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未開部族の兄妹婚、姉妹は全て自分の妻で同時に兄弟たちの妻

     
採集・漁労部族は、部族内を血縁分割した氏族ごとの男たちと女たちが分け隔てなく交わり合う、総偶婚規範を形成しました。期待・応望充足を最大の活力源とする採集部族では、充足を破壊する性闘争(性欠乏)を完璧に解消してしまうとともに、この総偶婚が拡大する初期段階が兄妹婚だろうと思います。
    
ポリネシアでは氏族内婚姻が普通で、マレー制度では、全ての血縁関係を「祖父母」「父母」「兄弟姉妹」「子」「孫」の5つの言葉で表現します。例えば、父母の兄弟姉妹(叔父・叔母のこと)を区別なく「父母」と呼び、兄弟姉妹の子供たち(甥・姪)と自分の子を区別せず「子」と呼びます。
     
即ち、男にとって姉妹は全て自分の妻であるのと同時に、兄弟の妻であり、女にとって兄弟は全て自分の夫であるのと同時に、姉妹の夫でもあるのです。
      
また、発見当時のトンガ(ハワイ)では、既に交叉婚(ある氏族集団の姉妹たちと、同部族内の他の氏族集団の兄弟たちが交叉して婚姻関係を結ぶ様式)に移行していたが、兄弟の妻と妻の姉妹(義理の姉妹)を「我が妻」と呼び、夫の兄弟(義理の兄弟)を「我が夫」と呼んでいたそうです。
    
兄妹婚では、生殖関係が氏族内部で完結しており、生殖可能年齢(成人)の氏族内男女であれば、ほかに何の制限もなく交わり合う集団婚の原型と思われます。
     
ここでは“近親相姦”が当たり前であり、「インセストタブー」というマイナス制御の規範は存在しません。
      
むしろ、闘争・生産・生殖が一式揃った自立した単位集団で、幼少時から集団内の役割を分かち合ってきた兄たちと妹たちが、性の役割も分かち合うのは更なるプラスで、そのセックスはとても楽しいものであったことということが、オープンな性生活の風習からも偲ばれます。
     
     

     

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近親相姦 | 【2023-04-21(Fri) 20:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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