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俺は男だ!

人生にとって一時の成功が全てではないし、失敗も終わりではないと近頃は思うのです。
生きていれば色々な体験をするものですが、それらに真剣に向き合う事で初めて経験が自分のものとして人間の厚みになるのではないでしょうか。何処にでもありそうな下らない話ですが、薄っぺらに生きてきた私には貴重な勉強となりました。

私は、そこそこの大学を卒業し、全国区ではありませんが一様地元では名の通った企業に無事就職しました。
俗に人の言う苦労知らずの道を歩んでいたのだと思います。自分なりには挫折も味わったつもりですが人に言わせると、そんなのは世間知らずの甘ちゃんだと冷やかされてしまいます。
人の痛みは10年でも我慢出来ると言いますが、私もそんな感覚で自分の悩みは大した物で、人の悩みは小さな物にしか感じられない俗物なのだと自覚しています。
そんな私が25歳で3年後に入社した今の妻と職場結婚したのです。
入社当時の妻は野性的な美人でありながらも、個性的な雰囲気がその風貌をより強いインパクトにし、男性社員からかなり人気がある存在でした。
職業柄、女性社員の多い職場で、これ程人気の出るのも珍しい現象でしたが、私は私でまぁまぁの容姿で遊び人でしたから、派手なのがいるなと思うくらいにしか思わず、それほど気に掛けるでもなく過ごしていました。
彼女は多数の男性社員からデートの申し込みを受けていたようですが、食事を付き合う程度で誰とも真剣な交際に発展せず、身持ちの堅い女で通っていました。振り回された男達が高ビーな女だと悔し紛れに言って回っているのを耳にした事も何度となくあります。
その結果が、今の私の変わった幸せ?に結び付くのですが・・・・・
しかし、ここに至るまでに、これまでの人生観が変わってしう経験をしてしまうのです。

妻とはあるプロジェクトで同じチームとなり残業続きで帰りが遅く、
一緒に食事や飲みに行く機会が増えた事でお互いに親密になって行き
ましたが、私にとってはガールフレンドの一人にしか過ぎません。
ましてや同僚達が言うように身持ちの堅い女なら、それ以上の深入りは私が恥を掻くだけと思い、ある程度の距離を取るのが賢明だろうと
思っていたのです。私はプライドだけは高いものですから。
そんなある日、珍しく酔った彼女の口から意外な言葉を耳にします。

「私は貴方にちょっと興味が有るんですけど、先輩は如何ですか?」

「えっ?僕に?」

「・・・そうです。何か不良ぽっくて、でも仕事をしている時は真剣で、アンバランスな所に魅力をとっても感じます。
今迄いい男はいっぱいいたけど、先輩みたいな人は凄く年上の人にしかいなかったわ」

さりげなく言ってのけるのです。
まさか彼女からそんな事を言われるとは思ってもみなかったので、かなり驚いたのでした。
若かった私は怖いもの知らずで、納得の行かない事であれば上司にも食って掛かるのも日常茶飯事、その代わり仕事には真摯でした。
当時そんな若者も少なかったので、女子社員に支持されたのだと思います。この時の妻も異質な雰囲気が気に入ったのかも知れません。
気の強そうな顔をしているだけあって、こんな時は積極的なのでしょうね。
それでも私は男です。
「それは光栄だな」等と格好を付けていましたが、鼻の下は伸びていた事でしょう。
男ですから、そんなことを言われて嬉しくない分けはありませんが、これを機に交際したいとも思わなかったのは、それなりに交際相手が多かったからだと思います。
意識していた訳ではなかったのですが、そんな態度がクールに映ったのかもしれません。
それが女心を掻き立てると計算はしていませんでしたが。

それからと言うもの、彼女からお声掛りが頻繁で、それまでのガールフレンド(セックスフレンド)とは少しずつ疎遠にならざるおえません。
そんな彼女の押しに負け、付き合いが始ると同僚達のやっかみも多かったですが、それは私のプライドをくすぐるものでしかありません。
しかし彼女への風当たりもそれなりで、庇うのに一苦労したのを思い出します。
そんな事もあって、結婚を機会に退職させました。と言うよりは、夫婦での勤務は認められずらい古い習慣がある職場であったのが大きな理由でしたが。
少し早い結婚ではありましたが、同じ年齢の他会社に務める者よりも少し給料も良く、贅沢をしなければ食べて行けるだろうと思い決断したものです。
それでも、厳しい生活だったなぁ、あの頃は。
何年も経たないうちに2人の娘にも恵まれ、それなりに幸せでしたが予想以上に勝気な妻の性格に手を焼き幾度と無く、離婚になりそうな喧嘩もしたものです。
何せ予想はしていたのですが、こんな凄いのは経験がありません。
何とも表現のしようがないのです。
それは私が世間知らずだからと言われれば二の句も出ないのですが、とにかく参ったのは、どんなに私が正論を言おうと自分の考えを絶対に曲げない事です。
今となっては妻からのアプローチではなく、私が熱烈に言い寄ったのが結婚の理由だと当り前のように言ってはばからないのです。
一事が万事この調子ですから想像して頂ければ御理解い頂けないでしょうか。一般的にそんなものですかね?
理論的に話しても理解しようとしない態度は、宇宙人と暮らしているのかと思ったものです。
そんな妻との生活ですが、それなりに幸せも感じていた私は、遊び人の面影もなく平凡な生活を送っていたのです。
何せ結婚事態経験がないので、こんなものだろうと思い込んでいたものでした。
妻の強気な性格が私には苦痛に思える時も多々ありますが、幸せそうな顔をしている他の夫婦も裏側までは分かりません。
性格的には合わないかもしれないが、人前に出して自慢の出来る容姿を持っている妻はそうはいない。
私は人生経験が浅かったのでしょうね。そんな事で自分を誤魔化していました。
しかし妻はそんな生活だけでは、満足していなかったようです。
ある日、妻が専業主婦に飽き足らなくなったのでした。

「貴方。仕事を始めてもいいかしら?千秋が勤めてる会社で人を募集してるの。貴方が良かったら社長さんに推薦してくれるって」

千秋とは妻と同期で入ってきた社員で、やっぱり結婚を機に退職した女性ですが、その後離婚し1人で子供を育てている妻の今も続く友人です。

「仕事かぁ?生活に困っている訳じゃないんだ。生活に歪が出来るようなら認められないぞ」

「大丈夫よ。残業はないって。5時に終るからどんなに遅くても6時には帰れるわ。それから夕食の用意をしても、充分に貴方には迷惑を掛けないと思うの。ねぇ、子供達も手が掛からなくなったしいいでしょう?
私このまま糠みそ臭くなりたくないの。御願い。いいでしょう?」

その頃、まだ娘達が2人とも高校生です。短い時間の仕事ならまだしも、9時から5時迄のフルタイムなら影響はないのか?
女は家の中の仕事をしていればいいとは言わないまでも、古臭い考え方がないと否定は出来ません。

「子供達の世話は如何するんだ?」

「あの子達には、もう許可を得てるの。かえって私が四六時中居ない方がいいみたいよ。勿論、誰にも不自由はさせないわ。だからいいでしょう?」

それ迄、習い事のサークルに参加したり、娘の学校の役員をしたり、積極的に社会に関わって来てはいたのですが、上昇志向の強い彼女には
物足りない生活だったのかも知れません。
確かに子供達は高校生ではありますが過度の干渉はしないが、全ては自己責任と言う教育が行き渡り、問題を起こす事もありませんでしたし、親にも好きにしたらと言う態度でした。
こんな子供達に育てたのですから、今迄よくやってくれていたのでしょう。それを思うと私は今迄通り家庭を守っていて欲しかったのですが、妻の望みに反対する事が出来ませんでした。
勤め始めた妻は生き生きとし、私が内心では反対した事を申し訳なく思いもしました。
約束通り、帰ると食事の用意も出来ていて、今迄と何も変わりない生活を送る日々でした。
それから1年程経って、微妙な変化が訪れます。

勤めてから暫らくは私より早く帰り、夕食の用意もちゃんとして、職場での話しも私が煩いと思う程していたのすが、1年位経った辺りからあまり話したがりなくなりました。
私が妻の職場の話を振っても、曖昧にはぐらかすのです。
それどころか、帰宅時間も遅くなる事が増えてきたのです。
私も早く帰れる方ではありませんが、それよりも遅い事がしばしばす。
当然、夕食の用意もしてありません。
子供達が不満を漏らすのも無理ないでしょう。
遅い帰宅時の妻は、私と目を合わせる事を避けるようにまず浴室に向かいます。
『何か変だな。何か有るかもな』当然、疑念が湧き起ります。
ある時、堪りかねた私は妻に問い掛けました。

