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カトリック教会「肉食聖職者」による少年たちへの性的虐待

      
大陪審員たちは報告書の中で、1、000人の子どもたちーそのほとんどが少年たちーに対する性的虐待の疑いを含む、50万ページにおよぶ教会の内部文書を召喚、検討し、実際の犠牲者数は数千人に上る可能性があることを示した。
     
「アルコールやポルノによって操られた子もいた。加害者に手淫をさせられたり、痴漢行為をされた子もいた」と、報告書に記されている。
     
「口腔性交、膣性交、肛門性交を強要されていた子もいた。しかし、州内のあらゆる所で、何にもまして虐待者や教会組織を守ることを選んだ教会指導者たちによって、虐待された子供たちは全員黙殺された」
教会指導者は子どもたちを助けることより、スキャンダルを回避することを選択したことが分かった、と大陪審は述べた。
     
「聖職者たちは小さな男の子や女の子をレイプしていた。彼らの責任を負うべき聖職者たちは、何もせず、全てを隠蔽した」と、報告書は記している。
     
グリーンズバーグ教区では、聖職者が17歳の少女を妊娠させ、結婚証明書に主牧師の署名を偽造し、その後被害者を離婚した。
     
「未成年者と性交渉を持ったにもかかわらず、子どもをもうけたにもかかわらず、結婚して離婚したにもかかわらず、その聖職者は職務を続けることを許可された」と、報告書に記されている。
     
ある少年は、教区司祭館にあるベッドの上に立たされ、全裸にされ、聖職者たちのために十字架上のキリストのポーズをとらされた、と火曜日に行われた記者会見でシャピロ司法長官は語った。聖職者たちはその後被害者の写真を撮影し、
     
「その写真を、自分たちが教会の敷地内で制作し共有していた児童ポルノのコレクションに追加したのです」
     
     
     
     
     
     
     
2002年、アメリカのボストン大司教区の元神父が、35年以上にわたり青少年に性的虐待をしていた事実が発覚した。
     
04年には、1950年から02年までにアメリカ・カトリック教会の神父4450人が1万1000件の性的虐待をした疑いが報じられ、その後、ヨーロッパでも同様の事例が次から次へと判明。
     
こうした行いをした人間を異動させるだけで問題を処理してきた各地域のカトリック教会が批判されるのみならず、カトリック教会の総本山であるバチカンの責任も問われた。
     
そして10年には、教皇ベネディクト16世(当時)が枢機卿時代に神父の性的虐待を知りながら秘匿した疑いがあるとして、アメリカの弁護士が教皇を証人として出廷させるよう裁判所に要請することもあった。
     
     
     
     
     
     
「神の家」は、少なくとも3度燃えた。火元は寝室や図書室でこれといって火の気はなく、原因ははっきりしなかった。
     
 焼け跡を映したモノクロ写真を差し出すと、初老の男は覗き込んだ。2件の火事はこの男が小学生だった1963年と1969年、もう一件の火事は2012年に起きた。焼けたのは児童養護施設「東京サレジオ学園」である。
     
 その男、竹中勝美(62歳)が口を開いた。昂ぶると、裏声になる。
「どちらも放火だと思います。火をつけたくなる者の気持ちが、私にはわかる。すべてを燃やし尽くしてしまいたくなったんだろうって」
     
イタリアに本拠地を置くサレジオ会――イエズス会に次ぐ規模で国際的なネットワークを拡げる名門のカトリック修道会――の神父である園長からかつて一年間にわたって受け続けた性的虐待の実態だった。
     
人への奉仕のため禁欲を誓ったはずの男性神父が、少年に性行為を強いるという小児性愛犯罪(ペドフィリア)。
     
 サレジオ出身の作家花村萬月の芥川賞小説『ゲルマニウムの夜』の続編『王国記・ 青い翅の夜』(2004年)に、実に「マンハルド」という名前の神父が登場する。そしてこの「マンハルド神父」から虐待を受けた子供の目線から、信じがたい性暴力とその隠蔽を告発している。とりわけ修羅場は、肛門性交を強いられた小学3年の少年が多量に出血して病院に運ばれる場面だ。
     
〈医師は怪訝そうだった。直腸内に大量の精液が残されていたからだ。マンハルドの精液だ。けれど事件にはならなかった〉
     
 現実の下敷きがなければ、この不条理は表現できない、と私は思う。竹中も「私もおぼろげな記憶だが挿入を試みられたことはあったと思います。『痛い』と声を上げたら、神父はすぐに諦めた。声が外に漏れるのを恐れていると感じた」と話した。
     
 同時に、竹中は「犠牲者はほかにもいたのは間違いない」と続けた。
     
「私は、施設のいた当時ずっとランニングシャツを着る人が嫌いでした。ランニングを愛用する同級生のYを訳もなく憎んで言葉も交わさなかったりした。でもなぜ嫌いなのか、自分でも理由がわからなかった」
     
 この疑問が氷解したのは、後々になり戻ってくる記憶の断片がつながった時だった。
     
     
     

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レイプ・痴漢 | 【2023-04-14(Fri) 20:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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