして聞こえた。
「…佐藤さん、熱でぜえぜえ言っているので保健室につれてっていいですかぁ?」
(へ……?)
「そうか。小島、連れていってやれ」
京子が浩美の席の横にゆっくりとやって来て、浩美の顔をのぞき込んだ。
「ほら浩美ちゃん、行こ」
京子は小声で浩美をせかすと、浩美の手を引いて教室を出ていった。
 
授業中の廊下は二人の足音すら響くほど静かだった。
浩美はうつむき加減で京子に手を引っ張られたまま保健室へ歩いていく。
「浩美ちゃん、大丈夫ぅ?」
「う、うん……」
(京子に気づかれた!?いや……まさか……)
京子に顔を見られたくない。
浩美は京子の突然の行動を量りかねていた。
(垂れてきた……!)
歩いているとアソコがぎゅっと絞られた格好になって、溢れ出た愛蜜が太ももを伝って流れ落ちてきた。
浩美の顔にさらに赤みが増す。
ショーツにはもう愛蜜を吸収できる余力はなかった。
「浩美ちゃん、こっち」
「ちょっと……!」
京子は浩美は手をぐいっと引っ張り、浩美を女子トイレの個室に押し込んだ。
すぐさま自分も入り、後ろ手で鍵を掛ける。
京子は身体を浩美にぴったりと寄せ、上目使いで浩美を見つめた。
「浩美ちゃん、授業中してたでしょ」
親友とは言え、浩美はこんなに間近で京子の顔を見るの初めてだった。
「な、なんのこと?」
「とぼけちゃってぇ。もちろん、ひ・と・り・えっ・ちのことぉ」
 
02.02.01 執筆開始
02.03.03 脱稿  
 
 
 4時間目 「トイレで」

京子は浩美を女子トイレの個室に引っ張り込み、鍵を掛けた。
「浩美ちゃん、授業中してたでしょ」
浩美の視界一杯に広がる京子の顔。
浩美は京子が自分の視界にどあっぷになりたがるのは苦手だった。
「な、なんのこと?」
「とぼけちゃってぇ。もちろん、ひ・と・り・えっ・ちのことぉ」
浩美は顔から血の気が引くのを感じた。
「浩美ちゃんえっちなんだからぁ」
「京子にだけは言われたくないわ……」
つい口から飛び出るいつものやりとり。だが今回の浩美のそれは物凄く歯切れが悪かった。
「いいのかなぁそんなこと言って。これでも京子、浩美ちゃんのピンチを救ったんだよぉ」
「なに言ってるのよ……息苦しいんだからちょっと離れてよねっ」
ごまかすように両手を京子の肩にかけて引き離そうとする。
「もぉ!往生際がわるいんだからぁ」
「あうっ!」
しびれを切らした京子は浩美のスカートの中に手を差し込んだ。
浩美の濡れたショーツの脇から指を差し入れ、すでに熱くなっている秘部をなでさする。
「あっ!……あっ……はんっ……」
途端に浩美は鼻にかかったあえぎ声を漏らしはじめた。
スカートの中で京子の手がうごめき、くちゅくちゅと湿った音が漏れてくる。
「ほらぁ。やっぱりびしょびしょじゃない……」
京子の潤んだ瞳がアップで迫る。
「……しかもお毛毛が全然ないし。剃っちゃったのぉ?」
「あっ……そ、そんなこと……」
京子が身体をすり寄せながらささやくと、浩美の頬にさらに赤みが増した。
身体に挟まれて2組の乳房が形をゆがめる。
浩美にも京子の早鐘のような鼓動が感じれられた。
「……いいなぁ浩美ちゃん、おっぱい大きくて。自分で揉んだら大きくなっちゃったんだぁ?」
自分で揉んだというのはぬれぎぬだった。
浩美は口をぎゅっと閉じ、いやいやをするように首を振る。
口を開くとすべてあえぎ声になってしまいそうだった。
(ああっ!これ以上されたらっ……)
京子は際どいところで手をスカートから引き出し、荒い息をつく浩美の前に差し出した。
「いっちゃう寸前だったんでしょ」
京子が指をこねまわして見せると、浩美の愛蜜が糸を引いた。
「京子、こ、このことは誰にも……」
「言わないよぉ。京子のことそんなに信用ないのぉ?」
京子は浩美を見上げ、目尻に手をあてて泣く真似をした。
 
「浩美ちゃん。浩美ちゃんのアソコ、見せてね」
京子は浩美の前にしゃがみこんでスカートのなかに再び手を差し込み、すでにびしょびしょになったショーツをずりさげた。
「あ……」
教室でしてたのを気づかれた負い目もあって、京子のなすがままになっている浩美。
濡れたショーツから開放されたアソコが冷たい。
「これじゃはいてたほうが恥ずかしいよぉ……」
京子は浩美を促してショーツを完全に抜き取り、さらに浩美にスカートを捲り上げさせた。
「ひゃあ、こりゃ痛そう!」
股間の暗がりをのぞき込んだ京子が素っ頓狂な声を上げた。
恥丘を覆っている剃り跡が擦れて赤くなっている。
京子の指が恐る恐る浩美の剃り跡をなぞってみると、熱く火照っているのがわかる。
「浩美ちゃん、こっちもみせてね」
さらに京子が浩美の秘肉を押し開くと、アソコの周りまできれいに剃られていて痛々しい程だった。
「……こりゃあ剃りすぎだよ……」
独り言のようにつぶやく京子。
「しょうがないじゃない…剃りすぎたんだもん…」
浩美は力なく言い訳するが、京子の耳には届いていなかった。
(これってすごくH……)
京子は口を半開きにして、浩美のそこから目が離せなくなっていた。
突起も花びらも充血して、割れ目からはみ出るほど膨らんでいる。
押し広げられた粘膜の間から見える膣口は、いやらしいよだれを垂らしながら、ひく、ひくと誘うように動いていた。
京子もこんなに間近で他人の秘部など見たことがなかった。
 
