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浮気はただの浮気だった(つ)

同棲していた彼が浮気した時の話を一つ。
ちょっと長くなるけど聞いて欲しい。

スペック
彼:22才 ウェンツ似のイケメン 大手ゼネコン所属
私:21才 リアディゾンに似てるらしい設計士 すっぴん→キ○ヨナ
キム:21才 彼の浮気相手 
R男:21才 イケメン長身 私の幼馴染

私と彼は元々高校の先輩後輩で、友人の結婚式で再会。
そこでアドレスを聞かれ、彼からの猛アピールで付き合った
付き合ってからも彼は優しくて、紳士と言うよりは可愛い性格だった。

お互い家は遠くて、向こうは仕事終わるの遅いしいっそのこと一緒に
住もうかって話になり同棲が始まった。

家事は全部私。生活費は完全折半で、あまりに何もしない彼にイライラすることはもちろんあったが、何より大好きな彼と一緒にいられるので嫌なところは目を瞑り生活をしていた。

同棲始めて3カ月経ったある日、彼は業者と飲み会だと言って出掛けて行った。
今考えると明らかにおかしいんだけど、仕事が休みの日でしっかりお風呂に入って香水プンプンで、洗車までして出て行った。
でも、その時の私は彼を疑うことなんかなかった。信じ切っていたんだ。

元々私は人を信じることなんてなくて、初めて心から人を信じたのが彼だった。
なので「いつ帰ってくるのかな」「きっと付き合いが大変なんだ」って自分に言い聞かせて彼の帰りを待っていた。
結局一睡もできないまま朝を迎えた。
彼が帰って来たのは朝の5時。立派な朝帰りだった。
いつもなら「何時に帰る、遅くなる」とか連絡をくれていたのに、今回は連絡なしの初めての外泊。

何してたのか聞いてもあやふや、しまいには逆切れ。
口論になった時、彼の携帯が鳴った。
朝の5時に。
私:「誰?」
彼:「メルマガだよ」
私:「見せて?」

彼が開いて見せたメール画面は確かにメルマガだったが、日付が3日前だった。
こいつはアホかと思った。

私:「日付違うんだけど。つーか5時にメルマガ来なくない?」
彼:「うるさいな!!知らねーよ!!」

これは浮気だと確信。

裏切られた悔しさでその場で吐いた。でもとことん追い詰めてやると決めた。

その日はとりあえず会社に行き、家へ帰ると彼は寝ていた。
(私は土日出勤なので彼は休み)
寝ている間に携帯を見ようとしたらロックがかかっていた。
一週間前までは「ロックなんて面倒くさい」と言ってたはずなのに。
証拠を掴むには、ロックナンバーを探らなければいけない。
そう言えば過去に「キャッシュカードの番号は元カノの誕生日~」って
言ってたのを思い出した私は、m○x○で彼の元カノを検索→発見→
6月15日産まれコミュに参加しているのを確認→名前が「ななちゃん」なので、「名前→7+誕生日=7615」と、見事な推理力でナンバーを解読www

携帯を見てみるとキムとのラブラブメールが出てくる出てくる。
イライラしすぎて気分が悪くなり、メール読むのをやめて電話帳をチェック。
電話帳の登録ナンバーが最新、ちゃんとフルネームでフリガナ入り、
グループ分けされてないので、最近赤外線でメアド交換したんだと推測。(彼は面倒くさがりなのでフルネームで入れないタイプ)アドと番号は控えておいた。

次の日会社のパソコンでキムについて調べてみたら出身高、専門学校、職場、顔写真が出てきた。
職場はうちの会社でも取引してる電気業者だった。そういえばこの電気業者現場に入ってるって言ってたなー…
なんて思いながら、どんどん記憶が繋がっていった。
彼は現場に出入りしてる女と浮気していた。そう言えば彼の会社、元請が下請に手出しちゃ
いけないんじゃなかったっけ?
でももっとビックリしたのはキムの顔だった。
正直かなりのイケメン彼なので、かなり可愛い子と浮気してるんだと勝手に思い込んでた。
キムはバッチリ化粧していた。でも何か違った。化粧してもキム○ナだった。

すっぴんキ○ヨナの私が言うのもアレだけど・・・
なんか泣けた。

とりあえず気を取り直し、数週間かけて別れの準備を始めた。
キムの写真をA3に引き延ばしてプリントしたり、時々携帯チェックしてメールを写メ撮って印刷。いつ会うのか日にちを把握。
その間も彼が帰って来ない日が続いたが、私は彼を追い詰めることだけに執着していたため、もうどうでも良かった。
ちなみに1カ月で6キロ痩せました。
なんだかんだ精神的に病んでたんだと思う。

そして決闘当日。
私:「今日は早く帰ってきてねッ」
彼:「うん♪行ってきま~す」

と何食わぬ顔で見送り
用意していたキムのA3顔写真、キムの変顔、キムの証明写真、キムとのラリラリメール写真等wo
机の上におっぴろげ、東京からわざわざこの日の為だけに帰ってきてくれたR男と合流。
夜まで念入りに打合せし、いざ作戦決行!!

夜8時。R男の車で彼の現場の駐車場で待機。
しばらくして彼とキムが仲よさそうに彼の車に乗って行った。
入って行ったのは彼に口説かれた思い出の居酒屋。
この時点で刺してやろうかと思った。

2人が入って10分後、R男と突入!!

私とR男はちょっと大きめの声で店員を呼んで席に案内してもらった。
私とR男は彼とキムのいる喫煙席に案内され、彼の席を通りすぎる時に

私:「(ビッチ風に)あれ~?彼先輩じゃないですかぁ?お久しぶりです♪同棲してる彼女さんってこの方ですか?お似合いですねぇ~結婚式は是非読んで下さいね-☆R男行こ♪(…3歩歩いて)あっ、もう私の時みたいに浮気しちゃ駄目ですよ~」

って大声で話掛けてやりましたwww
気まずそうにしていた彼達は酒に手付けず出て行ったwww

その30分後に彼から着信。
どうやら家に帰ったらしく「この写真はなに?」「ごめんね」「帰ってきて」等のメールがたくさん入りましたが私はR男宅に泊まりました。

次の日彼がいない間に荷物を取りに行きました。
っと思ったら居ました。ゾンビみたいな彼がwww

何故か血まみれで、一日でやつれた?部屋はぐちゃぐちゃ。
部屋も血まみれwwwこいつ病院行かなくて平気なの?って思うほど。
しかも冷蔵庫やドアは穴空いてますけどwww
だいぶ弱っていたので話を聞くと

・私が帰ってくると思って会社を無断欠勤
・別れたくないから暴れた
・色々殴ったり蹴ったから血まみれになった(頭からも流血してますが)
・投げたら携帯がセパレートになった
・浮気はただの浮気だった
・あんな男(R男)に私を取られたくない
・もう二度としないから別れないで欲しい

いや、もう別れてるんですけどwww
とりあえず諭そうとしても暴れるので私ガクブル
抱きしめられてもいつ殺されるのかと手が震えたwww
とりあえず彼の親を呼び、彼を引き取ってもらいました。
普段大人しい可愛い系の彼だったので、人間ってキレると解らないなぁと実感。

その後も毎日連絡きて、お店に来たり
(彼が浮気してる間、引越し資金として夜の仕事してた)
彼の上司(よく会社の飲み会に呼ばれていたので仲良くしてもらってる)
連れてきて「俺の監督不届きで本当にすまなかった」と頭下げられたり、
なんか色々大変だったけどやっと落ち着いたのでここに投下。
R男と乗り込んだ時はwktkしてたけど、今はなんだか虚しさが残りますねー。
あの一カ月はいいダイエットになったwww
ペチャパイが板になってしまったけどwww
最後まで読んでくれてありがとう。
支援ありがとうございました。



純愛・恋愛 | 【2015-10-30(Fri) 16:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(1)

幼馴染A男(つ)

眠れないので夜中にこっそり投下。

俺男=ごく普通の男。焼き鳥居酒屋でバイト。
彼女=背が高くてスレンダーな感じ。酒に弱い。
A男=幼馴染。高身長、イケメン。

当時高校生だった俺達。
俺男と彼女は同じ高校で、親友のA男は違った。
だが全員同じ町の幼馴染で地元に帰る経由駅も同じだったので
よく同じ電車に乗り合わせて他愛もないことをしゃべりながら帰ったり
そのままA男の家に遊びに行ったりしていた。

その内A男にスカイプを勧められた。
俺と彼女はすぐにヘッドセットを買って、家に帰ってからも
七時頃から三人でオンラインゲームをしながら喋るようになった。
しかし俺は夜のバイトのために居合わせないことが度々あった。
するとなぜか、A男は俺が話しかけても気まずそうな
態度をとるようになっていった。
でも俺は深く考えない性格のため何も気にしていなかった。