「初めの約束と違うんじゃないのかな?仕事をしていれば遅くなる事もあるだろう。しかし、こう頻繁では。
子供達が文句を言うのも当り前だと思う。家事に差し支えるようなら考えてもらわないと」

私の問いに、妻は勝気な性格を垣間見せます。

「私はこれでも会社で重宝がられてるの。言っちゃなんだけど、その辺の無能な男よりは仕事が出来るのよ。
確かにこの所遅くなる事が多いけれど、子供達にはちゃんと連絡してあるわ。
貴方だって妻が会社で必要とされていのを喜んでくれてもいいじゃないの」

そう言う妻の顔は、般若の面を連想させるものなのです。
こうなると何を言っても水掛け論になってしまい、気まずい思いをするだけでしょう。
これまでに何度となく経験してきた妻の嫌な一面です。

「・・・約束は約束だ。なるべく早く帰って来いよ」

「貴方に言われなくても分かってるわよ!」

気が強いのにも程があります。何時もこの通り自分の意見を曲げません。
情けない話し、私はそんな妻と議論するのが嫌で大半の事は避けていました。
何処の夫婦もこんなものだろうと自分に言い聞かせて来てはいましたが、これからの長い夫婦生活を考えるとストレスとなっていました。
私もけっして温厚な方でなく、どちらかと言えば我侭なだだっ子だと自覚しています。
『この結婚は失敗だったかもしれない』
こんな時、心の片隅を占める正直な気持ちです。何度そんな事を考えただろうか?
子供達には申し訳ないが、自分達の考え方の違いも語り合えないで、このまま時が経てば必然的に会話のない冷たい関係になってしまうのではないだろうか?いや、もうそんな夫婦なのかもしれません。
それが子供達にとって本当の幸せなのだろうか?
しかし、私の疑念は少しだけ晴れたような気がします。幾らなんでも、妻が不倫に走っていたなら、あんな言い方は出来ないだろう。
甘いですか?甘いですよね。私もそう思います。
でもその時は、それならそれでいい。その時は私の腹は決まっている。
そうなのです。私はこの結婚を失敗だと、もう心の中では結論を出していたのです。
私には少し抜けているところがあっても、もう少し優しい女性が合っているのだと思っています。
私はある決断をしていました。子供達が高校を卒業したら、離婚も含めたこれからの話し合いを持とうと。

私のそんな考えを見透かすように、次の日は私が帰宅すると妻は既に家に居て、珍しく頭を下げてきます。

「貴方、昨日はあんな言い方して御免なさい。悪いとは思っているの。でも、私は素直に認められないのよ。
分かっているんだけど出来ないの。貴方に嫌な思いをさせてると思うわ。本当にごめんね。
それで、昨日の事なんだけど、なるべく残業はしないようにする。今日、部長に御願いしたら了解してくれたの。
でも水曜日だけは残業してくれって。貴方、週に1日だけは許して」

そんな妻の態度に面食らった私は、またしても妻のペースに乗せられてしまいます。

「週に1日くらいならしょうがないな。後の日は俺にはまだしも、子供達の事はちゃんとやってくれよ」

「分かっています。任せてちょうだい。貴方は仕事に打ち込んでね」

週に1度残業で遅くなる。それを許可した私。
もしも妻は私が疑念を抱く様な事をしているのなら、それを了解したのも同然でしょう。
間抜けな話しです。しかし、水曜日の残業と指定されたのなら、証拠を掴むのも容易になったのが事実です。
まあ、機会が来たらそうしよう。疑念がまた頭をもたげますが面倒臭いのです。
離婚と言う言葉が頭に浮かんだ時から、何事にもこんな感じで後回しにしてしまいます。
こんな私に、あの妻はどんな感情を抱いているのでしょう。
きっと、面白みのない情けない、ものぐさな男と映っている事でしょう。
でも初めからこんな男だった訳ではありません。私も言う事は言っていたのです。
しかし、その結末が私の望んでいるものとは違い、気持ちが疲れてしまったのでしょう。
こんなところを他人が見たら、きっとうだつの上がらない駄目亭主に映るのだろうなと思います。
子供達にも、もっと男らしく遣り合えばいいのにと言われるほどですもの。
でも疲れた。本当にそんな事に疲れた。
何時かそんな時が来たら俺も男だ。きちんと落し前は付けると思っていても、中々そんな時は訪れませんでした。
いや、そんな時もきっと逃げてしまうのだろうとさえ思ったものです。

妻の残業の水曜日がやって来ました。
やはり、帰宅は私よりも遅いようです。食事は娘達が用意してくれるので困りはしません。
私は帰宅後の妻の様子を細かく観察してやろうと思っています。
10時をとうに回って妻は帰宅しました。
やはり、私には視線を合わさず浴室へと向います。

「食事はすんだのか?少し話しでもしないか?帰るそうそう風呂でもないだろう」

「後にしてくれる。汗を掻いて気持ち悪いのよ。シャワーを浴びてくるから少し待ってて」

「そんなに汗を掻く季節でもないだろうに」

私は妻に疑われているんじゃないのかと思わせたかったのです。
どんな表情をするだろうか?

「そんな事言ったって、気持ち悪いんだからしょうがないでしょう。
すぐに出るわよ」

妻はその時も私と視線を合わせようとはしません。
シャワーから上がった妻に職場の事を聞くと、やはり余り話したがりません。
勤め初めと違い、今は仕事は楽しいけれど、それだけ責任も持たされて家庭では仕事の話しはしたくないそうです。
男が言うような事を言っています。それにしても、勤めて1年足らずでそんなに責任のある仕事を任されるもなのか?
会社にも色々あるでしょう。ましてや、妻の務め先はそんなに大きな会社ではありません。
自分で言うように、男以上の仕事をするならそんな事もないとは言えませんが。
でも私は疑っています。
そんな目で妻を見ているのですから、それからも言い争いは幾度かありました。

あからもう4年が経ちました。
娘達も大学に通うようになり、私が以前から心に決めていた時期が来ているのです。
妻はと言うと、娘達に手が掛からなくなったのをいい事に、週1回の残業の約束を全く守らなくなっています。
その事を切欠に、妻と互角に向かい合う覚悟を遂に決めました。
残業で遅くに帰宅した妻に私は声を掛けます。

「もう、仕事を辞めてもいいんじゃないのか?俺ももういい年だ。家に帰って自分で食事の用意をするのはきつい。
約束通りに週1回の残業で済まないなら仕事は考えてくれないか?」

「食事の用意なら、あの子達にしてもらえばいいじゃない。あの子達ももう大人なんだからそのくらいさせてよ」

「あいつらにも事情があるだろう。バイトで遅かったり、勉強も忙しい。そう毎回頼んでもいられないよ」

その時妻は言わない方がいい事を口にします。

「そんなに私が仕事をするのが嫌なら、別れてもいいのよ。子供達ももう大学に入ったし理解してくれるわ。
私は離婚してでも仕事を続けたいの」

「そうか。俺達の生活よりも仕事がそんなに大切か。分かった。考えてみるよ」

「えっ?」

妻は私がこんな反応をするとは思ってもいなかったのでしょうか?
さすがに私の目を唖然とした表情で見返しました。
私はそんな妻を無視して寝室に向かいます。
私の表情は妻とは逆で、満面の笑みが浮かんでいる事でしょう。
私から言わなければならない事を妻が口にしたのです。私は何一つ面倒な事をしなくていいのです。
もし、このまますんなり離婚となっても、慰謝料だの何だのと煩わしい事もあるでしょう。
その時は、少しでも有利な立場に越した事はありません。
妻が私が疑っているような事をしているのなら、証拠を掴む事も必要です。
その事については、1ヶ月前に興信所に頼んであります。1ヶ月分ともなれば、かなりのお金も掛かりますが、そのくらいのへそくりは持っていました。
多額の慰謝料を払わずに、まして相手の男から慰謝料を取れる事を考えると安いものでしょう。
私は翌朝、何か言いたげな妻を避け出勤しました。帰りに興信所に寄るのが楽しみです

仕事もそこそこに定時で退社した私は興信所の椅子に座っていました。こんな場所に居る事が心臓をバフバフさせています。
その結果は、残念な事にと言うのか、予想通り見知らぬ男とホテルに入るところと、出て来た現場が写真に写されていました。
セックスの現場が映っている訳ではないのですが、妙に嫌らしい写真なものですね。
妙に腹が立つのを不思議に思います。私は非常に不愉快にな気分です。