「京子お、まだぁ?」
浩美はじれったくなって声をかけたが、京子はそれにこたえず、
包皮を剥きながら浩美の敏感な芽を一回りくるんっと撫でた。
「きゃうっ!」
「……!」
さすがの京子もびくっと肩をすくめた。慌てて左右を見回してしまう。
京子はゆっくりと立ち上がって低い声で告げた。
「声だしちゃだめだよぉ、授業中なんだから。あ、そうだ。これくわえててね」
「それは京子がいきなりっ……むぐううぅ!……ん……ふぅ……」
京子は持っていた浩美のショーツを無造作に浩美の口に押し込んだ。
しょっぱいような、甘いような、頭がしびれるような味が浩美の口一杯に広がった。
京子が間髪入れずに秘部を愛撫しはじめ、さらに浩美の意識を侵していった。
 
「浩美ちゃんすごぉい……ここなんか、ぷるぷるしてて……」
京子はまたしゃがみ込み、浩美のピンク色の花びらを一枚づつ、丁寧になぞっていく。
花びらのおもてと裏、おまけに外側の溝にも愛蜜を塗りたくるような指の動き。
口を塞がれた浩美は鼻をぴくぴくさせて声にならないうめき声を上げた。
京子の指の一つ一つの動作に反応して浩美の膣口から愛蜜が溢れ、太股を伝って膝まで流れ落ちていった。
「ここも…こんなに大きくなってる……」
京子は敏感な芽を直接指先でいじり始める。
包皮を限界まで剥き上げると、愛蜜で濡れて充血した芽が空気に晒された。
京子の愛撫を待っているかのようにひくひく動いている。
京子が充血した芽をつつくと、浩美の腰がぴく、ぴくと動いてしまう。
「気持ちよさよう……もっとしてあげるね」
京子の指が芽を軽く摘んで引っ張った。
「くんっ!」
浩美がひときわ大きなうめき声を上げる。
愛蜜で滑って指先から逃げる芽を、また京子がつまんで引っ張る。
京子は繰り返ししごくように芽を愛撫した。
「……んくっ……ふうっ……うぐぅ……」
今まで包皮の上からしか刺激したことのない浩美には耐えがたい快感だった。
力が入らなくなった足を突っ張らせて、壁によりかかって体重を支える。
「こっちはどうかなぁ……?」
京子は浩美の顔色を伺いながら、アソコの穴に中指を滑り込ませる。
ゆっくりと入り口をなで回して愛蜜を指に充分なじませると、ずぶずぶと膣口に指を沈みこませた。
「むーっ!……うぐ……」
浩美は反射的に身体を折り曲げ、スカートを持ち上げている手に力を込めた。
(うそ、自分でした時は痛かったのにぃ……!)
京子の指技がうまいのか、良く濡れているからなのか。
少しづつ手の力を抜いていく浩美。
今まで感じたことが無いような快感を戸惑いながらも受け止めた。
浩美が痛がってないことを確認した京子は、第1関節まで潜り込ませた指をピストン運動をさせた。
膣口からちゅぷ、ちゅぷっと湿った音がし始める。
(あっ、あっ、あっ……も……もっとぉ!)
浩美の腰は京子の指を求めるようにくねり、浩美の胎内は京子の指をきゅっ、きゅっと締めつけた。
浩美はショーツをくわえた口からくぐもった声をあげ、どんどん上り詰めていく。
「うぅ……ふうう……むぐっ!……」
(もう、もういっちゃう……!)
あともう数往復で浩美が達してしまいそうなところで、京子は指の動きを止めた。
 
(あ、やめちゃやだぁ……)
浩美は京子を見下ろすと、見上げた京子と視線が合った。
「浩美ちゃん、気持ちいいの?」
浩美のにじむ視界に大写しになる京子の顔。ちょっと意地悪な笑みを浮かべている。
「………」
浩美は頬をほてらせたまま視線をそらした。京子に直接聞かれると答えられなかった。
「うそぉ、気持ちよくないの?じゃあ、こうかな?」
京子は挿入した中指を動かさずに、人さし指と薬指で割れ目の脇をなぞって、剃り跡をぞりぞりとなぞる。
浩美の秘部に痛がゆさがぶり返し、敏感な粘膜をとろ火で炙るように刺激する。
「おっぱいも……よく揉んでるみたいだしぃ……」
京子の瞳は妖しい光をたたえ、何時にないしつこさで浩美をなぶり続ける。
空いた方の手をジャンパースカートの脇から手を入れて、片手でブラウスのボタンを外し、
硬くなった乳首をこりこりと転がし始めた。
「むぐー…!」
それでも浩美は固く目をつぶって快感に耐えようとするが、
いやらしく動こうとする腰を押さえ付けるので精一杯だった。
浩美の膣は京子の指をきつく締めつけ、すき間から絶え間なく愛蜜が溢れだしている。
京子はじらすような愛撫を続けたまま、もう一度上目遣いで浩美の顔をのぞき込んだ。
「浩美ちゃん、気持ちいいの?」
観念した浩美は涙目でこくりと頷いた。
「どこが……気持いいのぉ?」
浩美は頬を赤く染めて抗議するような、哀願するような目を向けたが、京子は全く意に介さない。
「……………………あぉ……」
「あそこ、じゃなくってぇ。京子の指をくわえ込んでるここ、なんていうのかなぁ?」
京子は浩美がしぶしぶ言った答えをはねつけ、もっと恥ずかしい答えを求めた。
挿入された指をほんの少しだけ動かして、浩美にそこを強く意識させる。
さっきの言葉も浩美にとっては大幅譲歩だったが、これ以上じらされると気が狂ってしまいそうだった。
散々迷った揚げ句、浩美はとうとう口を開いた。
「…………………お……お……おあう……ぉ……」
まともに舌が回らない分恥ずかしさが一段と強調され、涙があふれた。
「はい、よくできましたっ。じゃごほうびねっ」
京子はにこっと微笑むと、第2関節まで中指を挿入してじゅぷっ、じゅぷっとピストン運動をさせ始めた。
同時に乳首を摘んでいた手を下ろし、敏感な突起を剥き上げて直につまみ上げた。
「うっ……む……むぅっ……ふぐううううぅ!!」
浩美は身体をくの字に折り曲げて大量の汁を溢れさせながら、ぴくん、ぴくんっと数回けいれんした。
「あららら、もういっちゃった……」
 