ある日、彼女の家に遊びに行くと相談を持ちかけられた。
「スカイプで、その人友達なんだけど
突然付き合おうって言われた。断ったのに諦めてくれないの。」
俺も彼女も何人か他の男友達とスカイプをしていたので
親友だと思っていたA男の事は疑わず、
過去に彼女に告白をした男がまた彼女を狙っているんだと思った。

「またかよ。あいつも懲りねえなあ。」
「…うん。何度も断ってるのに、どうしたら諦めてくれるかな。」
彼女の最初の沈黙が引っかかったが、やっぱり俺は気にしなかった。
とりあえず彼女には「気が無いことを伝えて、相手にするなよ」
というような事を言って、その後は二人で仲良くお菓子作ったりして
もうその話は出なかった。

クリスマスになった。24日、彼女と俺は
彼女宅でケーキを食べプレゼント交換をした後
二人で地元のの田んぼのあぜ道を手つないで
田舎らしい満天の星空見ながら散歩してた。

バイト先の前を通りかかった時、
母の友人であるオーナーさんに「せっかくだから
25日に彼女とA男と友達数人連れておいで、割引するから」
と誘われた。
彼女にはその場でOKをもらい
帰ってメールを送ると、A男も友達も来るという事だった。

次の日バイト先の団体用個室を一部屋借りて、皆で騒いだ。
彼女は女友達とプレゼント交換。
俺は友達の相手しながら食器を下げたり料理運んだり。
ちなみに全員高校生なので酒は出さない約束だった。
皆最初は騒いだが、満腹になってくると落ち着いてきて
だべり大会となった。
彼女はA男の横に居たのだが、
俺が席から離れているオーナーと喋りながら
ちらっと彼女を見るとなぜだか顔が赤くてへろへろだった。

あれ?と思った俺は席を見回すと何人かどうやら酔ってるようだ。
注文内容を確認したが酒はない。
しかし、新人の子に「もしかしてあの席にお酒運んだ?」
と聞いてみると
「はい、マンゴオレンジと~(名前忘れた)じゃなかったんスか?」
「いやいや、お酒は頼んでないよ。他の席の注文確認して」
隣の客の注文内容を確認して
何やら謝って、新人が戻ってきた。
そして俺に
「すんません席間違えました!!」
俺は「しゃーないしいいよ、でも次はお酒運ばないようにね」と言って
自分の友達がいる個室に戻った。

彼女の横に戻ると、彼女は顔真っ赤。
横のA男もかなり赤い。
彼女は俺に気づいて「俺くん、おかえりー。」と
まわってない舌で言って、「好きだよー」と突然抱きついてきた。
周りの友達がはやし立てた。
俺は嬉しかったが何より恥ずかしかったので
こら、と言いながら元通り座らせようとした。
が、俺が口を開かないうちにいきなりA男がぐっと彼女の腕をつかんだ。

「んー?」と彼女がA男を振り向く。
俺もA男を見ると、A男は見たこともないような
怒りの表情で彼女の腕をつかんでいた。
「A男?」と俺が話しかける。途端A男が
彼女を俺からひきはがしてそのまま抱きしめた。
「なんで俺男なんだ!なんでオレじゃないんだ!」
俺唖然。
彼女の方はよくわかっていないようで
「A男くん?やめてー」とクスクス笑いが止まらないようだった。
笑われたことが不満だったのか、A男は突然大声で怒鳴った。
「なんで笑うんだ!!俺男よりオレの方が何倍も…」
途端、いきなりA男が横に吹っ飛んだ。
壁に頭が当たってゴッと音がしてすごく痛そうだった。

俺ポカーン。友達ポカーン。
彼女の方は両腕を横にピーンと伸ばしていた。
どうやら彼女が思いっきり両手でA男を押したようだった。
彼女だけ不機嫌そうに「うるさいー」と言うと
手羽先を皿から取ってもぐもぐしはじめた。
壁のそばでA男はうなっていたかと思うと静かになった。
俺と友達が焦ってA男のそばによると、A男は寝てた。
彼女の横に戻って顔を覗きこむと何事もなかったように
手羽先の骨から取れにくい身と闘っていた。
それを見た友達はげらげら笑っていて、無事にお開きになった。

連投ひっかかって寝てしまいました。すんません。

俺と酔いのさめた彼女は半分寝ているA男をかついでというか
肩を持ってひきずってA男宅へと向かった。
あとA男の家まで50mぐらいのところで、俺はいきなり
A男に首を絞められた。
突然の事にわけもわからず暴れて引きはがそうとする俺。
「彼女は俺のだ!!わかったか!?わかったか!?」
と力を込めながら怒鳴るA男。
息が限界になってきて、本気で死ぬ!!と思った瞬間
ふっと首が楽になり、俺は吐きそうなほど咳き込んだ。

A男を見るとお尻を突き上げたような恰好で、
そのイケメンな顔が鼻の下を変に伸ばして
目は変な上目遣いで、歯を食いしばって…
股間を彼女にうしろからわしづかみにされていた。
「あが…うおおおっ!!!」みたいな声を上げて悶えるA男。
彼女は股間を握ったまま、「ねえ、もう諦める?諦めるよね?」
と力をぐっぐっと入れてにこにこした。
A男は「はい!!はい!!やめて!!お願いやめふじこふじこ」
というような言葉を必死に叫んでいて、
股間を離された後は顔をぐちゃぐちゃにしてぐすぐす泣いていた。
なんだか俺はかわいそうになって背中をさすりながら
家まで送ってやった。

それからA男は俺や彼女に気を遣うようになって
駅でみかけても自分からホームの奥の方に行ってしまうようになった。
友達に聞くとあの後からなぜか
エロゲオタになってしまったらしい。

夜中なのに支援ありがとうございました。
寝てしまってすみませんでした…。


純愛・恋愛 | 【2015-10-30(Fri) 12:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)

29歳変態ドリーマー(つ)

修羅場としては激ヌルかもしれないんですけど一応投下させて頂きます。
去年起きた出来事で、まだちょっと心に引っ掛かるのでまとめてみました。
軽く流し読んでくれたら嬉しいです。

私子:少し冷たそうな印象を周りに与えてしまう23歳。気が弱い一面がある。彼夫の会社の下請で働いている。
彼夫:世の中結局金金金のロボットみたいな冷たい一面が見え隠れする超現実主義者。
将来は、資産家令嬢の母の地元で出馬を目論む29歳ドリーマー。
仕事とプライベートのON/OFFが激し過ぎる。
一応大企業のリーマン。

私子が入社して1ヶ月くらい経った頃、たまたま社内で見かけた彼夫に一目惚れ。
私子がべた惚れで、思い切って玉砕覚悟で告白。
彼夫もそれを受け入れてくれ、晴れて二人は付き合うことに。
それから付き合って一年後、私子と彼夫は婚約。
来年の夏に式を挙げる事が決定した。
とある休日、彼夫と食事を済ませた後、私子は初めて彼夫の部屋に入れてもらえれる事になった。
彼夫の部屋は社員寮なので他人を入れたりするのはダメらしいんだけど、一度だけという条件で入れてもらった。

私子は、友人から男の一人暮らしは汚いしひどいものだ。と聞かされてたのもあり、私子もある程度は覚悟はしていた。
そして部屋に入る時、彼夫が「言っておくけど汚いからね?」と念を押してきた。
私子もわかってると頷き、ドアを開けると…。
そこからムワッとドブのような臭いが鼻をついた。
玄関側の台所からは下水の臭いが立ち込め、床は小さなゴミ屑や髪の毛が散らばり、リビングは泥棒が掻き回したようにごちゃごちゃ物が散乱していた。
そうなのだ、このエリート男、ソトヅラは鉄壁と言っていい程完璧なのだが、本質はだらしの無いぐーたら男だったのだ。
部屋の惨状に呆気に取られる私子。
「これでも綺麗にしたんだ」と言う彼夫。
空のビール缶が床に大量に転がるリビングに、ドカッと彼夫は座り込む。

将来のために二人で働いて、貯金が貯まったら家族で彼夫母の実家(岩手)に行き、出馬したい
お前は政治家の妻になるんだぞ!(私子は反対してる)とか、立派な理想論を語る男の部屋とは到底思えない汚部屋に、私子ドン引き。
見ればトイレの便座にはサボったリング(どす黒汚れ過ぎ)風呂場は黒カビと赤いぬめりだらけで排水溝は抜け毛で詰まってた。
仕方ないので少しでも綺麗にして帰ろうと、私子は彼夫の汚部屋を掃除し始めた。
初めて出来た彼氏だったし、婚約までした彼夫のために私子は何かしてあげられるのが当時とっても幸せだった。

それから数時間後、彼夫は一人でビールを飲み、酔っ払って寝てしまった。
予想外に掃除に手間取る私子はそれを見て、しょうがないなぁ☆もうっ!くらいにしか思わずまた掃除再開。