「この男は、奥様の会社の部長です。当然この年ですので妻子持ちです。まあ、ダブル不倫と言う事ですか。
言いにくい事ですが、大分前からの関係なようですよ。詳しい事は調書に記載されておりますので」

調査員は淡々と話します。こんな事は日常茶飯事なのでしょう。
私は不思議と笑みがこぼれました。しかし、その笑みは妻が離婚を口にした時とのものとは違い、背中に冷たい汗が流れるような不快なものです。
きっとプライドの高い私は、この調査員の前で冷静な男を装いたかったのでしょう。
思い通りの結果でしたが、何故かショックなものです。それも思いの他大きなものでした。
こんな感覚を覚えるとは思ってもいなかった。何処かで、妻の事を信頼していたのでしょうか?
そんな事はありません。私は可也前から疑念を抱き、そのまま何もしないでほったらかしにしていたのですから。
私の食事の仕度も週に半分もしない、夜の営みも妻が残業を口実に帰りが遅くなるようになってから、片手にも満たない位しかないのです。
疑わない方が可笑しなものですよね。
それでも私は妻が不倫をしていようがいまいが、如何でもいい事だったはずです。
そんな生活でしたので、私も出入り業者の女性社員と飲みに行ったりして楽しんでいました。
深い関係では有りませんが、これからの人生を共に過してみたいと思う女性です。離婚歴はありますが、子供は居ない30歳をとうに過ぎた人です。
年よりも若く見え、可愛らしく、何せ性格が明るい。
一緒に居て気持ちの暖かくなる女性です。
妻と別れた後は、この人と真剣に付き合いたいと思うのです。
そんな感情が、吹き飛んでしまう程の感情が湧き起ろうとは、全く思ってもいなかった事でした。
気持ちを落ち着かせるために、目に入った喫茶店に入りました。
あれこれ考えていると、気持ちも大分落ち着いて、冷静になる事が出来ました。
私の出した結論はこうです。
男である以上、幾ら予想はしていたとは言え、妻の浮気の現場を目の当たりにすれば、それなりにショックを受けるのは当り前。
確かに妻には物足りない夫であったかも知れないが、私は独身時代とは違い、何一つ家庭に後ろ暗い事をしなかった。
それなのに、私を甘く見て裏切り行為をこんなに長く働いていた妻への怒り。
当然、共犯者への怒りもあるのです。
結局私は内面が良すぎたのです。会社ではそれなりのポジションで充分に厳しい檄も飛ばします。
そんな私を甘く見て馬鹿にした妻達に、プライドを傷つけられた事への怒りが納まらないのでしょう。
ただ離婚するだけでは済まさない。私が負った傷以上のものを相手にも味あわさなければ納得出来ません。

帰宅すると、昨日の強気な私の態度が気になったのか妻が先に帰っていました。
妻が激しい言葉を口にした次の日に限って、帰宅が早いのは、相手の男の入れ知恵なのかも知れません。
前日の私との出来事を、不倫相手とどんな顔で話し合っているのでしょう?
そうだとすると、私に不倫が知れるのを恐れているのでしょうか?
と言う事は、相手も家庭を壊す気持ちはないのだと推測出来ます。
妻はそれを承知で付き合っているのだとしたら、また同じ考えなのでしょうか。
ただ、どんなシュチュエーションで、前日の私との出来事を話し合っているのでしょう。
ベッドの上でなのか?まあ、勝手にしてくれと言うしか思い浮かびません。

「お疲れ様でした。今日は残業しないで早く帰って来ちゃった。ねえ貴方。昨日言い過ぎたわ。ごめんなさい」

妻は素直に謝罪して来ます。
何時もはこの妻のペースに乗せられてしまう私ですが、今日はそうは行きません。
しかし、昨日別れてもいいような口振りだったのに、何で一夜でこんな事を言い出すのか。全く面倒くさい。

「幾ら夫婦でも、昨日のあの場では言うべきじゃなかったな。お前は感情に任せて軽く口をついたのかも知れないが、
受け取る俺はそうではなかったよ」

内心私は困っています。昨日の続きの話しなら、なんぼか気楽なのに。
そんな私の気持ちとは裏腹に、妻は神妙な表情で俯き加減に答えます。

「本当にごめんなさい。私も仕事で疲れていたものだから、つい感情的になってしまったわ。勿論別れるつもりなんかないの。
私にとって貴方は仕事より大切な人だもの。反省しています」

何が仕事で疲れていただ。男との戯れで疲れたのだろう。この神妙な顔も、裏では舌を出しているに違いない。
結婚後、自分の性格の甘さで妻に舐められて来た。例え浮気をしても、この馬鹿亭主なら気付かないと高をくくっていただろう。
確かに私は事なかれ主義の一面もある。しかし、ここ一番ではやる事はやる男でもあると自負している。
だから会社でも今の地位に居るのだ。

「仕事を持っている以上、疲れもするだろう。それだけ責任のある仕事を任されているのは、俺にとっても嬉しいよ。
だけど、俺の収入で何とか食っては行ける。子供達の学費だって、大変ながらも如何にかなるはずだ。
贅沢は出来ないが暮らして行けるだろう?違うか?それが、お前の仕事で家庭がおかしくなって行くのは話が違うと思わないか?
ところで、そんなに疲れる仕事ってどんな仕事だ?」

この時、妻の表情が硬くなったのを見逃しません。
私は、会社での面接試験にも参加しています。
人の表情を見るのは、ある意味プロなのです。

「・・・どんな仕事って・・・・・」

「お前は会社の事を話したがらない。俺も本当に疲れた時はそうだよ。だけど、愚痴の一つも言いたい時もある。
だって、俺の事を本当に理解してしてくれているのは家族だろう?だから愚痴も出るんだよ。
お前はそれすらない。お前には家族以上に理解してくれる人間がいるのか?だから仕事の愚痴の一つも漏らさないのか?
その人が、全て聞いてくれるのか?」

この言葉に、妻の表情がますます硬くなって行きます。
半信半疑ながらも、浮気している事がばれたのではと思っているのでしょうか?

「そっそんな事はないわ。・・・ただ仕事で疲れて帰って来る貴方に、私の愚痴を聞かせるのが申し訳無なくって」

物は言いようです。何時もなら、ここで『そうか、分かった』と引き下がるところです。
だけど今日は違うぞ。いや、待てよ。一寸からかってやるか。

「そうか、分かった。気を使ってくれていたんだな」

妻の表情に明るさが戻ります。馬鹿め。

「そうなの。私は私で気を使っているのよ。そりゃあ愚痴を溢したい事だってあるわ。だけど、そんな事してたら貴方に仕事を辞めろって

言われかねないし」

「久し振りに話してみろよ。今日は幾らでも聞いてやる。アドバイスできる事が有るかないかは分からないが、これでも
俺も管理職の端くれだ。参考になる事があるかも知れないぞ。俺から辞めろなんて言わない。お前がどんな責任のある仕事を任されて、どんなプレッシャーに耐えているのかが知りたい」

私は底意地が悪いとは思っていません。しかし、その日はは妻をタップリと意地悪く甚振りたくなりました。
妻は言葉に詰まります。当然でしょう。そんな責任を持たされた仕事等していないのでしょうから。
きっと妻の頭の中は、どんな言い訳をするかでパニックになっているのではないでしょうか?
生半可な答えなら、私の突っ込みがある位分かっているはずです。

「・・・・どんな仕事って・・・色々有って一口では言えないわ。確かに貴方と関係した仕事だけど、私の居る会社は
大きくないから雑用も含めて大変なの」

「ふ~~ん。人数の少ない会社は大変だよな。それは疲れるな。あんな時間迄、責任のある仕事を任されているのに雑用をさせられたらそれは疲れる。帰ってから直ぐにシャワーを浴びないといられない程汗をかくのもこれで分かった。
話してくれると色々と不思議に思っていた事が理解出来た。なあ雅子。たまには夫婦の会話も必要だな。
正直に白状するとな、俺はお前が浮気しているんじゃないかと少しだけ疑っていたんだよ」

妻の顔がその瞬間険しくなりました。人間は本心を突かれると怒り始めるものです。

「貴方、私をそんな目で見ていたの。確かに仕事はしたかったわ。専業主婦は社会から遠ざかるのよ。
近所の奥さん達だって、話しと言えば子供のことばかり。嫌になるわ。でも、少しでも家計の足しになれば、貴方にいい服だって買ってあ