「京子ぉ、なんてことするのよぉ……」
情けない顔をしている浩美がまたスカートをたくし上げ、丸裸の股間やお汁でべとべとになった太ももをさらけ出していた。
京子がその前にしゃがみ込んで、浩美の下半身をちり紙で拭いてやっていた。
「だってぇ、浩美ちゃんが授業中ひとりえっちなんかしてるから~」
「大きな声で言わないでよ……!」
浩美の顔が真っ赤になる。
キーン コーン カーン……
授業終了のチャイムがなり始めた。
「いっけない~!急がなきゃっ」
京子は浩美の手を引っ張って、保健室にかけだした。
 
02.02.05 執筆開始
02.03.22 脱稿  
 
 
   5時間目 「保健室で」

「…………ぉはよぅ……」
朝。
授業開始の予鈴が鳴る中、生気のない足取りで浩美が教室に入ってきた。
浩美にしては遅い時間だ。
「浩美ちゃん……!」
幽霊でも見たかのような表情で京子が駆け寄って来た。
「なんで来たのぉ!?すごい熱じゃない!」
京子は浩美の額に手を当てて浩美を見上げた。
額に手を当てなくても、浩美の身体は明らかに病人特有の熱気を発しているのがわかる。
「だいじょうぶよ……京子が言うほど……熱なんかないよ」
浩美は構わず自分の席に向かおうとする。
「大丈夫な訳ないよぉ!昨日からふらふらだったんだから。今からでもお家に帰ったほうがいいよぉ」
「そうはいかないわ……今日は……何と言っても、カエルの解剖があるんだから……」
足取りもだるそうな口調も病人そのものだが、期待に満ちた目の輝きだけは尋常ではない。
(うそでしょぉ……?)
京子は唖然とした。
確かに昨日、浩美は『明日は死んでも学校にくるんだから』と力説はしていた。

その時は『死んじゃったら学校来れないでしょお?』と軽く流していたのだが。
京子はさらに食い下がった。
「でもでもぉ、そんなんでメスなんか握れるのぉ?」
「だいじょうぶだって……メスは包丁よりも小さいんだから」
「メスが軽くても、そんなにふらふらだと変なところまで切っちゃうよぉ?」
「だから毎日料理で包丁使ってるからだいじょうぶだって……」
浩美の答えは余りにも的を得ていなかったが、その意志は変わりそうにない。
困った京子は机に突っ伏している敬をゆさゆさと揺すって声をかけた。
「……ねぇ敬くんどぉしよお、浩美ちゃん来ちゃったよぉ」
敬は首だけをめんどくさそうに京子に向けた。
充血した目が昨晩の夜更かしを物語っている。
「まぁいいんじゃねーの?佐藤以外に解剖しそうなやつなんかいないし」
投げやりな答えを返して、また机に突っ伏した。
敬と浩美は幼馴染み同士だが、互いに仲が悪いので有名だった。
「ふんっ、あんたのために解剖するんじゃ……ないんだからっ」
今日は浩美はいつもの憎まれ口にも張りがなかった。
 
朝のホームルーム後、浩美のクラスは理科室に移動だ。
浩美は関節が痛む脚を引きずりながら階段を登り、やっとの思いで理科室に辿り着いた。
(うそ……!?)
実験台の上。浩美は自分の目を疑った。
各班の実験台の上にステンレス製のトレーが置いてあり、その中には大きな鯉が一匹づつ横たわっているのだ。
まだ生きているらしく、弱々しく口をぱくぱくさせている。
浩美が訝しみながらも席に着くと、早速理科教師が今日の実験の説明を始めた。
「みなさん!今日の鯉の解剖実験をしまーす」
これから見ることになるスプラッターな光景を想像して教室のあちこちからどよめきが聞こえたが、浩美は別の意味で不満だった。
「先生ぇ!」
おぼつかない足取りで浩美が立ち上がった。
「先週おっしゃってたカエルではないんですか!?」
半ば叫ぶように浩美は抗議した。同じ班の京子は不安そうに、敬は迷惑そうに見上げる。
ところが理科教師は素っ気無く答えた。
「必要な分のカエルが手に入らなくてな、急遽鯉にしたんだ。すまんな、佐藤」
「そんな……!魚だったら毎日家で…さばいている…わよ……」
浩美はそうつぶやいて膝から崩れ落ちた。


