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ふじこふじこ!

自分カップルの修羅場じゃないのですが、供養したいことを思い出したので夏の終わりに投下させてください。

俺と彼女は当時大学生。ゼミが同じで付き合い始めました。
気のいいおじさん?おじいちゃん?位の年代で、話が面白く人気の「松田教授」率いるゼミ内には、
自分たちの他に「竹男」と「梅子」のカップルも居て、全体的に男女ともサークルのように仲のいいゼミでした。

ゼミは三年からそんな感じで仲良く続き、全員無事に就職も決まった四年次の夏休みにゼミ合宿に行くことになりました。
卒論の勉強もほどほどに、海で遊んだりバーベキューをしたりと旅行を満喫。
そして夜になり、みんなで旅館の部屋で飲んでいる中なぜか勢いで野球拳をすることに(若気の至りですみません・・・)
当然俺は彼女がその場にいるので嫌がりましたが、ノリノリの竹男や他の男子に説得され、女の子たちも昼間水着になったことで開放感があったのか下着までならと承諾(男は裸までorz)
そんなこんなで先鋒・次鋒・・・のような一対一の形式で野球拳は進み、一喜一憂しながら盛り上がっていました。

体に触ったり等のいやらしいことはもちろんなかったのですが、気付けば部屋には全裸の男たちと下着の女たちの大合唱ばかり。
そこで突然入り口の襖がバッと開きました。
そこには、たくさんのビール瓶や一升瓶、酒の缶を用意した松田教授が。「みんなで飲もうと思っ・・・」固まる教授と俺達。
そういえば、夜に飲み会をしようって言ってたような気もしないでもないが、酒を飲んで誰も覚えてなかったようでした。
動けない俺達を尻目に、酒を抱えたまま教授は無言で部屋の真ん中まで進んで来て、日本酒の瓶を空けおもむろに飲み始めました。その間ずっとびくびくしっぱなしの俺達。

と思ったら突然教授が「ふじこふじこ!」わけのわからないことを叫びながらゼミ長だった奴にチューハイの缶をどんどん投げ付け始めました。
「ヤバイ!教授怒ってる!内定とか取り消されるかもorz」とか考えながらも慌てて全裸のまま止めに入る俺達。女子は泣き出す子もいました。
俺達が近づくと教授は一升瓶を振りかざし暴れ出したので、なかなかうまく抑えることができません。とうとう近くにいた竹男が横っ面を殴られてしまい瓶が割れる嫌な音がしました。
竹男の顔からは血が流れてるし、破片で足を切っちゃったやつもいるし、部屋には女子の悲鳴が響き、壮絶な状態だったと思います。その後教授と俺達がもみ合っている間に、何人かが浴衣をまとい旅館の人を呼んで戻ってきました。
旅館の人達も唖然としつつ、何とか人数の力で教授を押さえ付け瓶を奪い、部屋から連れ出していきました。
もうほとんど朝になっていたので、俺達は旅館の人にひたすら平謝りし、タクシーを呼んで逃げるように旅館を飛び出しました。

と、ここまでが当日の話です。
俺達はみんな、そのときは教授が突然の光景に錯乱したんだとばかり思っていましたが、後日談として梅子と教授が付き合っていたことを知りました。
教授は真っ先に下着姿の梅子が目に入り、強姦等かと思い梅子を守ろうと男子に襲い掛かってきたようです。
教授の前でカップルの話なんか誰もしなかったので、教授は二股かけられていることを知らなかったとは言え、
梅子と竹男の仲がいいことには前から嫉妬していて竹男のことを嫌っていた、だから殴り付けたみたいです。←ここは梅子の予想なんで真実はわかりませんが。
梅子は竹男とも教授とも別れたみたいです。あまりこの話は表ざたにはなりませんでしたが、教授は大学も辞めてしまいました。
一方梅子は後期もがっつり大学に来てしっかり卒業、就職していきました。かわいいしいいやつだと思ってましたが、実は怖い女だったんだなあと思い出してもガクブルです。
長々とすみませんでした。読んで下さった方に感謝です。

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純愛・恋愛 | 【2014-11-27(Thu) 23:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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