あの当時は本当に世間知らずのバカ娘で、何であんなに必死だったのか…
今じゃ思考回路不明ないくらい彼夫に尽くしてたんだ…。
リビングの掃除に取り掛かる頃には時間はもう夜中を回ってて、朦朧としながらも脱ぎ散らかした彼の服をクローゼットにしまう作業をしてた。
すると、クローゼット棚の中に怪しげな大きな箱が目につく。

スーツか何か買った時の箱かな?
私子は、何の迷いもなくその箱を開けた。
箱の中身は、ド派手なデザインのDVDが大量に入っていた。
「ッ!?!!!!?」
テンパり、キョドり、パニクる私子だったが、とりあえず冷静に物色再開。

数にして50枚はあっただろうか、それは男のお約束のAVのDVDだった。
驚きつつ、ちょっと興味があった私子は、悪いと思ったがそのDVDを物色する事に…。
その時は再生はしなかったが、パッケージを見てみる。

女子高生…盗撮…のぞき…銭湯…トイレ…幼女…露天風呂…ハメ撮り…

?…????
パッケージは、パソコンでプリントアウトしたペラい紙が貼られてた。
どこで手に入れてくるんだろうと思ったが、東京に居た時アキバ巡りが好きだったと言っていたので多分出所はそこだろうと推測。

怖かったが、彼は爆睡中…。
自分は人間として最低な奴だ…!散々考えて苦悩したが、その時は好奇心が勝ってしまい…再生をしてしまった。
中身は殆どが、明らかに裏ビデオ的な無修正モノでマトモなH内容を匂わせる要素が一つもない、いわゆる盗撮した映像が坦々と流れるだけのモノだった。

銭湯の脱衣所で女性達が坦々と服を脱ぐだけの映像、ファーストフード店のトイレで坦々と排泄する女子高生を映しただけの映像。
露天風呂の木々の茂みから盗撮された若い女の入浴シーン(これにはばあちゃん集団の裸も映ってた)などなど…。
あらかた見終わった頃には、完全にドン引き。
何か100年の恋も醒めた感じでした。
さらにその箱には、レンタルで借りた盗撮モノDVDが袋ごと十枚入ってた。
その箱の隣を見ると、そこにもまた香ばしい箱が…
まさかね…と思いつつ彼夫に心の中で謝り、二つ目の箱を開けてしまった。

中身はPC用の幼女モノエロゲ数本と、幼女モノの危ない漫画が4冊入っていた。
彼夫はマトモなSexに欲情しない、いわゆるフェチって奴なのかもしれない…とそれを見ながら思った。
そして輪ゴムで留めてある数十枚の名刺が箱の下にあり、そこには風俗やクラブ、スナック、キャバ…あらゆる所のお姉さん達の名刺が纏められていた。
そしてピンクやパステルグリーン系の封筒が5枚一緒に納められていた。
何の手紙かとても気になったが、それを読んでしまったら何かが崩れて行く気がして読まなかった。

その時、爆睡していた彼夫がトイレに行くためにムクッと起き出して来た。
広げてあるソッチ系の裏DVDに、エロゲ、漫画や名刺などを見て彼夫一瞬フリーズ。

「お前…何で見てるの?」彼夫の言葉に、私子も一瞬フリーズ。
だけど深夜までずっと掃除で、眠いとゆうのもあり、頭が朦朧かかっていた私子は感情がスパークしてしまった。
「何なのこのDVD!」よく考えたら、こんなセクシャルな内容の物を持っているなど、男だったら仕方のない事なのだが、如何せん内容が内容なだけに口を付いて色々出てしまった。

「こんなの買う方も犯罪なんだよ?わかってるの?」それに彼夫も動転し、これは友達に貰ったんだ!捨てようと思ってたんだ!と言い張る。
捨てようと思ってるなら、似たような内容のDVDをこんなにレンタルしないだろう…と私子はため息をつく。
すると彼夫は何か言い訳めいた事を呟きながら、私子に抱き着いてきた。

「離して!」ともがくが彼夫は力づくで私子を腕の中に閉じ込めようとする。
都合が悪くなるといつもこうして力で抑え付けて黙らせようとするのが私子は嫌だった。
すると、置いてあった数枚の手紙を彼夫が手に取り、隠すのを私子は見逃さなかった。
「今隠したの見せて」
「え?何も隠してないよ」白々しい嘘をつく彼夫に私子は手紙を見せるように言ったが、彼夫は頑なだ。
隠したのを見られておきながら、依然惚けている。

私子も何だか白けてきて、彼夫の秘密を全て見てしまうのも可哀相になってきた。
「…もういい。寝る」
「!わかった!見せるから!見せるからごめんなさい!」
見捨てられると思ったか、彼夫は座ってる自分の足の下から何通かの手紙を出した。
彼夫「いいよ、読んで…」私子「もういいって…」
彼夫「読んでいいよ、そのかわり、読んでからも僕を嫌わないで今まで通り接してね?」
彼夫の言葉に何か嫌過ぎる予感がしたが、私子は手紙を開いてしまった。
数通は、自分が院生時代に働いていた飲食店での同僚の女の子からのラブレターだった。
私を置いていかないで的な内容で、上京する彼に思いを綴った物だった。
そして最後の一枚は可愛いキャラ物の便箋で、内容から風俗の女の子からの手紙だった。

内容は、頭おかしーんじゃねーかって感じで極めて卑猥なものだった。
普通、風俗嬢が客にこんな手紙出すものなのか?と考えてしまう文面で、プレイした内容だったりハメ撮りや痴漢ごっこ、のぞきプレイや盗聴器を嬢の部屋に仕掛けてオナニーしたり…とゆう文面でした。
自分が今までに生きてきた中で、全くの異世界で起きたような内容に私子頭真っ白…。

「ごめんね?でも、今は私子だけだから…」
そう言って抱き着いてきた彼夫を咄嗟に跳ね退けてしまいました。

「な、何で?」と目をパチクリさせていましたが、彼夫の異様な性癖に私子は寒気立つ思いだった。
もしかしたら、自分のあらゆる姿を隠し撮りされていたのかもしれない…。

私子は一人暮らしで、彼夫は部屋に出入りしていた。トイレや脱衣所、風呂場やリビング、あらゆる所にもしかするとカメラや盗聴器が仕掛けられていたのかもしれないのだ。
「帰る」私子は自分の鞄を持ち、彼夫の部屋から飛び出した。
途中まで追いかけてきたが、脱ぎ癖のある彼夫は裸で飲んでいたので外までは追いかけて来なかった。

それから何だか彼夫の事が怖くなり、もう三ヶ月連絡を取っていません。
自分の趣向を異常だと思っていたのか、風俗嬢と付き合いそのプレイをしていたのかもしれません。
だけど、そんな性癖がある人とこれから結婚しようとしているのだと考えると、恐ろしくて彼夫とは一緒になろうとは思えないんです。

いつか電車の中で盗撮やのぞきなどして、捕まるんじゃないか…と普通じゃない心配をしながら生きていくのはどうしても割り切れないし、嫌なんです。
あれから彼夫から「会いたい」「これから絶対もうこんなものは観ないし、お前だけを愛していく」とメールや着信がありましたが、無視してしまってます。
でも、彼夫との婚約もこれから話し合いをして止める方向で進めていこうと思っている所です。

本来、私はどこか冷めた所があるので殴ったり大声で喧嘩したりした事がないので、これは修羅場とは程遠いかもしれませんが、吐き出せて少しすっきりしたと思ってます。
途中、こちらの都合で中断してしまい申し訳ありませんでした。
読んで下さった方、どうもありがとうございました。



JD・JK・JC・JS | 【2015-10-30(Fri) 05:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)

フォーリン星(つ)

ライト修羅場ひとつ

もう5年も前の話ですが友達の結婚式の2次会で彼に出会いました。
男の割に物腰も柔らかく(というかオカマちっく)不思議な魅力な彼に惹かれ、
若い時の勢いと言うか、そのまま朝までその彼と過ごしました。
いろいろ彼の話を聞いていくと、
どうやら彼は4年ほどつき合っていた彼女(4歳年上)と結婚直前に破局したばかりで、
今私とつき合う事に真剣になれるかわからないような事を言っていました。
彼女が彼の実家の家業が嫌らしく断られたそうだ。
どんな理由だよとも、こりゃ彼女に未練あるなーとも思いながらも、
ひさしぶりに感じたトキメキに身を任せ力技で私とつき合う事を承諾させました。

私はそんな理由で婚約者を振る彼女にちょっち好奇心が湧き、
彼に彼女の事をよく聞きました。
そしたら、この彼女がすごい修羅場演出女なのです。
・彼携帯に女友達のメール着信だけで暴れだし部屋崩壊。
・彼宅に友達(女含)が来たとき、突然彼女が現れ女友達の髪の毛を掴み引きずりまわす。
・外出中で少し連絡がとれなかっただけで自宅のドアにルージュで「恨みます」と書かれる