げれるし、子供達にだって・・・・・そんな事を思われてたなんて・・・・
私悔しいわ。私、貴方を信頼出来なくなっちゃう・・・・」

終いの方は涙声にさえなっています。役者です。私の思っていた以上の役者です。
妻は何時からこんな事が出来る女になったのでしょう。
私に言い寄って来た、あの若い雅子がもうこんなに役者だったのかも知れません。
内心自分の浮気が発覚したかもと思っていたのかも知れませんが、今はその恐怖から開放されているのでしょう。
女は本当にしたたかな生き物なのでしょうか。私は女の本性が今でも分かりません。

「それは悪い事をした。申し訳ない。本当は反省してないよ」

私も腹の中で舌を出しました。

「・・・・分かってくれて・・・えっ?何ですって?」

妻が一瞬呆気に取られた表情を見せました。

「うん。反省してない。俺は今の生活に嫌気がさした。仕事を取るか家庭を取るかどっちかにしろ。二つに一つだ。それ以上の選択技はない」

私は、今の男と子供を含めた私達の生活のどちらを取るのだと聞いたのです。
その真意が妻に伝わったかは分かりませんが。切り札はまだ使いません。
まあ、私的には妻の選択は一つしかないのです。家庭を選んだとしてもこの家に妻の居場所等ないのです。
気分は良く有りませんが、男と今の仕事を選んだ方が幸せなのかも知れません。
しかし、男が誠実な人間ならと言う条件が付きますが。
私は、相手の人間性をこの時は何も分かっていません。
そんな事は如何でもいい事で、今はじっくりと御話しさせて頂きましょうか。
女房の尻に敷かれていた人生を、ここらで逆転と行きましょう。

「どっちかにしろと言われても・・・・・私には今の仕事も大切だし・・・・」

妻は言葉を詰まらせています。
当然でしょう。部長とやらとこんな関係になって何年経つのか?
男と女がこれ程長く関係を持って、そう簡単に切れるものではないでしょう。
愛が有るのか如何なのかは別として、それなりの情はあるものだと思います。
常識的に愛情がない男と、こんなに長く続くなんて考えられない事です。

「俺は昨日のお前の言った言葉が忘れられない。仕事を捨てられないなら別れるしかないんじゃないか。
だって、今の俺は独身と何ら変わりがないじゃないか。確かに、お前の収入分だけ生活が楽なのかも知れないが、その分俺達の生活は如何

なんだろうか?子供達に手が掛からなくなって、二人だけの時間がたっぷり持てるものだと思っていた。しかし、今の状況は全く逆だ」

私も興信所の報告書を叩きつければいいものを、ぐたぐたと何を言ってるのでしょう。
自覚はなかったのですが、きっとサディストなのかも知れません。
じわじわと妻を甚振りたいのか?
それとも、『愛しているのは貴方だけ』なんて言葉を期待しているのでしょうか?

「・・・別れるしかんないって・・・そんな事言われても・・・・」

妻は何を焦っているのでしょう?
今だって、男と逢いたくてしょうがない気持ちを抑えているだけなのかもし知れないのに。

「お前が言い出した事じゃないか」

「・・・・それはそうだけど・・・・本気で言った訳じゃないの。貴方だって私の性格位分かっているじゃない。
かっとすると思ってもない事が口から出ちゃうのよ。だから今日こうして謝っているんじゃないの」

何を言いやがる。心にもない謝罪なんて意味がありません。自分勝手もいい加減にしてもらいたい。

「別れるつもりはないと言う事か?」

「えぇ、そんな気持ちはありません」

「それなら仕事は辞めるんだな?俺は仕事か、家庭かと言ったはずだ」

「・・・・・・・・・」

「俺とは別れないけど、仕事は続けたいと?」

「・・・えぇ、そうしたい・・・」

全てを知っている私には、妻の言い分が勝手過ぎて腹が立って来ました。我慢の限界が来てしまいます。

「俺とも別れたく無いし、男とも別れたくないと?随分勝手な言い分だ。二兎追う兎は一兎も得ずと言うぞ。
お前は大丈夫か?さようならだな。話しはこれまでだ」

私は妻が用意した食事にも手を付けず、一人寝室に向かいました。

「貴方!貴方!何を言ってるの!」

背中に妻の声が聞こえましたが無視です。
ベッドの上に身体を横たえ、これから如何なるのかと考えます。このまま、すんなり事が進むとは思えません。
『面倒臭いな』
それにしても妻が後を追って来ません。
普通こんな場面では私の後を追って来て、真意は何かを問いただすのではないでしょうか。
その時の為に、興信所から持って帰った報告書を用意しておこう。
しかし、それをカバンごと居間に忘れて来てしまっています。
しょうがなく私は居間に戻りました。
音を立てずに引き返したつもりはなかったのですが、ドアの向うで妻が誰かとの話し声が聞こえて来ます。
話しに夢中なのか、私がドアを一枚挟んでそこに居るのも気付かないのか小声で話してます。
相手は不倫相手の部長でしょうか?
私は聞き耳を立てました。

「・・・・だから何か感ずいているようで・・・・そんな事言ったて・・・・・言ったじゃないですか。
こんなに遅く帰る日が多いと幾ら家の人でも疑い出すって・・・・それはそうですけど・・・・
えぇ・・・何とか誤魔化しますけど・・・・」

やはり電話の相手は部長のようです。
私の言葉に不安になって相談の電話を掛けたのだろうと思います。
『馬鹿共が。何が幾ら家の人でもだ』
腹も立ちますが、いい転回でも有るのです。
私はそっとドアを開けました。
妻は私に背を向ける体勢で携帯を握って、すぐには入って来た事に気付きません。
余程話しに夢中なのでしょう。
私はカバンを取りに進みます。やっと、私の存在に気付いた妻は慌てて口調を変えます。

「あっ!そっそれではまた連絡いたします」

「仕事の電話か?忙しいんだな」

「そっそうなの。嫌になっちゃうわ。家にまで電話なんかして欲しくないのに」

「仕事をしてるとしょうがないよ。だけどお前から電話する事もないだろうに。本当に仕事が出来る人間のする事じないと思うぞ」

「私から電話なんてしてないわよ。貴方何を言ってるの?」

私は妻に近づきます。履歴を消してしまう時間を与えたくありません。
もう、先送りはよしましょう。
妻が持っているピンクの物体に手を伸ばします。

「ちょっと何なのよ!」

素早い私の行動に妻は付いてこれません。
妻の携帯は私の色違いです。表示の仕方は分かっています。
思った通り、履歴は妻から男に掛けたものです。
私は妻の目をじっと注視し送信ボタンを押しました。

「あっ!」

妻が素っ頓狂な声を上げますが、そんなのは無視です。
妻の携帯を使ったのですから、当然相手は無用心です。

「如何した?細かい話しは明日にしてくれないか」

「明日はないよ」

思わぬ声の主に相手は返事も出来ないようです。
私もこんな時には勇気が要るのです。足に震えを感じました。

こんな時に勃起してはいけない事はよく分かっていたのですが隠せるものではありませんでした。
妻が私を興奮させるために話したのか、いつか話そうと思っていてそれがたまたま私を興奮させたのか・・。

「・・・・すごい、いっちゃった・・・」

オルガスムから戻ってきた妻が、いつもよりも重そうに身体を起こします。

両肘をついて上体を起こして、いくときにきつく私の頭を挟み込んだ太腿を緩めました。
私はまだうつ伏せのまま、妻の股間でクリトリスに吸い付いたまま、勃起を隠していました。

「・・・・・」

つい今しがた2人が口にした言葉の数々が波紋となって少し長い沈黙を作りました。


「・・・ねえ、怒ってない?」

「大丈夫・・・。」

「ごめん・・・」

「正直に言ってくれたから・・・」

「ごめんね」

「ううん・・・」

妻は興奮に駆られて明かし過ぎた、過去の浮気の告白を少し後悔しているような雰囲気でした。
私も同じでした、調子に乗ってあれこれ聞き過ぎました。
聞きたかったのは事実ですが寝取られて興奮する性癖は内緒にしておきたかったのです。
どうしても、あの会話の後で急に勃起したことを隠したくて、うつ伏せで収まるのを待ちましたが、こんな時に限って一向に萎えません。
妻のクリトリスも大きくしこったままです。