「……ん…ここは……?」
「目覚めたわね、佐藤さん」
当り一面の白い布と理科室とは別の薬品臭い空気。
ベッドの周りに張ってあるカーテンを押し退けながら、白衣姿の校医が話しかけてきた。
「あなた、理科室で倒れたそうね。それにしても……そんな熱でよく学校に来れたわね」
「…………」
声を出すのもおっくうな浩美は、饒舌な校医に沈黙で答えた。
答えるにしても、わざわざカエルの解剖をやりに来たとも言えなかった。
「その熱じゃ足元もおぼつかないでしょ?とりあえず、座薬を使ってみましょうか。これなら早く熱も下がるわよ」
(……うそでしょ?)
黙っていたらどんどん話が進んでしまった。
「さあ四つん這いになってスカートまくって。女同士だから恥ずかしくないでしょう?」
(ちょっと待って……!)
と思ったが反論する気力もない。
浩美は校医にごろんと身体をひっくり返され、促されるままに四つん這いになった。
座薬を入れないと解放してくれそうにない。
渋々スカートを捲りあげ、最後にショーツをわずかにずり下げる。
この年齢特有の少々肉付きが足りない太ももが現れ、スカートとショーツとの間に、すべすべしたお尻がわずかに覗く。
「それじゃ入れられないでしょ」
(きゃあっ……!)
校医は浩美の手からスカートを取り上げ、大胆に腰の上辺りまで捲りあげた。
さらにお尻に引っ掛かっていたショーツを太股までずり下げると、浩美の発育中の丸いお尻全体が白日の元に晒される。
お尻の割れ目のさらにその下には少し多めの若草に覆われた秘裂が顔を見せていた。
「はい、力を抜いてね……」
さらに校医が浩美の尻たぶをぐにっと押し広げられた。うっすらと色素が沈着した後ろの窄まりが外気にさらされる。
浩美は焦って後ろを振り向いたが、見えるのは自分の捲られたスカートだけで、肝心の所は何も見えない。 
校医がゴム手袋をして座薬をつまみ、丁度挿入しようとしているところも。
「うぐっ!」
浩美にとってまさに不意打ちだった。
熱くなった肛門が無理矢理広げられ、異物をねじ込まれている。
浩美は無意識に抵抗してお尻に力を入れてしまう。
「もう少し力を抜いて。もっと奥まで入れないと出てくるわよ」
指がさらに奥まで押し込まれる。
関節が粘膜を擦りあげ、浩美にさらに圧迫感を与えた。
浩美の目に涙が滲む。
「ひっ……や……やめ……」
「このくらいでいいかな」
校医は指で散々お尻をかき回した後、ずるずると指を引き抜いた。
濡れたゴム手袋と粘膜がくっつき、粘膜が引っ張られるのが嫌な感触だ。
校医は浩美のショーツとスカートを元に戻してやって、ポンとお尻をたたいた。
「ちゃんと入ったわ。担任の先生には言っておくから、今日は放課後までここで休んでいていいわよ」
「はい……」
校医はそう告げると浩美のベッドから離れていった。
 
(ううぅ、ひどい目にあった…………)
浩美は恥ずかしさで頬を染めながらシーツを口の上までたくしあげた。
四つん這いになってお尻の穴に座薬をねじ込まれ、挙げ句の果てにはショーツを元どおりに穿かされるなんて、子供扱いもいいところだと浩美は思った。
浩美の頭の中を恥ずかしい行為の一部始終がぐるぐると回り続ける。
お尻の穴のひりひり感と中の異物感は恥ずかしい行為の名残りだ。
寝てる以外何もできない浩美には気になって仕方がない。
異物感は意識すればする程強くなってきて、今にも座薬が飛び出るんじゃないかという気さえしてきた。
(ほんとに出てこないのかしら……?) 
浩美は寝たままお尻の穴に力を入れ、きゅっと締めてみるが、異物感が動いた様子はない。
きゅっきゅっと2、3回続けて締めてみるが、やっぱり変化はない。
(どの位奥に入ってるんだろう……?)
一回気になるとどうしても確かめたくなってしまう。
浩美はシーツをかぶったまま、先程取らされたのと同じ四つん這いの姿勢になってショーツを少しずり下げる。
お尻の割れ目に沿って指を這わせると、窄まりの襞が指の先端に感じる。
そのまま窪みに落ち込むように指を滑らせると、窄まりの中心に辿り着いた。
放射状に延びる襞を円を描くように撫でてみる。
学校で後ろの穴を触っているという恥ずかしさと後ろめたさで、浩美の頬が朱に染まる。
(いよいよ……)
2、3度ためらったものの、ゆっくりと後ろの窄まりに指を突き立てた。
「ぅぐっ……」
声を押し殺して挿入の衝撃に耐える浩美。
括約筋できつく締められた粘膜を指が擦りあげると、ひりひりするような感覚が再び浩美を襲う。
それに構わず、さらにずぶずぶと指を沈めていくと指の先端に座薬が触れた。
(こんなに奥なんだ……!)
朦朧とした頭で浩美は驚いた。
ゆっくり人さし指を引き出そうとすると座薬が戻ってくるような気がする。
(出てくる!?もっと押し込まなきゃ……)
浩美はさっきよりも奥に指を押し込むと、第2関節までずっぽり後ろの窄まりに飲み込まれた。
無理矢理押し広げられた括約筋が反発して、指をひり出そうと強く締め付ける。
(んんっ……もっと奥まで入ってよっ……)
こちょこちょと指を細かに動かし、座薬をさらに押し込もうとする。 
指の振動が腸内をかき回されるような自虐的な感覚を与えた。
窄まりの粘膜が指の動きにあわせて伸縮する。
(あ……いや、ひりひりする……でも……もう少しだけ)
ひりひりするだけのはずなのに、浩美はなぜかこの感覚を味わっていたくて、引き続き指を細かに振動させた。
(これ以上入らないよぅ……)
しかし座薬は指の先端に触れるか触れないかのところで止まっていて、これ以上動かないようだ。
浩美が諦めて指をゆっくりと引き出すと、わずかに排泄の爽快感に似た感覚が走った。
 