うはー、こりゃあすげい、隣に住んでいるおじいさんにも同情されたそうな。
「おもしろい子でしょ?」なんて言ってる彼氏に「どっちもどっちだなぁー」と思いつつも、
付き合いが2ヶ月にさしかかった頃、事件が起きた。

その日は横浜のフードイベント会場に二人で行こうと彼氏宅で用意をしていました。
「ピーンポーン・・・・・ピンポンピンポンピンポンピンポン♪」
もの凄い勢いでなる呼び鈴に私と彼はなんとなくピーンと来た。
「彼女だ」
覗き穴を確認しビビった表情で彼氏が部屋へ戻ってくる。
「えー!今から出掛けたいのに!私が話つけたろか?」と苛つく私に、
「ダメ!絶対○○ちゃん(私)刺されちゃうよ!」と怯える彼。
しかたなく呼び鈴が収まりほとぼりが冷めるまで合体2回+2時間かかりましたよ。
そっから私と彼は逃亡者ごっこさながら、「渋谷駅で落ち合おう」と時間差で出掛ける事に。
合流して横浜行きの電車に飛び乗り一息ついたとこで、
電源を落としていた携帯を起動し彼が固まった。

「○○ちゃん泣かないでね」と携帯を見せる彼。
そこには彼女のメールが
「もう3ヶ月以上生理が来ていない、明日産婦人科に行くのでその前に話したかった」
もうね、私、女だもん、わかった、ピーンと来た。これ嘘だって。
彼女の性格的にこれくらいやるだろ。それに妊娠検査薬してない時点で嘘だって。

しかし彼は「ぼくの赤ちゃん・・・」
私の手前、真剣な顔してるけど絶対喜んでいるやろうと思われる声で呟いた。
そんな彼を見て「嘘やろ」とも言えず
「彼女と話し合ってこい。私は帰る、別れなあかんね。」と言って一人泣きながら帰った。

案の定、彼女は妊娠していなかったみたい(だって嘘だもの)だけど、なんとなく流れで彼とは別れる事に。
何ヶ月かはお互いフリーで仲良く電話だけしてたけど、そのうち私に新しい彼氏ができ
彼も迷ったあげくやはりあの彼女の元に戻っていった。そして結婚した。
収まるべきとこに収まったのだ!めでたしめでたし
と言いたいのだが、未だに彼女(奥さん)から非通知設定の電話がかかってくる。

もう巻き込むなー!

えんど

なんつーか、彼氏も彼女の事を話ながら、あんな内容にも関わらず
やみつきになってる感じだったので需要はあるのだと思う。

妻になってもかってに被害妄想爆発でかけてくるのだと思う。
夫の携帯見るのなんて当たり前だしね。
一度電話に出た事があるが、
あまりにも怒りの矛先が私であるのがとんちんかんだったため
思わず笑ってしまったら「でるとこでるよ!」みたいな事を言われ
更に笑ってしまった。
する気はないのに挑発してる風になってしまうのでもう電話にはでていない。

しかし「妊娠した」だの「死ぬ!」だの、人としてついてはいけない嘘を
つく人って人種が似てる気がする。
異性でも同性でもあんまり関わりたくないね

最後に。
彼氏も十分おかしな感覚の持ち主で、
お母さんにわがまま言うだだっ子のように束縛をする人でした。
しかし何が魅力になるかわかりませんね。
私は「なんて素直で人間臭い人なのかしら」と、
そこも魅力の一つととらえていました。
(普段は束縛されるのすげー嫌いなんですけどね)
もう少しその彼とつき合ってたら、
私もあちらの住人(フォーリン星)になっていたのかも。



純愛・恋愛 | 【2015-10-30(Fri) 00:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)

般若 友美(つ)

カップルの修羅場と言えないかもしれないが一応投下。

友美・・・髪の長さが背中くらいまであるが傷みが全くなく、さらさらふわふわストレートで美髪。ついでに美人。
友彼・・・今回あんまり出てこない。ハイジのヨーゼフみたいな人。頭いい。
髪子・・・友美&友彼と同じ講座の変な人。
私・・・・友美の幼馴染み、友彼の同級生。

県外の大学院に通う為一人暮らししていた友美が夏休みになって帰省したらしく、会うことに。
久しぶりに会った友美の姿に私は愕然とした。
あの綺麗で絹みたいなロングの髪がショートになっていたのだ。しかも結構短い。
美人だからどんな髪型でも似合うけど、友美の髪に触るのが好きだった私は勝手ながらかなり落ち込んだ。
まさか失恋!?と聞くと、それはない!と笑顔で断言。
友美の左薬指を見ると、そこには指輪が。
夏前に友彼からプロポーズされたらしい。
友彼も友美の髪が好きだから余計切らないだろうし。
なんで切ったの?と聞くと、友美は般若の顔になり春ころの話を語り始めた。

友美と友彼は修士から違う大学に入り直し、日々研究しつつ恙無く過ごしていた。
二人は同じ分野(研究室は違うが講座は同じ)で、同じ講座の少ない院生と結構仲良くしていたらしい。
その中に髪子がいた。
髪子は人の話を聞かずに自分の希望を進めようとし、思い通りに行かなかったらキレる人らしい。
(軽い例えとして、『ファミレスでドリアを注文しようとしたらハンバーグにしろと強要し、
友子がドリアを頼んだら水をぶっかける人』と説明された。)
まあ世の中変な人もいるよねと、1年経つ頃にはみんな髪子と距離を取っていた。

修士2年に進学したころ、院生計10人ちょっとくらいで飲み会をしたらしい。
髪子を誘わないわけにもいかず、もちろんメンバーに入っていた。
場所は半一戸建てで部屋が広い友彼宅。
友彼は実験が伸びてしまい不在となったが、予定通り飲み会が始まった。
飲み会が始まり1時間してみんなの酔いがいい感じに回り始めたころ、髪子がベッドに乗りあがった。
髪子「あっれ~?友彼君のベッドに長い髪の毛落ちてるよ~?誰のかなあ~?」
もちろんその場の髪子を含め全員が友子と友彼が付き合ってることを知っている。
みんな、「きゃーえっち~w破廉恥~w」みたいに囃したてたらしい。
しかし髪子は笑いもせず、摘まんで掲げた長い髪の毛をじっと見ていたらしい。
変な空気を感じて笑いが失速。
そして髪子が一言。
「長い髪の毛って汚いよね。」
おもむろにベッドの上に立ち上がると、「友美、髪切れ。今すぐ。汚い。」と早口で命令。
何を言い出すんだと周りが引きつりつつ笑って流そうとしたらしい。
でも「切れ!汚い!」と今度は叫ぶ髪子。
友美も自慢の髪を汚い!切れ!と言われて黙っていられるほど大人しい性格ではない。
「これは絶対切らない。」と静かな声で断言。
その友美の一言で部屋は静かになり、髪子もベッドに座ってその話は終わった。

終わったかのように見えた。

そのあと、みんな盛り上げようと「いや~友美さんの髪本当綺麗!」「長い髪維持するの大変そうだよな~!」
「俺若ハゲだから残りの髪を大切にするわ!秘訣を教えて!」とか冗談交じりに話し出した。
場も和んでそれから30分ほどした時、髪子が部屋から消えたらしい。
トイレ?むしろ帰った?まあ居づらいだろうしと思ってみんな追わなかったらしい。
しかしすぐに髪子は戻ってきた。
友美は髪子に苛立っていたため髪子を見ていなかった。

急に頭が、むしろ髪が後ろにひっぱられたらしい。
ジョキン!
振動と音、そして軽くなる頭。
友美は最初何が何だかわからなかったらしい。
まわりがこっちを驚いた表情で見て、ジャクジャクジョキンという音が聞こえていたらしい。
座る膝の上には髪が落ちている。
後ろを振り返ると髪子がいた。笑って。
「こんなの汚いよね。てか友美ちゃんが汚いよね。」
腕と首元を引っ張られ、2mくらい引きずられたらしい。
そこでみんなが髪子に飛びつき、友美を髪子から引き剥がした。
離された髪子は笑った顔を崩さず、「だって長い髪汚いよ?友美ちゃん汚いのに。なんで?汚いじゃん?」って。
そこまで言うと髪子は部屋を飛び出し、荷物もそのままに走り帰った。