「アアン・・吸わないで・・また感じてきちゃうって。
今度は美歩が舐めてあげるね。
ほら仰向けになって。」

私の頭を置き去りにして、私の脇に移動しました。

「いいよお、もう疲れたでしょ。」

「大丈夫、大丈夫、ほらァ・・」

妻は妻で、照れ隠しのような気持ちもあったのかも知れません。
ああ、言い出すタイミングを失ってしまった。
私が勃起しているのを知って妻はどう思うのだろう。

「ほーらー、早くー。
もう、コチョコチョ。」

脇をくすぐられて、思わず、うつ伏せから側臥位のようになってしまいました。

跳ねるように飛び出した私の勃起が、妻の目に写りました


「あれ?たーくん立ってるー?」

「・・・・」

「すごーい」

「・・・うん・・・」

妻は私のリアクションが悪いことの理由が初め分からなかったようでした。
そんなに隠すべきではなかったのかも知れません。

発見したときの無邪気に喜ぶような表情が、意味を計りかねたような顔になりました。
そして次の瞬間、状況の意味が妻の頭の中で繋がったようでした。
それまで見たこともないような顔をしました。


「・・・ふーん・・・」

「・・・・」

「ねえ、たーくん、それってさー・・」

「・・・別に・・・・違うよ・・・」

「ねえ、そういうの好きなの?」

「・・・そういうのって・・・別に・・・」

「そういうのたーくん好きなのかなって思うことあったんだけど。」

「どういうのか分からない・・・」

「分かんなくないよー・・・
たーくん、美歩が西脇君と浮気したときのこと話したのが凄く興奮したんでしょ?」

「そんなこと無いよ、やだもん。」

「えー、だけどちょっと、・・・・やっぱりって感じかも。」

ついさっき謝る側だった妻が今度は私を追及するような雰囲気になってきました。
この時開き直ってしまえれば良かったのですが、またしても出来ませんでした。
苦しい言い訳で状況を悪くしていました。

「たーくんがいいならいいけど・・・でもなんか・・」

そうこうしているうちに、勃起はいつの間にか消え去っていました。
妻もそれ以上は言わず、

「とにかく勃ってよかったね。
美歩心配しちゃってたもん。
明日は出来るかな。」

そんなことを言いながら寝てしまいました。
出来ればもう一度フェラで立たせて貰い久しぶりに挿入したかったのですが、妻は自分がいってしまうと、挿入に対して急に冷淡になります。
フェラもいつの間にか、なしになったようです。

私の頭の中では、何度も繰り返し

「生でいれられた・・・すごかったのお・・」

という妻の言葉がこだましていました。


思い出せば、彼女が浮気した後のサークルは本当につらいものでした。
相手は頻繁に顔を合わせる同学年の男です。
もともと、同級が20人もいる人数の多いサークルですし、西脇とは会えば「やあ」などと挨拶する程度の関係でした。
西脇から何か言ってくるわけでもなく、自分から何か言い出す事も出来ませんでした。
言い出せたとしても、一体何と言えばよかったのでしょう。
レイプでもなく彼女が浮気しているのですから、私には西脇を責める資格があるかさえ疑わしいものでした。

しかし、美歩と私が付き合っていることは西脇も含めサークル内で誰でも知っている事だったので、さすがに、西脇も言いふらしたりはしなかったのかも知れません。
ただ、飲み会の後で西脇と2人で消えた美歩が、西脇にやられたであろう事はすぐに噂になり、誰もが知っていたのだと思います。
西脇も親しい友人に聞かれれば、口止めしながらも答えたのでしょう。


ある日、私の親友に「美歩ちゃんと別れないの?」と聞かれ、ああみんな知っているんだ、と実感しました。

そう、別れなかったのです。
別れられなかったのです。
初めて付き合った女性です。
初めてセックスしたのも彼女でした。
愛していました。
ここで別れることは負けを認めるているような気がしました。
こんなに好きなのに、たった一回の酒の上での過ちのために、彼女を失うことは出来ない。

しかし実際は、そのたった一夜のセックスで私は限り無くみじめでくやしい思いをしました。
巨根で遊び人の西脇に彼女をやられちゃった男。
それでも、別れない未練がましい男。
そう自分を卑下しながら、彼女と別れられないでいるのでした。

そして、そのたった一回の浮気は、何千回も私の頭の中で繰り返されました。
ありとあらゆる体位で美歩は西脇に犯され、犯される彼女は思いつく限りの淫らな言葉を吐き、私を狂おしい嫉妬で苛みました。
そして数え切れないほど私はオナニーをしました。
みじめな学生生活でした。

「明日はないよ」

相手も声が出ないが、私も次の言葉が出せません。
ちょっと勢いに任せて張り切り過ぎましたが、しかし俺も男だ、後戻りは出来ないのです。
慌てた妻が私から携帯を奪い取ろうとしましたが、私に突き飛ばされ尻もちをつき、見上げるその表情は流石に蒼白で唇がわなわなと震わせています。

「そうだな。今日はもう遅い。あんたの言う通り明日話し合おうか。
俺があんたらの会社に御邪魔するよ。
逃げずに待ってなよ。あっ、そうだ。俺が誰かは分かるよな」

「・・・はっはい・・・御主人でいらしゃいますね・・・・」

男は会社に来られては困ると言いたかったのでしょうが、そんな相手の気持ち等お構いなしで、一方的に電話を切っていました。
その後の私の心臓の高鳴りはドクドクと妻に迄聞こえそうな勢いです。
私も気の小さな男で、全く情けない。
そんな事を妻に覚られるのが嫌で、カバンを持って寝室に引き返しました。
ただ居間を出る時に一言だけ妻に声を掛けます。

「そう言う事だ。もう俺達駄目かもしれないな」

妻がどんな表情でその言葉を聞いたのかは、背を向けた私には分かりません。
しかし、身動き一つ出来ない妻の気配は伝わります。
寝室に入り、興信所で渡された報告書を開いてみると、そこには男の
名前、住所、家族構成等が記載されています。

『子供が1人か。家の子達より年下なんだ。これから金が掛かるのに、女にうつつを抜かしている場合じゃないだろう』

妻と男との写真、報告書、私の武器は揃っています。
これから、この2人を如何料理するかですが、こんな経験のない私には、今一つ自信がありません。
ベッドに疲れた身体を横たえた時、妻がドアノブに手を掛けたようですが、私は鍵を掛けていました。

「貴方、開けてくれないかしら。何か誤解してると思うの。話を聞いてちょうだい」

どんな悪知恵を思いついたのか?まさか男に教えられた通りに話そうなんて思っているのじゃないだろうな。
興味の有るところではありますね。
私は書類を簡単に片付けて鍵を解放しました。

「貴方、何か勘違いしてないかしら。私から電話したのに嘘ついて悪かったわ」

寝室に入ってくるなり、そんな事を言い出します。
子供を育てた女は怖い物知らずです。あの初々しかった若き頃の妻はそこには居ません。
気性の荒い女ではありましたが、こんなには図々しくはなかった・・・

「残業を減らして欲しいと部長に頼んでいたの。でも中々許可してくれなくて・・・・・・
その結果がこれじゃない。だから部長に如何してくれるって文句の電話を掛けたの・・・・・
何か貴方に誤解されてるみたいだから、つい嘘をついちゃって・・・」

白々しい。

「そうか。そんな話をしていたのか。ちゃんと言ってくれればよかったのに」

私は薄ら笑いを浮かべながら、妻に興信所の封筒を渡しました。
何気なく受け取り、それが何を意味するのかを悟った妻の表情が凍り付いたのは言うまでもないでしょう。
嘘がばれたら極まり悪いのは誰しも同じです。ただこの嘘はたちが悪い。
その位の感情は、幾ら厚顔無恥の妻でもあったみたいですね。

「中を見てみろよ。面白いぞ」

妻は封筒の中を見る事が出来ません。
当然その中から何が出て来るのかは分かっているでしょうから。
暫らくの沈黙の後、妻が問います。

「如何して?如何してこんな事を?」

意味不明な言葉を口にしましたのは相当焦っているのでしょうね。

「如何してって何が?如何もこうもないだろう。疑っていたからに決まっているじゃないか。
まさか俺が何も気付いていなかったと思ってるのか?俺はお前が思う程馬鹿じゃないよ。
自分からこんな不潔な事を止めてくれるのを待っていたんだぜ。
その時は怒るだろうけど、しっかり話し合って、お前が望むのなら許してやろうと思っていた。
しかしそんな日は来なかったな。もう許す段階じゃない。お前だってこのまま終りにしたいと思ってるだろう?」