(うそっ……!お尻の穴が……感じる訳がないじゃない!)
窄まりに指を添えたまま浩美は戸惑った。
汚いところで感じてしまうなんて浩美は認めたくない。
さんざん迷った挙げ句、浩美は抜いた指を再び挿入した。
再び受ける圧迫感。
(私は……こんなところいじったって……うぅっ……なんでもないんだからっ)
今度は指の動きをピストン運動に変え、自分の肛門を責め立てた。
『さっきより激しく動かしても気持ちよくなんかない』事を示すためだった。
ところが浩美の意志に反して、後ろの粘膜と括約筋は伸縮しながら確実に浩美の脊髄に快感を送り込む。
浩美が指の動きを激しくすればする程朦朧とした頭に桃色の霞がかかり、胎奥からとろりと愛蜜が溢れ出すのを感じた。
(えっ……こっちのほうが濡れて来ちゃったの!?)
遊んでいたもう一方の手が前のほうからショーツの中に侵入する。
恥毛をかき分け、割れ目の中に確認するように指をこじ入れて、下から掬い上げる様になぞる。
ねっとりとした動きで二つの穴と複雑な形の粘膜を掠め、敏感な突起を弾いた。
(あああっ!!)
一撫でしただけで膝の力が抜けてしまう。
四つん這いにしてた身体が崩れ、ぼふっとお尻がベッドに沈みこんだ。

(保健室でこんな事してるなんてっ……!)  
頭でそう思っていても、熱で理性のタガがすでに緩まっていた浩美は容赦なく自分の秘部を責め立てた。
つるりとくちばし状の包皮を剥き上げ、3本の指で敏感な突起を直に摘む。
「んああっっ……!」
摘んだ指を引っ張って突起を弾き、また摘む。
溢れ出て来た愛蜜が潤滑剤になって、敏感な突起の上を指がスムーズに滑る。
横になったお尻がひくひくと震え、くわえこんだ指をきつく締め上げる。
「はっ……はっ………はあぁっ……!」 
快感に追い詰められた浩美は口を大きく開き、息苦しくなって口をぱくぱくさせる。
声を出さないようにするので精一杯で、熱く甘い吐息が保健室に響いた。
止めにお尻の穴に差し込んだ指を括約筋に逆らって、円を描くように動かした。
(あっ……あっ……もう……もうだめえぇっ)

声が出ないように必死でシーツを噛んだ。
「んんんっっ!!」
絶頂に達して浩美はぴくん、ぴくんとお尻を痙攣させた。
 


「……ん……」
浩美の目が覚めると、ベッド脇の丸椅子に二人の生徒が座っていた。京子と敬だった。
床に鞄が置いてあるのでもう放課後のようだ。
浩美の額にはひんやりしたものが置かれているが、浩美の視界には入らない。
浩美が起きたのに気付くと京子が顔をほころばせた。
「熱が下がってよかったね、浩美ちゃん」
浩美が起き上がろうとすると、京子は軽く制止して傍らのテーブルに置いてあった汁椀を示した。
「家庭科の授業で特別に作った鯉の澄まし汁だよぉ」
京子は敬の方をちらっと見た後、少々緊張した面持ちで澄まし汁の椀を浩美の鼻先に持って来た。
美味しそうな匂いが浩美の鼻をくすぐる。
「はい、あーんしてっ」
京子がスプーンで澄まし汁を少しすくって、浩美の口に運んだ。
実は給食も食べていないので有り難い限りだった。
「おいしい?浩美ちゃん」
「……うん……京子にしてはね………まさか、これってさっき解剖したやつなんじゃ……」 
「そうだよぉ。浩美ちゃんに少しでも授業の臨場感を味わってもらおうと思ってねっ」
京子は屈託のない笑顔を浩美に向けた。
(やっぱり……)
麻酔に使ったクロロホルムは大丈夫かしら、と思ったが、京子の厚意をむげにもできない。
「でも元気になるんだったら生き血の方が良かったかなぁ?」
「けほっけほっ……それだけは勘弁してよ……」
真顔で言う京子に浩美は思いきりむせてしまった。生き血を飲むなんて想像すらしたくない。
「……それにしても鈴木、何そんなににやにやしてるのよ?」
「別にぃ。気にするなよ。暇つぶしに見にきただけだからな」
「あっそ」
見舞いに来た割には敬のあんまりな答え。
浩美はこんなやつに聞いた私がばかだったわ、と思い直した。
「浩美ちゃん……はいあーん……」
一方、浩美に食べさせようとスプーンを動かす京子の表情は、明らかに緊張の度合いが増していた。
おどおどした目つきで浩美を見て、浩美の口に澄まし汁を流し込むとさっとスプーンを引っ込める。
こぼさないためと言うよりも、むしろ浩美に食べさせるのを怖がっているようだ。
「どうしたの京子?こぼしそうだったらお椀貸してよ。私自分で食べるから」
「そうじゃなくってぇ……額に乗ってるカエルがこっち見てるんだもん……」
「かえるっ!」
「ひゃあっ!!」
浩美が飛び起きて額の上の大きなカエルを振り払った。
カエルが驚いて京子の方に飛び跳ねると、京子は一目散で逃げ出した。
「まぁ待てよ佐藤。せっかく見舞いに持ってきたんだからさ。持って帰って解剖でもしろよな」
敬は笑いを必死に押し殺して、逃げようとしたカエルを捕まえた。
 