友美はそこまで話すと、ため息をついた。
「そのあとはもう最悪。美容室に行ったらこんな長さにしなきゃいけなくなったし。
 恥ずかしいけど、もうショックすぎて外出できなかった。友彼君に一番会いたくなかった。
 髪、友彼君のお気に入りだったのにって会うの拒否してたら、
 『俺は友美の髪だけが好きなんじゃないんだよ?髪が短くなっても友美が好き』って――――ッ!恥ずかしい~!!!」
んで就職が決定してる友彼はプロポーズ、二人は婚約したらしい。
ちょwその後がバッサリ抜けたよ!どうなったの!?と聞くと、「あ、親御さんからだけどお金払ってもらった」とのこと。
お察しの通り、おそらく髪を勝手に切るのは傷害罪?だから示談にして慰謝料を払ってもらったらしい。
友美本人は婚約で頭がいっぱいだから、髪子のことはもうどうでもいいらしく、
髪子のその後も「お金払った後、退学したって。」の一言で終わった。
美髪は残念なことになったけど、婚約したから雨降って地固まるなのかな。

重要な『どうして髪子は友美の髪を切る暴挙に出たのか』ということに関して。
髪子の元の性格(言い分が通らなかったらキレる)というのと、やはり友彼のことが好きで友美を妬んでいたらしい。
ほかの院生に「友美は友彼と先に出会えてずるい。先に私が会ってたら私のものだったのに。髪で誑しこんでるんだ」
とぼやいていたらしい。怖い。
ちなみに髪子の髪型もロングストレートだったらしい。

般若顔で語る友美、ものすごく怖かったです。美人な分、余計に。
以上で終わりです。



幼馴染・親友・友達 | 【2015-10-29(Thu) 23:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)

ねぇ、私からB女をとって楽しいの?(つ)

いくつかある修羅場のうちの、もう時効なひとつを。

私子
彼男(私子の彼、同級生。別クラス)
A子(私子の親友、同じクラス。可愛くて男女に人気。)
B女先輩(A子と半年付き合ってた。その後D朗とお付き合い。美人で背が高い女性。)
C美先輩(B女先輩が好きだったらしい。ちょっと変わった女性。)
D朗(私子の後輩、気は優しい可愛い顔の肉食系。)
E男先輩(先輩方の兄貴的存在。私子やA子は、目付きが嫌いだったので、あまり関わりはなかった。)

登場人物が多くて申し訳ない。

高校時代の、とある会であったフェイクありの話。

A子は本当可愛くて、女の子からもよく告白されてた。
私は彼女をそんな目で見たことは一度もないけど、彼女は仲良くなった女友達が突然告白してくるパターンがよくあって、なかなか友達を作らなかった、と出会った頃に言われた。

そんな彼女が、美人でしっかり者の先輩と付き合ってると聞いて驚いた春。
B女先輩は、賢くて男勝りでA子とは対照的にいるような方で、確かに男だったらお付き合いしたいと思う女性だった。
まさかのB女先輩からの熱烈なアプローチからお付き合い始めたとかで、まさか目の前で本物のレズを見れようとはと、私子は若干好奇の目で見てた。

私子にも彼男という恋人がいたので、よく放課後にダブルデートをしてた。
はた目には彼男ハーレム。

彼男も、B女先輩は綺麗な人だとは思っていたらしいけど、両刀はご遠慮したいと苦笑いしながら言ってた。
その前にお前は私の彼だろ、と笑いながら蹴ってやった。

事件が起きたのは、それから半年ぐらいしてから。
突然、A子が学校を長いこと休むようになった。
A子が休むようになる1週間前から、インフルエンザにかかった私子は、学校にきて入れ代わりで休むようになったA子に対し、ははーん、以心伝心でお互い風邪ひいたんだな☆ぐらいにしか思ってなかった。

でもこの時期に、やたらとE男先輩が私子らのクラスに顔を出すことが多くて、不快だった。
大体、お昼休みとかに来るのがわかったから、彼男のとこに行ったり、彼男にきてもらって喋ってたり、とにかく話かけられないようにしてた。

頑張って逃げてたけど、体育の授業終わりに、E男先輩に声をかけられた。
まだ着替えも終わってなかったのに、ちょっといいか、と人の目につかないとこに連れていかれた。

最近A子はどうしてる?
お前はA子とB女が付き合ってるのをいつから知ってる?
お前は誰が好きだ?

ってことを柔らかい笑顔で聞き出そうとしてた。
その笑顔が明らかに何かある顔でやたら背中が寒くなったのを覚えてる。
10月だったし、寒いなー、って思ったな。

A子は、私子にメールで風邪だと言ってたから、それをそのまま言った。
付き合ってるのは最初から知ってたし、彼男が大好きだったから正直にそう話した。

そしたら、
「ふざけるな!お前もB女をたぶらかしているんだろう!年下だからと色目をつかいやがって!」

とか怒鳴りだした。
いきなりファビョる先輩に、ますます気持ち悪くなった。

意味不明だし、寒いしと思ってたら、チャイムが鳴った。
次の授業が始まるからやばいなと思ってたら、偶然歩いてた先生が見つけてくれて、とりあえず助かった。

この日は、彼男に帰りも送ってもらって、あったこと話して、なんかあったら呼べ、って言われた。

その日の夜、B女先輩から電話がかかってきた。
話の内容は、実は話してなかったが、A子と別れたという話。
先輩は泣いてた。
別れたくない、を何回も言ってた。
でも、別れるんだ、と聞いてるうちに私子も泣いてた。
その中でE男に呼び出されたこと、四六時中見張られてることを相談した。
先輩は驚きながら、なるべく逃げて、と言ってきた。
何を話したか覚えてないけど、最終的には、巨乳は素晴らしいって話になってたと思う。

別れた話を聞いたあと、A子が学校に戻ってきた。
季節的に長袖だったけど、手首に包帯があるのにはすぐ気付いた。
でも、私子は深く聞かなかった。
いつも、何かあったら話をしてくれるまで聞かないことにしてたから。

それから半年して、私子に後輩ができた、それがD朗。
正確には彼男のクラブの後輩だけど。
彼男の彼女として紹介され、仲良くなった。

D朗は、B女先輩に一目惚れして、私に相談を持ちかけてきた。
その頃、A子とB女先輩は、表面上は先輩後輩として接してたけど、すごくお互いに距離を置いていて、間に入ってる私子はすごく居心地が悪かった。

どっちでもいいから、新しく恋人ができれば、うまくいくんじゃないかと、いらぬお節介が働いてしまってた。
そこにうまく現れたD朗。
利用しようと私子は考えた。
いろんな雑用を頼んでは、B女先輩に接する機会を作った。
D朗は顔は草食系だが、かなりの肉食で、狙った先輩を簡単に落としてしまった。

私子も彼男も、D朗の手の早さにはすごくびっくりした。
D朗はA子という元彼女の存在も知った上でお付き合いを始めた。
A子もその頃には包帯もなくなって、2人を祝福してた。

夏前、私子は彼男と小さな喧嘩をした。
1週間、彼男と口をきかない日が続いてたときに、たまたま放課後に残ってやらなきゃいけないことを頼まれて、図書館で一人頑張ってた。
「頑張ってるね。」
声をかけてきたのは、C美先輩。
他愛無い話をしつつ、15分ぐらいして出来上がったプリントをかばんに直してると、先輩がいきなり、入っていいよ、と扉に向かって声をかけた。
誰だろうと思いながら、帰り支度をしてると入ってきたのはE男先輩。
私子は、ゲッ、と心の中で思ったが、顔には出さずに一応挨拶した。にこりともしない。
早く帰りたい、そう思った。
「ねぇ、私からB女をとって楽しいの?」
は?
多分口にも出したと思う。
あまりに唐突に言われたから、全く意味がわからなかった。
「A子にも忠告したのに、あんたはまたおんなじことをやるのね。あんたも、A子とおんなじ目にあわせてあげる。」
C美先輩は、周りが認めるかなりの厨二病をこじらせた人で、また何かのキャラを好きになって、なりきってるんだと思った。演劇部だったし。
E男が私子の乳に手を伸ばし、かなりの力技で押し倒されて、かなりヤバイと思った。
「この乳でたぶらかしたんだ!A子はやめてやめて、って泣いてた。お前はどうする。」
E男はかなりがたいが良くて、私子の力ではかなわなかった。
しかも、人の乳をずっと揉みやがって、だんだん怖いってよりイライラしてきてた。
近くにあった本の角で思いっきりE男の頭を殴った。
とりあえずできる抵抗を全部やって、私子の上から離れる瞬間に急所を思いっきり蹴りあげた。
ブラウスもボタン飛んでたし、本はめちゃくちゃだし、すごい惨事だった。
「ざけんな、死ね。」
って呟いて、C美に張り手した。
どうやって逃げたかは覚えてないけど、とりあえず手が痛くて、乳が痛くて、泣きながら走って帰った。
その日のうちに彼男に泣きながら電話。A子にも電話した。