心にも無い言葉が口から出て来ました。私は初めから許してやろうなんて思っていません。
でもそんな事を言ってしまうと、あたかも本心のように思えて来るから不思議です。
私は取引先の彼女の顔を思い浮かべていました。と言うより、何時も頭の中にいるのです。
彼女がその気があるのなら、今すぐ妻と別れて一緒に暮らしたいとも思っています。
それが実現すると、現実が幸せなのか如何なのか。私には分かりません。でもこの年になっても女は新しい方がいい。
惚れて惚れて結ばれた結婚ではありませんでした。将来を真剣に見詰ての結婚でもなかった。
世間知らずゆえ、自尊心を満足出来るものであれば誰でもよかったのかも知れません。
だからこそ、今は真剣に若気の至りを後悔してるのでしょうね。
おっとりとして優しい女を私は求めている。
勝手ですが求めている。あの人が今こんな状況だから恋しい。
今だからこそ恋しく思える。
しかしそんな事を告白した訳でもなく、私が勝手に思っているだけです。
私がそんな話しをしたなら、彼女は何と答えてくれるのか?
『御免なさい』が関の山でしょう。単なる私の夢です。
勝手なものでこんな時は、子供達の立場等眼中にありません。
そんな思いを心の中で思い巡らせている間にも、妻からの返答がないのです。
私はいかにも悲しそうな態度で寝室を出ました。
『さあ、これから如何やって苛めてやろうか』
悲しく等ありませんが、何故か嬉しくもありません。私はこんな面倒くさい時間が大嫌いなだけです。
しかし今は悲しそうにした方がいいのでしょう。ドラマだってそんな描写をするはずです。
『我ながら上手い演技だ。怒り散らすのもいいが、この方が信憑性が沸くだろう』
私は作り笑いを浮かべました。

居間に行くと、何時2階の部屋から降りて来たのか、長女がソファーに座っています。
娘は私に小声で話し掛けます。

「お母さんは?」

「寝室だよ。もう直ぐここに来ると思うぞ」

「そうなの。それじゃぁ不味いわ。実はね、お父さんに話があるんだ。お母さんには聞かれたくないの。私の部屋に来てくれるかな」

何の話かは分かりませんが、娘に付き合わない訳には行きません。
二人で階段を上がります。
滅多に入る事の無い娘の部屋は、思いのほか綺麗に整理されてます。
この辺は私ではなく、妻に似たのでしょうね。
そこには次女も私を待っていました。
二人でベッドに腰を下ろし、並んで座ります。何か若い頃の妻が隣に座っているような感じでがします。
当然ですよね。この子は妻が産んだ子供なのですから。
そんな娘が窓の方を見詰ながら話し出しだしました。

「お父さんとお母さん大丈夫なの?」

「大丈夫って何が?」

私は妻の帰りが遅いのを、娘達の前で愚痴らなかったと思います。
また、夫婦の言い争いも子供達の居るところでは避けていたつもりですが、それなりに伝わってしまうものなのでしょう。
娘達の話しの内容は、私よりも早く帰宅した時等よく電話をしているが、如何も相手が男のようである。またその内容を娘達には聞かれたくない様子である事。決定的に疑われたのは、私が出張の時は必ずと言っていい程に妻も外泊をしていると言う事がでありました。
娘達には『私もたまには羽を伸ばしたいの。お友達のところに行って来る』と、お決まりの台詞を言うようです。
私は家に電話を余程必要がある時以外は入れないのです。
電話が来ない事をいい事に好き放題です。
妻にとって、この子達がまだ幼い子供なのでしょう。
しかし、私達が思う以上に充分な大人になっています。
上手く誤魔化したつもりでも、もうそんな事では通じません。
『そうか、外泊までしていやがったか』
ここのところ出張がなかったので、興信所の報告書にもそこ迄は記入されていませんでした。
私は無関心過ぎました。無関心だったからこうなったのかもしれませんね・・・・・
妻もこんな事をしていれば、流石に娘達にも疑われると言う事ぐらいは考えるべきでした。
そんな理性も働かないほど、男と一緒に居たいと言う事か・・・・・

「言い難いんだけどさぁ、お母さんに男の人が出来ちゃったんじゃないのかなぁ。もしよ、もしそうだったらお父さん
如何する?離婚する?」

「お父さんと、お母さんが別れたら如何する?」

「・・・・・私達は嬉しくはないけど、お父さん達が決めた事ならしょうがないと思うしかないわ・・・・」

そう言って寂しそうに俯いている表情に、妻の面影が漂います。

「お父さん。もっとしっかりしないと駄目よ」

明るく笑って言いましたが、その笑顔は自然に湧き出たものとは違います。
この子達も、何時かは好きになった人と結婚して子供を産むのでしょう。その時は、私達のような夫婦でなければいい。
それでも長い生活のには晴れもあれば雨の日もある。そんな経験を積んで、今の私達の関係も理解できるのかも知れません。
しかし今はまだ若い。そこ迄は理解出来ないのが当たり前です。
私達の子供としての目で見ているのです。
私にはこの子達が居るんだなぁ。自分の事しか考えていなかった。
いっぱしの大人面をしていましたが、私は子供なのです。
私達の行動が、この子らの心に不安を与えてしまった。まだ浅い不安であろうその傷を、埋めてやるのが親としての努めなのか?
大人って責任を持たなければいけない生き物だって、せつないですね。

「こんな時間に誰かしら?」

長女の言葉に我に返ります。
私はきっとあの男が来たのだろうと推測しました。
職場に来られるのは厄介な事でしょう。幾ら子供の私でも、その事が何を意味するのかは分かります。
もしあの男で有るのなら、男は会社での立場が大切なのです。奥さんと離婚する気があるのか、ないのか迄は分かりませんが、社員との不倫が知れると不味いと思っているのでしょう。
おそらくは、離婚なんて考えていないのだろうな。妻との愛を貫き通すつもりなら、男なら男として貫き通さなければならない誠意があり
ます。
全てを失っても、守らなければならないものがあるのです。

「変な事を言うようだけど、暫らく下には降りて来ないでくれるか。
・・・聞かれたくない話しもある。
お前達も大人だ。そのところは勝手だが察してくれ」

何て罪な事を言うのか。何でこんな事になったのか。
この子達に責任は何一つありません。
私が階段を降りようと部屋から出ると、妻の声が聞こえて来ました。
妻も誰が来たのか分かっていたのでしょう。私より早く出なけでばならない理由もあるのかも知れません。

「入って下さい」

その妻の声が聞こえた時には、私も玄関に居ました。
思った通り、来訪者はあの男でした。私は妻にも失望です。この位の男と一緒になって、家庭を壊すかも知れない火遊びをしたのですから。

「入ってもらっては困る。子供達が居るところで修羅場もないだろう。その位の誠意は示せよ。さっき言った通り話はお前達の会社でしよう。
岸部さん、あんたも部長だ。会議室くらい調達出来るだろう。
俺も流石に怒鳴り込むような事はしない。
ただな、社長さんは同席してもらいたいな」

「少し時間を取ってあげて。申し訳ないけど私達、会社でそんな話は困るの」

『何が私達だ!』

「そうだろうな。困るだろう。知ってて言ってるんだ。なぁ岸部さん、あんたがどんな仕事をして来たのかは分からないが、会社には営業
マンも居るだろう。ここぞと言う時は、相手の望む条件を提示するだろう?それは弱いところを突くと言う事でもあるよな?
俺もそうしているだけだ」

岸部は私の顔をまじまじと見詰ています。その表情は好戦的ななものではなく、弱気な情けないものです。

「こいつから言われて来たのか?それとも自分の意志で来たのか?」

「あのう・・雅子・・・いや奥様から電話があって・・・・・なくても私から来ました・・・・・」

「お前、懲りもせずまた電話したのか。いい加減にせいや。
・・・俺は今日話すつもりはない。
これからの相談をしたいなら二人で何処かで勝手にやってくれよ。
明日その結論を聞こう。おい、お前!覚悟しておけよ!
生半可な結論は出すな。人生終るかも知れないぞ。雅子、お前もな!」

最後の『おい!お前!覚悟しておけよ』かなり気合を入れました。
部下を叱咤する時の私の気性がよく出たと思います。相手が如何感じたのかは別ですが。

「ご主人。申し訳けありませんでした。誤解させたのは私の不徳です。奥様から残業を減してくれと言われてましたが、ついつい甘えてし
まいました。雅子・・・いや奥様から聞きましたが大変な勘違いです。如何か離婚なんて思い留まって下さい」

何て浅はかな男なのか。今来てるのは妻からの電話を受けてからです。
もうその内容は聞いているでしょう。それでも私を言い包めれると思っているのでしょうか?
それも人の妻を『雅子』等と2回も口を滑らせる。何時もは『雅子』と呼び捨てか?
こいつも子供から脱皮していません。余りにも私を舐めている。
世の中そんなに甘くない。
子供ならば相手に不足はありません。弱い者には強い私ですから。