02.05.03 執筆開始
02.09.16 脱稿  
 

 6時間目 「公衆トイレで」

(もう……毎回これだもんなぁ)
浩美はげっそりして溜息をついた。
全校朝礼が終わった後の女子トイレには長い行列ができていた。
朝礼の後は毎回そうだった。
きっとどこのトイレも行列ができてるに違いない、と諦めて浩美は列の一番後ろに並んだ。
隣のがらがらの男子トイレがいまいましい。
(こういう時くらい男子トイレの個室も女子に解放すればいいのよ……)
浩美が勝手な事をつぶやいていると、じゃーっと水が流れる音をさせながら個室のドアが開いた。
長い黒髪をツインテールにした小柄な少女-親友の京子だった。
「あ♪浩美ちゃ~ん」
浩美と目が合うと、嬉しそうにたたっと駆け寄ってきた。
「京子はいいわよね。列の一番前だから一番最初にトイレに入れるんだもん」
思わず皮肉の一つも言いたくなる。
込み上げてくる尿意が浩美のイライラを増幅させているのだった。
「だったら京子と身体だけ入れ替わる?京子は大歓迎だよぉ」
「きゃっ!」
京子は不意にジャンスカに覆われた浩美の胸のふくらみを掴んだ。
「浩美ちゃんおっぱいこんなに大きいしねっ♪」
「やだっ!……ちょっと京子っ」
浩美の払い除けようとする手を巧みにすり抜けて、京子の手は浩美のふくらみを揉み続ける。
下から細かくぷるぷると揺すったり、輪郭をさわさわと撫で回したりして、からかうにしてはかなりしつこい指使いだ。
「あひゃ・ひゃひゃ!……もうっやめてよっ」
浩美は身体をよじって逃げようとしたが、京子は浩美を責める時の運動神経は抜群だった。
普段は見せない機敏な動きで、ガードの甘くなった浩美の脇の下へくすぐり攻撃を加わる。
浩美が笑い過ぎて息も絶え絶えになった頃、京子は自分の手の動きを止めた。
「でも京子トイレ近いから、一番前じゃないとけっこう危ないんだよぉ。浩美ちゃんの口からそんな心無い言葉が出るなんて、京子悲しいなぁ」
拗ねたような京子の口ぶり。
自分の身体を浩美の身体にすり寄せて、指で浩美の胸のふくらみの先端をツンツンと突いている。
「…………ごめん、京子。謝るからさ、だから胸突くのは止めてよね」
浩美は息を整えなながらゆっくりと京子の肩を引き離した。
 
突然廊下からの声が一段大きくなり、男子生徒の一群ががやがやと歩いていく。
京子がトイレの出口から見える廊下をちらっと見ながら、ため息を付いた。
「浩美ちゃん、男の子っていいよねぇ。おしっこだったらさ、立ったままでぽろっと出してしゃーってやっちゃえばいいんだもん」
「ちょっと京子!」
露骨な京子の言葉に思わず辺りを見回す浩美。でも他の女子生徒は三々五々に雑談していて特に気に留めた様子もなかった。
トイレ行列だけはどうにもならないように思えた……が。
(そうだ!女子も男子と同じ格好でおしっこすれば早いに違いないわ……)
 

その日の夜。
少々広い住宅街の中の公園は人通りも途絶え、無駄とも思える街灯が遊具や木々を薄暗く照らしている。
園内の遊歩道の傍らにある公衆トイレに、盛んに辺りを伺いながら灰色のジャンスカ姿の少女が入っていった。
浩美だった。
(こんな時間に……だれもこないよね?)
わりと小綺麗に掃除されている小便器の前に浩美は立ち、じっと小便器を見下ろす。
幸か不幸かこの公衆トイレは男女別にはなっていない。
浩美は夜陰に乗じて女の子が立ち小便できるかを試しに来たのだった。
制服を着たままなのは飽くまでも学校でできるかどうかを調べるためだ。
浩美がおどおどしながらスカートを巻くりあげていくと、すべすべした太股に続いてストライプのショーツが姿を現した。
指先でショーツの底の部分をちょっと横にずらし、少し多めの若草に覆われた秘裂を晒す。
秘裂が涼しい外気に晒されるのと逆に、浩美の顔全体が一気に火照った。
(思ったより、ずっと恥ずかしいよお……)
こんなところ誰かに見つかったら言い訳すらできない。
浩美は小便器にさら一歩近付き、両足を肩幅位に拡げた。
(男子がおしっこする時ってこの位の距離かな……でもこれでうまく行くのかしら?)
たくし上げられたスカートに遮られて浩美の視界からは自分の秘裂の様子はよく見えない。
いつものしゃがむ格好とは違って、おしっこが真直ぐ飛ぶのか見当すらつかなかった。 
(これで……いいのよね?)
浩美は何度も心の中で念を押す。
このままもたもたしていたら誰か人が来るかも知れない。
背中を押されるようにしてやっと決心の着いた浩美は徐々に括約筋の力を緩めていった。
浩美のイメージではおしっこは放物線を描いて便器に収まるはずだった。
しょおおおぉぉぉぉ……
ところが太股をつたう生温い感触。
(しまった!)
浩美が慌てて自分の股間を覗き込むと、おしっこは浩美の柔肉に遮られて幾つもの筋を描きながら、脚を伝って流れ落ちていく。
(うそっ!……止まらないよっ……)
浩美が幾ら括約筋を締めようとしても止まらない。
浩美の膀胱は風船が縮むように一気に中身を押し出そうとしていた。
こぼれ落ちていくおしっこがぴしゃぴしゃと床で跳ねる。
(もう止まってよおぉ……)
浩美は哀願するように自分の足下を見つめ続けるが、横にずらしたショーツも湿りはじめてきた。
目頭がだんだん熱くなっていく。