次の日、ちょっと話がしたいとA子に放課後残るように言われた。
彼男は休み時間はずっとそばにいてくれたけど、男に近寄られるのが正直もう怖くて、ごめんと思った。

呼び出された教室には、A子とB女先輩がいた。
A子と先輩が、ごめん、と謝ってきて、詳しく話を聞いた。

A子とB女先輩が付き合っていたとき、C美先輩はずっと2人に嫌がらせをしていたこと。
最初は些細な冷やかしや中傷だったが、いつしかエスカレートして、A子に付き纏い始めたり、B女先輩の家に押し掛けたり色々陰湿なことをしたらしい。
そこに現れたのがE男先輩、C美先輩同様にB女先輩が好きだったため、利害が一致。
別れさせるため協力することになった。
別れさせるなら、力技で、とA子を公園に呼び出し、強姦未遂。

コトが終わる頃にタイミングよく来させる予定だったB女先輩が時間を勘違いして早めに来たために未遂で終わった。

このまま付き合ってたら、ヤバイと別れを決意し2人は別れた。

穏やかになると思ってたが、一向に改善はされず、逆にC美に四六時中付き纏われ、B女先輩は受験と相まってノイローゼに。

A子は、男性不信になり、リストカットを覚え不登校気味になるも、私子が体育後に呼び出されたことを知って、彼男に相談。
私子を守るんだとずっと裏で頑張ってくれてた。

私子、知らないことだらけで頭の中真っ白。彼男が色々知ってたことにもびっくり。
「話せなくて、ごめんね。」
と泣きながら言うA子に、何も知らなくてごめんね。としか言えなかった。
そんな空気の中、D朗登場。
E男とC美を引き連れて、彼男も登場。
「土下座だけじゃすまないし、出るとこ出る!」
と怒る彼男がめちゃくちゃ頼もしく見えたけど、生理的にもう男は無理になってて、一歩ひいて見るしかできなかった私子。
C美は、そんなつもりじゃなかった。私からB美を奪うのが悪い!と最後まで謝らなかった。
C美は、私子が全ての元凶だとずっと主張してた。
それに対して、D朗が
「B女を好きになったのは自分で、アプローチしたのも自分。私子先輩は関係ない。」
ときっぱり言い切ってた。
E男は、可愛いからA子を襲いたかった。
B女は美人で聡明な高嶺の花だが、いつか物にするつもりだった。
私子は、巨乳だからやりたかった、とほざいて彼男とD朗にぼこられてた。
がたいがいいだけで、実はかなり弱かった。
C美もE男も悪びれもせずずっとぐちぐち言ってたけど、B女先輩が最後に。
「私が全ての元凶。A子にも私子にも結局は守るどころか被害を与えてしまった。
C美、私はあんたを友達以上に見たことはかった。でもこれからは、友達とも見れない。
E男、私はあんたを好きにならない。こんなことして、余計に嫌いになった。あんたたち2人2度と顔見たくない。」
とはっきり言って、2人共号泣。

この話し合い後は穏やかな日々が戻りました。
私子と彼男は結局これが元で別れました。
A子は卒業して数年後、男性不信が治り、今は恋を楽しんでいます。
B女先輩は卒業後、進学できず就職。その職場で素敵な旦那様をゲット。
C美先輩は大学に進学。
進学先で、よくわからない宗教に引っ掛かり多額の借金を背負ったとかで中退、その後行方不明です。
E男は数年前、塀の中に。
強姦未遂で捕まったそうです。
風の噂ですが、信憑性は高いと思っています。
今まで、誰にも話せなくて。
でもこんな嫌な思い出をもったまま、結婚はしたくなかったので、吐き出させていただきました。
長文な上、あまり修羅場ではなかったかもしれません。
読んでいただきありがとうございました。



先生・生徒・禁断 | 【2015-10-29(Thu) 21:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)

血縁結婚は純血を守る(つ)

当方田舎者です。
都会の人にはたぶん「何だそれ」だろう修羅場。

私子…生まれた時からこの町にいるが、両親ともに生粋の地元民ではない。
A子…私子宅から歩いて3分の集落に住む。代々、生粋の地元民。
B男…A子の隣家に住む幼馴染。私とA子の1つ上。
C男…私子とA子の元クラスメイト。元いじめっこ。

前提として、場所はいわゆる「米どころ」と言われる農村地帯の多い県です。
私子両親は普通の会社員。
A、B、Cは元農家ですが、親の代にはもう農業やめてます。

私子とA子は小学校、中学校と友達でした。
高校で分かれましたが家が近かったためその後も付き合いがあり
私が進学して県外に行ったあとも、連絡は取り合っていました。

大学卒業後、私子はUターン就職して地元に帰ってきました。
A子含む昔の仲間とも会おうよ~ということになり、
けっこう大人数の飲み会(知らない間に輪が広がり、友達の友達のまた友達なんかもいました)になって、
その場にB男も来ていました。

B男はそれまで接点がなく、中学の時に遠くから見かけたことがあるくらいでした。
A子の幼馴染だってことは知ってたけど、
中学の頃からイケメン・運動神経抜群・高身長なB男はモテモテで自分には関係ない人だと思っていた。

それが久々に会ってみたら
イケメン→顔はあいかわらずだけど髪がかなりキテる
高身長→中学の時は目立ってたけど今となれば普通
で、腰が低くて、髪のことも進んでネタにする私好みのちょっと冴えない可愛い人になっていました。
(こういう言い方は失礼だろうけど、でも本当)

B男の方から
「おう!私子じゃね?」
「そうですけど…あれ、ひょっとしてB男先輩?」
「そうだよ~よくわかったね!こんなに薄くなっちゃったのにすぐわかってくれて嬉しいよ!」
みたいな会話をきっかけに、一気に親しくなりました。
もともとA子を拠点として同じような思い出話ができるし、B男がやけに私のことを覚えていてくれたので
話にかなり花が咲き、メアド交換して、その後もほぼ毎日メールのやり取りをしました。
そのことをA子にも報告し、
「マジで?じゃ私子が嫁いだら、お隣さん同士になるの?それいいね!」
などと気の早い祝福も受けたりしつつ、まったりやっていました。

ところがある日、B男とまったく連絡がとれなくなりました。
メールも返信なし。電話もつながらない。
身に覚えはないけど何か怒らせちゃったかな…それともやはりB男に自分は不釣り合いだったか…と
ヘコみつつ日々を過ごしていましたが、ある朝、出勤ついでにゴミ捨てしていた私を
近所のおばさんが呼びとめる。
「私子ちゃん、ちょっと」
「あ、おはようございます」
「ああおはよう。で、私子ちゃん、X家(A、B共通の名字)を怒らせちゃったんだって?それはまずいわよ」
「へ?」
「X家さんはもう捨てるもん何もないから。ね、やめときなさい。捨てるもんなくなった人は怖いのよ。
私子ちゃんならお見合いでも恋愛でも、まだ結婚できる口いっぱいあるから大丈夫」
と言われ、私ポカーン。
おばさんはゴミ捨てに来た新たなご近所さんを見ると、そそくさといなくなりました。
そしてそのご近所さんも私に「X家さんはダメだって!もう~私子ちゃん一家はのほほんとしてるんだから」と。

その後、ご近所情報+うちののほほん両親の話を総合すると
X家というのは代々、血縁以外とは結婚しない家系らしい。

昔は豪農だったらしいが曾祖父の代で身上つぶして蔵も全部売って田んぼも手放してしまった没落豪農で
でも純血主義だけは今も生きていて、A家とB家で代々結婚しあってる仲なんだということだった。
実際、A子とB男のご両親まではそれをやっていて、ずっといとこ同士の結婚らしい。
本当はいとこよりもっと血が濃いんだろうけど、なんと言っていいかわかりません。すいません。

でもあんまり血が濃いと良くないこともあるらしく
「そろそろ他から血を入れた方がいいんじゃないか」
という話にもなっていたんだそうです。
(遺伝的疾患が現われやすくなるんだそうです)
でもこの田舎にX姓はとても多いので、私は気にしたこともありませんでした。

そしてX家の中でも「純血を守るべき主義」と、「そろそろ外の血を入れろ」派が対立していて
それを知ってるご近所さんは、そんなことに巻き込まれたくない…とX家にはなるべく近寄らずにいたんだそうです。

ちなみに純血主義派の人の中ではA子とB男の結婚はすでに決定事項、
A子とB男はお互い
「子供の頃からきょうだいみたいに育ってきたのに、今更結婚とか無理」
と主張し続けていました。

内訳は
血縁結婚はもうやめれ派…A子両親、A子祖母、B男父、B男祖父母
純潔を守るべし派…A子祖父、B男母
でした。
あと分家の人々という烏合の衆。
B男携帯はB母に取り上げられていたそうです。

対立が激しくなり、家族間のいざこざが近所にも影響が出たので
町内会長や地元の議員が間に入り、話し合いの場がもうけられました。

話し合いの場に私は最初は呼ばれなかったのですが
途中から召集(A子叔母から)がかかり、行ってみるともう座は涙・涙の場面になっていました。
もうほとんど全員が号泣。