「誤解なんかしていないよ。もうこいつから聞いただろうが、証拠が揃っているんだよ。どんな言い訳も通用しない。
さあ帰ってくれ。こんな所で話してると子供達に聞こえてしまう」

もう娘達には聞こえているでしょう。取り返しの付かない事をしてくれたものです。

「貴方、話しだけでも聞いてちょうだい。会社に来るなんて言わないで。お願いだから上がってもらって」

「うるさい!お前ら二人とも出て行け!」

私は妻と男を叩き出すように外に追い払いました。
妻は靴を履く暇もありません。
ドアの向うで、妻の泣き声と男の声がします。
おそらくあったとしても私には関係がない事です。好きにすればいい。
これからホテルに行く気分ではないでしょうが、そうしたいならそうすればいい。
そんな時、2階の窓から長女が妻に掛けた声が聞こえました。

「お母さん不潔!」

そう言うとガシャンと窓を閉めたようです。
妻の泣き声が一段と大きくなりました。
娘達にも知れてしまった。ひょっとすると近所の誰かが聞いていたかも知れません。
妻の立場はもうありません。でも、私の立場も微妙です。朝、近所の人に顔を会わせるのが怖いです。
私は居間で一人煙草に火を点けると、娘達が入って来ました。

「お父さん、ここで煙草を吸ったら駄目でしょう。お父さんが止めないから、お母さん迄吸うようになっちゃたのよ」

次女の声は強いて明るく取り繕ったものです。
それにしても、あいつも煙草を吸うのか。そんな事さえ気付いていなかった。

「ねぇ、お父さん。私達の事は考えなくてもいいのよ。お父さんの思うようにしてね。私達は大丈夫だから。
たださぁ、学費はちゃんと出してよね」

そう言うと、ペロリと舌を出して2回に上がって行きました。
娘達の優しい言葉に涙が出ます。
この子達の事も考えて行動を取らなければ行けない。私一人の満足を満たすだけでは行けないのです。
さて、私にそんな器用な事が出来るでしょうか。それでも妻と別れられる事を内心喜んでいるのだから困ったものです。
誰かに相談したらいい知恵もあるのでしょう。そんな相手が居なくもありませんが何と切り出したらいいのか。
そんな事を漠然と考えていると、またチャイムがなりました。
まだ居たのか。モニターを見るとそこには妻だけが映っています。

「貴方、入れて下さい。あの人は帰しました。だからドアを開けて」

入れてやるべきなのか、このまま放っておくべきなのか迷います。
このままにしておいて大きな声で叫ばれようものなら、それこそ隣近所に好奇の目で見られてしまいます。
こんな時でも他人の目を気にする私は、冷静なのか、ええ格好しいなのか。
私は鍵を開け妻を家の中に入れましたが、完全無視を決め込みます。
どれ程の沈黙が流れたでしょうか。そんな空気にたまりかねた妻が口を開きました。

「・・・・謝って済む事じゃないと思うけど・・・・・申し訳ありませんでした・・・・」

どんな顔をして今更そんな勝手な事をのたまっているのか、私は妻の顔をまじまじと見入ってしまいます。

「その話は明日だと言っただろう。俺は何も話す気になれない。だがな、あの子達にはちゃんと謝ってこい」

妻が2階の子供達の部屋に行くよりも先に娘達が下りてきました。
何かを言おうとした妻よりも先に、娘達に罵声を浴びされました。私には庇うつもり等微塵もありません。
一通り言いたい事を言った子供達が部屋に戻ると、妻はテーブルに泣き伏せましたが、私は何も声を掛けずに寝室に入り鍵を掛けました。
『お前達の地獄はこれからだよ』
また子供達の事が頭から抜けてしまいました。

この出来事が、私が本当の大人になる最後のチャンスなのかとも思います。
この子らに返す言葉がありません。
複雑な思いが交差し考えあぐんでいると、目覚まし時計の音が聞こえました

翌日は予想通り妻が誘ってきました。

私は立たなかったときに言い訳できるように、わざわざ遅くまで残業してから少しだけ飲んで帰宅し、かなり飲んできた振りをしていました。
出来れば初めから勃起してくれることを祈りつつ。
しかし、やはり、インポなのです。

立たないことを隠すように、またうつ伏せで妻の股間に顔を付けたまま舐めました。
空いている方の手で自分で擦っても妻のあそこを舐めてもダメなのです。

妻は、私が丹念に舐めていると、次第に大きなよがり声を出すようになってきます。

「ねえっ、立った?
アア、ねえ、もう入れられる?」

「・・・・」

「もう欲しいのっ・・・ねえ・・・・・」

無理は承知で、まだ全然勃起しないペニスを当ててみましたが、全然入れられません。
妻も気付いたようでした。

「ごめん、やっぱ・・・まだみたい。」

「アアン、もう大丈夫かと思ったのにー・・・・」

男の生理を全然理解していないのです。
せっかく挿入されれば昇りつめそうになっていた身体をだるそうに起こします。


「じゃあいつものね。」

堂々と私の顔の上に跨ります。
インポになってから慣れてしまい、当然の体位になってしまっていました。

「ちゃんと舐めていかせてね。
今日はたーくんのおちんちん、久しぶりに入れるんだって思って、昼間からすっごいエッチな気分になっちゃって溜まってるんだからー。」


フェラをするわけでもなく、軽く私の縮こまったままのペニスにキスをすると、
また、あの意味深な微笑を含んだ少し意地の悪い表情が妻の顔に浮かびました。

「それとも・・・」

股間越しに私の顔をのぞき込みながら言いました。

「・・・ねえ、また西脇君と浮気した時のこと、話してあげよっか?」

「いいよー。」

そう言いながら、私の心の中にも暗い欲望が頭をもたげます。
浮気したときのこと・・・
これだけで、私の心がざわめき始めました。
しこったクリトリスに吸い付きます。

「ゥウウン・・・いい・・・ァアアッ・・」

クリから陰唇の間を通って肛門の方まで舐め上げます。

「ヤア・・ンッ・・・だけど、昨日美歩が西脇君と浮気した時のこと話したら勃起したじゃない?」

「それはたまたま。別に美歩の浮気とは関係ないって。」

きっぱりとはねつけるような態度は取れません。
聞きたがってもいけないと思いながらも、聞きたいし、勃起したいのです。

顔の上では股を開いて膝立ちになった妻のあそこがとろけきって開いています。
このいやらしく熟れて濡れる性器を前にすると理性が飛んでいきそうになります。
舐めるだけではなく、自分の固くなったモノを入れたい。


「昨日、たーくんも聞きたがってたよね。」

「そんなんじゃ・・・」


「西脇君ね、ここに入れる前に美歩にお願いまでさせたんだよ。」

妻は強引に続けます。
多分前の日から1日中、私がまた勃起しなかったらどうやって興奮させて勃起させるか考えていたのでしょう。
前の日の私の反応で、またこれで行ける、と判断したのでしょうか。

「初めはね、美歩、ゴム付けなきゃだめって言ってたんだよ。
だけど、西脇君、堂々と、俺ゴムしない主義なんだって言うの。
それでもね、危ない日だからゴムしてって頼んだら、じゃあ、入れないであそこで擦って気持ち良くなろうか、って言われたの。」

「素股ってこと?」

もう妻のペースです。

「そうかも、自分で膝を抱えさせられて、あそこが上向いた状態で、ビラビラの間におっきいの挟んで行ったり来たりするの。
すっごい気持ち良かった。
たーくんとは、そういうのしたこと無いでしょ。
あの時の格好してみる?」

そう言って、私の顔に跨った位置からするりと降りると、仰向けに寝ました。

「こういうの。
ねえ来て。」

両手でそれぞれ膝を抱えて、あそこを晒します。
私も起きあがってそこにむしゃぶりつきます。
その時、西脇に巨根をなすり付けられていた、浮気をした妻の性器です。
生々しく欲情した性器です。

「ごつごつした裏筋とかエラがね、ヌルヌルって生で勢いよくクリを擦るの。
アッ、そこ・・・つぶして・・・」

妻はクリトリスへの刺激はかなり強くしてもその分だけ感じるというほうです。

「ずーっとあそこヌルヌルのまま入れないで、ビラビラの間に押しつけられてクリも一緒に擦られてた。
結構長い時間だった。
そのあいだ、恥ずかしいことずっと言うの。
「クリちゃんおっきくなってるね、むけて飛び出てきてるよ、気持ちいいでしょ」とか。
むけたクリにおっきいちんちんの下側をあててグリュって押しつぶすの。