 
聞こえるのは遠くの虫の音と足下に滴る水音だけ。
浩美にとってとても長い時間がたった後、出続けていたおしっこの勢いが衰え、ぽたぽたと水滴を滴らせるのみになった。
びしょぬれになったソックスとショーツが気持ち悪い。
「ふ……ううっ……」
浩美の身体が震えた拍子におしっこの残滓が絞り出された。
新たな一筋が太股に描かれていく感触が、浩美を一層惨めな気持ちにさせる。
(ぐすん………どうしよう……)
浩美は半べそをかいたまま立ち尽くすことしかできなかった。
 

翌日の放課後。
浩美は京子の部屋に遊びに来ていた。
「はぁ……」
楽しいはずの放課後のひとときが今日は全然面白くない。
浩美は憂鬱な表情で頬杖を付いて座り、うつろな瞳で天井を見上げていた。
「浩美ちゃんどぉしたのぉ?今日は朝からため息ばっかり」
「別にぃ?どおってことはないぉ……」
滑舌が悪いのは浩美の顎が手の上に乗せられているからだった。
昨晩この歳になってお漏らしをしてしまった、という後悔の念が一日中浩美の頭から離れなかったのだ。
「浩美ちゃん。ええっと昨日のねぇ……」
京子が話を振ろうとしても、浩美はあさっての方を見たままだった。
浩美の目の前に手をかざしてひらひらと動かしてみても無反応だ。
「ねぇ浩美ちゃあん…………」
ゲストの浩美が乗らないと居心地が悪くてしょうがない。
京子はなんとか構ってもらおうと浩美の三つ編みを引っ張ったが、浩美は京子には一瞥もくれずに三つ編みを手繰り寄せて取り上げた。
全くもぉ、と頬杖をついたまま迷惑そうに呟く。
京子は暫く頬を膨らませていたが、ふと思い出したように席を立ち、ベッドの下を覗き込んだ。
「…………ん~……奥に行っちゃったぁ……これかな?」
灰色のジャンスカの下からお子さまパンツがちらちらと覗く。
京子はベッドの下を暫くごそごそと漁っていたが、やがて暗がりから薄汚れた紙袋をとりだした。
「浩美ちゃん。今日は面白いもの見せてあげるよ」
その中から1冊の本を取り出して、浩美の目と鼻の先にかざす。
どぎつい色のタイトル文字と半裸の女の写真が表紙。
浩美の瞳が焦点を結び、一瞬のちに真ん丸に開かれた。
「……わっ、これってHな雑誌じゃないのよ!」
「あ♪やっと京子の方見てくれたぁ」
「『見てくれたぁ』じゃないわよっ。京子こんなものまで持ってるの!?」
「へへ~、『パイパン白書』、浩美ちゃんが見たいと思ってね……あ、でもこれは借り物だよぉ」
京子は胸を張った。
浩美にはこのテの雑誌の出所に思い当たる節があった。
「もしかして鈴木?あいつもどうっしようもないわね……!」
浩美は吐き捨てるようにつぶやいた。京子の自称彼氏の敬のことだ。
「敬くん京子よりもよく知ってるんだよぉ。浩美ちゃんもこれ見て勉強しなきゃ」
「なんで私がっ……」
「まぁまぁ見てからのお楽しみねっ☆」
京子は構わず雑誌の表紙をめくると、大股開きの女の恥毛が剃られている写真が浩美の目に飛び込んできた。
シェービングクリームを塗り付けられて、上から徐々に剃刀が恥丘をなぞっている様子が克明に写されている。
いきなり毒気を抜かれた浩美は視線を逸らす事も忘れてしまった。
「…………いやらしい……」
浩美は半開きにした口でぽつりとつぶやいた。
剃り痕がぽつぽつと黒い点になっている恥丘から、秘密の割れ目に至る部分が大写しになっている。
(私のアソコ……こんなになってたの?)
浩美は食い入るように雑誌を見つめてしまう。
京子が次のページをめくると、卑猥なフレーズとともに股間をつるつるに剃られた女が恍惚とした表情をして写っていた。
秘裂はこれ以上ない程ぱっくりと広がり、ピンク色の粘膜には炭塗りがされている。
炭塗りの部分からは蛍光色のグロテスクなおもちゃがそそり立っていた。
京子がさらにぱらり、ぱらりとページをめくっていく中、浩美は気押されながらも京子に聞いてみた。
「……そういえばこれって……皆、毛が生えてないじゃないのよ……」
「そうだよぉ。だからパイパンだもん。浩美ちゃんこういうのに興味あるんだもんね?」
浩美の顔が一気に朱に染まる。
「あ、あるわけないでしょ!……あれは事故よ事故!」
「でも……教室で気持ちイイコト、してたでしょお?」
「違うわよっ!だからあれはっ痒くてしょうがなかったから掻いただけよっ!」
「ふ~ん……その割には息遣いが艶かしかったけど、そう言う事にしといてあ・げ・る・ねっ☆」
京子は浩美の顔をのぞき込むと、余裕の笑みを浮かべた。
先日剃ってしまった浩美の恥毛はすでに元に生え揃っていたが、今でも京子のからかいのネタになっていたのだった。
 