何があったの?!と固まる私。いきなりB男母に抱きつかれ
「B男をよろしくううう~~~」
と泣かれる。

純血派だったB男母になぜ抱かれるのか理解できない私に、B男が
「私子ちゃん!昔から好きだった、付き合って!」
と叫ぶ。
その背後からA子が
「なんだそれえ!まだ付き合ってなかったのかよおおおおお!!」
と絶叫。カオス。

後日、A子、B男、A子両親から聞いたところによると
話し合いの席で、まずA子祖母が
「私は好きな人と結婚できず、つらい思いをした。孫にはそんな思いをさせたくない」と語る。
A子祖父「え?ばあちゃんは俺が好きで嫁に来てくれたんじゃなかったの?」とショック→再起不能

その後はB男母が一人で何時間も粘るが、最終的に
「そんな、時代が違うってだけで好きな男と結婚していいんだったら、私の人生なんだったのよーー!!」
と泣きだす。
号泣するB男母を、B男祖母、A子祖母、A子母がかわるがわる抱き締める。
そして
「私らがつらかったことを、大事な孫や子にさせちゃだめ」
と諭す。
B男母号泣→改心

という流れのさなかに私が入っていったらしいです。
女性陣はとても結託していましたが、A子祖父をはじめ、男性陣はかなりヘコんでいました。

その後ちょっとした続報では、私子とB男がいい感じだと噂を流したのはC男とのことでした。
C男はA子が好きだったので、相手がB男なら勝ち目はないかと思い
A子とB男がかなり濃い縁戚関係にあることを新興住宅街の人にまで知らせて
「そんなの普通じゃない」と
悪評を立てて結婚できないようにするつもりだったようです。
私子のことはそのついでに出てきただけに過ぎないとか。

でもC男は子供の頃からえげつないいじめっ子で、A子に嫌われまくっていたので
今回のことで余計嫌われたから、正直ざまあwでした。

B男にその後「昔から好きだったて、ほんとかい」と訊いたら
「ほんとだよ。昔から私子ちゃんは、ドラゴンボールに出てきそうな子だと思うとったからね」
と言われました。
意味がわかりませんが、一応まったりちゃんと付き合うことにしました。
まだ映画館デートまでしかしてませんが。



幼馴染・親友・友達 | 【2015-10-29(Thu) 20:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)

蕎麦(つ)



姉は蕎麦アレルギー。
けっこう重症で、多めに摂取すると命にかかわるので
本人も家族も十二分に注意して生活してる。
蕎麦アレルギーっていうと「蕎麦だけが駄目なんでしょ?」と誤解されがちだが
けっこう駄目なものが多い。
まず蕎麦を出す店には一歩も入れないし(店内に蕎麦粉が舞ってると駄目)
そばまんじゅうを始め、ある種のお菓子、パン、もち、お茶、蜂蜜等に蕎麦成分が入ってることがある。
化粧品やビタミン剤に入ってることもある。あともちろん旅館の蕎麦ガラ枕も駄目。

今は成分表示してくれる食品が大部分になってくれて助かったけど
卵・蕎麦アレルギーの父と、蕎麦アレルギーの姉を持つ我が家は
昔からとても食生活に気を使っていた。

そんな姉に彼氏ができた。
私も一度会わせてもらったが彼氏は優しくて男前で、姉のアレルギーにも理解がある人だった。
姉と彼氏はトントン拍子に結婚の話が進み
「親に紹介したいから」とGWに彼氏実家に2人で行くことになった。
事前に彼氏から「うちの母親は料理自慢だ」と聞かされていたそうで
姉も楽しみにしていた。
着いたところは結構な農村地帯。

もう展開に予想がつくだろうけど、着いて、挨拶を済ませて早々に
「今、蕎麦打ちに凝ってるの!姉子ちゃんも是非食べていってね~!」と彼母。
姉、慌てて
「お気持ちは嬉しいんですが、アレルギーで…」と断る。

すると彼母、急にオロオロし出して
「そんな!お蕎麦以外のものは用意してないのよ。
第一私、毒を盛るような意地悪姑じゃないわ。信じてもらえないなんて悲しい」
と目をうるうるさせ始める。

「ええ~…」と思って姉がまわりを見渡すと、
彼父、彼弟が
「母さんの蕎麦はうまいんだよ。素人だと思って、食わず嫌いは良くない」
「なに警戒してるの?何かされると思ってる?メロドラマの見すぎじゃない?」
などとしらーっとして言い放つ。

姉、彼氏に目でヘルプを要請する。
彼氏は父と弟を「まあまあ」と取り成したものの、
小声で姉に、
「ごめん、今だけ我慢してくれない?お母さん、一度言いだすと聞かないから」
「お母さんの機嫌をそこねるのは、今後のきみのためにもならないから、ね?」
と囁いてきた。
なぜか「アレルギーで蕎麦が食べられない」ことが
「彼の母親に悪意があって料理を拒んでいる」ことにすり替えられ
いつの間にか「食わず嫌いのわがまま女」扱いになっていることに気付く姉。

というか食べる前に、蕎麦打ちを始められたらそこでアウト。
空気中に舞う蕎麦粉で姉にはすでに命取り。
姉が「私、帰ります」と言うと、彼母がワーっと泣きだす。
「ひどい、私は姉子さんと仲良くやっていきたいと思って、今日のために準備したのに」。

彼、彼父、彼弟が姉を睨む。
でも彼母、ヒーッ、ヒーッと泣いてはいるけど全く涙が出てなかったらしい。
こんなところで死にたくないと、姉、バッグを掴んで逃走。
「このお話はなかったことに!」
と言いながら靴もはかずに逃げた。

彼氏はなぜか追ってこなかった。
姉に「こんなところじゃタクシーもつかまらないぞ!」と怒鳴っただけ。
なぜか代わりに追ってきたのは彼弟。
でも見るからにピザな彼弟、最初の勢いだけは良かったがすぐに失速し、
死にものぐるいで走る姉には追いつけずに200mほどで地面にへたりこんだ。
姉はそのままランナーズハイ状態で明りが見えるまで走り続け
セーブオン(知ってる人いるかな)に止まっていたタクシーをつかまえて
やっと家に帰ることができた。

タクシーの中で姉は号泣し、心配したタクシーの運転手さんが玄関前まで姉に付き添ってきてくれた。
裸足で、髪ぐちゃぐちゃ、号泣して顔はドロドロ、どこを走ったのか草だらけの姉を観て
「何をされた!!」
とうちの家族、激怒。

泣きながら顛末を語る姉に、家族はさらに激怒。
知らずに食べさせようとしたならまだしも、これはもう殺人未遂だろうと。
姉に携帯にはたんまり彼氏からのメールと着信が溜まっていた。
携帯が鳴ったので父がとった。
彼氏が何かガーっと言っているようだが、父、無言。

しばらくしてぽつりと、「きみは、うちの娘を殺すつもりだったようだな」
彼氏、ようやく電話してる相手が姉じゃないと気付く。
音漏れしてた携帯がシーーーンとなる。

父「うちの娘の命より、ママの機嫌の方が大事か」
母に代わる。
母「二度とうちの娘に近づくな、人殺し」
また父に代わる。
父「いいか、これは警告じゃないぞ」
また母に代わる。
母「うちの娘に今後一度でも近づいたら、ただじゃおかない。わかったか」
母、フンッと鼻息を吹いて
「切れたじゃないの!ふざけんな!」と叫んでかけ返す。
彼氏は観念して電話に出たらしい。そこからみっちり両親の説教タイム。
その間に、私はフラフラだった姉を着替えさせ、顔と手足を拭いてベッドに寝かせた。

その後彼氏は悲劇のヒーローと化し、姉に復縁をせまったが
姉はもう彼の存在そのものがトラウマになっていて無理。

彼氏は同僚や仲間にいきさつを愚痴って姉を悪者にしようとした。
でももちろん誰も彼氏の味方をする人はなく、みんなドンビキ。

同じく蕎麦アレルギーの幼い娘さんを持つ上司の耳にも噂が入って、彼氏はコテンコテンに説教食らった。
でも彼氏、そこで反省するどころか、逆ギレして辞表を叩きつける。
誰にも引きとめてもらえず辞表は受理され、彼氏、無職になり田舎へ帰る。

一度だけ彼母から実家に「私が無知だったばかりに…息子を許して…」と
ヨヨヨと泣き崩れた電話があったそうだが、母が
「女の泣き真似は、同じ女には通用しませんよ」と言ったら
瞬時にガチャ切りだったらしい。

今は平和です。



近親相姦 | 【2015-10-29(Thu) 16:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)

冷麺(つ)