そう、そういう感じに・・・アアアンッ・・・

もう無理矢理でもいいから強引に入れてくれちゃえばいいのになって思ってた、危険日だったけど欲しかった。
外に出してもらえばいいやって思ってた。
大き過ぎてちょっと恐かったけど、入れて欲しかった。
だけど西脇君も分かってたと思う、美歩が生で入れられてもいいって思ってるの。

だけど入れなかったの。
枕で美歩の頭を起こしてあそこ見るように言われたの。
大きいのを見せつけるみたいに、太くて長いのをなすり付けるだけ。

イイゥ・・・ァアッ・・もっと強くして・・・

「先っちょだけ入れてみる?」って聞かれて、もう、すぐ「うん」って言っちゃった。
だけどね、すぐ入れてくれないの。
美歩が入れて欲しがってるの認めさせただけなの。

すっごいおっきいくて固いので、クリトリス、ベチベチ叩いたり。
「ほらーここまで入るよー」って、ちんちんの根元のところクリに擦りつけながら、美歩のお腹の上にちんちん乗っけると、亀頭がすごいとこまで来てた。
「おっきいでしょー、入れたら気持ちいいよー」って言うの。
おへその近くまであるの。」

「どこらへん?」

舌を差し込みながら聞いてしまいました。
あいつのが勃起するとどんなに大きいのか知りたかったのです。

「・・・ここぐらいかな。」

あそこから顔を離して、見ました。
妻の指さしたところは、とても私のモノでは全然届かない、想像できないような場所にありました。
私の顔にはどんな表情が浮かんでいたのでしょうか。

「ね、大きいでしょ?」

また妻が、私の心の中を見透かしたような笑みを浮かべました。

「それに・・・倍以上・・太いんだよ。」


「ほら、お休みしないで舐めて。
べろ・・あそこに・・入れて・・・。
っそう・・・いい・・

ちゃんとおねだりしなきゃ入れてあげないよって。
先っちょでね、あそこの入り口を突っつくんだけど入れてくれないの。
あ、そう、そこに亀頭あててたの。

あの頃、たーくんと、あんまり出来なかったでしょ。
それで、おちんちんに飢えてたんだと思うの。
もう我慢できなかった。」

私が不甲斐ないせいだと言うのです。
私が妻の性欲を満足させなかったから、いけないのだとでもいう感じです。
毎日のようにはしていませんでしたが、その前の週にはしていました。
回数ではなくセックスの質がもの足りなかったのでしょう。
そんな言葉にも興奮は増すばかりです。
私のセックスで満たされていなかった妻の若い肉体を西脇が好きなようにもてあそんだのです。

「絵里先輩とか他の女の子と同じように簡単にやられちゃうっていうのくやしかったし、たーくんにも悪いなって思ったし、・・・だけど、もうだめだったの。
生は心配だったけど、入れて欲しかった。
もうどうでもいいから入れて欲しかった。
飢えてて淫乱みたいだから、言いたくなかったけど・・・。」

「お願いしたの?」

「・・・うん・・・
入れて下さい、って言った。
何をどこに入れるのかちゃんと言ってって言われた。
生の西脇君のおちんちん、美歩のあそこに入れて下さいって言わされた。
あそこじゃだめで、オマンコって言い直しさせられたの。
何度も何度も言わされた。」

目覚まし時計が鳴ってます。
時計をセットしたのは覚えていますが、その後の記憶がありません。
あんな事があったものですから、歯も磨かずに寝てしまったので口の中が気持ち悪い。
洗面台に行くには居間を通らなければなりません。
きっとそこに妻が居るでしょうが、顔を会わしたくないのです。
何時もと変わらぬ状況なのに、不倫の証拠を突き付けただけでこんな気分が変わってしまうものなのか?
私はそこ迄、妻との生活に息苦しさを感じていたのか?如何もこの建売住宅は使い勝手が悪い。
居間に入るとやはり妻が昨日のままの格好で、テーブルに伏せて眠っています。
私の気配に目を覚まし、腫れた目で声を掛けて来ました。

「朝食の用意をします。・・・・・今日仕事を休んでいいかしら?」

「好きにしたら。俺はお前が行こうが行くまいが如何でもいいよ。だけどさ、今日行かないと明日も行けなくなっちゃうんじゃないか?
行っても結果は同じかもしれないけど、社会人として責任は回避しない方がいい。遅刻してでも行く方がいいと思うよ。
それと朝飯はいらない。これからも飯は作らなくていいよ。
勝手気ままにやっていく。あんたも今迄通りに好きにすればいいさ」

人生の多くを共に歩んだ情が絡むと面倒です。そんな事で自分を言い含めるのは真っ平です。
私とて俗物的な人間ですから、今迄の思い出が山ほどあり妻への感情が何もないとは言えません。
それは仕方がない事でしょう。人間なのですから。
それでも私は新たな一歩を踏み出したい。
仕事での緊張をほぐしてくれる心休まる家庭が欲しい。
そんなものが有るのか無いのか私は知りません。
だって、そんな経験がないのですから。
思い起こせば親父も家では無口でした。
あいつも私と同じ人生を歩んでいたのかな?

「女に理屈は通じない。言うだけ疲れる」

親父がよく私に言った言葉です。その結果、母は我侭な女でした。
もちろん妻のように不倫に走った訳ではありませんが。
言いたい事を言い合える関係でありたい。父と母のような夫婦にはなりたくない。
そう思っていたのに今は親父と変わらぬ人生です。
それでも何処かで変えたいと思っていました。
『俺は親父とは違う』
親子でも価値観は違うのです。離婚が罪悪な時代ではありません。
子供達の事ばかり中心で、自分を犠牲にするなんて時代錯誤もはなはだしい。
今がそのチャンスだ。子供達にはあの子らの人生がこれから一杯ある。俺の人生はその半分もない。
間違っている考えかも知れないですが、勝手ながらそう思いたい私です。
それにしても、妻のあんなに腫れた目は何なのか?
私をこれ程ないがしろにして来て、不倫がばれたからと言って泣く必要があるのか?
こんなに長い男との付き合いで、愛情は私によりもあの男に強く感じているのではないでしょうか?
証拠が出た時点で、何時ものように開き直れば済む事だと思います。
男に帰る家庭があって、自分になくなるのが辛いのか?それは彼女の勝手です。
好きな男と私の目を気にせずに会えるのは都合がいいと思うのですが。
きっと子供達に自分の不貞を知られてしまったのがショックだったからなのかも知れませんね。

手際よく身支度を整えて、何時もよりも早い時間に家を出ました。
妻に口をきかせる隙を与えたくなかったのです。それと敵陣に如何攻め込むかもう一度考える時間も欲しい。
さあ、今日は決戦です。
時間を潰してから朝一で妻の会社に行こうかと思いましたが、踏ん切りが付かず少し早く出勤してしまいました。
ディスクに座りボーッと考えていると同期の男が声を掛けて来ます。

「おい今日は早いな。何かあったのか?朝から深刻な顔をして如何した?」

この男は大学は違いましたが入社当日から妙に気が合い、その仲は今も変わりがありません。

「嫁さんとちょっと揉めてな。頭に来て早く出て来たんだ。お前も経験あるだろう?本当に腹が立つよなぁ」

「雅ちゃんも気が強いからな。何があったか分からんが、お前さんが頭を下げた方が無難だぞ。
へそを曲げられて、飯の用意もしてくれなくなったら目も当てられん。早い内に機嫌取りをしておけ」

同期の境は相談するに与いのある男です。同期ですから妻の雅子の事もよく知っていますし、お互いに子供が出来る前は家を行き来していたものです。
しかし今、唐突にそんな相談も出来ませんし、夫婦円満を演出していた私には、とても口には出せません。
相談相手を思い浮かべていた時に、1番に頭に浮かんだ男ではありますが、見得が邪魔してしまいました。
『えーーい、なるようにしかならない!俺一人でやってみるさ!』
相談するチャンスを逸した私は決めました。
今の今迄、心の中で誰かを頼りにしていたのですが、自分の事位は一人で受けて立ちましょう。
昼食を終えて会社に戻った私は、部下に外回りに行くと嘘を言い妻の会社に足を向けました。
敵陣の前に立ち、一旦は躊躇しましたが止らずにドアを開けます。

「岸部さんを呼んで貰えますか」

この規模の会社に受付等はありません。直接女性事務員に声を掛けました。
昨日玄関で小さくなっていた男が、慌ててこちらに向かって来ます。
この男、この場を何とか取り繕おうとしてか、

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