京子がまたぱらりとページをめくった。
今度は別の女の野外での撮影シーンだ。
タイトスカートの女がスカートをたくしあげてしゃがんでいる。
レース付きのパンティがぐっしょり濡れて、地面におびただしい量の液体が溢れだしていた。
浩美はさっきから何か言いたそうに京子の横顔をちらちらと見ていたが、とうとう口を開いた。
「この本っておしっこしている写真ばっかりだよね……なんでだろ?」
「さあ……敬くんに思いっきりHなの貸してって頼んだんだけどぉ」
「もしかしてあいつ……こんな変態っぽいのが好きなの!?」
「知らないよぉ…………あ、これなんか立ったままおしっこしてるよぉ」
京子は頬を染めながら話を逸らした。
「ほんとだ……!」
再び浩美の目が釘付けになった。
さっきの女ががに股になって立ち小便しているローアングルの写真が出ていた。
浩美がこのまえ取った姿勢よりもずっと大きく脚を広げて、身体を体操の時のように思いっきり後ろに反らせている。
さらに両手でぐにっと秘部の柔肉を押し広げ、ぱっくりと開いた大写しの粘膜には炭塗りがされていた。
炭塗りの黒の中から、おしっこの金色の線が飛び出している。
(え~っ、こんな格好しないと真っ直ぐ飛ばないの!?)
自分がこんな恥ずかしい格好をしているのを想像して赤面してしまう浩美。
座り心地が悪そうにお尻を盛んにむずむずさせている。
淫猥な写真をいくつも見せられて浩美の頭の回転数はかなり鈍っていたが、
それでも『立ち小便する時の姿勢』を細かいところまでチェックしようとしていた。 
「……ねぇ…………ねぇ浩美ちゃん!」
浩美は京子に肩をゆさゆさと揺さぶられてやっと我に返った。
「浩美ちゃん一心不乱に見てるんだもん……気に入ってくれたんだぁ?」
「そ・そんなことないっ……」
ある意味図星だった京子の言葉を、浩美はどぎまぎしながら否定した。
「京子には分かるもーん。浩美ちゃんすごく気に入ってくれたって。今度また敬くんから借りてくるね♪」
京子は嬉しそうに微笑んだ。
 

その夜。
昨晩と同じ時刻に、浩美は決意も新たに昨日と同じ公園のトイレにいた。
服装は昨日とは違ってビーチサンダルにフレアのミニスカート姿。
少々肌寒いこの格好はもしもの時の防衛策だった。
「あんな格好……ほんとにするの?」
雑誌で見た恥ずかしい姿勢を思いだして、思わずつぶやく。
でも後に引く訳にも行かず、浩美はショーツを膝までおろしてスカートをたくしあげた。
足を肩幅よりも広く開くと、ショーツが8の字にぐっと引き延ばされる。
さらに背中を思いきり反らせると、浩美の視界の中で自分の恥毛と小便器が一直線に並ぶ。
最後に両手で秘肉をぐにっと割り開いて、ピンク色の粘膜を惜し気もなく外気に晒した。
さっき京子が見せたエロ本そのままの格好。
(うぅぅ……恥ずかしいよぉ!)
浩美の瞳には涙が滲み、圧迫された心臓の音がドクドクと浩美の頭の中にこだまする。
(さっさと試して帰らなきゃ……)
浩美は無理な格好のまま括約筋を緩めた。
ところが尿意は十二分に有るにもかかわらず、おしっこは膀胱から一滴も出て来ない。
(うそ……!?)
浩美の顔に焦りの色が出始めた。
いくら身体の角度や、脚の開き具合をを変えても出てきそうにない。
反らした上体を支えるために下半身を踏ん張っているので無理もなかった。
かといって身体を反らすのを止めてしまうと昨日の二の舞いは確実だし、ましてや諦めるなんて論外だ。
(そうだ……緊張さえほぐせば……)
浩美は秘裂を押し広げていた指のうち、一本だけをぱっくり開いた粘膜に這わす。
ぷりぷりとした花びらをかすめ、指は目的地の小さい方の穴に辿り着く。
「んんっ!」
針の先ほどの小さな穴をこちょこちょとくすぐると、二つの穴が連動してひくひくと痙攣する。
周囲の柔らかい粘膜がくにくにと形を変えた。
穴がひくんっと痙攣する度におしっこが尿道の中を少しづつ進み、むずがゆいような焦れったさがそこから広がってくる。
(私……外でこんなことを……!)
おしっこをするために揉んでるんだ、と言う一心で恥ずかしさを押し殺そうとする浩美。
丹念におしっこの穴を指先でくすぐるように揉みほぐしていると、その上の敏感な突起が自己主張しはじめた。
包皮を押し上げ、だんだん大きさと硬さを増していき、心臓の鼓動とともにひくひく言っている。
胎奥からとろりと愛蜜が染みだし、胎内へ通じる穴から溢れて粘い道筋をつける。
(やだ……そんなつもりじゃないのにっ!)
浩美がおしっこの穴の当たりを押しつぶすと粘膜全体がひくんと痙攣して浩美に甘美な感覚を伝える。
同時に浩美の指先がしっとりと濡れて来るのが分かった。
(でも……こっちも刺激しないと出て来ないみたい……)
とうとうもう一本指を動員して敏感な突起の包皮を剥き上げた。
ピンク色の粘膜が外気の冷気に

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その他 | 【2021-01-21(Thu) 23:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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