離婚まぎわに元旦那から冷麺を食べさせられかけた
蕎麦アレルギーの私が通りますよ。
そうか、あれはやはり殺人未遂だったか…orz
元旦那、私がアレルギーってことも、過去に中発作おこしてるの知ってたし。
職業医師だしw

もっと慰謝料ふっかけてやればよかったな。

「冷麺と冷やし中華(?)を勘違いしただけ」
「蕎麦が入っていると知っていたらすすめるわけがない」
で、周囲も両親も言いくるめられてたよ…orz
その時私は、過去にあったこといろいろ思い出して
(喘息発作起こして苦しんでいるのになにもせずじっと観察されたこととか、
有機野菜の店に連れていかれ雑穀米のお粥をすすめられたこととか、
フランス料理店で蕎麦粉のクレープがデザートに出されたこととか)
軽いパニック起こしていて反論不可能で、結局その場はうやむやに。

元旦那は外面は癒し系草食男子、私には徹底的モラハラの見事な二重人格。
共稼ぎでも家事は私に丸投げ、家事と仕事の両立は女ならあたりまえ、
君の仕事が僕ほど忙しいはずがない、つらければ辞めれば?
反論しても、世間は君と僕とどっちの言い分を信じると思う?と冷笑。
実際周囲は、気の強い私のワガママに振り回されてる人の良い旦那さん、と信じていたようで、
私が神経質で過剰反応しているとしか思ってもらえず、離婚に至るまでもほとんどの関係者、
特に旦那同僚とか共通の知人友人の男性からまで
「これ以上旦那さんに迷惑かけちゃ駄目でしょう」と言われ続けました。
私も半ば洗脳されかかっていて、自分の体質と神経質すぎるのが悪いんだと落ち込んで、
とうとう心療内科の世話になったときに、そこの担当医師から
「そんな風に人を追い詰める言い方をする人が、本当に優しい旦那さんかな?」
と言われて覚醒するまでは、自分で自分を責めていた。

それ以後、旦那との会話をなるべく録音しておき、第三者を交えてなんとか離婚に漕ぎ着けましたが…
あのままだったらきっと、いつか私は「アナフィラキシーショックで病死」してたかも。
病死なら保険金もおりるしね。

どうやら板違いのようなので簡単に。
実は私と元旦那は職場結婚で(同じ病院の別分野)結婚後も妊娠出産まではと引き留められていました。
でも一連の元旦那の仕打ちで身体も心もすっかり参っていた私は、
もう今までのようなフルタイムでは働けない、退職は無理でもせめてパートにして欲しいと
直属の上司に相談した時に、元旦那の「君の仕事が僕ほど忙しいはずがない」発言を暴露。
上司がそれに激怒し、うちの部門の最高責任者に上告し、最高責任者も大激怒。
最高責任者が直接、元旦那の科の教授に苦情申し入れという名の怒鳴り込み。
「そちらの科はうちの部門を馬鹿にしているのかっ!!」
騒ぎが病院長の耳まで入り、元旦那の科の医局長とうちの上司立ち会いで夫婦の話し合いになるが、
次第に元旦那の科vsうちの部門の勢力争いに発展w
…結局、お互い冷静になる&私の治療のため半年別居し、その後再構築という結論になった。

その時は私に対するモラハラ疑惑についてはうやむやに終わったが、
半年経って健康と気力を取り戻した私は、どうにか元旦那の洗脳から離脱。
ほぼ対等の条件で離婚に至る。

以下伝聞ですが…
後日、元旦那医局で雑談が冷麺事件に及んだとき、元旦那が
「私が」冷麺と冷やし中華を勘違いしたと発言。
ところが、その時私のパニック状態に対応した当直医が同席しており、
「勘違い発言は元旦那がしたものじゃないか」と証言。
そこでお茶出ししていた医局秘書が乱入し、
元旦那がそば粉クレープを出すフランス料理店のリサーチを、秘書さんや女医にしていたと暴露。
その時出た店の名前のひとつを、さらに後日、心療内科担当医が、私から聞き取っていた店名と確認。

そのつど元旦那はとにかく勘違いだと主張したそうだけど、
たとえ積極的悪意が無いにしろ、人の命に関わる勘違いをたびたび重ねる医師ってどうよ?
という流れになり、離婚当時は地の底まで落ちていた私の名誉?は、徐々に復権中です。


中出し・妊娠 | 【2015-10-29(Thu) 12:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)

15人いる!(つ)

文才がないのはご勘弁 結末モヤモヤ注意

A子 人当たりの良い子
B子 A子の親友 大人しい感じ
B男 クールイケメン 雰囲気近寄り難しだがモテる
加えてその他大勢(俺含む)

みんな高校の同級生 A子B子は幼馴染で
俺も含めて幼稚園の頃から一緒
二人はレズ疑惑が噂されるほどいつも一緒にいた

ある日B男がB子に告白して二人はめでたくカップルに
派手さはないが静かで落ち着いたカップルって感じで
個人的に理想のカップルだな思った

それから1年後
「B子を助けたい みんな協力して」とA子から一斉送信メールが来た

A子はB男が浮気してる所を目撃して
B子に別れを奨めたがB男に何されるか分からないし、みんなにいて欲しいとのこと
証拠もあるしでみんな協力することに
俺は次の日体調不良でダウン こっからは親友猿男の証言

次の日の昼休み 中庭にB男が呼び出された その場にはA子グループ15人くらいのお仲間がスタンバってた
既に泣いていたB子を見てB男が「どうした?」と聞く
誰か「どうしたじゃねーよ アンタが泣かせてるんだろうが!」とギャラリーが切れる
B男「?? 俺?」 B男ぽかーん
誰か「浮気したんだろ!」「証拠もA子が持ってんだよ」等々その他の皆さま声が大きい
B男は黙って考え込む B子は泣き続けたまま ギャラリーの凄まじい口撃は続く
B男が「周り黙ってくれ」と口を開くと
B男「俺はB子の言う事しか聞かない 別れろと言うなら別れる 今決めてくれ」
B子は泣き崩れたがA子の言う「別れるんでしょ?」に頷いた
B男「そうか 今までありがとな」とその場を去って修羅祭りはあっけなく終わった

純粋な女の子を浮気男から守れたメデタシメデタシ(つづく)

一週間後猿男からメールが来た
「B男浮気はA子のデマカセ B男B子の寄り戻し会議やるからお前も来い」
呼び出し食らって行くとA子、B子、B男以外のその他大勢だけが集まっていた
話の経緯を聞くと、Bカップル別れる→ ところで浮気相手は誰だったんだ? →A子に聞こう
A子「知らない」→証拠ってのがあるじゃんそれ見せてよ→A子「無いもう消した」
周り怪しむA子を問い詰める A子「全部嘘でした」って流れ
理由はB子の一番がずっとA子だったのにB男に変わったことが嫌
B子が自分からそんなことするはずないしきっとB男に騙されてる!と
この日以来みんなA子を一目置くようになった

で、A子に協力してしまった俺らにも責任あるじゃん?だから寄りを戻させよう!とやる気満々のその他大勢
B子はやり直したいがきっと許してくれないと言い諦めモード
そこでB男側を説得しようとB男とそこそこ話せる俺に白羽の矢が立った
何故俺がこんなことに…とか思ったけど 俺が動いてどうにかなるならやってみるか
と、放課後B男と話をした

が、説得できませんでした! 内容は
俺「A子のあれ嘘だったって」 B「そうか」
俺「ごめん」 B「いいよ 知らなかったんだろ」
俺「怒ってる?」B「・・・・・誰を?w」
俺「んー A子…B子…俺たち…全員?w」 B「怒ってないよw 誰も悪くない」
俺「どうして浮気してないって言わなかった?」 B「ん~… 散々言ったからかな、付き合ってる時に」
俺「??」B「俺は浮気したりしないからねって言ってたんだよw ずっとね」俺「あ~…」
俺「寄りを戻すつもりはないのか」B「ん~…」
B「あれでダメだったってことはそうでなくてもいずれダメになったんじゃないかなーと… 強がってみるw」
B「正直言うと心が折れたw B子が頷いた瞬間泣きたかった」と言うBは泣きそうだった

一目は言葉遊びのつもりでした。ごめんね。ごめんね。

ラストです
B男との話をB子に伝えると妙に納得していた Bカップルはそのまま別れた
その他大勢は反省した(言い訳だがA子はふざけた嘘付くわけ無いってくらい良い子だった それまでは)
で、A子は周りから距離を置かれほぼB子とだけ一緒にいることに
B子はA子孤立して可哀想だからとA子と一緒にいることに
B男はクールイケメンから雰囲気良しの爽やかイケメンになり益々モテるようになる
B男B子は笑顔で会話したりできるようになってた それを見てると
もっと上手く説得できたんじゃないかと後悔する俺のお話でした。。



不倫・浮気・寝取られ | 【2015-10-29(Thu) 05:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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